ロイシンの生体調節因子としての機能の解明とその構造生物学的研究
【研究分野】応用生物化学
【研究キーワード】
ロイシン / 生体調節因子 / 好熱菌 / グルタミン酸脱水素酵素 / シグナル伝達 / アロステリック調節 / グローバル調節 / タンパク質間相互作用 / アミノ酸代謝調節 / 転写調節
【研究成果の概要】
アミノ酸センサーであることが予想された好熱菌Thermus thermophilusのSraAと相互作用するタンパク質を探索した結果、トリプトファン生合成経路の酵素TrpDが同定された。生化学的解析の結果、SraAが生合成の最終産物であるトリプトファンを感知し、TrpDにそのシグナルを伝え、活性阻害を行うという新規なフィードバック阻害が存在することが明らかになった。また、ロイシンによってアロステリック調節を受けるグルタミン酸脱水素酵素とプリン生合成経路酵素のホモログが相互作用することを見出し、新規な代謝調節機構が存在する可能性を示唆した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)