転写因子とシス調節DNAの核内動態に基づく細胞特異的転写調節ロジックの解明
【研究分野】ゲノム生物学
【研究キーワード】
遺伝子 / ゲノム / 転写調節 / 発生・分化 / ホヤ / メダカ
【研究成果の概要】
次世代型DNAシークエンサーによりmRNAの5'端配列を大量に決定し、ゲノム上にマッピングすることによりホヤゲノム中の転写開始点と遺伝子発現プロファイルを決定した。これらのデータを用いて、組織特異的または発生段階特異的プロモーターの発見、トランススプライシングされる遺伝子の転写開始点の同定、miRNA遺伝子の転写制御領域の同定等の成果が得られた。ホヤとメダカを用いた発生遺伝学的実験解析により、細胞特異的な転写制御に関わる転写因子を同定し、転写因子とシス調節領域の相互作用およびクロマチン構造の変化による、ホヤと脊椎動物で共通の遺伝子発現調節機構を明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中井 謙太 | 東京大学 | 医科学研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
鈴木 穣 | 東京大学 | 大学院新領域創成科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
將口 栄一 | 沖縄科学技術大学院大学 | マリンゲノミックスユニット | ユニットリーダー | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2013-03-31
【配分額】20,020千円 (直接経費: 15,400千円、間接経費: 4,620千円)