シリカ細孔体の特異な固体酸触媒能の発現機序解明と有機合成化学への展開
【研究分野】無機工業材料
【研究キーワード】
メソ多孔体 / シリカ / 固体触媒 / 有機合成 / バイオエタノール / 酸触媒作用 / メゾ多孔体 / エタノール / 銅イオン担持体 / シリカメゾ多孔体 / ナノ細孔 / ニッケルイオン / 酸触媒 / 固体NMR / 壁イオン交換 / リン酸イオン / バイオマスリファイナリー / セルロース / グルコース
【研究成果の概要】
我々は、シリカナノ多孔体がこれまでの固体触媒化学の概念では定義できない固体酸性を有し、極めて高効率な固体酸触媒として機能することを見出している。本研究では、この特異な固体酸触媒能の発現が細孔径と密接に相関していること、その触媒能と銅イオンを組み合わせると、これまで貴金属でのみ達成可能であった有機合成反応系を効率的に実施可能なこと、一方、ニッケルイオンと組み合わせると、エチレン→プロピレン反応ばかりでなく、エタノール→プロピレン反応が効率よく進行することを認めた。それぞれの反応について、その反応機構の解明、添加物効果等を実施した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
石谷 暖郎 (石谷 暖朗) | 東京工業大学 | 資源化学研究所 | 講師 | (Kakenデータベース) |
秋山 勝宏 | 東京工業大学 | 資源化学研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
田中 大士 | 東京工業大学 | 資源化学研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【配分額】19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)