地震前後の衛星画像による広域液状化発生範囲の早期把握手法の開発
【研究分野】地盤工学
【研究キーワード】
液状化 / 地震 / 衛星画像 / 現地調査 / 室内実験
【研究成果の概要】
地震前後に撮影した高解像度の衛星画像(GeoEye1)を分析し、液状化により噴砂・噴水が発生した箇所とその範囲を精度良く判別する手法を開発した。液状化発生を現地確認してある地点の情報をトレーニングデータとして用いることで、被災後の衛星画像から類似の地点を抽出し、この抽出結果を現地調査で検証した。また、実際の噴砂試料を用いて地表面に噴出した後の乾燥過程を室内で再現し、画像スペクトルの変化をスペクトルメータで計測した。さらに、解像度は劣るが撮影頻度が高い衛星画像(RapidEye)を対象とした分析を行い、数県にまたがる広域な範囲を対象とした液状化範囲の推定を比較的短期間で実施できることを示した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
沢田 治雄 | 東京大学 | 生産技術研究所 | 特任教授 | (Kakenデータベース) |
宮下 千花 | 東京大学 | 生産技術研究所 | 技術職員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)