キノコ類のゲノム多様性からヒト進化の新知見を得るための試行的研究
【研究分野】自然人類学
【研究キーワード】
ゲノム / キノコ類 / 次世代シーケンサー / 多型 / 人類進化 / ヒト / ゲノム多様性 / 高速シーケンサー / 人類学 / 進化
【研究成果の概要】
ヒトと密接な関係にあった生物種のゲノム情報は、ヒトゲノム解析のみでは伺いしることの出来なかった、人類進化に関する貴重な情報を与えてくれる。本課題では、ヒトが古くから食料や医薬品などとして利用してきたキノコ類のゲノム情報からヒトの進化に関する知見を引き出す基盤を整備するべく、菌根菌の一種であるLactirus volumesを対象に、全ゲノム塩基配列解析への利用を目標としたDNA抽出法の検討、およびその全ゲノムレベルで多様性の解析を行った。その結果、L. volumesのゲノムは非常に多型的であり、進化集団遺伝学的解析の対象として好適であることが明らかになった。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)