水を得た魚が森を得た猿の色覚進化の謎を解く:重複オプシン遺伝子発現分化機構の解明
【研究分野】自然人類学
【研究キーワード】
オプシン / 視物質 / ゼブラフィッシュ / グッピー / トランスジェニック / 発現制御領域 / 霊長類 / 国際情報交換 / メダカ / 遺伝子重複 / 発現分化 / 発現制御 / 小型魚類
【研究成果の概要】
遺伝子重複による視覚オプシンの進化が顕著な魚類と霊長類に注目し、重複オプシン遺伝子の発現分化と吸収波長分化の観点から解析を行なった。同定したゼブラフィッシュの視覚オプシン制御領域を利用し、特定の視細胞を可視化することで網膜形成の理解に貢献した。グッピーの重複オプシンLWS遺伝子に野生集団の遺伝的分化を見出した。霊長類の重複L/Mオプシン遺伝子間に遺伝子変換による均一化、ハイブリッド遺伝子形成、浄化淘汰による吸収波長の差異の保護を見出した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)