現代アフリカの周縁社会における土地強奪と地域開発
【研究分野】地域研究
【研究キーワード】
土地収奪 / 開発主義 / 農牧社会 / エチオピア / フードセキュリティ / 食料援助 / ダム / 開発主義国家 / ダム建設 / フロンティア / 抵抗 / 牧畜民 / 土地強奪 / 開発プロジェクト / グローバル化 / 牧畜社会
【研究成果の概要】
エチオピアで進展している土地収奪やそれに関連した開発政策が、同国周縁部にくらす農牧社会に与えている影響が明らかになった。対象としたのはエチオピアとケニア、南スーダンの国境付近である。対象地域には2000年代から国内外の資本が大規模農場を建設した。建設過程においてはコミュニティへ適切な説明や補償がなされず、多くの地元住民が半強制的に従来の居住地からの退去を迫られた。農場建設後に農場での雇用を得た人もわずかであった。また対象地域を流れるオモ川の上流部に巨大ダムが建設されたことで、巨大ダムが人びとの生活を大きく変化させていることも明らかになった
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)