半導体結晶上の希薄磁性表面状態の形成とスピントロニクスへの応用
【研究分野】薄膜・表面界面物性
【研究キーワード】
表面磁気光学効果 / 希薄磁性表面 / 表面電気伝導 / 表面物性 / スピントロニクス / 近藤効果 / RKKY相互作用 / 低次元磁性 / 表面物件 / 近藤1効果 / 近藤I効果
【研究成果の概要】
(1)表面状態の磁性特性を測定するために,簡便で高性能な超高真空極低温表面光磁気カー効果測定装置を開発し,それによって,コバルト原子層の磁気特性が,基板構造に敏感に依存して変化することを発見した。(2)非磁性物質であるビスマスやその合金(トポロジカル絶縁体と呼ばれる物質)の表面状態が,スピン分裂していることをスピン分解光電子分光法および第1原理理論計算によって明らかにした。(3)スピン軌道相互作用の大きいビスマス薄膜での(逆)スピンホール効果を4探針STM(走査トンネル顕微鏡)装置による表面状態電気伝導測定によって直接的に検出した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
平原 徹 | 東京大学 | 大学院・理学系研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
松田 巌 | 東京大学 | 物性研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】48,490千円 (直接経費: 37,300千円、間接経費: 11,190千円)