量子スピン系のボース・アインシュタイン凝縮とスーパーカレント
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
量子スピン系 / マグノン / ボース・アインシュタイン凝縮 / スーパーカレント / マグノンの結晶化 / 強磁場 / 新物質 / Bose-Einstein凝縮 / スピンギャップ磁性体 / スピンダイマー磁性体 / 中性子散乱 / スピンスーパーカレント / 結晶化 / スピンダイマー系 / フラストレーション / トリプレットの結晶化 / キタエフ模型
【研究成果の概要】
我々はスピンダイマー磁性体Ba2CoSi2O6Cl2を合成し,その結晶構造を決定した。また,強磁場磁化測定によりマグノンの結晶化現象を観測した。これはマグノンのボース凝縮(BEC)と対極をなす現象で,貴重な実験例である。また,類似の結晶構造を持つBa2CuSi2O6Cl2を合成し,その2次元的量子磁性を明らかにした。更に擬2次元強磁性体K2CuF4における磁場中相転移を調べ,擬2次元マグノンBECの普遍性を検証した。続いて磁場中での磁気トルクを抑制する工夫を行い,基底一重項磁性体CsFeBr3の磁場誘起磁気秩序を極低温まで測定することによって,3次元マグノンBECの普遍性を検証した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
栗田 伸之 | 東京工業大学 | 理工学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】42,770千円 (直接経費: 32,900千円、間接経費: 9,870千円)