くらべてわかる、動物体表模様パターンの多様性形成メカニズム
【研究分野】生物多様性・分類
【研究キーワード】
パターン形成 / 模様パターン
【研究成果の概要】
動物の体表には多彩な模様パターンが見られます。模様パターンのバリエーションには「近くて遠い」タイプと「遠いけど近い」タイプがあります。一方、模様パターンの「描き方」には「ぬり絵」型と「陣取り合戦」型の2つが考えられます。本研究課題では、こうしたパターンのバリエーションや「描き方」の違いに着目しながら比較解析を行うことで、模様パターンの多様性がどのように生じるのか、そのメカニズムと進化プロセスの一端を明らかにしました。
【研究の社会的意義】
動物体表の模様パターンは、同種識別、交配選択、擬態・隠蔽等、適応的にも大きな意義をもつと考えられる形質です。しかしながら、これまでその形成メカニズムや進化プロセスについては、一部のモデル動物などを除き多くが未解明のままでした。本研究の成果により、複雑な模様パターンが形成されるメカニズムや進化プロセス、パターン形成に関わる候補遺伝子などについて新たな知見が得られ、動物の模様パターンの多様性を生み出すしくみについての理解が深まりました。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
菊池 潔 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科(農学部) | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)