数理モデルを用いた古人類の生活史の推定
【研究分野】生態・環境
【研究キーワード】
生活史 / 出産間隔 / 人類進化 / 数理モデル / 子育て / 文化進化 / 人類社会 / 人類学 / 進化 / 成長 / 霊長類
【研究成果の概要】
類人猿や狩猟採集民の生活史データと古人類化石の推定年齢データを用いて古人類の出産間隔を推定し、それが非常に短かったことを示した。また、化石証拠と数理モデルを用いて、高い死亡率と負傷率が原因でネアンデルタール人の文化発展が阻害されていたことを明らかにするとともに、言語能力が古人類の文化に与えた影響について分析した。さらに、古人類の社会構造や個体間の協力関係、繁殖戦略などの進化についても数理モデルを用いて研究した。そして、現代日本のデータを用いて、人類がいかなる理由で移動したり定住したりするのかを調べた。以上の多面的な研究によって、古人類がどのような生き物だったのかを詳細に検討した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
井原 泰雄 | 東京大学 | 大学院理学系研究科(理学部) | 講師 | (Kakenデータベース) |
堀内 史朗 | 阪南大学 | 国際観光学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)