飢餓時のタンパク質合成に及ぼす細胞内分解系オートファジーの役割
【研究分野】医化学一般
【研究キーワード】
オートファジー / 細胞内分解 / タンパク質合成 / 蛋白質 / 細胞・組織 / 遺伝子
【研究成果の概要】
飢餓時に誘導されるオートファジーによりタンパク質の異化が亢進するが、その意義は不明である。本研究ではオートファジーで生じるアミノ酸がタンパク合成に使われる可能性を検討した。まずオートファジー不全肝で飢餓時の翻訳が低下することが判明した。しかし、飢餓及びオートファジー不全時の肝プロテオーム解析からは、飢餓よりも、オートファジー不全そのものの方がプロテオームを大きく変動させていた。さらに、飢餓時の組織内アミノ酸濃度に有意な差が見られなかった為、翻訳抑制はアミノ酸不足よりも組織恒常性の破綻による可能性が示唆された。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)