磁気感受性を担う細胞内タンパクの分光学的同定と空間特性
【研究分野】物理化学
【研究キーワード】
スピン化学 / 発光分析 / クリプトクロム / ラジカル対 / 検鏡 / 生物磁気感受能 / 顕微鏡 / TOAD Microscopy / MIM microscopy / Imaging / Magnetic Field Effect / Low Field Effect / Radical Pair Dynamics / Drosophila Cryptochrome / Flavin photochemistry / 磁場効果 / ラジカル・ペア反応 / 顕微吸収分光
【研究成果の概要】
本研究では、光化学反応が磁場から受ける影響をサブミクロンスケールで観測できる新規イメージング装置を開発した。開発した装置を用いて、1 リットルの10億分の1のさらに100万分の4という極微小体積中で、フラビンのラジカル対生成、及び微弱磁場によるその反応性の変化の観察することに成功した。更に、本装置では生体内で磁気感受性化学反応が進行している領域の選択的イメージングも可能であり、現在、本手法の生きた細胞への応用を進めている。
本装置の開発により、生物を含む様々な重要な対象において、光化学反応の磁場効果を研究できるようになった。最終的には、動物の持つ驚異的な磁気感受性の機構解明に繋がると期待される。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)