魚類の海水適応を担うにがり成分排出トランスポーターの同定と分子機構の解明
【研究分野】動物生理・行動
【研究キーワード】
生理学 / 遺伝子 / 海水適応 / フグゲノム / イオントランスポーター / 尿細管 / 近位尿細管 / 近位尿細管尿細管
【研究成果の概要】
海水魚は体液の約3倍の高浸透圧環境で生存しているため,常に体液中の水を環境水に奪われる。そこで海水魚は海水を飲み,エラ塩類細胞(Na^+,Cl^-),腸(Ca^<2+>,Mg^<2+>),腎臓(Mg^<2+>,SO_4^<2->,ホウ酸,Ca^<2+>)から余剰なイオンを排出して体液浸透圧を維持する。フグゲノムを利用したイオン輸送体の発現解析及び活性測定の結果,SO_4^<2->,ホウ酸,Ca^<2+>の腎排出を担うイオン輸送体を特定した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)