相同組み換えを制御する新規メディエーターの構造科学的研究
【研究分野】構造生物化学
【研究キーワード】
相同組み換え / メディエーター / リコンビナーゼ / X線結晶構造解析 / X線結晶解析
【研究成果の概要】
リコンビナーゼであるRad51は相同組み換えにおいて中心的な働きをする。生体内で組換えが起こるときはRad51に加え、メディエーターと呼ばれる補助因子を必要とする。Swi5-Sfr1複合体はメディエーターとして同定され、その後の研究によってリコンビナーゼの活性化因子として働くことが示された。この因子の構造科学的な知見を得るためX線結晶解析により構造決定したところ、ブーメラン様の構造をとっており、Rad51フィラメントの溝に入り込めるような形状をしていた。Swi5-Sfr1はフィラメントの溝に入り込み、フィラメントを安定化していることが強く示唆された。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)