湿原生態系保全のためのリモートセンシング観測諸元の解明
【研究分野】資源保全学
【研究キーワード】
湿原生態系保全 / リモートセンシング / 環境モニタリング / 湿原群落分類 / 最適空間解像度 / 群落変化 / 生態系保全 / 湿原植物群落 / 釧路湿原 / 高層湿原 / 資源保全 / 植物群落
【研究成果の概要】
本研究では,釧路湿原保全策の提案を最終目標としてリモートセンシングの最適観測諸元を明らかにした.研究対象地域の高層湿原地域の観測に必要な空間解像度は,独自の精細高層湿原植物群落図を用いた空間解析の結果,高層湿原植物群落の詳細な目視判読のためには1cm程度の地上空間解像度が必要である.植物群落図の作成のためには 10cm~30cm程度の地上解像度が必要であることを明らかにした.最適観測時期は,スゲ類の開花時期の6月下旬から7月中旬であることが明らかになった.しかし,最適観測スペクトル波長帯については明らかに出来なかった.高層湿原の最適観測スペクトル波長帯については,今後,解明する必要がある.
【研究代表者】