非平衡現象の計算統計物理学的研究
【研究分野】数理物理・物性基礎
【研究キーワード】
非平衡現象 / 熱伝導 / 異常輸送 / 動的臨界現象 / 普遍性 / 非平衡緩和法 / 双極子 / 相互作用 / 非平衡シミュレーション / 輸送現象 / 相転移 / 生態系 / 進化 / 電気伝導 / 爆発 / 破壊 / 双極子相互作用 / 非平衡緩和性 / 双極子相亙作用
【研究成果の概要】
本研究では、分子運動に基づく線形非平衡状態の解明および非線形非平衡現象の実現を目標とし、さらに現実の世界の複雑多様さを数理的および物理的に取り扱う可能性を精査した。その結果、線形非平衡状態とは熱力学量が分子運動の方向に依存した分布関数により記述されることが明らかとなった。また非線形非平衡現象が数百万で再現されることも明らかとなった。さらに分子とは異なる要素を現象論的に構成した研究により、材料の経年劣化による破壊では寿命が系の大きさにべき的に依存することを発見し、また生態系や自由経済社会の多様性が引き延ばされた指数分布で記述されることが発見された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
島田 尚 | 東京大学 | 大学院・工学系研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2010
【配分額】19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)