広塩性オオメジロザメを用いた軟骨魚類における塩類細胞の機能とその制御機構の研究
【研究分野】水圏生命科学
【研究キーワード】
軟骨魚類 / 浸透圧調節 / 塩類細胞 / オオメジロザメ / プロラクチン
【研究成果の概要】
軟骨魚類の塩類細胞が浸透圧調節機構に果たす役割は未だ明らかになっていない。本研究では、広塩性のオオメジロザメを実験魚とし、鰓のイオン調節機能を検証した。その結果、CLC2が軟骨魚の鰓においてCl-の取込に寄与することが示唆された。また、ECaC, PMCAが鰓塩類細胞にてCa2+調節に関わることが示された。また、近年、軟骨魚で初めて同定されたプロラクチンの機能を解明することを目的とし、プロラクチンと受容体の組織別発現解析を行った。その結果、どちらも下垂体で発現が高いことが示された。
【研究代表者】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2016-08-26 - 2018-03-31
【配分額】2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)