カタツムリにおける左右二型現象の起源と進化動態
【研究キーワード】
生殖隔離 / 多型 / 表現型多型 / 標識再捕 / 集団構造 / 左右性 / 長期観測 / カタツムリ
【研究成果の概要】
新型コロナウイルス感染症の流行が継続したため、海外での現地調査が著しく制限され、研究の進展は限られている。また、研究代表者は当該年度に所属を変更したため、実験室ほかの環境整備に努める必要を生じた。以上のような困難な状況のなかで、当該年度は研究計画の遂行を概ね中断し、現地調査ができる状況になった際に円滑に研究計画を遂行できるよう、各種実験を実施できる環境を研究室に整備することに注力した。分子実験については、機器の不足を概ね解消し、ほとんど問題なく実施できる状況に整えている。飼育・行動実験については、研究計画にあるものとは異なる種のカタツムリを用いた飼育実験を実施し、問題なく飼育できることを確認した。ドライ解析については、研究室のネットワーク整備を実施し、問題なく解析用サーバーが稼働することを確認している。この解析用サーバーを使用し、集団構造の解析を一部について実施することにより、これまでの予備的な解析結果を補強する結果を得ることができた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
山道 真人 | 長崎大学 | 熱帯医学研究所 | 客員准教授 | (Kakenデータベース) |
田畑 諒一 | 滋賀県立琵琶湖博物館 | 研究部 | 学芸員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2026-03-31
【配分額】18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)