On-Demandゼオライト触媒材料合成の開拓
【研究キーワード】
ゼオライト / 触媒 / データ科学 / 炭化水素変換反応 / 計算機化学 / ナノ空間 / 酸触媒 / マテリアルズ・インフォマティクス / 空間解析
【研究成果の概要】
本研究の目的は、特定の触媒反応に対して最適な骨格構造・化学組成・原子配置を有するゼオライト合成のプラットフォーム、すなわち「オンデマンドゼオライト合成」を構築する。このプラットフォームは、1) 特定の触媒反応に対して最適なゼオライトを同定する効率的かつ高速なスクリーニング手法の確立、2) 最適なゼオライトを合成可能な条件を設定する手法の確立の大きく2つの段階に分けられる。Methanol-to-Olefins (MTO) 反応等の低級炭化水素変換反応を触媒反応の対象とする。また、このプラットフォームを確立するために理論科学や機械学習を含むデータ科学を用いる。
今年度において、ゼオライト触媒の閉じ込め空間の解析プラットフォームを構築した。本研究の閉じ込め空間とは、活性点付近の細孔空間であり、十分に小さなプローブ分子は拡散して通過でき、より大きなプローブ分子は閉じ込められ、大きすぎるプローブ分子は入ることができない。また、様々な骨格構造・化学組成をもつゼオライト触媒を合成した。
【研究代表者】
CHAIKITTISILP W. 国立研究開発法人物質・材料研究機構 統合型材料開発・情報基盤部門 主任研究員
(Kakenデータベース) 【研究分担者】 |
茂木 堯彦 | 東京大学 | 生産技術研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
袖山 慶太郎 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 統合型材料開発・情報基盤部門 | グループリーダー | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【配分額】18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)