高次元時空における時空特異点形成条件の解明
【研究分野】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究キーワード】
一般相対性理論 / 高次元時空 / ブラックホール / 時空特異点 / 拘束条件付発展問題 / シミュレーション / 重力理論 / 非線形ダイナミクス / 数値解析 / 拘束条件付ダイナミクス / ブラックホール,時空特異点
【研究成果の概要】
高次元時空における時空特異点やブラックホールの形成条件を数値的手段を用いて,その手法も含めて研究した.重力崩壊のシミュレーションから,(1) 高次元時空では,重力の伝播する自由度が大きくなることから,4次元時空の時よりも崩壊は迅速になり,物質分布形状も球対称に近づくように進むこと,(2) 初期形状が極端に長い場合には,裸の特異点が出現する傾向になるが,ブラックホール地平面の形成条件も高次元では緩められること,(3) リング形状のブラックホールが形成されたり,地平面トポロジーが変化することが確かめられた.また,摂動解析により,(4) ワームホール解は次元によらず不安定であることがわかった.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
鳥居 隆 | 大阪工業大学 | 工学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
米田 元 | 早稲田大学 | 大学院基幹理工学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)