無機ナノ構造体の精密合成とその熱電変換特性
【研究分野】無機工業材料
【研究キーワード】
メソポーラス物質 / 熱電変換材料 / ナノ構造体 / 鋳型合成法 / 熱電材料 / 無機逆合成 / 金属酸化物 / 自己組織化
【研究成果の概要】
本研究課題では、無機熱電材料におけるナノ構造化の寄与を検討すべく、無機ナノ構造体の精密合成とその特性評価を行った。Biナノワイヤは直径を10 nm以下までの微細化による、熱電性能の劇的向上が理論的に予測されている。本研究では、Biナノワイヤの直径を6-9 nmの範囲での制御に成功した。また、フォノンの選択的散乱を実現すべく、細孔が規則的に配列したメソポーラスNbドープTiO2を作製し、メソ細孔の付与による熱伝導率の大幅な低減を確認した。以上、ナノ構造と熱電特性の相関を解明する上での無機材料の精密合成が果たす役割を明確に示すことができた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
森 孝雄 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | その他部局等 | その他 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
下嶋 敦 | 早稲田大学 | 理工学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】42,640千円 (直接経費: 32,800千円、間接経費: 9,840千円)