初期翻訳系で使われたアミノ酸種類の時系列変化に関する研究
【研究分野】進化生物学
【研究キーワード】
生命の起源 / アミノ酸組成 / 初期進化 / 原始タンパク質 / 翻訳系 / 祖先復元型タンパク質 / 祖先型再構成 / 進化系統解析 / 翻訳 / アミノ酸
【研究成果の概要】
祖先復元型ヌクレオシドニリン酸キナーゼのアミノ酸組成を網羅的に単純化することによって、13アミノ酸種あれば触媒活性を持ったタンパク質を再構成できることを明らかにした。さらに、10アミノ酸種あれば安定な立体構造を形成するアミノ酸配列を作れること、その10アミノ酸種の多くは、原始地球にも比較的豊富に存在した可能性が指摘されていることも明らかにした。
クラスIaに属するアミノアシルtRNA合成酵素(ARS)の系統解析と祖先型復元解析からは、IleRS共通祖先、ValRS共通祖先、IleRSとValRS両者の共通祖先ともアミノ酸特異的に反応を触媒することを確認した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
横堀 伸一 | 東京薬科大学 | 生命科学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【配分額】18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)