大型類人猿とヒトにおける胎児期を含めた比較形態発生:四肢骨格類似性の進化起源
【研究分野】自然人類学
【研究キーワード】
人類進化 / 大型類人猿 / 比較解剖学 / バーチャル解剖 / 個体発生 / 比較解剖
【研究成果の概要】
胎児期から成熟期までのヒトと大型類人猿の標本について、骨格の形態を調査し成長過程を横断的に比較した。これにより、それぞれ固有の特徴がどのような機構で発生するのか、また成体において一見同じに見える骨の特徴が真の共通性か平行進化によるものかを検討した。ヒトの長い下肢の形成は胎児期の成長様式が出生後も一貫して続く独特な成長制御による。大型類人猿の出生時における大腿骨形態は、ヒトではより進んだ成長段階に相当する。大型類人猿の大腿骨の成長様式は系統特異的であり、運動様式の類似性とは必ずしも一致していない。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
森本 直記 | 京都大学 | 理学(系)研究科(研究院) | 助教 | (Kakenデータベース) |
山田 重人 | 京都大学 | 医学(系)研究科(研究院) | 教授 | (Kakenデータベース) |
荻原 直道 | 慶應義塾大学 | 理工学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
小林 諭史 | 京都大学 | 大学院理学研究科 |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】32,630千円 (直接経費: 25,100千円、間接経費: 7,530千円)