重金属防腐剤を含有する廃木材の安全なガス化プロセスの開発
【研究分野】金属生産工学
【研究キーワード】
CCA処理木材 / 重金属 / バイオマス / サーマルリサイクル / CCA / 木材 / ガス化 / クロム / 銅 / ひ素
【研究成果の概要】
重金属を含む薬剤で処理された木材は重金属を含有するため、適切な処理を施さずに処分すると環境汚染や生態系破壊の原因となる。本研究ではCCA処理木材をサーマルリサイクルすることによるエネルギーの有効利用を考え、安全なガス化プロセス開発を目標とした。木材のガス化によって重金属のうち銅やクロムはその大部分が処理残渣に残る一方で、ヒ素は大部分が揮発し、ガス化温度が上昇するにつれその揮発率が大きくなることが判明した。できるだけ低温でガス化を行うことやヒ素を残渣中で安定化する物質の添加が重要である。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)