学校の機能分化と同僚性の再構築に関する教育社会学的研究
【研究分野】教育社会学
【研究キーワード】
教育改革 / 学校組織 / 機能分化 / 主幹制の導入 / 教職員の協働 / 同僚性 / 学校の機能分化 / 主幹教諭 / フィールドワーク / 職務分析 / 単層構造―重層構造論
【研究成果の概要】
学校の機能分化の実態と課題について、インタビュー調査およびアンケート調査の分析を通じて考察した。
学校の機能分化には①縦方向の分化=階層化と②横方向の分化=他職との協働がある。①は、主幹制度の導入がこれにあたる。主幹制が導入されている学校では、職務分担がより明確になるなど、運営の在り方には影響があるが、会議が増えたこと以外に日常の仕事には影響がない。②については、教師の雇用形態、SC・SSW・支援員などの誰との共同であるかによって影響は異なり、非常勤講師、SSW,支援員の場合には、教師にゆとりがもたらされた。ただし、教師の業務内容の明確化を問わないため、機能分化は実質的に成り立たない。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)