微粒子複合粘弾性材料のエネルギー散逸機構と減衰特性発現のメカニズム解明
【研究キーワード】
ゴム材料 / 減衰特性 / X線CT / 機械力学・制御 / 構造・機能材料 / 粘弾性材料 / 微粒子複合化 / 損失係数
【研究成果の概要】
微粒子複合ゴムの減衰特性の発現メカニズムを解明するため、X線コンピュータ断層撮影(CT)により、減衰特性とゴム内部の変形挙動の関係を調査した。制振材として、マトリックスとして天然ゴムを、フィラーとしてマイクロメートルサイズのファイバー形状のポリエチレンテレフタレートファイバーを準備した。損失係数は動的粘弾性特性試験機によって同定され、3次元ひずみ分布はCTデータに特徴点追跡法を適用することで取得した。 5 wt%ファイバーをNRに追加すると、損失係数が増加した。実験的に、複合ゴムの非線形減衰は、フィラー/マトリックス境界面の剥離と材料内部のひずみの影響を受けることがわかった。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2018-04-01 - 2020-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)