研究Discovery Saga

【キーワード】データ同化 / 固体地球科学 / 逐次ベイズフィルタ / スパースモデリング / データ駆動型モデリング (他12件)

【概要】本研究課題では、固体地球科学に資する次世代型データ同化手法の創出という所期の目的を、大きく進歩させることができた。特に，大自由度モデルにも適用可能なデータ同化手法である4次元変分法の高度化や、レプリカ交換モンテカルロ法との融合によるモデル／データ両駆動型データ同化の地震観測網データへの応用研究を実施した。また、国内および海外における多数の学会において成果発表を行うとともに，国際誌に論文を出版した。...

【情報学】情報基礎学：計算機環境／地震を含む研究件

【概要】本研究は,米国ベル研究所を中心に本代表者も参加して10年以上の歳月をかけて開発されたデータ解析用の計算言語1環境Sの更なる高度化をめざした研究である.Sはオブジェクト指向型の関数型言語を基本とした対話型の解析環境であり,きわめて先進的であるが,その前段階であるデータの収集,組織化,加工,モデルの探索に関してはまだ未成熟な段階にとどまっている.そこで,本研究では本代表者らが開発したデータ記述とデータ...

【情報学】情報基礎学：前震／地震を含む研究件

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

【情報学】情報基礎学：疎性モデリング／地震を含む研究件

【キーワード】データ同化 / 固体地球科学 / 逐次ベイズフィルタ / スパースモデリング / データ駆動型モデリング (他12件)

【概要】本研究課題では、固体地球科学に資する次世代型データ同化手法の創出という所期の目的を、大きく進歩させることができた。特に，大自由度モデルにも適用可能なデータ同化手法である4次元変分法の高度化や、レプリカ交換モンテカルロ法との融合によるモデル／データ両駆動型データ同化の地震観測網データへの応用研究を実施した。また、国内および海外における多数の学会において成果発表を行うとともに，国際誌に論文を出版した。...

【情報学】情報基礎学：固体地球科学／地震を含む研究件

【キーワード】データ同化 / 固体地球科学 / 逐次ベイズフィルタ / スパースモデリング / データ駆動型モデリング (他12件)

【概要】本研究課題では、固体地球科学に資する次世代型データ同化手法の創出という所期の目的を、大きく進歩させることができた。特に，大自由度モデルにも適用可能なデータ同化手法である4次元変分法の高度化や、レプリカ交換モンテカルロ法との融合によるモデル／データ両駆動型データ同化の地震観測網データへの応用研究を実施した。また、国内および海外における多数の学会において成果発表を行うとともに，国際誌に論文を出版した。...

【情報学】情報基礎学：S ／地震を含む研究件

【概要】本研究は,米国ベル研究所を中心に本代表者も参加して10年以上の歳月をかけて開発されたデータ解析用の計算言語1環境Sの更なる高度化をめざした研究である.Sはオブジェクト指向型の関数型言語を基本とした対話型の解析環境であり,きわめて先進的であるが,その前段階であるデータの収集,組織化,加工,モデルの探索に関してはまだ未成熟な段階にとどまっている.そこで,本研究では本代表者らが開発したデータ記述とデータ...

【情報学】情報基礎学：S言語／地震を含む研究件

【概要】本研究は,米国ベル研究所を中心に本代表者も参加して10年以上の歳月をかけて開発されたデータ解析用の計算言語1環境Sの更なる高度化をめざした研究である.Sはオブジェクト指向型の関数型言語を基本とした対話型の解析環境であり,きわめて先進的であるが,その前段階であるデータの収集,組織化,加工,モデルの探索に関してはまだ未成熟な段階にとどまっている.そこで,本研究では本代表者らが開発したデータ記述とデータ...

【情報学】計算基盤：H行列法／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【情報学】計算基盤：不確実性評価／地震を含む研究件

【概要】次世代型4次元変分法のプロトタイプ版を開発し、2次元空間内における地震波伝播シミュレーションコード等に実装した。双子実験によって地下構造に関する物性パラメータの最適値推定と不確実性評価が可能となることを示した。また、本手法を実装する新たな対象として、磁性体内における磁化パターンの時空間変化を記述する時間依存Ginzburg-Landau方程式の数値シミュレーションコードを新たに開発した。これらの成...

【情報学】計算基盤：4次元変分法／地震を含む研究件

【概要】次世代型4次元変分法のプロトタイプ版を開発し、2次元空間内における地震波伝播シミュレーションコード等に実装した。双子実験によって地下構造に関する物性パラメータの最適値推定と不確実性評価が可能となることを示した。また、本手法を実装する新たな対象として、磁性体内における磁化パターンの時空間変化を記述する時間依存Ginzburg-Landau方程式の数値シミュレーションコードを新たに開発した。これらの成...

【情報学】計算基盤：レプリカ交換モンテカルロ法／地震を含む研究件

【キーワード】データ同化 / 固体地球科学 / 逐次ベイズフィルタ / スパースモデリング / データ駆動型モデリング (他12件)

【概要】本研究課題では、固体地球科学に資する次世代型データ同化手法の創出という所期の目的を、大きく進歩させることができた。特に，大自由度モデルにも適用可能なデータ同化手法である4次元変分法の高度化や、レプリカ交換モンテカルロ法との融合によるモデル／データ両駆動型データ同化の地震観測網データへの応用研究を実施した。また、国内および海外における多数の学会において成果発表を行うとともに，国際誌に論文を出版した。...

【情報学】計算基盤：H行列／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【情報学】人間情報学：リアルタイム／地震を含む研究件

【概要】現行のわが国のハザードマップは、活断層や海溝型地震の調査研究に基づいて、研究成果を反映する形で定期的な更新がなされている。被害地震が発生の際には、想定地震規模や場所が合っていたかどうかの議論がなされ、事前に計算された膨大な予測地震波は使われない。本研究では、事前に想定された多様な断層モデルと予測地震波を最大限活用し、観測地震波と予測地震波をリアルタイムに相互相関を取るアイデアにより、予測地震波と合...

【情報学】人間情報学：確率予測／地震を含む研究件

【情報学】人間情報学：モデル選択／地震を含む研究件

【概要】本研究は,米国ベル研究所を中心に本代表者も参加して10年以上の歳月をかけて開発されたデータ解析用の計算言語1環境Sの更なる高度化をめざした研究である.Sはオブジェクト指向型の関数型言語を基本とした対話型の解析環境であり,きわめて先進的であるが,その前段階であるデータの収集,組織化,加工,モデルの探索に関してはまだ未成熟な段階にとどまっている.そこで,本研究では本代表者らが開発したデータ記述とデータ...

【情報学】人間情報学：地震データ／地震を含む研究件

【キーワード】確率モデル / 地殻変動 / 地震活動 / GPSデータ / 大規模数値解析 (他15件)

【概要】研究開始当初の背景:列島地殻応力の3次元分布の推定は地震災害の予測に必須である.しかし,地下10キロ以下の地殻で応力を計測することは不可能である.このため,限られた情報を基に,応力分布の不確からしさを確率的に扱った確率モデルを構築する.各種計測データと同化することで,許容できる地殻応力分布を絞り込むことが考えられる. 研究の目的:日本列島の地殻応力の3次元分布に対する確率モデルを構築する.GPSを...

【情報学】人間情報学：確率モデル／地震を含む研究件

【キーワード】確率モデル / 地殻変動 / 地震活動 / GPSデータ / 大規模数値解析 (他15件)

【概要】研究開始当初の背景:列島地殻応力の3次元分布の推定は地震災害の予測に必須である.しかし,地下10キロ以下の地殻で応力を計測することは不可能である.このため,限られた情報を基に,応力分布の不確からしさを確率的に扱った確率モデルを構築する.各種計測データと同化することで,許容できる地殻応力分布を絞り込むことが考えられる. 研究の目的:日本列島の地殻応力の3次元分布に対する確率モデルを構築する.GPSを...

【情報学】人間情報学：予測／地震を含む研究件

【概要】地震の破壊経路の理論的予測を行う数値シミュレーションには、従来、境界積分方程式法が用いられてきた。この手法は、「断層面形状」の自由度が高いという特性から広く利用されるようになってきたが、反面、「不均質媒質」中の破壊現象の取り扱いは不得手である。地殻には不均質構造が普遍的にある(例:地下浅部堆積層と深部基盤岩の境界)。不均質境界に向かう破壊成長は、媒質の弾性定数の不連続分布の力学的効果により破壊経...

【情報学】情報学フロンティア：時系列解析／地震を含む研究件

【概要】次世代型4次元変分法のプロトタイプ版を開発し、2次元空間内における地震波伝播シミュレーションコード等に実装した。双子実験によって地下構造に関する物性パラメータの最適値推定と不確実性評価が可能となることを示した。また、本手法を実装する新たな対象として、磁性体内における磁化パターンの時空間変化を記述する時間依存Ginzburg-Landau方程式の数値シミュレーションコードを新たに開発した。これらの成...

【情報学】情報学フロンティア：最適化／地震を含む研究件

【概要】次世代型4次元変分法のプロトタイプ版を開発し、2次元空間内における地震波伝播シミュレーションコード等に実装した。双子実験によって地下構造に関する物性パラメータの最適値推定と不確実性評価が可能となることを示した。また、本手法を実装する新たな対象として、磁性体内における磁化パターンの時空間変化を記述する時間依存Ginzburg-Landau方程式の数値シミュレーションコードを新たに開発した。これらの成...

【情報学】情報学フロンティア：ベイズ統計／地震を含む研究件

【キーワード】データ同化 / 固体地球科学 / 逐次ベイズフィルタ / スパースモデリング / データ駆動型モデリング (他12件)

【概要】本研究課題では、固体地球科学に資する次世代型データ同化手法の創出という所期の目的を、大きく進歩させることができた。特に，大自由度モデルにも適用可能なデータ同化手法である4次元変分法の高度化や、レプリカ交換モンテカルロ法との融合によるモデル／データ両駆動型データ同化の地震観測網データへの応用研究を実施した。また、国内および海外における多数の学会において成果発表を行うとともに，国際誌に論文を出版した。...

【情報学】情報学フロンティア：国際情報交流／地震を含む研究件

【概要】近年、時間は事象が起きたときにのみ進むとするNatural timeという新しい時間概念に基づいて臨界現象の時系列解析を行うと、システムが臨界点に達しているか否かを推定できることが示唆された。Natural Timeはイベントごとに時間が進む性質を持ち、指標κ1が0.07に収束することで臨界状態かどうか判別できる。本研究では、κ1の値が臨界点接近にともなって0.07に収束することを既知の臨界現象の...

【情報学】情報学フロンティア：史料／地震を含む研究件

【概要】本研究では、近現代日本で発生した災害を記録した史料を調査、収集、整理した。主な調査先は国立国会図書館憲政資料室、防衛省防衛研究所戦史研究センター、各地の文書館である。文書整理では、「三島家文書」（三島通庸や通陽に関わる文書）の整理・目録化を実施した。その結果、地震、風水害、冷害などに関わる史料、救済や復興、防災などに関わる史料が確認された。それらに基づいて学会発表、論文作成などをおこなった。 ...

【情報学】情報学フロンティア：身体／地震を含む研究件

【概要】本研究は,事故や迷子といった,子どもの生存に直結する彼らの空間対処能力という重要な自律能力の不全について,その実態を質問紙調査と実験から心理・行動学的に検討しようとするものである。まず事故の研究については,あわせて4種類の質問紙調査と2種類の実験が行われた.その結果,質問紙調査からは,子どもの事故は3歳で多発するが,大事故に関しては0歳にも大きなピークがあること,通常の事故は屋外で転んで足を怪我...

【情報学】情報学フロンティア：ビッグ・データ／地震を含む研究件

【概要】本研究では、震災時の人間行動とビッグデータとの関係を分析し、震災行動を量的・質的に解釈可能なビッグデータ解析技術を開発することを目的として、下記の３つについて検討した。第1に、2016年4月に発生した熊本地震を対象に、地震災害時における広域避難の実態を明らかにし、震災時の市町村を越える広域避難行動モデルを構築した。第2に、質的調査であるアンケートデータと量的調査であるビッグデータを構造化し、震災時...

【情報学】情報学フロンティア：スーパーコンピュータ／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【情報学】情報学フロンティア：プライバシー／地震を含む研究件

【概要】自然災害時の避難に際し避難所で安心して過ごせることは重要である。特に犯罪からの安全確保策やプライバシー確保策など具体的な方策が望まれる。2011年に発生した東日本大震災で被害を受けた宮城県の警察本部への聞取り調査を行い、その内容を踏まえて震災時に避難所生活経験者300人に対し避難所生活での安全・安心やプライバシー確保についてのWebアンケート調査を実施した。要望の高い防犯対策は、暗がり対策が多く、...

【情報学】情報学フロンティア：マルコフ連鎖モンテカルロ法／地震を含む研究件

【概要】次世代型4次元変分法のプロトタイプ版を開発し、2次元空間内における地震波伝播シミュレーションコード等に実装した。双子実験によって地下構造に関する物性パラメータの最適値推定と不確実性評価が可能となることを示した。また、本手法を実装する新たな対象として、磁性体内における磁化パターンの時空間変化を記述する時間依存Ginzburg-Landau方程式の数値シミュレーションコードを新たに開発した。これらの成...

【キーワード】データ同化 / 固体地球科学 / 逐次ベイズフィルタ / スパースモデリング / データ駆動型モデリング (他12件)

【概要】本研究課題では、固体地球科学に資する次世代型データ同化手法の創出という所期の目的を、大きく進歩させることができた。特に，大自由度モデルにも適用可能なデータ同化手法である4次元変分法の高度化や、レプリカ交換モンテカルロ法との融合によるモデル／データ両駆動型データ同化の地震観測網データへの応用研究を実施した。また、国内および海外における多数の学会において成果発表を行うとともに，国際誌に論文を出版した。...

【情報学】情報学フロンティア：ネットワーク／地震を含む研究件

【概要】研究者15名がネパールの14郡に広がる調査対象村や地域で各々現地調査を行い、ネパール地震後の復旧・復興過程を詳らかにした。それらの比較により地域ごとの多様性や相違、格差が明らかになり、その要因や背景を考察した。地域差が生じた要因のひとつに外国からの支援の有無がある。地域に外国、とくに先進国との繋がりをもつ者がいる世帯や村で復旧がより進んだ。その意味でトレッカーや登山家が訪れるランタンやソルクンブ郡...

【情報学】情報学フロンティア：高性能計算／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【複合領域】社会・安全システム科学：2000年鳥取県西部地震／地震を含む研究件

【概要】本研究では、建物被害推定精度の向上を目指し、木造建物の耐震性能の地域性に着目し、新たな被害関数の提案を行った。まず、木造住宅の耐震性能の地域的な違いについて、耐震診断データをもとに分析した。耐震改修事業者より約3万棟の診断データを入手し、北海道・東北・関東・北陸・中部・東海・関西・山陰・山陽・四国・九州の11地域で集計し、診断評点分布の比較を行なった。その結果、関西地方で壁量が比較的少ない建物が...

【複合領域】社会・安全システム科学：2001年芸予地震／地震を含む研究件

【概要】本研究では、建物被害推定精度の向上を目指し、木造建物の耐震性能の地域性に着目し、新たな被害関数の提案を行った。まず、木造住宅の耐震性能の地域的な違いについて、耐震診断データをもとに分析した。耐震改修事業者より約3万棟の診断データを入手し、北海道・東北・関東・北陸・中部・東海・関西・山陰・山陽・四国・九州の11地域で集計し、診断評点分布の比較を行なった。その結果、関西地方で壁量が比較的少ない建物が...

【複合領域】社会・安全システム科学：リスク分析／地震を含む研究件

【概要】本研究では,各種の災害のリスクを統合化して「マルチハザードリスク」として捉え,これらのリスクに晒されている人口(リスク曝露人口)を定量化し相対比較することにより,地域の潜在的なマルチハザードリスクの特性を理解することを目的とする。都道府県ごとに様々なリスクに対する曝露人口を集計することにより,どの災害リスクが地域に大きな影響を及ぼしているかを把握することができる。昨年度の成果を以下に記す。 (1)...

【複合領域】社会・安全システム科学：地下構造モデル／地震を含む研究件

❏島の強震動予測：海陸分布・陸地形・海水・海底地形・地下構造の総合効果の解明と予測(23310122)

【概要】立ち遅れている島の地震動予測の高精度化を目指して、南西諸島の島々においてアレイ微動探査を実施し、観測地点直下の１次元深部地盤構造モデルの推定を行い、地盤構造の概要と震動特性を明らかにした。得られた深部地盤構造に加えて南西諸島周辺域のプレート形状や地殻構造に関する利用可能な情報を収集し、陸地形・海底地形と地盤から最上部マントルまでの島弧及びフィリピン海スラブを含む南西諸島全域にわたる強震動予測のため...

【複合領域】社会・安全システム科学：地震動シミュレータ／地震を含む研究件

【キーワード】都市シミュレーション / 地震 / 地震動 / 都市デジタルデータ / 震災シミュレーション (他10件)

【概要】前年度に引さ続き,強震動シミュレーションと各種構造物の動的解析を連成させた「統合地震シミュレータ」の開発及びその高度化を行った.本シミュレータは,所定の地震シナリオに対し,断層から地盤までの地震波動伝播計算を行い,その結果を都市内の構造物の一つ一つに入力し,高精度・高分解能の震災情報を得ようとするものである.この仕組みは,震災だけでなく,その他の災害にも拡張可能である.このシミュレーションでは,如...

【複合領域】社会・安全システム科学：歴史的建造物保存／地震を含む研究件

【キーワード】都市・社会防災 / 災害時の緊急対応 / 歴史的建造物保存 / 文化遺産保存 / 防災 (他13件)

【概要】阪神淡路大震災以降、歴史的建造物の防災についての関心が高まり、制度や保護のための体制が改善され、工学的・技術上においても大きく研究が進展した。しかし、歴史的建造物という様々な様態のある対象に対して、新たな体制や知見が十分に活かされておらず、また今後検討すべき課題も少なくない。本研究は、こうした状況をアンケートや視察を通じて適確に把握するとともに、そうした現況に即しながら、それぞれの研究分担者による...

【複合領域】社会・安全システム科学：災害時の緊急対応／地震を含む研究件

【キーワード】都市・社会防災 / 災害時の緊急対応 / 歴史的建造物保存 / 文化遺産保存 / 防災 (他13件)

【概要】阪神淡路大震災以降、歴史的建造物の防災についての関心が高まり、制度や保護のための体制が改善され、工学的・技術上においても大きく研究が進展した。しかし、歴史的建造物という様々な様態のある対象に対して、新たな体制や知見が十分に活かされておらず、また今後検討すべき課題も少なくない。本研究は、こうした状況をアンケートや視察を通じて適確に把握するとともに、そうした現況に即しながら、それぞれの研究分担者による...

【複合領域】社会・安全システム科学：災害情報／地震を含む研究件

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【概要】昨今の震度6以上を記録する被害地震において、計測震度と被害実態とが合わないことが指摘されている(2008年岩手・宮城内陸地震,岩手県沿岸北部の地震など)。そこで報告者は、地震発生後に誰でも体感震度報告ができるようなウェブフォームを構築した。 ...

【複合領域】社会・安全システム科学：文化遺産保存／地震を含む研究件

【キーワード】都市・社会防災 / 災害時の緊急対応 / 歴史的建造物保存 / 文化遺産保存 / 防災 (他13件)

【概要】阪神淡路大震災以降、歴史的建造物の防災についての関心が高まり、制度や保護のための体制が改善され、工学的・技術上においても大きく研究が進展した。しかし、歴史的建造物という様々な様態のある対象に対して、新たな体制や知見が十分に活かされておらず、また今後検討すべき課題も少なくない。本研究は、こうした状況をアンケートや視察を通じて適確に把握するとともに、そうした現況に即しながら、それぞれの研究分担者による...

【複合領域】社会・安全システム科学：建物倒壊／地震を含む研究件

【研究代表者】小桧山雅之 (小檜山雅之) (2001) 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (10333577)

【キーワード】合成開口レーダー / リモートセンシング / 地震 / 被害把握 / 1993年北海道南西沖地震 (他15件)

【概要】合成開口レーダー(SAR)は雲などの天候や昼夜の別などに影響されないマイクロ波を使った能動的センサである.人工衛星や航空機に搭載したセンサからのSAR画像を用いて,地震被害を判読するための技術について研究を行〓SARによる地震被害把握の可能性について検討するために,1995年兵庫県南部地震の際の現地調査に基づく被〓地震前後のERS/SAR画像とを用いて,被害地域における後方散乱特性について検討した...

【複合領域】社会・安全システム科学：建物被害関数／地震を含む研究件

【概要】本研究では、建物被害推定精度の向上を目指し、木造建物の耐震性能の地域性に着目し、新たな被害関数の提案を行った。まず、木造住宅の耐震性能の地域的な違いについて、耐震診断データをもとに分析した。耐震改修事業者より約3万棟の診断データを入手し、北海道・東北・関東・北陸・中部・東海・関西・山陰・山陽・四国・九州の11地域で集計し、診断評点分布の比較を行なった。その結果、関西地方で壁量が比較的少ない建物が...

【複合領域】社会・安全システム科学：減災対策／地震を含む研究件

【キーワード】都市・社会防災 / 災害時の緊急対応 / 歴史的建造物保存 / 文化遺産保存 / 防災 (他13件)

【概要】阪神淡路大震災以降、歴史的建造物の防災についての関心が高まり、制度や保護のための体制が改善され、工学的・技術上においても大きく研究が進展した。しかし、歴史的建造物という様々な様態のある対象に対して、新たな体制や知見が十分に活かされておらず、また今後検討すべき課題も少なくない。本研究は、こうした状況をアンケートや視察を通じて適確に把握するとともに、そうした現況に即しながら、それぞれの研究分担者による...

【複合領域】社会・安全システム科学：補強構造／地震を含む研究件

【キーワード】都市・社会防災 / 災害時の緊急対応 / 歴史的建造物保存 / 文化遺産保存 / 防災 (他13件)

【概要】阪神淡路大震災以降、歴史的建造物の防災についての関心が高まり、制度や保護のための体制が改善され、工学的・技術上においても大きく研究が進展した。しかし、歴史的建造物という様々な様態のある対象に対して、新たな体制や知見が十分に活かされておらず、また今後検討すべき課題も少なくない。本研究は、こうした状況をアンケートや視察を通じて適確に把握するとともに、そうした現況に即しながら、それぞれの研究分担者による...

【複合領域】社会・安全システム科学：早期地震警報／地震を含む研究件

【キーワード】ドライビングシミュレータ / 早期地震警報 / 高速道路 / 模擬運転実験 / 地震 (他9件)

【概要】研究代表者らは地震時の車両走行安定性に関して,数値解析とドライビングシミュレータを用いた走行実験を行い定量的な検討を行ってきている.その結果,地表面地震動の計測震度が6.0程度に達した場合,震動の影響で走行車線をはみ出す被験者が多く見られ,周囲の交通状況によっては他車との接触事故を起こす可能性があることが示された.そこで,気象庁などが導入を検討している地震動早期警報である緊急地震速報の高速道路ネッ...

【複合領域】社会・安全システム科学：運転挙動／地震を含む研究件

【キーワード】ドライビングシミュレータ / 早期地震警報 / 高速道路 / 模擬運転実験 / 地震 (他9件)

【概要】研究代表者らは地震時の車両走行安定性に関して,数値解析とドライビングシミュレータを用いた走行実験を行い定量的な検討を行ってきている.その結果,地表面地震動の計測震度が6.0程度に達した場合,震動の影響で走行車線をはみ出す被験者が多く見られ,周囲の交通状況によっては他車との接触事故を起こす可能性があることが示された.そこで,気象庁などが導入を検討している地震動早期警報である緊急地震速報の高速道路ネッ...

【複合領域】社会・安全システム科学：運転者／地震を含む研究件

【キーワード】ドライビングシミュレータ / 早期地震警報 / 高速道路 / 模擬運転実験 / 地震 (他9件)

【概要】研究代表者らは地震時の車両走行安定性に関して,数値解析とドライビングシミュレータを用いた走行実験を行い定量的な検討を行ってきている.その結果,地表面地震動の計測震度が6.0程度に達した場合,震動の影響で走行車線をはみ出す被験者が多く見られ,周囲の交通状況によっては他車との接触事故を起こす可能性があることが示された.そこで,気象庁などが導入を検討している地震動早期警報である緊急地震速報の高速道路ネッ...

【複合領域】社会・安全システム科学：停電／地震を含む研究件

【概要】本研究の2年度として,配電用配電エリアを地域単位とした地域社会に与える都市停電の影響度評価を行った.すなわち,停電発生時刻,停電継続時間,季節,規模などを考慮した影響度評価モデルを構築し,都内23区の314箇所の配電用変電エリアを対象としてシミュレーションを行った.その詳細をデータベースのアップデ-トと新しい評価モデルの構築に分けて説明する. 1.データベースのアップデ-トに関して:(1)入手可能...

【複合領域】社会・安全システム科学：被害関数／地震を含む研究件

【概要】本研究では、建物被害推定精度の向上を目指し、木造建物の耐震性能の地域性に着目し、新たな被害関数の提案を行った。まず、木造住宅の耐震性能の地域的な違いについて、耐震診断データをもとに分析した。耐震改修事業者より約3万棟の診断データを入手し、北海道・東北・関東・北陸・中部・東海・関西・山陰・山陽・四国・九州の11地域で集計し、診断評点分布の比較を行なった。その結果、関西地方で壁量が比較的少ない建物が...

【複合領域】社会・安全システム科学：マルチハザード／地震を含む研究件

【概要】本研究では,各種の災害のリスクを統合化して「マルチハザードリスク」として捉え,これらのリスクに晒されている人口(リスク曝露人口)を定量化し相対比較することにより,地域の潜在的なマルチハザードリスクの特性を理解することを目的とする。都道府県ごとに様々なリスクに対する曝露人口を集計することにより,どの災害リスクが地域に大きな影響を及ぼしているかを把握することができる。昨年度の成果を以下に記す。 (1)...

【複合領域】社会・安全システム科学：避難誘導／地震を含む研究件

【概要】高精度な加速度センサを搭載したセンサエージェントロボットを開発し、そのロボットを使った精度の高い建物構造性能評価手法を多数提案した。また、ロボットを使った効果的な避難誘導手法について評価して確認した。 ...

【複合領域】社会・安全システム科学：震災シミュレーション／地震を含む研究件

【キーワード】都市シミュレーション / 地震 / 地震動 / 都市デジタルデータ / 震災シミュレーション (他10件)

【概要】前年度に引さ続き,強震動シミュレーションと各種構造物の動的解析を連成させた「統合地震シミュレータ」の開発及びその高度化を行った.本シミュレータは,所定の地震シナリオに対し,断層から地盤までの地震波動伝播計算を行い,その結果を都市内の構造物の一つ一つに入力し,高精度・高分解能の震災情報を得ようとするものである.この仕組みは,震災だけでなく,その他の災害にも拡張可能である.このシミュレーションでは,如...

【複合領域】社会・安全システム科学：模擬運転実験／地震を含む研究件

【キーワード】ドライビングシミュレータ / 早期地震警報 / 高速道路 / 模擬運転実験 / 地震 (他9件)

【概要】研究代表者らは地震時の車両走行安定性に関して,数値解析とドライビングシミュレータを用いた走行実験を行い定量的な検討を行ってきている.その結果,地表面地震動の計測震度が6.0程度に達した場合,震動の影響で走行車線をはみ出す被験者が多く見られ,周囲の交通状況によっては他車との接触事故を起こす可能性があることが示された.そこで,気象庁などが導入を検討している地震動早期警報である緊急地震速報の高速道路ネッ...

【複合領域】社会・安全システム科学：対応マニュアル／地震を含む研究件

【キーワード】都市・社会防災 / 災害時の緊急対応 / 歴史的建造物保存 / 文化遺産保存 / 防災 (他13件)

【概要】阪神淡路大震災以降、歴史的建造物の防災についての関心が高まり、制度や保護のための体制が改善され、工学的・技術上においても大きく研究が進展した。しかし、歴史的建造物という様々な様態のある対象に対して、新たな体制や知見が十分に活かされておらず、また今後検討すべき課題も少なくない。本研究は、こうした状況をアンケートや視察を通じて適確に把握するとともに、そうした現況に即しながら、それぞれの研究分担者による...

【複合領域】社会・安全システム科学：GPSデータ／地震を含む研究件

【キーワード】確率モデル / 地殻変動 / 地震活動 / GPSデータ / 大規模数値解析 (他15件)

【概要】研究開始当初の背景:列島地殻応力の3次元分布の推定は地震災害の予測に必須である.しかし,地下10キロ以下の地殻で応力を計測することは不可能である.このため,限られた情報を基に,応力分布の不確からしさを確率的に扱った確率モデルを構築する.各種計測データと同化することで,許容できる地殻応力分布を絞り込むことが考えられる. 研究の目的:日本列島の地殻応力の3次元分布に対する確率モデルを構築する.GPSを...

【複合領域】社会・安全システム科学：都市・社会防災／地震を含む研究件

【キーワード】都市・社会防災 / 災害時の緊急対応 / 歴史的建造物保存 / 文化遺産保存 / 防災 (他13件)

【概要】阪神淡路大震災以降、歴史的建造物の防災についての関心が高まり、制度や保護のための体制が改善され、工学的・技術上においても大きく研究が進展した。しかし、歴史的建造物という様々な様態のある対象に対して、新たな体制や知見が十分に活かされておらず、また今後検討すべき課題も少なくない。本研究は、こうした状況をアンケートや視察を通じて適確に把握するとともに、そうした現況に即しながら、それぞれの研究分担者による...

【複合領域】社会・安全システム科学：都市デジタルデータ／地震を含む研究件

【キーワード】都市シミュレーション / 地震 / 地震動 / 都市デジタルデータ / 震災シミュレーション (他10件)

【概要】前年度に引さ続き,強震動シミュレーションと各種構造物の動的解析を連成させた「統合地震シミュレータ」の開発及びその高度化を行った.本シミュレータは,所定の地震シナリオに対し,断層から地盤までの地震波動伝播計算を行い,その結果を都市内の構造物の一つ一つに入力し,高精度・高分解能の震災情報を得ようとするものである.この仕組みは,震災だけでなく,その他の災害にも拡張可能である.このシミュレーションでは,如...

【複合領域】社会・安全システム科学：大都市／地震を含む研究件

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【複合領域】社会・安全システム科学：世界文化遺産／地震を含む研究件

【キーワード】ネパール / 地震 / カトマンズ盆地 / 地盤データベース / 世界文化遺産 (他9件)

【概要】ネパールの予想される直下型地震に関わる防災検討を行い、次の成果を得た。住民の地震防災意識アンケート調査により甚大な被害が予想される古い町並みに住む人々の防災意識が乏しく、被害の増加に繋がることが確認された。カトマンズ盆地の電子地盤データベースを構築し、動的解析の基礎資料を得た。世界文化遺産であるチャングナラヤニ寺院の立つ丘陵地の地すべり調査の結果、寺院の敷地近くまで崩壊前線が迫っていることが明らか...

【複合領域】社会・安全システム科学：統合地震シミュレータ／地震を含む研究件

【キーワード】都市シミュレーション / 地震 / 地震動 / 都市デジタルデータ / 震災シミュレーション (他10件)

【概要】前年度に引さ続き,強震動シミュレーションと各種構造物の動的解析を連成させた「統合地震シミュレータ」の開発及びその高度化を行った.本シミュレータは,所定の地震シナリオに対し,断層から地盤までの地震波動伝播計算を行い,その結果を都市内の構造物の一つ一つに入力し,高精度・高分解能の震災情報を得ようとするものである.この仕組みは,震災だけでなく,その他の災害にも拡張可能である.このシミュレーションでは,如...

【複合領域】科学教育・教育工学：探究(的)活動／地震を含む研究件

【概要】2020年度までに行うことを予定していて未実施となっていた観測システムの改良は，2021年度もCOVID-19の影響のため，引き続き観測点へ思うように出向くことができなかったことから未完了となっている．また，2021年度には観測所の建屋解体工事に伴う観測システムの一時撤去要請が出たため，一時的に観測の中断を余儀なくされる事態も生じた．建屋解体工事が完了次第，すみやかに再開できるよう準備を進めている...

【複合領域】科学教育・教育工学：探究活動／地震を含む研究件

【概要】2020年度までに行うことを予定していて未実施となっていた観測システムの改良は，2021年度もCOVID-19の影響のため，引き続き観測点へ思うように出向くことができなかったことから未完了となっている．また，2021年度には観測所の建屋解体工事に伴う観測システムの一時撤去要請が出たため，一時的に観測の中断を余儀なくされる事態も生じた．建屋解体工事が完了次第，すみやかに再開できるよう準備を進めている...

【複合領域】科学教育・教育工学：地震に伴う地鳴り／地震を含む研究件

【概要】2020年度までに行うことを予定していて未実施となっていた観測システムの改良は，2021年度もCOVID-19の影響のため，引き続き観測点へ思うように出向くことができなかったことから未完了となっている．また，2021年度には観測所の建屋解体工事に伴う観測システムの一時撤去要請が出たため，一時的に観測の中断を余儀なくされる事態も生じた．建屋解体工事が完了次第，すみやかに再開できるよう準備を進めている...

【複合領域】科学教育・教育工学：地震動予測地図／地震を含む研究件

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【複合領域】科学教育・教育工学：地鳴り／地震を含む研究件

【概要】2020年度までに行うことを予定していて未実施となっていた観測システムの改良は，2021年度もCOVID-19の影響のため，引き続き観測点へ思うように出向くことができなかったことから未完了となっている．また，2021年度には観測所の建屋解体工事に伴う観測システムの一時撤去要請が出たため，一時的に観測の中断を余儀なくされる事態も生じた．建屋解体工事が完了次第，すみやかに再開できるよう準備を進めている...

【複合領域】科学教育・教育工学：災害科学／地震を含む研究件

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【複合領域】科学教育・教育工学：カリキュラム・マネジメント／地震を含む研究件

【概要】2020年度までに行うことを予定していて未実施となっていた観測システムの改良は，2021年度もCOVID-19の影響のため，引き続き観測点へ思うように出向くことができなかったことから未完了となっている．また，2021年度には観測所の建屋解体工事に伴う観測システムの一時撤去要請が出たため，一時的に観測の中断を余儀なくされる事態も生じた．建屋解体工事が完了次第，すみやかに再開できるよう準備を進めている...

【複合領域】科学教育・教育工学：防災小説／地震を含む研究件

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【複合領域】科学教育・教育工学：マイクロホンアレー観測／地震を含む研究件

【概要】2020年度までに行うことを予定していて未実施となっていた観測システムの改良は，2021年度もCOVID-19の影響のため，引き続き観測点へ思うように出向くことができなかったことから未完了となっている．また，2021年度には観測所の建屋解体工事に伴う観測システムの一時撤去要請が出たため，一時的に観測の中断を余儀なくされる事態も生じた．建屋解体工事が完了次第，すみやかに再開できるよう準備を進めている...

【複合領域】科学教育・教育工学：自分のこと化／地震を含む研究件

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【複合領域】科学教育・教育工学：東京大学地震研究所筑波地震観測所／地震を含む研究件

【概要】2020年度までに行うことを予定していて未実施となっていた観測システムの改良は，2021年度もCOVID-19の影響のため，引き続き観測点へ思うように出向くことができなかったことから未完了となっている．また，2021年度には観測所の建屋解体工事に伴う観測システムの一時撤去要請が出たため，一時的に観測の中断を余儀なくされる事態も生じた．建屋解体工事が完了次第，すみやかに再開できるよう準備を進めている...

【複合領域】科学教育・教育工学：科学と社会／地震を含む研究件

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【複合領域】科学教育・教育工学：理科／地震を含む研究件

【概要】2020年度までに行うことを予定していて未実施となっていた観測システムの改良は，2021年度もCOVID-19の影響のため，引き続き観測点へ思うように出向くことができなかったことから未完了となっている．また，2021年度には観測所の建屋解体工事に伴う観測システムの一時撤去要請が出たため，一時的に観測の中断を余儀なくされる事態も生じた．建屋解体工事が完了次第，すみやかに再開できるよう準備を進めている...

【複合領域】科学教育・教育工学：シナリオ学習／地震を含む研究件

【概要】本研究では初めに，①生徒の野外防災学習時に収集した情報を，蓄積・マップ化するシステム（FaLAS）を開発する．次にその情報に基き，②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する．これらシステムを用いて，地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う．①FaLASの実践からは，野外での探索活動により，災害時の避難場所を確認しようとする意識の...

【複合領域】科学教育・教育工学：防災マップ／地震を含む研究件

【概要】本研究では初めに，①生徒の野外防災学習時に収集した情報を，蓄積・マップ化するシステム（FaLAS）を開発する．次にその情報に基き，②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する．これらシステムを用いて，地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う．①FaLASの実践からは，野外での探索活動により，災害時の避難場所を確認しようとする意識の...

【複合領域】科学教育・教育工学：防災学習／地震を含む研究件

【概要】本研究では初めに，①生徒の野外防災学習時に収集した情報を，蓄積・マップ化するシステム（FaLAS）を開発する．次にその情報に基き，②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する．これらシステムを用いて，地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う．①FaLASの実践からは，野外での探索活動により，災害時の避難場所を確認しようとする意識の...

【複合領域】科学教育・教育工学：避難訓練／地震を含む研究件

【概要】本研究では初めに，①生徒の野外防災学習時に収集した情報を，蓄積・マップ化するシステム（FaLAS）を開発する．次にその情報に基き，②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する．これらシステムを用いて，地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う．①FaLASの実践からは，野外での探索活動により，災害時の避難場所を確認しようとする意識の...

【複合領域】科学教育・教育工学：野外／地震を含む研究件

【概要】本研究では初めに，①生徒の野外防災学習時に収集した情報を，蓄積・マップ化するシステム（FaLAS）を開発する．次にその情報に基き，②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する．これらシステムを用いて，地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う．①FaLASの実践からは，野外での探索活動により，災害時の避難場所を確認しようとする意識の...

【複合領域】科学教育・教育工学：野外学習／地震を含む研究件

【概要】本研究では初めに，①生徒の野外防災学習時に収集した情報を，蓄積・マップ化するシステム（FaLAS）を開発する．次にその情報に基き，②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する．これらシステムを用いて，地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う．①FaLASの実践からは，野外での探索活動により，災害時の避難場所を確認しようとする意識の...

【複合領域】科学教育・教育工学：モバイルラーニング／地震を含む研究件

【概要】本研究では初めに，①生徒の野外防災学習時に収集した情報を，蓄積・マップ化するシステム（FaLAS）を開発する．次にその情報に基き，②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する．これらシステムを用いて，地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う．①FaLASの実践からは，野外での探索活動により，災害時の避難場所を確認しようとする意識の...

【複合領域】科学教育・教育工学：教員研修／地震を含む研究件

【概要】2020年度までに行うことを予定していて未実施となっていた観測システムの改良は，2021年度もCOVID-19の影響のため，引き続き観測点へ思うように出向くことができなかったことから未完了となっている．また，2021年度には観測所の建屋解体工事に伴う観測システムの一時撤去要請が出たため，一時的に観測の中断を余儀なくされる事態も生じた．建屋解体工事が完了次第，すみやかに再開できるよう準備を進めている...

【複合領域】科学教育・教育工学：教員養成／地震を含む研究件

【概要】2020年度までに行うことを予定していて未実施となっていた観測システムの改良は，2021年度もCOVID-19の影響のため，引き続き観測点へ思うように出向くことができなかったことから未完了となっている．また，2021年度には観測所の建屋解体工事に伴う観測システムの一時撤去要請が出たため，一時的に観測の中断を余儀なくされる事態も生じた．建屋解体工事が完了次第，すみやかに再開できるよう準備を進めている...

【複合領域】科学社会学・科学技術史：不確実性／地震を含む研究件

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【複合領域】科学社会学・科学技術史：高等学校／地震を含む研究件

【概要】2020年度までに行うことを予定していて未実施となっていた観測システムの改良は，2021年度もCOVID-19の影響のため，引き続き観測点へ思うように出向くことができなかったことから未完了となっている．また，2021年度には観測所の建屋解体工事に伴う観測システムの一時撤去要請が出たため，一時的に観測の中断を余儀なくされる事態も生じた．建屋解体工事が完了次第，すみやかに再開できるよう準備を進めている...

【複合領域】科学社会学・科学技術史：事故／地震を含む研究件

【概要】本研究は,事故や迷子といった,子どもの生存に直結する彼らの空間対処能力という重要な自律能力の不全について,その実態を質問紙調査と実験から心理・行動学的に検討しようとするものである。まず事故の研究については,あわせて4種類の質問紙調査と2種類の実験が行われた.その結果,質問紙調査からは,子どもの事故は3歳で多発するが,大事故に関しては0歳にも大きなピークがあること,通常の事故は屋外で転んで足を怪我...

【複合領域】科学社会学・科学技術史：ナラティブ／地震を含む研究件

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【複合領域】科学社会学・科学技術史：科学コミュニケーション／地震を含む研究件

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【複合領域】地理学：桑名断層／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：地形／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：地震発生予測／地震を含む研究件

【研究代表者】安藤亮輔独立行政法人産業技術総合研究所, 活断層・地震研究センター, 研究員 (10455256)

【概要】本研究では,物理モデルを用いた地震発生の予測を目指して,室内実験系での模擬地震を用いて,データ同化手法を開発している.データ同化とは,断層の固着滑りを表現する物理モデルを構築し,観測データによりモデルの未知パラメタを推定し,将来予測をするといった手法である.そのために,本研究期間内においては,実験装置の立ち上げとデータ取得,物理モデルのシミュレーションのための数値計算コードの開発を行った.また,そ...

【複合領域】地理学：地表地震断層／地震を含む研究件

【概要】1999年に発生した台湾集々地震およびトルココジャエリ地震に見られたように,地下の断層破壊に伴う地表面の変状(地表地震断層)は社会基盤施設に大きな脅威を与えている.地表地震断層に対する社会基盤施設の耐震性向上を目的として,本研究では,1)地表地震断層の出現位置と変状量に対する活断層の破壊形態(逆断層と正断層および断層破壊角)の影響,および活断層より地表面に至る堆積構造(堆積層の厚さと硬軟)の影響を...

【複合領域】地理学：地理教育／地震を含む研究件

【概要】令和元年度は、(1)活断層評価・被害分析、(2)強震動評価、(3)リスクコミュニケーションにおける問題点に関して、具体的な分析を継続した。 (1)活断層評価・被害分析に関しては、熊原、後藤、中田、鈴木、渡辺らがこれまでのトレンチ調査で得られた試料分析を行い、高木地区、大津地区、南阿蘇（東海大敷地内）における断層活動について取りまとめた。いずれの地点においても明瞭な断層を確認し、活動時期および活動様...

【複合領域】地理学：綾瀬川断層／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：連動型地震／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【複合領域】地理学：活断雄／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：活動間隔／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：活動区間／地震を含む研究件

【概要】長大な活断層の活動区間を明確にする試みとして、死海トランスフォーム断層に沿うヨルダン・ヴァレー断層帯を対象に選び、これが最終氷期の多雨湖・リサン湖の形成域に存在することに注目してその離水期以後に生じた変位地形の性状および断層活動履歴の場所的違いなどを調べた。その結果、変位地形の生長度、最新活動を含む最近2～3回の活動履歴、最新活動時の変位量に場所による大きな差がないことがわかり、約100kmの長さ...

【複合領域】地理学：活動履歴／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：濃尾平野／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：変動地形／地震を含む研究件

【概要】長大な活断層の活動区間を明確にする試みとして、死海トランスフォーム断層に沿うヨルダン・ヴァレー断層帯を対象に選び、これが最終氷期の多雨湖・リサン湖の形成域に存在することに注目してその離水期以後に生じた変位地形の性状および断層活動履歴の場所的違いなどを調べた。その結果、変位地形の生長度、最新活動を含む最近2～3回の活動履歴、最新活動時の変位量に場所による大きな差がないことがわかり、約100kmの長さ...

【複合領域】地理学：関東平野／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：四日市断層／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：古地震／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

❏歴史・地質・地球物理学的アプローチが明らかにする想定東海地震震源域の地殻変動履歴(18340161)

【研究代表者】藤原治独立行政法人産業技術総合研究所, 活断層研究センター, 主任研究 (50415741)

【キーワード】古地震 / 自然災害 / 東海地震 / 地殻変動 / 地震

【概要】東海地域で発生した過去の巨大地震の断層モデルを構築することは,将来の地震やその災害の予測において重要である.そのため,東海地震の想定震源域に位置する静岡県西部の海岸低地にて,歴史記録(絵図や古文書)と地層から地殻変動や津波の痕跡を検出し,過去に起こった地震の時期や地殻変動の大きさを推定した.また,測量データから得られている地殻変動パターンも考慮に入れて,安政東海地震および宝永地震の断層モデルを再検...

【複合領域】地理学：DEM ／地震を含む研究件

【概要】近年のわが国の地震では、家具などの転倒による室内での人的・物的被害が、負傷者の大きな割合を占めるようになってきた。このような背景から、本研究では屋内収容物の地震時転倒などの挙動に関する振動台実験と,個別要素法(DEM)に基づく解析手法の開発を行った.まず,さまざまな大きさの木製ブロックに対して振動台実験を実施し,ブロックのロッキングから転倒に至る挙動を,加速度計およびビデオで記録した.次にこの数値...

【複合領域】地理学：相対海面変化曲線／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：侵食／地震を含む研究件

【複合領域】地理学：テフラ／地震を含む研究件

【複合領域】地理学：深谷断層系／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：沖積平野／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：堆積速度／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：巨大イベント／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】地理学：水害／地震を含む研究件

【概要】本研究では、近現代日本で発生した災害を記録した史料を調査、収集、整理した。主な調査先は国立国会図書館憲政資料室、防衛省防衛研究所戦史研究センター、各地の文書館である。文書整理では、「三島家文書」（三島通庸や通陽に関わる文書）の整理・目録化を実施した。その結果、地震、風水害、冷害などに関わる史料、救済や復興、防災などに関わる史料が確認された。それらに基づいて学会発表、論文作成などをおこなった。 ...

❏空間地理情報の最適利用に基づく「リアリティのあるハザードマップ」の開発(18300314)

【研究代表者】鈴木康弘名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (70222065)

【キーワード】ハザードマップ / GIS / 地震 / 水害 / 防災

【概要】従来のハザードマップは, 均等メッシュ単位で計算された, 極めて数値解析的なものが多く, 土地条件等の詳細な空間地理情報が有効に利用されていない. また災害が起きる自然条件に関する背景や, 動的なイメージを表現していない. こうした問題を解決するため,(1) GISをベースとした詳細土地条件情報の土地脆弱性評価への活用法,(2) 動的な災害像のイメージトレーニングを支援するためのプロトタイプシステ...

【複合領域】地理学：ヨルダン／地震を含む研究件

【概要】長大な活断層の活動区間を明確にする試みとして、死海トランスフォーム断層に沿うヨルダン・ヴァレー断層帯を対象に選び、これが最終氷期の多雨湖・リサン湖の形成域に存在することに注目してその離水期以後に生じた変位地形の性状および断層活動履歴の場所的違いなどを調べた。その結果、変位地形の生長度、最新活動を含む最近2～3回の活動履歴、最新活動時の変位量に場所による大きな差がないことがわかり、約100kmの長さ...

【複合領域】地理学：ヨルダン渓谷／地震を含む研究件

【概要】長大な活断層の活動区間を明確にする試みとして、死海トランスフォーム断層に沿うヨルダン・ヴァレー断層帯を対象に選び、これが最終氷期の多雨湖・リサン湖の形成域に存在することに注目してその離水期以後に生じた変位地形の性状および断層活動履歴の場所的違いなどを調べた。その結果、変位地形の生長度、最新活動を含む最近2～3回の活動履歴、最新活動時の変位量に場所による大きな差がないことがわかり、約100kmの長さ...

【複合領域】地理学：養老断層／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】健康・スポーツ科学：タブレット／地震を含む研究件

【概要】本研究では初めに，①生徒の野外防災学習時に収集した情報を，蓄積・マップ化するシステム（FaLAS）を開発する．次にその情報に基き，②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する．これらシステムを用いて，地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う．①FaLASの実践からは，野外での探索活動により，災害時の避難場所を確認しようとする意識の...

【複合領域】健康・スポーツ科学：タブレット端末／地震を含む研究件

【概要】本研究では初めに，①生徒の野外防災学習時に収集した情報を，蓄積・マップ化するシステム（FaLAS）を開発する．次にその情報に基き，②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する．これらシステムを用いて，地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う．①FaLASの実践からは，野外での探索活動により，災害時の避難場所を確認しようとする意識の...

【複合領域】健康・スポーツ科学：負の遺産／地震を含む研究件

【概要】災害遺構に関しては，災害からの復興を示すものとして仮設住宅の保存可能性を見るため，集会所を移転・改築している事例，仮設住宅を公営住宅など活用・移転事例を自治体へのヒアリングと現地調査で確認した。いずれも材や設備の活用の視点が大きく，震災遺構という視点は大きくない。集会所では一部展示している例も見られ，再活用されたことで今後意味が付加される可能性がある。産業遺構については炭鉱の遺構について前年度か...

【複合領域】健康・スポーツ科学：地域性／地震を含む研究件

【概要】本研究では、建物被害推定精度の向上を目指し、木造建物の耐震性能の地域性に着目し、新たな被害関数の提案を行った。まず、木造住宅の耐震性能の地域的な違いについて、耐震診断データをもとに分析した。耐震改修事業者より約3万棟の診断データを入手し、北海道・東北・関東・北陸・中部・東海・関西・山陰・山陽・四国・九州の11地域で集計し、診断評点分布の比較を行なった。その結果、関西地方で壁量が比較的少ない建物が...

【複合領域】健康・スポーツ科学：ボランティア／地震を含む研究件

【概要】阪神淡路大震災後に端を発するボランティア活動のごく一部は、15年以上経った現在でも活動を継続している。それらの活動はずっと同じ組織で同じ活動内容だったわけではなく、様々な変遷を遂げてきている。状況に即した組織改編の基礎となるのは対象者の<生>に向き合おうとする揺るぎない理念と同時に徹底した個別ニーズ把握の姿勢であり、組織はこのニーズ充足の手段となっていることが明らかとなった。 ...

【複合領域】デザイン学：システム開発／地震を含む研究件

【概要】本研究では初めに，①生徒の野外防災学習時に収集した情報を，蓄積・マップ化するシステム（FaLAS）を開発する．次にその情報に基き，②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する．これらシステムを用いて，地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う．①FaLASの実践からは，野外での探索活動により，災害時の避難場所を確認しようとする意識の...

【複合領域】文化財科学・博物館学：断層破砕帯／地震を含む研究件

【概要】2008年岩手・宮城内陸地震の断層破砕帯を横断する測線上で、計120点の地震計を高密度に展開し、約10日間にわたり連続波形記録を取得した。この波形記録を用いたトモグラフィー解析をおこなうことで、断層破砕帯の微細構造を推定した。その結果、既存の断層に対応すると考えられる低速度帯がイメージングされた。これらの低速度帯は地殻内に存在する流体やクラック等を意味している可能性があり、断層強度は低いことが示唆...

【複合領域】文化財科学・博物館学：文化財建造物／地震を含む研究件

【概要】耐震的に脆弱な無補強文化財組積造建造物は国内外の大地震の度に被災している。2015年ネパール地震でも顕著な被害を受け、被災後の保存修復法に関して、学際的かつ国際的な体制による研究を実施し、以下の成果を得た。①ネパール地震で被災した文化財組積造建造物の地震前後の動的特性を把握し、地震損傷と振動特性の関係を確かめた。地震前のデータは保存修復計画の立案に有用である。②ネパール地震による被害の原因を解析的...

【複合領域】文化財科学・博物館学：組積造建造物／地震を含む研究件

【概要】耐震的に脆弱な無補強文化財組積造建造物は国内外の大地震の度に被災している。2015年ネパール地震でも顕著な被害を受け、被災後の保存修復法に関して、学際的かつ国際的な体制による研究を実施し、以下の成果を得た。①ネパール地震で被災した文化財組積造建造物の地震前後の動的特性を把握し、地震損傷と振動特性の関係を確かめた。地震前のデータは保存修復計画の立案に有用である。②ネパール地震による被害の原因を解析的...

【複合領域】文化財科学・博物館学：古地震学／地震を含む研究件

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】文化財科学・博物館学：被害／地震を含む研究件

【概要】耐震的に脆弱な無補強文化財組積造建造物は国内外の大地震の度に被災している。2015年ネパール地震でも顕著な被害を受け、被災後の保存修復法に関して、学際的かつ国際的な体制による研究を実施し、以下の成果を得た。①ネパール地震で被災した文化財組積造建造物の地震前後の動的特性を把握し、地震損傷と振動特性の関係を確かめた。地震前のデータは保存修復計画の立案に有用である。②ネパール地震による被害の原因を解析的...

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【複合領域】文化財科学・博物館学：地理情報システム(GIS) ／地震を含む研究件

❏空間地理情報の最適利用に基づく「リアリティのあるハザードマップ」の開発(18300314)

【研究代表者】鈴木康弘名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (70222065)

【キーワード】ハザードマップ / GIS / 地震 / 水害 / 防災

【概要】従来のハザードマップは, 均等メッシュ単位で計算された, 極めて数値解析的なものが多く, 土地条件等の詳細な空間地理情報が有効に利用されていない. また災害が起きる自然条件に関する背景や, 動的なイメージを表現していない. こうした問題を解決するため,(1) GISをベースとした詳細土地条件情報の土地脆弱性評価への活用法,(2) 動的な災害像のイメージトレーニングを支援するためのプロトタイプシステ...

【キーワード】都市シミュレーション / 地震 / 地震動 / 都市デジタルデータ / 震災シミュレーション (他10件)

【概要】前年度に引さ続き,強震動シミュレーションと各種構造物の動的解析を連成させた「統合地震シミュレータ」の開発及びその高度化を行った.本シミュレータは,所定の地震シナリオに対し,断層から地盤までの地震波動伝播計算を行い,その結果を都市内の構造物の一つ一つに入力し,高精度・高分解能の震災情報を得ようとするものである.この仕組みは,震災だけでなく,その他の災害にも拡張可能である.このシミュレーションでは,如...

【概要】本研究では、建物被害推定精度の向上を目指し、木造建物の耐震性能の地域性に着目し、新たな被害関数の提案を行った。まず、木造住宅の耐震性能の地域的な違いについて、耐震診断データをもとに分析した。耐震改修事業者より約3万棟の診断データを入手し、北海道・東北・関東・北陸・中部・東海・関西・山陰・山陽・四国・九州の11地域で集計し、診断評点分布の比較を行なった。その結果、関西地方で壁量が比較的少ない建物が...

【複合領域】生活科学：授業実践／地震を含む研究件

【概要】本研究では初めに，①生徒の野外防災学習時に収集した情報を，蓄積・マップ化するシステム（FaLAS）を開発する．次にその情報に基き，②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する．これらシステムを用いて，地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う．①FaLASの実践からは，野外での探索活動により，災害時の避難場所を確認しようとする意識の...

【複合領域】生活科学：教材開発／地震を含む研究件

【概要】2020年度までに行うことを予定していて未実施となっていた観測システムの改良は，2021年度もCOVID-19の影響のため，引き続き観測点へ思うように出向くことができなかったことから未完了となっている．また，2021年度には観測所の建屋解体工事に伴う観測システムの一時撤去要請が出たため，一時的に観測の中断を余儀なくされる事態も生じた．建屋解体工事が完了次第，すみやかに再開できるよう準備を進めている...

【概要】本研究では初めに，①生徒の野外防災学習時に収集した情報を，蓄積・マップ化するシステム（FaLAS）を開発する．次にその情報に基き，②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する．これらシステムを用いて，地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う．①FaLASの実践からは，野外での探索活動により，災害時の避難場所を確認しようとする意識の...

【複合領域】生活科学：リスクコミュニケーション／地震を含む研究件

【概要】令和元年度は、(1)活断層評価・被害分析、(2)強震動評価、(3)リスクコミュニケーションにおける問題点に関して、具体的な分析を継続した。 (1)活断層評価・被害分析に関しては、熊原、後藤、中田、鈴木、渡辺らがこれまでのトレンチ調査で得られた試料分析を行い、高木地区、大津地区、南阿蘇（東海大敷地内）における断層活動について取りまとめた。いずれの地点においても明瞭な断層を確認し、活動時期および活動様...

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【複合領域】子ども学：支援／地震を含む研究件

【概要】阪神淡路大震災後に端を発するボランティア活動のごく一部は、15年以上経った現在でも活動を継続している。それらの活動はずっと同じ組織で同じ活動内容だったわけではなく、様々な変遷を遂げてきている。状況に即した組織改編の基礎となるのは対象者の<生>に向き合おうとする揺るぎない理念と同時に徹底した個別ニーズ把握の姿勢であり、組織はこのニーズ充足の手段となっていることが明らかとなった。 ...

【複合領域】子ども学：犯罪不安／地震を含む研究件

【概要】自然災害時の避難に際し避難所で安心して過ごせることは重要である。特に犯罪からの安全確保策やプライバシー確保策など具体的な方策が望まれる。2011年に発生した東日本大震災で被害を受けた宮城県の警察本部への聞取り調査を行い、その内容を踏まえて震災時に避難所生活経験者300人に対し避難所生活での安全・安心やプライバシー確保についてのWebアンケート調査を実施した。要望の高い防犯対策は、暗がり対策が多く、...

【複合領域】一般理論：主体性／地震を含む研究件

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【複合領域】一般理論：近代／地震を含む研究件

【概要】本研究では、近現代日本で発生した災害を記録した史料を調査、収集、整理した。主な調査先は国立国会図書館憲政資料室、防衛省防衛研究所戦史研究センター、各地の文書館である。文書整理では、「三島家文書」（三島通庸や通陽に関わる文書）の整理・目録化を実施した。その結果、地震、風水害、冷害などに関わる史料、救済や復興、防災などに関わる史料が確認された。それらに基づいて学会発表、論文作成などをおこなった。 ...

【複合領域】一般理論：南アフリカ／地震を含む研究件

【概要】高応力の岩盤内に間隙水が存在すると、間隙水圧や応力の変化に対し、地震活動が敏感に反応する。その詳細を至近距離で観察するために、南アフリカのERPM鉱山とBuffelsfontein鉱山において、地下2~3kmの水没境界から数十m以内の非水没域から、地震・歪・地下水圧・自然電位などの項目について、岩盤挙動の観測を行った。インドの水没鉱山については、インドから研究者を招聘し、今後の進め方について議論し...

【概要】断層の滑り摩擦の絶対値を知るために、来るべき地震の断層のすぐそばに精密温度計のアレーを設置するという世界で初めての観測を行った。南アフリカの金鉱山に、地下3kmでの採掘活動が大規模な地質断層のそばで行われているところがある。我々は、この地点で長さ30m程度の多数のボーリングを行い、コアと、孔内ビデオ映像の詳細な解析により、厚さ20mを超える複雑な断層帯の構造を三次元的に描きだした。その結果、断層帯...

【複合領域】一般理論：災害／地震を含む研究件

【概要】災害遺構に関しては，災害からの復興を示すものとして仮設住宅の保存可能性を見るため，集会所を移転・改築している事例，仮設住宅を公営住宅など活用・移転事例を自治体へのヒアリングと現地調査で確認した。いずれも材や設備の活用の視点が大きく，震災遺構という視点は大きくない。集会所では一部展示している例も見られ，再活用されたことで今後意味が付加される可能性がある。産業遺構については炭鉱の遺構について前年度か...

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【概要】本研究では、近現代日本で発生した災害を記録した史料を調査、収集、整理した。主な調査先は国立国会図書館憲政資料室、防衛省防衛研究所戦史研究センター、各地の文書館である。文書整理では、「三島家文書」（三島通庸や通陽に関わる文書）の整理・目録化を実施した。その結果、地震、風水害、冷害などに関わる史料、救済や復興、防災などに関わる史料が確認された。それらに基づいて学会発表、論文作成などをおこなった。 ...

【複合領域】一般理論：活断層／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【概要】令和元年度は、(1)活断層評価・被害分析、(2)強震動評価、(3)リスクコミュニケーションにおける問題点に関して、具体的な分析を継続した。 (1)活断層評価・被害分析に関しては、熊原、後藤、中田、鈴木、渡辺らがこれまでのトレンチ調査で得られた試料分析を行い、高木地区、大津地区、南阿蘇（東海大敷地内）における断層活動について取りまとめた。いずれの地点においても明瞭な断層を確認し、活動時期および活動様...

【概要】東海沖から日向沖の地震履歴の情報を得るため，南海トラフ前弧域の浅部地下構造探査と柱状試料採取を行なった．海溝の陸側斜面から前弧海盆における高解像度の浅部地下構造を無人探査機に搭載した音波探査装置で捉えることができ，室戸岬沖や日向沖において活断層や現在進行中の傾動運動を確認した．堆積層の分析では，地震による海底表層の物質の移動・再堆積を明らかにするとともに，再堆積した地層の厚さは供給源となった地層の...

【複合領域】一般理論：完新世／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【複合領域】一般理論：健康／地震を含む研究件

❏巨大災害と家計の人的資本投資：ネパール大地震・家屋損壊データ再調査による実証分析(19KK0041)

【概要】本研究の目的は、自然災害の中・長期の経済効果を、被災地からの転出や子どもの進学選択・職業選択といった所得だけでは捉えきれない厚生変化も含めて、家計レベルで検証することである。そのためには、自然災害で家計が被った被害の程度を、できるだけ正確に把握しておく必要がある。本研究の主要なアイデアは、2015年のネパール大震災後に、ネパール政府が建築士を雇用して家屋の破損度を査定した100万軒強の家計調査結果...

【複合領域】一般理論：岩石破壊／地震を含む研究件

【概要】本研究では、岩石の一軸圧縮に伴うガス放出の過程を調べた。岩石破壊の直前に大量にガスが放出されることから、地震発生前のガス濃度増加にかなり関与していることが示唆される。地球化学的地震予知研究では、地下水に溶けているガスやイオンの濃度の時間変化が時間に応答するという観測結果に基づいて、そのメカニズムモデルの構築や的確なシグナル観測の技術開発を行ってきている。そこで本研究では、メカニズムモデル構築のた...

【概要】フラクタルは最近急速に発展しつつある非整数次元の形を取り扱う幾何学であり、破壊、パターン形成、ランダム媒質中の波動電播等の現象を通じて、地震学とも密接に関連している。本研究の目的はフラクタルの最新の知識を地震学に導入すると同時に、地震学固有の問題をフラクタルを専門とする数学者、物理学者に理解してもらい、それによってフラクタル科学の発展と地震学の発展を期待するものである。具体的には、分担者を中心とす...

【複合領域】一般理論：防災教育／地震を含む研究件

【概要】令和元年度は、(1)活断層評価・被害分析、(2)強震動評価、(3)リスクコミュニケーションにおける問題点に関して、具体的な分析を継続した。 (1)活断層評価・被害分析に関しては、熊原、後藤、中田、鈴木、渡辺らがこれまでのトレンチ調査で得られた試料分析を行い、高木地区、大津地区、南阿蘇（東海大敷地内）における断層活動について取りまとめた。いずれの地点においても明瞭な断層を確認し、活動時期および活動様...

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【概要】本研究では初めに，①生徒の野外防災学習時に収集した情報を，蓄積・マップ化するシステム（FaLAS）を開発する．次にその情報に基き，②災害を想定した避難訓練で学習者の行動を記録するシステム(ES3)を開発する．これらシステムを用いて，地域の防災知識の習得と主体的な避難行動訓練などから成る授業を実践し評価を行う．①FaLASの実践からは，野外での探索活動により，災害時の避難場所を確認しようとする意識の...

【複合領域】一般理論：マーケテイング／地震を含む研究件

【概要】本研究は,米国ベル研究所を中心に本代表者も参加して10年以上の歳月をかけて開発されたデータ解析用の計算言語1環境Sの更なる高度化をめざした研究である.Sはオブジェクト指向型の関数型言語を基本とした対話型の解析環境であり,きわめて先進的であるが,その前段階であるデータの収集,組織化,加工,モデルの探索に関してはまだ未成熟な段階にとどまっている.そこで,本研究では本代表者らが開発したデータ記述とデータ...

【複合領域】一般理論：キリシタン／地震を含む研究件

【概要】災害遺構に関しては，災害からの復興を示すものとして仮設住宅の保存可能性を見るため，集会所を移転・改築している事例，仮設住宅を公営住宅など活用・移転事例を自治体へのヒアリングと現地調査で確認した。いずれも材や設備の活用の視点が大きく，震災遺構という視点は大きくない。集会所では一部展示している例も見られ，再活用されたことで今後意味が付加される可能性がある。産業遺構については炭鉱の遺構について前年度か...

【複合領域】一般理論：民主化／地震を含む研究件

【概要】研究者15名がネパールの14郡に広がる調査対象村や地域で各々現地調査を行い、ネパール地震後の復旧・復興過程を詳らかにした。それらの比較により地域ごとの多様性や相違、格差が明らかになり、その要因や背景を考察した。地域差が生じた要因のひとつに外国からの支援の有無がある。地域に外国、とくに先進国との繋がりをもつ者がいる世帯や村で復旧がより進んだ。その意味でトレッカーや登山家が訪れるランタンやソルクンブ郡...

【複合領域】一般理論：自律／地震を含む研究件

【概要】阪神淡路大震災後に端を発するボランティア活動のごく一部は、15年以上経った現在でも活動を継続している。それらの活動はずっと同じ組織で同じ活動内容だったわけではなく、様々な変遷を遂げてきている。状況に即した組織改編の基礎となるのは対象者の<生>に向き合おうとする揺るぎない理念と同時に徹底した個別ニーズ把握の姿勢であり、組織はこのニーズ充足の手段となっていることが明らかとなった。 ...

【環境学】環境解析学：地球科学／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【環境学】環境解析学：鉱山／地震を含む研究件

【概要】災害遺構に関しては，災害からの復興を示すものとして仮設住宅の保存可能性を見るため，集会所を移転・改築している事例，仮設住宅を公営住宅など活用・移転事例を自治体へのヒアリングと現地調査で確認した。いずれも材や設備の活用の視点が大きく，震災遺構という視点は大きくない。集会所では一部展示している例も見られ，再活用されたことで今後意味が付加される可能性がある。産業遺構については炭鉱の遺構について前年度か...

【概要】南アフリカ金鉱山の深度約1kmにおいて，採鉱により岩盤内で発生するAEを高分解能観測網により至近距離で計測し，様々な規模(数cm ～100m)の岩盤破壊を検出した．AE源の高精度決定により，厚さ数m，長さ約10-30mで傾斜する板状のダメージ構造を抽出できた．比較的緩やかな応力場変化に起因する大規模破壊は，広範な領域において岩盤が一気にせん断破壊を起こすのではなく，ダメージゾーンの形成が大規模破壊...

【概要】200kHz までをカバーする高感度振動センサによる微小破壊観測を, 世界で初めて大深度鉱山の硬岩中で展開し, 数百m の範囲にわたって, 微小破壊を観測することに成功した. 採掘やトンネル等でダメージを受けていない領域でも, 100kHz を超える地震波を放出するような, cm スケールの微小破壊が多数おこっていることを発見した. さらに, 数万個の微小破壊の分布は,周辺域の採掘による影響をうけ...

【環境学】環境解析学：溶存ガス／地震を含む研究件

❏パッシブサンプラーを用いた温泉水中溶存ガスの時空間分布の観測(18K11614)

【研究代表者】高畑直人東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (90345059)

【キーワード】溶存ガス / 地下水 / 地震 / 火山

【概要】地下深くからもたらされる温泉水には地球深部由来の成分を多く含んでおり、溶存ガスの組成比や同位体比はその起源や挙動について有益な情報をもたらす。本研究では気体透過膜を使った受動拡散サンプラーを用いて、深さ約300mの温泉井戸において任意の深さから溶存ガスを採取し、その組成比や同位体比の鉛直分布および経年変化を明らかにすることに成功した。特にヘリウムや二酸化炭素の同位体を分析することで、マグマ由来の物...

【環境学】環境保全学：1993年北海道南西沖地震／地震を含む研究件

【研究代表者】小桧山雅之 (小檜山雅之) (2001) 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (10333577)

【キーワード】合成開口レーダー / リモートセンシング / 地震 / 被害把握 / 1993年北海道南西沖地震 (他15件)

【概要】合成開口レーダー(SAR)は雲などの天候や昼夜の別などに影響されないマイクロ波を使った能動的センサである.人工衛星や航空機に搭載したセンサからのSAR画像を用いて,地震被害を判読するための技術について研究を行〓SARによる地震被害把握の可能性について検討するために,1995年兵庫県南部地震の際の現地調査に基づく被〓地震前後のERS/SAR画像とを用いて,被害地域における後方散乱特性について検討した...

【環境学】環境保全学：1999年イズミット地震／地震を含む研究件

【研究代表者】小桧山雅之 (小檜山雅之) (2001) 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (10333577)

【キーワード】合成開口レーダー / リモートセンシング / 地震 / 被害把握 / 1993年北海道南西沖地震 (他15件)

【概要】合成開口レーダー(SAR)は雲などの天候や昼夜の別などに影響されないマイクロ波を使った能動的センサである.人工衛星や航空機に搭載したセンサからのSAR画像を用いて,地震被害を判読するための技術について研究を行〓SARによる地震被害把握の可能性について検討するために,1995年兵庫県南部地震の際の現地調査に基づく被〓地震前後のERS/SAR画像とを用いて,被害地域における後方散乱特性について検討した...

【環境学】環境保全学：アナタハン／地震を含む研究件

【キーワード】火山活動 / マグマ水蒸気爆発 / 北マリアナ諸島 / 火山性微動 / マグマ供給系 (他18件)

【概要】北マリアナ・アナタハン火山において2008～9年に総合観測を実施し活動評価を行った。期間中に発生した水蒸気爆発では,火口直下を震源とし振幅が次第に増大する連続微動が捉えられた。GPS観測からは西方にある圧力源の収縮が記録されマグマが斜めに上昇する経路が捉えられた。噴出物からはマグマ噴火が2003～4年までであり,以降は水蒸気爆発であることが示された。これまで一連の火山活動はほぼ終息したと考えられる...

【環境学】環境保全学：2011年東北地方太平洋沖地震／地震を含む研究件

【キーワード】長周期地震動 / 巨大地震 / 深発地震 / 2011年東北地方太平洋沖地震 / 南海トラフ巨大地震 (他14件)

【概要】M9規模の超巨大地震の長周期地震動のリスク評価のために、2011年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動の生成過程を、強震観測データ解析と地震波伝播シミュレーションにから評価した。東北沖の地震では内陸地震や南海トラフの地震に対して関東平野の長周期地震動レベルが小さくなること、その原因が東北沖の地震のS波の放射特性と関東平野の３次元基盤構造の方位的特徴によることを確認した。2008 年オホーツク海深発地...

【環境学】環境保全学：合成開口レーダー／地震を含む研究件

【研究代表者】小桧山雅之 (小檜山雅之) (2001) 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (10333577)

【キーワード】合成開口レーダー / リモートセンシング / 地震 / 被害把握 / 1993年北海道南西沖地震 (他15件)

【概要】合成開口レーダー(SAR)は雲などの天候や昼夜の別などに影響されないマイクロ波を使った能動的センサである.人工衛星や航空機に搭載したセンサからのSAR画像を用いて,地震被害を判読するための技術について研究を行〓SARによる地震被害把握の可能性について検討するために,1995年兵庫県南部地震の際の現地調査に基づく被〓地震前後のERS/SAR画像とを用いて,被害地域における後方散乱特性について検討した...

【環境学】環境保全学：風水害／地震を含む研究件

【概要】明治初期（おおむね明治20年まで）に発生した地震・火山噴火・その他自然災害（天変地異）について，カタログを作成した．この時期は，国の機関などによる体系的な観測および情報集約がおこなわれておらず，未知の事件が学問的には記録されないままになっている可能性がある．抽出した情報をデータベース化し，時系列や地域による並べかえ，検索などが容易にできるように工夫した．このデータベースはWeb上で公開した． ...

【環境学】環境保全学：地域特性／地震を含む研究件

【概要】本研究の2年度として,配電用配電エリアを地域単位とした地域社会に与える都市停電の影響度評価を行った.すなわち,停電発生時刻,停電継続時間,季節,規模などを考慮した影響度評価モデルを構築し,都内23区の314箇所の配電用変電エリアを対象としてシミュレーションを行った.その詳細をデータベースのアップデ-トと新しい評価モデルの構築に分けて説明する. 1.データベースのアップデ-トに関して:(1)入手可能...

【環境学】環境保全学：地下構造／地震を含む研究件

❏環太平洋の長周期地震動とその都市災害軽減のための国際共同研究の企画調査(18631006)

【研究代表者】纐纈一起東京大学, 地震研究所, 教授 (90134634)

【研究期間】2006

【キーワード】自然災害 / 地震 / 防災 / 地下構造

【概要】2003年十勝沖地震で注目を浴びた長周期地震動には,以下の理由に包括的かつ総合的な共同研究が必要である.(1)わが国では十勝沖地震以前の1964年新潟地震,1983年日本海中部地震などでも類似した現象と被害が確認され,ある程度の研究の蓄積があったが,それらが生かされなかった.(2)1995年兵庫県南部地震を経て強震観測網が大幅に強化され,そのデータ等に基づいて地震動の予測やシミュレーションの技術が...

【環境学】環境保全学：地殻変動モニタ／地震を含む研究件

【キーワード】確率モデル / 地殻変動 / 地震活動 / GPSデータ / 大規模数値解析 (他15件)

【概要】研究開始当初の背景:列島地殻応力の3次元分布の推定は地震災害の予測に必須である.しかし,地下10キロ以下の地殻で応力を計測することは不可能である.このため,限られた情報を基に,応力分布の不確からしさを確率的に扱った確率モデルを構築する.各種計測データと同化することで,許容できる地殻応力分布を絞り込むことが考えられる. 研究の目的:日本列島の地殻応力の3次元分布に対する確率モデルを構築する.GPSを...

【環境学】環境保全学：南海トラフ巨大地震／地震を含む研究件

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【キーワード】長周期地震動 / 巨大地震 / 深発地震 / 2011年東北地方太平洋沖地震 / 南海トラフ巨大地震 (他14件)

【概要】M9規模の超巨大地震の長周期地震動のリスク評価のために、2011年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動の生成過程を、強震観測データ解析と地震波伝播シミュレーションにから評価した。東北沖の地震では内陸地震や南海トラフの地震に対して関東平野の長周期地震動レベルが小さくなること、その原因が東北沖の地震のS波の放射特性と関東平野の３次元基盤構造の方位的特徴によることを確認した。2008 年オホーツク海深発地...

【環境学】環境保全学：南西諸島／地震を含む研究件

【概要】現在立ち遅れている島の強震動と津波の予測の高精度化を図るため、南西諸島を例として以下の３つのテーマについて研究し、成果を得た。我々が先に構築した陸海地形及び地盤から沈み込む海洋スラブまでを含む南西諸島の地下構造モデル暫定版の改良を図った（サブテーマ１）。次に３次元地下構造モデルを用いて、地震動・地殻変動・津波を統合的にシミュレーションするシステム（サブテーマ２）を実現し、地震発生に伴う一連の現象に...

❏島の強震動予測：海陸分布・陸地形・海水・海底地形・地下構造の総合効果の解明と予測(23310122)

【概要】立ち遅れている島の地震動予測の高精度化を目指して、南西諸島の島々においてアレイ微動探査を実施し、観測地点直下の１次元深部地盤構造モデルの推定を行い、地盤構造の概要と震動特性を明らかにした。得られた深部地盤構造に加えて南西諸島周辺域のプレート形状や地殻構造に関する利用可能な情報を収集し、陸地形・海底地形と地盤から最上部マントルまでの島弧及びフィリピン海スラブを含む南西諸島全域にわたる強震動予測のため...

【環境学】環境保全学：刑事裁判／地震を含む研究件

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【環境学】環境保全学：刑事責任／地震を含む研究件

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【環境学】環境保全学：地震雲／地震を含む研究件

【研究代表者】勝俣啓 (2009-2010) 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (10261281)

【概要】平成20年度に発生したチリ地震では津波の日本への到達が予測され,一日以上にわたって注意報や警報が発令された.地震発生から一週間後に津波に関する意識調査を実施した.「外国で起きた地震で発生した津波は日本まで到達することがあると思うか」などの問いに対しておよそ95%の正答率が得られ,日本人の津波に関するリテラシーの高さが明らかとなった.平成22年度はイタリアにおける地震予知問題に関する調査を実施した....

【環境学】環境保全学：地震先行現象／地震を含む研究件

❏臨界現象から捉えた多種の地震先行現象と地震との因果性に関する検討(26350483)

【キーワード】地震 / 臨界現象 / ナチュラル・タイム / 地震先行現象

【概要】臨界現象の時系列解析手法であるナチュラル・タイム解析を用いて地震発生前の臨界状態の時系列解析を行った。日本の地震については大地震の前には、先行的変動つまり臨界状態の開始時が本解析手法で検知できることがわかった。また、その臨界状態は震央付近に発生していることもわかった。さらに2011年東北地方太平洋沖地震については、約２ヶ月前から臨界状態になっていると判断でき、他の先行現象が発生し始めた時期と同期し...

【環境学】環境保全学：イタリア裁判／地震を含む研究件

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【環境学】環境保全学：地震地殻変動観測／地震を含む研究件

【キーワード】火山活動 / マグマ水蒸気爆発 / 北マリアナ諸島 / 火山性微動 / マグマ供給系 (他18件)

【概要】北マリアナ・アナタハン火山において2008～9年に総合観測を実施し活動評価を行った。期間中に発生した水蒸気爆発では,火口直下を震源とし振幅が次第に増大する連続微動が捉えられた。GPS観測からは西方にある圧力源の収縮が記録されマグマが斜めに上昇する経路が捉えられた。噴出物からはマグマ噴火が2003～4年までであり,以降は水蒸気爆発であることが示された。これまで一連の火山活動はほぼ終息したと考えられる...

【環境学】環境保全学：混濁流／地震を含む研究件

【概要】東海沖から日向沖の地震履歴の情報を得るため，南海トラフ前弧域の浅部地下構造探査と柱状試料採取を行なった．海溝の陸側斜面から前弧海盆における高解像度の浅部地下構造を無人探査機に搭載した音波探査装置で捉えることができ，室戸岬沖や日向沖において活断層や現在進行中の傾動運動を確認した．堆積層の分析では，地震による海底表層の物質の移動・再堆積を明らかにするとともに，再堆積した地層の厚さは供給源となった地層の...

【環境学】環境保全学：地震履歴／地震を含む研究件

【概要】東海沖から日向沖の地震履歴の情報を得るため，南海トラフ前弧域の浅部地下構造探査と柱状試料採取を行なった．海溝の陸側斜面から前弧海盆における高解像度の浅部地下構造を無人探査機に搭載した音波探査装置で捉えることができ，室戸岬沖や日向沖において活断層や現在進行中の傾動運動を確認した．堆積層の分析では，地震による海底表層の物質の移動・再堆積を明らかにするとともに，再堆積した地層の厚さは供給源となった地層の...

【環境学】環境保全学：地震臨時観測／地震を含む研究件

【キーワード】火山活動 / マグマ水蒸気爆発 / 北マリアナ諸島 / 火山性微動 / マグマ供給系 (他18件)

【概要】北マリアナ・アナタハン火山において2008～9年に総合観測を実施し活動評価を行った。期間中に発生した水蒸気爆発では,火口直下を震源とし振幅が次第に増大する連続微動が捉えられた。GPS観測からは西方にある圧力源の収縮が記録されマグマが斜めに上昇する経路が捉えられた。噴出物からはマグマ噴火が2003～4年までであり,以降は水蒸気爆発であることが示された。これまで一連の火山活動はほぼ終息したと考えられる...

【環境学】環境保全学：地盤データベース／地震を含む研究件

【キーワード】ネパール / 地震 / カトマンズ盆地 / 地盤データベース / 世界文化遺産 (他9件)

【概要】ネパールの予想される直下型地震に関わる防災検討を行い、次の成果を得た。住民の地震防災意識アンケート調査により甚大な被害が予想される古い町並みに住む人々の防災意識が乏しく、被害の増加に繋がることが確認された。カトマンズ盆地の電子地盤データベースを構築し、動的解析の基礎資料を得た。世界文化遺産であるチャングナラヤニ寺院の立つ丘陵地の地すべり調査の結果、寺院の敷地近くまで崩壊前線が迫っていることが明らか...

【環境学】環境保全学：地盤の非線形性／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地盤の超非線形応答と変状が建物・基礎被害に与える影響を評価することを目的に、地震時に強震記録が得られている地点、建物被害のあった地点を対象として、現地調査、室内試験、数値解析を行うとともに、直接基礎・杭基礎の室内振動実験を行い、慣性力・地盤変位の影響、根入れ効果、群杭効果などを評価し、成果を組込んだ応答変位法・非線形有効応力解析の有効性を振動実験と実挙動のシミュレーションにより示した。...

【環境学】環境保全学：インターネット調査／地震を含む研究件

【研究代表者】勝俣啓 (2009-2010) 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (10261281)

【概要】平成20年度に発生したチリ地震では津波の日本への到達が予測され,一日以上にわたって注意報や警報が発令された.地震発生から一週間後に津波に関する意識調査を実施した.「外国で起きた地震で発生した津波は日本まで到達することがあると思うか」などの問いに対しておよそ95%の正答率が得られ,日本人の津波に関するリテラシーの高さが明らかとなった.平成22年度はイタリアにおける地震予知問題に関する調査を実施した....

【環境学】環境保全学：災害リスク／地震を含む研究件

【概要】本研究では,各種の災害のリスクを統合化して「マルチハザードリスク」として捉え,これらのリスクに晒されている人口(リスク曝露人口)を定量化し相対比較することにより,地域の潜在的なマルチハザードリスクの特性を理解することを目的とする。都道府県ごとに様々なリスクに対する曝露人口を集計することにより,どの災害リスクが地域に大きな影響を及ぼしているかを把握することができる。昨年度の成果を以下に記す。 (1)...

【環境学】環境保全学：災害軽減／地震を含む研究件

【概要】データ同化に基づく大地震の長周期地震動の即時予測に向け、事前に計算した地震波伝播の理論解（同化地点から観測点までの地震波伝達関数；グリーン関数）を用いて、予測地点の地震波を瞬時に評価する、新たなデータ同化・予測手法を開発した。グリーン関数を用いた予測は、津波のデータ同化・予測の目的にWang et al. (2017)が開発し、インド洋や米国西海岸での津波予測の数値実験より有効性が示されている（W...

【環境学】環境保全学：先行現象／地震を含む研究件

❏地震先行時及び発生時における電磁現象のメカニズム(20510171)

【キーワード】地震 / 先行現象 / 地球電磁気 / 破壊 / すべり

【概要】地震現象を臨界現象(2次相転移)として短期的に捉えるための新しい時間概念(Natural Time)による時系列解析法によるギリシャでの短期地震予知を検討しEosに出版するとともに、同法を2000年伊豆諸島の群発活動に応用し、その成果はJ.Geophys.Res.に出版された。有意義なSESデータの得られている神津島の地下電気構造の野外調査を行い、Proc.Japan Acad.に出版した。 ...

【環境学】環境保全学：ウラカス／地震を含む研究件

【キーワード】火山活動 / マグマ水蒸気爆発 / 北マリアナ諸島 / 火山性微動 / マグマ供給系 (他18件)

【概要】北マリアナ・アナタハン火山において2008～9年に総合観測を実施し活動評価を行った。期間中に発生した水蒸気爆発では,火口直下を震源とし振幅が次第に増大する連続微動が捉えられた。GPS観測からは西方にある圧力源の収縮が記録されマグマが斜めに上昇する経路が捉えられた。噴出物からはマグマ噴火が2003～4年までであり,以降は水蒸気爆発であることが示された。これまで一連の火山活動はほぼ終息したと考えられる...

【環境学】環境保全学：専門家／地震を含む研究件

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【環境学】環境保全学：分析／地震を含む研究件

【概要】昨今の震度6以上を記録する被害地震において、計測震度と被害実態とが合わないことが指摘されている(2008年岩手・宮城内陸地震,岩手県沿岸北部の地震など)。そこで報告者は、地震発生後に誰でも体感震度報告ができるようなウェブフォームを構築した。 ...

【研究代表者】勝俣啓 (2009-2010) 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (10261281)

【概要】平成20年度に発生したチリ地震では津波の日本への到達が予測され,一日以上にわたって注意報や警報が発令された.地震発生から一週間後に津波に関する意識調査を実施した.「外国で起きた地震で発生した津波は日本まで到達することがあると思うか」などの問いに対しておよそ95%の正答率が得られ,日本人の津波に関するリテラシーの高さが明らかとなった.平成22年度はイタリアにおける地震予知問題に関する調査を実施した....

【環境学】環境保全学：潮位／地震を含む研究件

【研究代表者】名和一成国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 研究グループ長 (20262082)

【概要】沖縄・先島諸島スロースリップイベントの発生域に位置する国立天文台VERA石垣島観測局とその周辺の地下水挙動を明らかにするため、重力計、気象・土壌水分量計、地震計、水圧計など様々な原理のセンサーを用いて連続観測を実施した。併せて、VERA局周辺の詳細な地下構造を明らかにするための探査を実施した。結果として、重力計や地震計データから観測点近傍の地下水位やダム水位の変化、土壌水分量の変化に起因すると考え...

【環境学】環境保全学：超巨大地震／地震を含む研究件

【キーワード】長周期地震動 / 巨大地震 / 深発地震 / 2011年東北地方太平洋沖地震 / 南海トラフ巨大地震 (他14件)

【概要】M9規模の超巨大地震の長周期地震動のリスク評価のために、2011年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動の生成過程を、強震観測データ解析と地震波伝播シミュレーションにから評価した。東北沖の地震では内陸地震や南海トラフの地震に対して関東平野の長周期地震動レベルが小さくなること、その原因が東北沖の地震のS波の放射特性と関東平野の３次元基盤構造の方位的特徴によることを確認した。2008 年オホーツク海深発地...

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

【環境学】環境保全学：タービダイト／地震を含む研究件

【概要】東海沖から日向沖の地震履歴の情報を得るため，南海トラフ前弧域の浅部地下構造探査と柱状試料採取を行なった．海溝の陸側斜面から前弧海盆における高解像度の浅部地下構造を無人探査機に搭載した音波探査装置で捉えることができ，室戸岬沖や日向沖において活断層や現在進行中の傾動運動を確認した．堆積層の分析では，地震による海底表層の物質の移動・再堆積を明らかにするとともに，再堆積した地層の厚さは供給源となった地層の...

【環境学】環境保全学：PL波／地震を含む研究件

【キーワード】長周期地震動 / 巨大地震 / 深発地震 / 2011年東北地方太平洋沖地震 / 南海トラフ巨大地震 (他14件)

【概要】M9規模の超巨大地震の長周期地震動のリスク評価のために、2011年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動の生成過程を、強震観測データ解析と地震波伝播シミュレーションにから評価した。東北沖の地震では内陸地震や南海トラフの地震に対して関東平野の長周期地震動レベルが小さくなること、その原因が東北沖の地震のS波の放射特性と関東平野の３次元基盤構造の方位的特徴によることを確認した。2008 年オホーツク海深発地...

【環境学】環境保全学：参加型プラットフォーム／地震を含む研究件

【概要】昨今の震度6以上を記録する被害地震において、計測震度と被害実態とが合わないことが指摘されている(2008年岩手・宮城内陸地震,岩手県沿岸北部の地震など)。そこで報告者は、地震発生後に誰でも体感震度報告ができるようなウェブフォームを構築した。 ...

【環境学】環境保全学：津波堆積物／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

❏日本周辺の巨大地震スーパーサイクルの解明と津波予測(24241060)

【キーワード】巨大地震 / 津波 / 沈み込み帯 / 地震 / 津波堆積物

【概要】2011年東北地方太平沖地震は，プレート境界深部と海溝軸付近の両方がほぼ同時に破壊した．この新知見に基づいて，日本海溝で発生した869年貞観地震と千島海溝で17世紀に発生し北海道東部に津波堆積物をもたらした巨大地震の規模を再検討すると，ともにＭ8.8以上となった．北海道・岩手県・福島県では，さらに古い巨大地震による津波堆積物を発見した．日本海溝・千島海溝において，数十年間隔で繰り返し発生するM8ク...

【環境学】環境保全学：カトマンズ盆地／地震を含む研究件

【キーワード】ネパール / 地震 / カトマンズ盆地 / 地盤データベース / 世界文化遺産 (他9件)

【概要】ネパールの予想される直下型地震に関わる防災検討を行い、次の成果を得た。住民の地震防災意識アンケート調査により甚大な被害が予想される古い町並みに住む人々の防災意識が乏しく、被害の増加に繋がることが確認された。カトマンズ盆地の電子地盤データベースを構築し、動的解析の基礎資料を得た。世界文化遺産であるチャングナラヤニ寺院の立つ丘陵地の地すべり調査の結果、寺院の敷地近くまで崩壊前線が迫っていることが明らか...

【環境学】環境保全学：固体地球物理／地震を含む研究件

【概要】掘削孔の悪条件で、目標海底下5200 m深の65％深で掘削を終了した。孔底付近において最大水平応力が鉛直応力を超え始め、付加体岩石の摩擦強度は3000 m付近で最小となった。一方その変位速度依存性は深度増加に伴い減少し、5000 m付近で中性となることが判明した。これはプレート境界深度で不安定滑りを起こすことを示す。付加体先端の切迫度は応力場と断層の形状および間隙水圧などに大きく影響を受け、場所...

【環境学】環境保全学：SAR ／地震を含む研究件

【研究代表者】小桧山雅之 (小檜山雅之) (2001) 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (10333577)

【キーワード】合成開口レーダー / リモートセンシング / 地震 / 被害把握 / 1993年北海道南西沖地震 (他15件)

【概要】合成開口レーダー(SAR)は雲などの天候や昼夜の別などに影響されないマイクロ波を使った能動的センサである.人工衛星や航空機に搭載したセンサからのSAR画像を用いて,地震被害を判読するための技術について研究を行〓SARによる地震被害把握の可能性について検討するために,1995年兵庫県南部地震の際の現地調査に基づく被〓地震前後のERS/SAR画像とを用いて,被害地域における後方散乱特性について検討した...

【環境学】環境保全学：防災リテラシー／地震を含む研究件

【概要】昨今の震度6以上を記録する被害地震において、計測震度と被害実態とが合わないことが指摘されている(2008年岩手・宮城内陸地震,岩手県沿岸北部の地震など)。そこで報告者は、地震発生後に誰でも体感震度報告ができるようなウェブフォームを構築した。 ...

【環境学】環境保全学：北マリアナ諸島／地震を含む研究件

【キーワード】火山活動 / マグマ水蒸気爆発 / 北マリアナ諸島 / 火山性微動 / マグマ供給系 (他18件)

【概要】北マリアナ・アナタハン火山において2008～9年に総合観測を実施し活動評価を行った。期間中に発生した水蒸気爆発では,火口直下を震源とし振幅が次第に増大する連続微動が捉えられた。GPS観測からは西方にある圧力源の収縮が記録されマグマが斜めに上昇する経路が捉えられた。噴出物からはマグマ噴火が2003～4年までであり,以降は水蒸気爆発であることが示された。これまで一連の火山活動はほぼ終息したと考えられる...

【環境学】環境保全学：泥雨／地震を含む研究件

【概要】明治初期（おおむね明治20年まで）に発生した地震・火山噴火・その他自然災害（天変地異）について，カタログを作成した．この時期は，国の機関などによる体系的な観測および情報集約がおこなわれておらず，未知の事件が学問的には記録されないままになっている可能性がある．抽出した情報をデータベース化し，時系列や地域による並べかえ，検索などが容易にできるように工夫した．このデータベースはWeb上で公開した． ...

【環境学】環境保全学：深海環境／地震を含む研究件

【概要】掘削孔の悪条件で、目標海底下5200 m深の65％深で掘削を終了した。孔底付近において最大水平応力が鉛直応力を超え始め、付加体岩石の摩擦強度は3000 m付近で最小となった。一方その変位速度依存性は深度増加に伴い減少し、5000 m付近で中性となることが判明した。これはプレート境界深度で不安定滑りを起こすことを示す。付加体先端の切迫度は応力場と断層の形状および間隙水圧などに大きく影響を受け、場所...

【概要】機動的な広帯域海底地震計(BBOBS)はすでに実用化し、多数の観測実績を挙げてきている。しかし、そのデータを評価すると、解析において重要な長周期の水平動成分でノイズレベルが高い。この問題を解決するため、BBOBSのセンサー部を分離し、小型・低背にすることで堆積物中へ突入させ、底層流の影響を受けない状態にすることが考えられる。この構想の下で新型のセンサーを開発し、実地での試験観測を行った。その結果、...

【環境学】環境保全学：ERS ／地震を含む研究件

【研究代表者】小桧山雅之 (小檜山雅之) (2001) 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (10333577)

【キーワード】合成開口レーダー / リモートセンシング / 地震 / 被害把握 / 1993年北海道南西沖地震 (他15件)

【概要】合成開口レーダー(SAR)は雲などの天候や昼夜の別などに影響されないマイクロ波を使った能動的センサである.人工衛星や航空機に搭載したセンサからのSAR画像を用いて,地震被害を判読するための技術について研究を行〓SARによる地震被害把握の可能性について検討するために,1995年兵庫県南部地震の際の現地調査に基づく被〓地震前後のERS/SAR画像とを用いて,被害地域における後方散乱特性について検討した...

【環境学】環境保全学：マカラン沈み込み帯／地震を含む研究件

❏インド洋北西部マカラン沈み込み帯における津波ポテンシャルの再評価(13F03314)

【研究期間】2013-04-26 - 2016-03-31

【研究種目】特別研究員奨励費

【キーワード】津波 / マカラン沈み込み帯 / 海底地すべり / 地震

【概要】1998年7月17日にパプアニューギニアで発生したM7の地震に伴う津波は，ニューギニア島北岸のシサノラグーン付近で2000名を超える死者をだした．津波高さが10mを超えるのはわずか20 km程度に限られており，地震の断層運動のみでなく，2次的な津波波源（海底地すべりなど）が想定されてきた．これまでのモデリングでは津波の高さ分布しか用いられてこなかったが，波源近傍（距離600～1500 km）で記録...

【環境学】環境保全学：マグマ供給糸／地震を含む研究件

【キーワード】火山活動 / マグマ水蒸気爆発 / 北マリアナ諸島 / 火山性微動 / マグマ供給系 (他18件)

【概要】北マリアナ・アナタハン火山において2008～9年に総合観測を実施し活動評価を行った。期間中に発生した水蒸気爆発では,火口直下を震源とし振幅が次第に増大する連続微動が捉えられた。GPS観測からは西方にある圧力源の収縮が記録されマグマが斜めに上昇する経路が捉えられた。噴出物からはマグマ噴火が2003～4年までであり,以降は水蒸気爆発であることが示された。これまで一連の火山活動はほぼ終息したと考えられる...

【環境学】環境保全学：天変地異／地震を含む研究件

【概要】明治初期（おおむね明治20年まで）に発生した地震・火山噴火・その他自然災害（天変地異）について，カタログを作成した．この時期は，国の機関などによる体系的な観測および情報集約がおこなわれておらず，未知の事件が学問的には記録されないままになっている可能性がある．抽出した情報をデータベース化し，時系列や地域による並べかえ，検索などが容易にできるように工夫した．このデータベースはWeb上で公開した． ...

【環境学】環境保全学：疑似科学／地震を含む研究件

【研究代表者】勝俣啓 (2009-2010) 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (10261281)

【概要】平成20年度に発生したチリ地震では津波の日本への到達が予測され,一日以上にわたって注意報や警報が発令された.地震発生から一週間後に津波に関する意識調査を実施した.「外国で起きた地震で発生した津波は日本まで到達することがあると思うか」などの問いに対しておよそ95%の正答率が得られ,日本人の津波に関するリテラシーの高さが明らかとなった.平成22年度はイタリアにおける地震予知問題に関する調査を実施した....

【環境学】環境保全学：被害推定／地震を含む研究件

【概要】本研究では、建物被害推定精度の向上を目指し、木造建物の耐震性能の地域性に着目し、新たな被害関数の提案を行った。まず、木造住宅の耐震性能の地域的な違いについて、耐震診断データをもとに分析した。耐震改修事業者より約3万棟の診断データを入手し、北海道・東北・関東・北陸・中部・東海・関西・山陰・山陽・四国・九州の11地域で集計し、診断評点分布の比較を行なった。その結果、関西地方で壁量が比較的少ない建物が...

【環境学】環境保全学：被害把握／地震を含む研究件

【研究代表者】小桧山雅之 (小檜山雅之) (2001) 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (10333577)

【キーワード】合成開口レーダー / リモートセンシング / 地震 / 被害把握 / 1993年北海道南西沖地震 (他15件)

【概要】合成開口レーダー(SAR)は雲などの天候や昼夜の別などに影響されないマイクロ波を使った能動的センサである.人工衛星や航空機に搭載したセンサからのSAR画像を用いて,地震被害を判読するための技術について研究を行〓SARによる地震被害把握の可能性について検討するために,1995年兵庫県南部地震の際の現地調査に基づく被〓地震前後のERS/SAR画像とを用いて,被害地域における後方散乱特性について検討した...

【環境学】環境保全学：被害予想／地震を含む研究件

【概要】昨今の震度6以上を記録する被害地震において、計測震度と被害実態とが合わないことが指摘されている(2008年岩手・宮城内陸地震,岩手県沿岸北部の地震など)。そこで報告者は、地震発生後に誰でも体感震度報告ができるようなウェブフォームを構築した。 ...

【研究代表者】勝俣啓 (2009-2010) 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (10261281)

【概要】平成20年度に発生したチリ地震では津波の日本への到達が予測され,一日以上にわたって注意報や警報が発令された.地震発生から一週間後に津波に関する意識調査を実施した.「外国で起きた地震で発生した津波は日本まで到達することがあると思うか」などの問いに対しておよそ95%の正答率が得られ,日本人の津波に関するリテラシーの高さが明らかとなった.平成22年度はイタリアにおける地震予知問題に関する調査を実施した....

【環境学】環境保全学：被害予測／地震を含む研究件

【概要】昨今の震度6以上を記録する被害地震において、計測震度と被害実態とが合わないことが指摘されている(2008年岩手・宮城内陸地震,岩手県沿岸北部の地震など)。そこで報告者は、地震発生後に誰でも体感震度報告ができるようなウェブフォームを構築した。 ...

❏液状化地盤の側方流動とライフライン施設の被害予測システムの開発(13555135)

【研究代表者】濱田政則早稲田大学, 理工学部, 教授 (30164916)

【キーワード】液状化 / 側方流動 / ライフライン / 地震 / 防災 (他7件)

【概要】液状化地盤の側方流動は,一般的に100m四方の広範囲の地域にわたって生ずることから,地盤・地形条件および護岸条件などの大量の情報を効率的かつ統一的に処理してデータベースを構築し,これをもとに広域に及ぶ地盤変位を精度よく推定することが必要である. 本研究では,1)既存の研究成果を発展させて地盤変位の予測手法と側方流動が構造物や埋設管路に与える影響の予測手法の確立を図るとともに,2)地盤変位の予測およ...

【概要】地表面の1点に置いた定常鉛直振動源および不規則鉛直振動源から発生するレ-リ-波を離れた地点で計測し、その分散曲線、回転軌跡をリアルタイムで計算することが可能な計測解析システムを作成、その有効性を現場実験を行なって検討した。この結果、レ-リ-波が卓越した波をとらえるためには、起振源から測定波長の少なくとも1/4以上離れた地点で計測する必要のあること、及び計測波には高次モ-ド成分が含まれていることが示...

【環境学】環境保全学：ナチュラルタイム／地震を含む研究件

❏臨界現象から捉えた多種の地震先行現象と地震との因果性に関する検討(26350483)

【キーワード】地震 / 臨界現象 / ナチュラル・タイム / 地震先行現象

【概要】臨界現象の時系列解析手法であるナチュラル・タイム解析を用いて地震発生前の臨界状態の時系列解析を行った。日本の地震については大地震の前には、先行的変動つまり臨界状態の開始時が本解析手法で検知できることがわかった。また、その臨界状態は震央付近に発生していることもわかった。さらに2011年東北地方太平洋沖地震については、約２ヶ月前から臨界状態になっていると判断でき、他の先行現象が発生し始めた時期と同期し...

【概要】近年、時間は事象が起きたときにのみ進むとするNatural timeという新しい時間概念に基づいて臨界現象の時系列解析を行うと、システムが臨界点に達しているか否かを推定できることが示唆された。Natural Timeはイベントごとに時間が進む性質を持ち、指標κ1が0.07に収束することで臨界状態かどうか判別できる。本研究では、κ1の値が臨界点接近にともなって0.07に収束することを既知の臨界現象の...

【環境学】環境保全学：明治時代／地震を含む研究件

【概要】明治初期（おおむね明治20年まで）に発生した地震・火山噴火・その他自然災害（天変地異）について，カタログを作成した．この時期は，国の機関などによる体系的な観測および情報集約がおこなわれておらず，未知の事件が学問的には記録されないままになっている可能性がある．抽出した情報をデータベース化し，時系列や地域による並べかえ，検索などが容易にできるように工夫した．このデータベースはWeb上で公開した． ...

【環境学】環境保全学：震度／地震を含む研究件

【概要】昨今の震度6以上を記録する被害地震において、計測震度と被害実態とが合わないことが指摘されている(2008年岩手・宮城内陸地震,岩手県沿岸北部の地震など)。そこで報告者は、地震発生後に誰でも体感震度報告ができるようなウェブフォームを構築した。 ...

【環境学】環境保全学：屋内収容物／地震を含む研究件

【概要】近年のわが国の地震では、家具などの転倒による室内での人的・物的被害が、負傷者の大きな割合を占めるようになってきた。このような背景から、本研究では屋内収容物の地震時転倒などの挙動に関する振動台実験と,個別要素法(DEM)に基づく解析手法の開発を行った.まず,さまざまな大きさの木製ブロックに対して振動台実験を実施し,ブロックのロッキングから転倒に至る挙動を,加速度計およびビデオで記録した.次にこの数値...

【環境学】環境保全学：堆積盆／地震を含む研究件

【概要】東海沖から日向沖の地震履歴の情報を得るため，南海トラフ前弧域の浅部地下構造探査と柱状試料採取を行なった．海溝の陸側斜面から前弧海盆における高解像度の浅部地下構造を無人探査機に搭載した音波探査装置で捉えることができ，室戸岬沖や日向沖において活断層や現在進行中の傾動運動を確認した．堆積層の分析では，地震による海底表層の物質の移動・再堆積を明らかにするとともに，再堆積した地層の厚さは供給源となった地層の...

【環境学】環境保全学：対策／地震を含む研究件

【概要】昨今の震度6以上を記録する被害地震において、計測震度と被害実態とが合わないことが指摘されている(2008年岩手・宮城内陸地震,岩手県沿岸北部の地震など)。そこで報告者は、地震発生後に誰でも体感震度報告ができるようなウェブフォームを構築した。 ...

【研究代表者】勝俣啓 (2009-2010) 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (10261281)

【概要】平成20年度に発生したチリ地震では津波の日本への到達が予測され,一日以上にわたって注意報や警報が発令された.地震発生から一週間後に津波に関する意識調査を実施した.「外国で起きた地震で発生した津波は日本まで到達することがあると思うか」などの問いに対しておよそ95%の正答率が得られ,日本人の津波に関するリテラシーの高さが明らかとなった.平成22年度はイタリアにおける地震予知問題に関する調査を実施した....

【環境学】環境保全学：GPS繰り返し観測／地震を含む研究件

【キーワード】火山活動 / マグマ水蒸気爆発 / 北マリアナ諸島 / 火山性微動 / マグマ供給系 (他18件)

【概要】北マリアナ・アナタハン火山において2008～9年に総合観測を実施し活動評価を行った。期間中に発生した水蒸気爆発では,火口直下を震源とし振幅が次第に増大する連続微動が捉えられた。GPS観測からは西方にある圧力源の収縮が記録されマグマが斜めに上昇する経路が捉えられた。噴出物からはマグマ噴火が2003～4年までであり,以降は水蒸気爆発であることが示された。これまで一連の火山活動はほぼ終息したと考えられる...

【環境学】環境保全学：自然災害／地震を含む研究件

❏巨大災害と家計の人的資本投資：ネパール大地震・家屋損壊データ再調査による実証分析(19KK0041)

【概要】本研究の目的は、自然災害の中・長期の経済効果を、被災地からの転出や子どもの進学選択・職業選択といった所得だけでは捉えきれない厚生変化も含めて、家計レベルで検証することである。そのためには、自然災害で家計が被った被害の程度を、できるだけ正確に把握しておく必要がある。本研究の主要なアイデアは、2015年のネパール大震災後に、ネパール政府が建築士を雇用して家屋の破損度を査定した100万軒強の家計調査結果...

【概要】自然災害全般を対象とした火災のリスク評価・対応技術の確立のため、次に示す(a)～(c)の課題について研究を継続して実施した。(a)自然災害を起因として発生する火災に関する国内外を対象とした事例収集については、地震火災及び豪雨・台風時の火災について実施した。地震火災について、関東大震災については、日本火災学会地震火災専門委員会の西田委員提供の資料を参照、北海道南西沖地震については、建設省建築研究所の...

【概要】本研究では、津波災害の際にそれぞれの地域が有する避難トリガー（避難行動を開始するきっかけとなる事象や情報）に着目し、それらが機能する条件について理解を深めることを目的として、近年の国内外のさまざまな地域における災害事例にもとづいた分析を行った。まずは避難トリガーの分類を行い、次にそれぞれの地域において機能した避難トリガーを定量的なデータから抽出した。その結果、地域によって機能した避難トリガーは異な...

【環境学】環境保全学：電離層擾乱／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【概要】前年度では、すでに雷予報器として作動しかつコンピューターに接続されている装置の過去のデータを調べることによって2件の地震に関連していると思われるデータを得ることができた。しかし、本来このコンピューターの接続の目的は雷予報のためで365日24時間すべてのデータは保存されない。つまり落雷活動に関連したものしか保存されず十分にデータを確認することができない。したがって我々は過去に有望と思われるデータを得...

【環境学】環境保全学：Webアンケート／地震を含む研究件

【概要】昨今の震度6以上を記録する被害地震において、計測震度と被害実態とが合わないことが指摘されている(2008年岩手・宮城内陸地震,岩手県沿岸北部の地震など)。そこで報告者は、地震発生後に誰でも体感震度報告ができるようなウェブフォームを構築した。 ...

【環境学】環境保全学：強震動予測／地震を含む研究件

【概要】現在立ち遅れている島の強震動と津波の予測の高精度化を図るため、南西諸島を例として以下の３つのテーマについて研究し、成果を得た。我々が先に構築した陸海地形及び地盤から沈み込む海洋スラブまでを含む南西諸島の地下構造モデル暫定版の改良を図った（サブテーマ１）。次に３次元地下構造モデルを用いて、地震動・地殻変動・津波を統合的にシミュレーションするシステム（サブテーマ２）を実現し、地震発生に伴う一連の現象に...

❏島の強震動予測：海陸分布・陸地形・海水・海底地形・地下構造の総合効果の解明と予測(23310122)

【概要】立ち遅れている島の地震動予測の高精度化を目指して、南西諸島の島々においてアレイ微動探査を実施し、観測地点直下の１次元深部地盤構造モデルの推定を行い、地盤構造の概要と震動特性を明らかにした。得られた深部地盤構造に加えて南西諸島周辺域のプレート形状や地殻構造に関する利用可能な情報を収集し、陸地形・海底地形と地盤から最上部マントルまでの島弧及びフィリピン海スラブを含む南西諸島全域にわたる強震動予測のため...

【環境学】環境保全学：大気電場／地震を含む研究件

【概要】前年度では、すでに雷予報器として作動しかつコンピューターに接続されている装置の過去のデータを調べることによって2件の地震に関連していると思われるデータを得ることができた。しかし、本来このコンピューターの接続の目的は雷予報のためで365日24時間すべてのデータは保存されない。つまり落雷活動に関連したものしか保存されず十分にデータを確認することができない。したがって我々は過去に有望と思われるデータを得...

【環境学】環境保全学：微小破壊／地震を含む研究件

【概要】200kHz までをカバーする高感度振動センサによる微小破壊観測を, 世界で初めて大深度鉱山の硬岩中で展開し, 数百m の範囲にわたって, 微小破壊を観測することに成功した. 採掘やトンネル等でダメージを受けていない領域でも, 100kHz を超える地震波を放出するような, cm スケールの微小破壊が多数おこっていることを発見した. さらに, 数万個の微小破壊の分布は,周辺域の採掘による影響をうけ...

【環境学】環境保全学：大規模数値解析／地震を含む研究件

【キーワード】確率モデル / 地殻変動 / 地震活動 / GPSデータ / 大規模数値解析 (他15件)

【概要】研究開始当初の背景:列島地殻応力の3次元分布の推定は地震災害の予測に必須である.しかし,地下10キロ以下の地殻で応力を計測することは不可能である.このため,限られた情報を基に,応力分布の不確からしさを確率的に扱った確率モデルを構築する.各種計測データと同化することで,許容できる地殻応力分布を絞り込むことが考えられる. 研究の目的:日本列島の地殻応力の3次元分布に対する確率モデルを構築する.GPSを...

【環境学】環境保全学：降雨量／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【環境学】環境保全学：科学者／地震を含む研究件

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【環境学】環境保全学：火山噴火／地震を含む研究件

【概要】明治初期（おおむね明治20年まで）に発生した地震・火山噴火・その他自然災害（天変地異）について，カタログを作成した．この時期は，国の機関などによる体系的な観測および情報集約がおこなわれておらず，未知の事件が学問的には記録されないままになっている可能性がある．抽出した情報をデータベース化し，時系列や地域による並べかえ，検索などが容易にできるように工夫した．このデータベースはWeb上で公開した． ...

【環境学】環境保全学：ラクイラ地震／地震を含む研究件

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【環境学】環境保全学：JERS ／地震を含む研究件

【研究代表者】小桧山雅之 (小檜山雅之) (2001) 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (10333577)

【キーワード】合成開口レーダー / リモートセンシング / 地震 / 被害把握 / 1993年北海道南西沖地震 (他15件)

【概要】合成開口レーダー(SAR)は雲などの天候や昼夜の別などに影響されないマイクロ波を使った能動的センサである.人工衛星や航空機に搭載したセンサからのSAR画像を用いて,地震被害を判読するための技術について研究を行〓SARによる地震被害把握の可能性について検討するために,1995年兵庫県南部地震の際の現地調査に基づく被〓地震前後のERS/SAR画像とを用いて,被害地域における後方散乱特性について検討した...

【環境学】環境保全学：サブボトムプロファイラー／地震を含む研究件

【概要】東海沖から日向沖の地震履歴の情報を得るため，南海トラフ前弧域の浅部地下構造探査と柱状試料採取を行なった．海溝の陸側斜面から前弧海盆における高解像度の浅部地下構造を無人探査機に搭載した音波探査装置で捉えることができ，室戸岬沖や日向沖において活断層や現在進行中の傾動運動を確認した．堆積層の分析では，地震による海底表層の物質の移動・再堆積を明らかにするとともに，再堆積した地層の厚さは供給源となった地層の...

【数物系科学】物理学：スティック・スリップ／地震を含む研究件

【概要】ゲルは，高分子からなるやわらかい弾性体であり，すべらせるとしばしばスティック－スリップ運動を起こす．ゲルのスティック－スリップ運動は，断層が一時的かつ局所的にすべりを起こす地震現象と類似した振る舞いを示すことから，地震現象のモデル系として用いられている．本研究では，実験条件によってスティック－スリップ運動の複雑性をコントロールできることを発見した．また，その場可視化を用いてスティック－スリップサイ...

【数物系科学】物理学：ギシツブルグ・ランダウ方程式／地震を含む研究件

【概要】次世代型4次元変分法のプロトタイプ版を開発し、2次元空間内における地震波伝播シミュレーションコード等に実装した。双子実験によって地下構造に関する物性パラメータの最適値推定と不確実性評価が可能となることを示した。また、本手法を実装する新たな対象として、磁性体内における磁化パターンの時空間変化を記述する時間依存Ginzburg-Landau方程式の数値シミュレーションコードを新たに開発した。これらの成...

【数物系科学】物理学：スティック・スリップ運動／地震を含む研究件

【概要】ゲルは，高分子からなるやわらかい弾性体であり，すべらせるとしばしばスティック－スリップ運動を起こす．ゲルのスティック－スリップ運動は，断層が一時的かつ局所的にすべりを起こす地震現象と類似した振る舞いを示すことから，地震現象のモデル系として用いられている．本研究では，実験条件によってスティック－スリップ運動の複雑性をコントロールできることを発見した．また，その場可視化を用いてスティック－スリップサイ...

【数物系科学】物理学：その場可視化／地震を含む研究件

【概要】ゲルは，高分子からなるやわらかい弾性体であり，すべらせるとしばしばスティック－スリップ運動を起こす．ゲルのスティック－スリップ運動は，断層が一時的かつ局所的にすべりを起こす地震現象と類似した振る舞いを示すことから，地震現象のモデル系として用いられている．本研究では，実験条件によってスティック－スリップ運動の複雑性をコントロールできることを発見した．また，その場可視化を用いてスティック－スリップサイ...

【数物系科学】物理学：臨界現象／地震を含む研究件

❏臨界現象から捉えた多種の地震先行現象と地震との因果性に関する検討(26350483)

【キーワード】地震 / 臨界現象 / ナチュラル・タイム / 地震先行現象

【概要】臨界現象の時系列解析手法であるナチュラル・タイム解析を用いて地震発生前の臨界状態の時系列解析を行った。日本の地震については大地震の前には、先行的変動つまり臨界状態の開始時が本解析手法で検知できることがわかった。また、その臨界状態は震央付近に発生していることもわかった。さらに2011年東北地方太平洋沖地震については、約２ヶ月前から臨界状態になっていると判断でき、他の先行現象が発生し始めた時期と同期し...

【概要】近年、時間は事象が起きたときにのみ進むとするNatural timeという新しい時間概念に基づいて臨界現象の時系列解析を行うと、システムが臨界点に達しているか否かを推定できることが示唆された。Natural Timeはイベントごとに時間が進む性質を持ち、指標κ1が0.07に収束することで臨界状態かどうか判別できる。本研究では、κ1の値が臨界点接近にともなって0.07に収束することを既知の臨界現象の...

【数物系科学】物理学：相図／地震を含む研究件

【概要】ゲルは，高分子からなるやわらかい弾性体であり，すべらせるとしばしばスティック－スリップ運動を起こす．ゲルのスティック－スリップ運動は，断層が一時的かつ局所的にすべりを起こす地震現象と類似した振る舞いを示すことから，地震現象のモデル系として用いられている．本研究では，実験条件によってスティック－スリップ運動の複雑性をコントロールできることを発見した．また，その場可視化を用いてスティック－スリップサイ...

【数物系科学】物理学：スケーリング則／地震を含む研究件

【概要】20 世紀以降に世界で発生した超巨大地震について，我々が開発した遠地津波波形の走時遅れの位相補正を施して解析を行い，地震の規模やすべり分布を推定した．それらをまとめた結果，規模と断層サイズ，すべり量などのスケーリング則については，我々が以前に求めたものを大きく変更する必要がないことがわかった．津波堆積物やサンゴのマイクロアトールから地震の規模などを推定する方法について，最近の地震や海面変動について...

【数物系科学】地球惑星科学：マグマ水蒸気爆発／地震を含む研究件

【キーワード】火山活動 / マグマ水蒸気爆発 / 北マリアナ諸島 / 火山性微動 / マグマ供給系 (他18件)

【概要】北マリアナ・アナタハン火山において2008～9年に総合観測を実施し活動評価を行った。期間中に発生した水蒸気爆発では,火口直下を震源とし振幅が次第に増大する連続微動が捉えられた。GPS観測からは西方にある圧力源の収縮が記録されマグマが斜めに上昇する経路が捉えられた。噴出物からはマグマ噴火が2003～4年までであり,以降は水蒸気爆発であることが示された。これまで一連の火山活動はほぼ終息したと考えられる...

【数物系科学】地球惑星科学：季節変動／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【数物系科学】地球惑星科学：動的弱化／地震を含む研究件

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

【数物系科学】地球惑星科学：アスペリティ／地震を含む研究件

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【キーワード】アスペリティ / プレート境界 / 人工地震構造調査 / 反射強度 / 巨大地震 (他12件)

【概要】海底下～10km以上深いプレート境界面上で、プレート間の固着が強い場所が、繰り返し発生する海溝型巨大地震の震源域である。なぜ固着強度が強くなるのか、その要因を解明するために、海域で人工震源を用いて行う構造調査で取得される波形記録の解析手法の開発を行った。これまでの手法では不十分であった解像度の向上に成功し、屈折波やプレート境界からの反射波に関して、到達エネルギーを明瞭に確認することができた。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：動力学的モデル／地震を含む研究件

【研究代表者】安藤亮輔独立行政法人産業技術総合研究所, 活断層・地震研究センター, 研究員 (10455256)

【概要】本研究では,物理モデルを用いた地震発生の予測を目指して,室内実験系での模擬地震を用いて,データ同化手法を開発している.データ同化とは,断層の固着滑りを表現する物理モデルを構築し,観測データによりモデルの未知パラメタを推定し,将来予測をするといった手法である.そのために,本研究期間内においては,実験装置の立ち上げとデータ取得,物理モデルのシミュレーションのための数値計算コードの開発を行った.また,そ...

【数物系科学】地球惑星科学：高速領域分割法／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【数物系科学】地球惑星科学：2011年東日本大震災／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【数物系科学】地球惑星科学：不均質構造／地震を含む研究件

【キーワード】境界積分方程式法 / 地震サイクルシミュレーション / 構造不均質 / 地震 / 断層 (他9件)

【概要】本研究の目的は、拡張積分方程式法（XBIEM）を用いて、地震サイクルシミュレーションを不均質媒質中へ拡張することにある。この現実的な不均質構造中での自発的な核形成、動的破壊伝播開始と進展、地震後の強度回復、その後の地殻応力載荷という地震発生サイクルシミュレーションを行う。現実的な不均質構造中でのサイクルシミュレーションを行う技術開発を進めており、今年度は、付加帯構造という沈み込み帯に特徴的な構造不...

【キーワード】アスペリティ / プレート境界 / 人工地震構造調査 / 反射強度 / 巨大地震 (他12件)

【概要】海底下～10km以上深いプレート境界面上で、プレート間の固着が強い場所が、繰り返し発生する海溝型巨大地震の震源域である。なぜ固着強度が強くなるのか、その要因を解明するために、海域で人工震源を用いて行う構造調査で取得される波形記録の解析手法の開発を行った。これまでの手法では不十分であった解像度の向上に成功し、屈折波やプレート境界からの反射波に関して、到達エネルギーを明瞭に確認することができた。 ...

【概要】地殻・マントル不均質性の定量化と、広帯域強震動シミュレーションモデルの構築に向け、地下構造におけるスケール数km以下の短波長不均質構造の分布特性を、1) P波の放射特性の崩れの周波数依存性・距離依存性、2) P波のTransverse成分への振幅の漏れ強度、の二つの観点から、Hi-net高密度地震観測データによる近地の地震波形解析と、コンピュータシミュレーションにより評価した。広帯域地震動シミュレ...

【数物系科学】地球惑星科学：不均質媒質／地震を含む研究件

【概要】我々が提案する拡張積分方程式法（XBIEM）は元々メッシュフリーで境界面・破壊面形状に制限のない解析法であるが、我々がこれまでに開発した数値計算コードは平面媒質境界を横切る平面亀裂の単純な幾何配置の問題に留まる。これを前進させ、複雑な媒質境界との力学的相互作用を厳密に考慮しながら破壊経路が自在に選択可能な高度化された計算コードを開発をその数学的基礎づけと共におこなう。 ...

【概要】本研究では不均質媒質中での形状自由な断層挙動の解析を可能にする新たな計算法の開発に取り組んだ。定式化には、任意形状の亀裂の解析に適した境界積分方程式法(BoundaryIntegralEquationMethod:BIEM)を基に、これを不均質媒質に拡張する(eXtendedBIEM=XBIEM)。アイデアは、不均質媒質を区分的に均質媒質とみなしてBIEMを適用し、媒質界面で解を接続する点にある。...

【数物系科学】地球惑星科学：ヒクランギ／地震を含む研究件

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【数物系科学】地球惑星科学：ヒクランギ海台／地震を含む研究件

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【数物系科学】地球惑星科学：リソスフェア／地震を含む研究件

【キーワード】リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー (他14件)

【概要】本研究計画では，海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から，「なぜリソスフェア硬く，アセノスフェアは柔らかいのか？」という根源的な問いに対する答えを求めた．海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし，若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した．また，これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し，Vp/Vs構造を明らかにした．リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造を...

【数物系科学】地球惑星科学：短波長不均質構造／地震を含む研究件

【概要】地殻・マントル不均質性の定量化と、広帯域強震動シミュレーションモデルの構築に向け、地下構造におけるスケール数km以下の短波長不均質構造の分布特性を、1) P波の放射特性の崩れの周波数依存性・距離依存性、2) P波のTransverse成分への振幅の漏れ強度、の二つの観点から、Hi-net高密度地震観測データによる近地の地震波形解析と、コンピュータシミュレーションにより評価した。広帯域地震動シミュレ...

【数物系科学】地球惑星科学：海底圧力計／地震を含む研究件

【キーワード】スロースリップ / 海底圧力計 / シミュレーション / 房総沖 / 海底地殻変動 (他11件)

【概要】房総沖スロースリップ（SSE）を解明するために以下を行った。観測研究では、すべり分布を明らかにするため海底圧力計を用いた観測を行った。2014年1月ごろSSEが発生しその変動を捉えることに成功した。この際、圧力計データをパラメトリックモデルで解析する方法を開発した。シミュレーション研究では、その基礎となる房総沖の構造の決定と房総沖SSEを再現するモデルの開発を行った。構造では、房総沖のフィリピン...

【数物系科学】地球惑星科学：海底観測／地震を含む研究件

【キーワード】リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー (他14件)

【概要】本研究計画では，海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から，「なぜリソスフェア硬く，アセノスフェアは柔らかいのか？」という根源的な問いに対する答えを求めた．海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし，若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した．また，これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し，Vp/Vs構造を明らかにした．リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造を...

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：海底水圧計／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：弾性動力学／地震を含む研究件

【概要】本研究では不均質媒質中での形状自由な断層挙動の解析を可能にする新たな計算法の開発に取り組んだ。定式化には、任意形状の亀裂の解析に適した境界積分方程式法(BoundaryIntegralEquationMethod:BIEM)を基に、これを不均質媒質に拡張する(eXtendedBIEM=XBIEM)。アイデアは、不均質媒質を区分的に均質媒質とみなしてBIEMを適用し、媒質界面で解を接続する点にある。...

【概要】地震の破壊経路の理論的予測を行う数値シミュレーションには、従来、境界積分方程式法が用いられてきた。この手法は、「断層面形状」の自由度が高いという特性から広く利用されるようになってきたが、反面、「不均質媒質」中の破壊現象の取り扱いは不得手である。地殻には不均質構造が普遍的にある(例:地下浅部堆積層と深部基盤岩の境界)。不均質境界に向かう破壊成長は、媒質の弾性定数の不連続分布の力学的効果により破壊経...

【数物系科学】地球惑星科学：海底地震計／地震を含む研究件

【概要】機動的な広帯域海底地震計(BBOBS)はすでに実用化し、多数の観測実績を挙げてきている。しかし、そのデータを評価すると、解析において重要な長周期の水平動成分でノイズレベルが高い。この問題を解決するため、BBOBSのセンサー部を分離し、小型・低背にすることで堆積物中へ突入させ、底層流の影響を受けない状態にすることが考えられる。この構想の下で新型のセンサーを開発し、実地での試験観測を行った。その結果、...

【数物系科学】地球惑星科学：海底変動／地震を含む研究件

【キーワード】スロースリップ / 海底圧力計 / シミュレーション / 房総沖 / 海底地殻変動 (他11件)

【概要】房総沖スロースリップ（SSE）を解明するために以下を行った。観測研究では、すべり分布を明らかにするため海底圧力計を用いた観測を行った。2014年1月ごろSSEが発生しその変動を捉えることに成功した。この際、圧力計データをパラメトリックモデルで解析する方法を開発した。シミュレーション研究では、その基礎となる房総沖の構造の決定と房総沖SSEを再現するモデルの開発を行った。構造では、房総沖のフィリピン...

【数物系科学】地球惑星科学：ジャワ海溝／地震を含む研究件

【概要】沈み込み帯の地震からの遠地実体波波形には震源付近の不均質構造に起因する強い後続波が現れるため、地震の詳細な解析が困難になる場合がある。本研究では不均質構造のもとでの波動計算を非常に効率良く実行できる独自の手法によって理論波形を計算し、小規模地震の地震発生場所・発震機構解を推定する手法と、大規模地震の断層すべり分布を決定する手法とを開発した。これらの手法を2006年ジャワ津波地震と2007年南スマト...

【数物系科学】地球惑星科学：高密度観測／地震を含む研究件

【キーワード】地震発生帯の上限 / 地震活動 / 超高密度地震観測 / 高密度地震観測 / 地震 (他6件)

【概要】地震発生帯の上限で起きている地震活動の詳細を調べるために，2016年熊本地震が発生した布田川断層帯を中心に超高密度な地震観測網を設置して約50日間の地震波形データを取得した。データを解析した結果，布田川断層帯の傾斜方向と整合的な北西方向に高角度で傾斜する震源分布が得られた。また，断層帯直下の深さ2 km以浅の地表付近において，顕著な地震活動は起きていないことも分かった。さらに，浅い地震のマグニチュ...

【数物系科学】地球惑星科学：断層滑り／地震を含む研究件

【概要】プレート境界におけるすべり時空間変化を支配する摩擦特性を推定するために、GPS観測データから摩擦法則のパラメータ(摩擦パラメータ)を推定するデータ同化手法の開発を行った。この手法を2011年東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)の余効すべりに適用し、余効すべり発生領域の摩擦特性の推定を行った。その結果、従来は一定であると考えられてきた摩擦パラメータは、高速のすべり速度に対してすべりの安定性が減少するよ...

【数物系科学】地球惑星科学：高密度地震観測／地震を含む研究件

【キーワード】地震発生帯の上限 / 地震活動 / 超高密度地震観測 / 高密度地震観測 / 地震 (他6件)

【概要】地震発生帯の上限で起きている地震活動の詳細を調べるために，2016年熊本地震が発生した布田川断層帯を中心に超高密度な地震観測網を設置して約50日間の地震波形データを取得した。データを解析した結果，布田川断層帯の傾斜方向と整合的な北西方向に高角度で傾斜する震源分布が得られた。また，断層帯直下の深さ2 km以浅の地表付近において，顕著な地震活動は起きていないことも分かった。さらに，浅い地震のマグニチュ...

【数物系科学】地球惑星科学：断層構成則／地震を含む研究件

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

【数物系科学】地球惑星科学：断層面形状／地震を含む研究件

❏複雑な断層面形状を作り出す地震の動的破壊機構の解明(11740259)

【研究代表者】亀伸樹九州大学, 大学院・理学研究院, 助手 (90304724)

【キーワード】地震 / シミュレーション / 境界積分方程式法 / 断層面形状 / 亀裂

【概要】2軸圧縮載荷において複雑な形状を持つ剪断型亀裂の動的破壊成長シミュレーションを行い、非直線的な破壊面形成において放射される地震波の特性について調べた。計算は自ら開発した境界積分方程式法によるコードを利用して行った。最終的に屈曲により自発停止した破壊の成長過程において放射される弾性波の特徴を明らかにする目的で、特に、地震破壊成長停止の古典的モデルである「バリアモデル(破壊強度の局所的増大により破壊成...

【数物系科学】地球惑星科学：海洋性地殻／地震を含む研究件

【キーワード】アスペリティ / プレート境界 / 人工地震構造調査 / 反射強度 / 巨大地震 (他12件)

【概要】海底下～10km以上深いプレート境界面上で、プレート間の固着が強い場所が、繰り返し発生する海溝型巨大地震の震源域である。なぜ固着強度が強くなるのか、その要因を解明するために、海域で人工震源を用いて行う構造調査で取得される波形記録の解析手法の開発を行った。これまでの手法では不十分であった解像度の向上に成功し、屈折波やプレート境界からの反射波に関して、到達エネルギーを明瞭に確認することができた。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：空気振動／地震を含む研究件

【概要】本研究の目的は、噴火に伴い発生する地震波と空振(空気振動)を同時に解析する手法を開発し、噴火ダイナミックスの解明に資することである。地震波形は火道内部の力学的状態を反映し、空振波形は噴火に伴って大気に加わる圧力変動や大気中に注入される高温物質の流量・温度等に関する情報を反映している。この両者を個別に解析する試みはこれまでもあったが、同時解析の例は無い。本研究では次の3項目を行った。1)空振波形解析...

【数物系科学】地球惑星科学：空振／地震を含む研究件

【概要】大量のマグマを長時間にわたって噴出する噴火様式について、その発生と推移のメカニズムを明らかにすることを目的とした。良質の観測データがそろっている霧島火山新燃岳2011年噴火を研究対象とし、地震・空振の波動場解析の新しい手法を編み出した。噴出物の物質科学分析、映像解析、室内実験と併せ、以下の結論を得た。3回の爆発的連続噴火（準プリニー式噴火）のうち、1回目3回目はは水蒸気噴出や固まったマグマの栓の破...

【概要】本研究は,比較的単純な噴火形態を繰り返す火道システムの確立した火山を対象に振動現象の観測データから,火道浅部の内部状態を推定する方法を確立し,一連の噴火活動中での噴火様式変化の推定に結びつけることを目的とした.本研究期間中に,2011年霧島新燃岳の噴火が発生し,準プリニー式噴火,マグマ湧出,ブルカの式噴火という異なる噴火に対する火口近傍で地震,地殻変動,空振という多項目の観測データを得ることに成功...

【数物系科学】地球惑星科学：空振(空気振動) ／地震を含む研究件

【概要】本研究の目的は、噴火に伴い発生する地震波と空振(空気振動)を同時に解析する手法を開発し、噴火ダイナミックスの解明に資することである。地震波形は火道内部の力学的状態を反映し、空振波形は噴火に伴って大気に加わる圧力変動や大気中に注入される高温物質の流量・温度等に関する情報を反映している。この両者を個別に解析する試みはこれまでもあったが、同時解析の例は無い。本研究では次の3項目を行った。1)空振波形解析...

【数物系科学】地球惑星科学：十勝／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：十勝沖／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：釧路／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：地殻不均質構造／地震を含む研究件

【概要】本研究では2次元拡張境界積分方程式法（XBIEM）の数値計算コードの開発をおこなった。線表面要素に載荷された一定牽引力に対する無限一様等方性媒質の過渡的な変位応答および応力応答のカーネル関数に対して、閉じた関数形での陽的な表現を全て導出した。また、媒質界面を横切る動的破裂をシミュレートする際に必要となる陰的なタイムステッピングスキームを提案した。完成したXBIMコードを用いて、媒質不均質性が地震...

【数物系科学】地球惑星科学：スケーリング／地震を含む研究件

【概要】200kHz までをカバーする高感度振動センサによる微小破壊観測を, 世界で初めて大深度鉱山の硬岩中で展開し, 数百m の範囲にわたって, 微小破壊を観測することに成功した. 採掘やトンネル等でダメージを受けていない領域でも, 100kHz を超える地震波を放出するような, cm スケールの微小破壊が多数おこっていることを発見した. さらに, 数万個の微小破壊の分布は,周辺域の採掘による影響をうけ...

【キーワード】数値シミュレーション / インバージョン / 地震 / スケーリング / ゆっくり地震 (他11件)

【概要】地震は大きくスケールを変えて成長する破壊過程である。その成長過程の詳細と支配法則・条件を数値シミュレーションによる破壊過程の複雑性の研究と実際のデータを用いた震源過程の解析を用いて解明するのが本研究の目的である。本年度はまず2004年新潟県中越地震のマルチスケールインバージョンのまとめをJ. Geophysical Research誌にて発表した。昨年予備解析を行った2004年パークフィールド地...

【数物系科学】地球惑星科学：縦波速度／地震を含む研究件

【キーワード】固体地球物理学 / 地震 / 地殻・マントル物質 / 地球電磁気学 / 物性実験 (他10件)

【概要】最近,種々の構造探査により,縦波速度(Vp),横波速度(Vs),電気比抵抗などが同一断面上にマッピングされるようになってきた.それら観測可能なVp, Vs,電気伝導度,Qなどから,どのような物質がどのような状態にあり,どのような破壊・摩擦特性をもっているのか推定できるようになることを目指し,室内実験によりVp, Vs,電気伝導度などと,破壊・摩擦特性を様々な条件下で同時測定できる装置を開発した.同...

【数物系科学】地球惑星科学：南アフリカ:インド／地震を含む研究件

【概要】高応力の岩盤内に間隙水が存在すると、間隙水圧や応力の変化に対し、地震活動が敏感に反応する。その詳細を至近距離で観察するために、南アフリカのERPM鉱山とBuffelsfontein鉱山において、地下2~3kmの水没境界から数十m以内の非水没域から、地震・歪・地下水圧・自然電位などの項目について、岩盤挙動の観測を行った。インドの水没鉱山については、インドから研究者を招聘し、今後の進め方について議論し...

【数物系科学】地球惑星科学：南アフリカ金鉱山／地震を含む研究件

【概要】高応力の岩盤内に間隙水が存在すると、間隙水圧や応力の変化に対し、地震活動が敏感に反応する。その詳細を至近距離で観察するために、南アフリカのERPM鉱山とBuffelsfontein鉱山において、地下2~3kmの水没境界から数十m以内の非水没域から、地震・歪・地下水圧・自然電位などの項目について、岩盤挙動の観測を行った。インドの水没鉱山については、インドから研究者を招聘し、今後の進め方について議論し...

【キーワード】数値シミュレーション / インバージョン / 地震 / スケーリング / ゆっくり地震 (他11件)

【概要】地震は大きくスケールを変えて成長する破壊過程である。その成長過程の詳細と支配法則・条件を数値シミュレーションによる破壊過程の複雑性の研究と実際のデータを用いた震源過程の解析を用いて解明するのが本研究の目的である。本年度はまず2004年新潟県中越地震のマルチスケールインバージョンのまとめをJ. Geophysical Research誌にて発表した。昨年予備解析を行った2004年パークフィールド地...

【数物系科学】地球惑星科学：MOW ／地震を含む研究件

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

【数物系科学】地球惑星科学：地球潮汐／地震を含む研究件

❏2009年皆既日食中の地球潮汐で誘発される2008年中国四川地震の余震の探索(21654062)

【研究代表者】MORI James Jiro 京都大学, 防災研究所, 教授 (50314282)

【研究期間】2009

【キーワード】?川地震 / 地球潮汐 / 地震 / 中国 / 掘削

【概要】2009年7月、中国・?川地震(2008年、Mw7.9)による余震域の上空を皆既日食が通過した。これは地球潮汐が小規模地震を誘発するかどうか調べる貴重な機会となった。 2008年5月から2009年9月までの期間の余震について中国地震局のデータを調べたところ、M1.3以上の地震は4万回を超えていた。われわれはスペクトル解析やスタッキング法などいくつかの方法を使って16ヶ月分のデータを研究し、潮汐の振...

【数物系科学】地球惑星科学：地震が発生する大気波動／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【数物系科学】地球惑星科学：地震サイクル／地震を含む研究件

❏不安定すべりの発生に先行する長期的な非地震性すべりの発展過程に関する理論的研究(19K04032)

【研究代表者】加藤尚之東京大学, 地震研究所, 教授 (60224523)

【キーワード】地震 / 非地震性すべり / 摩擦 / 地震サイクル

【概要】速度・状態依存摩擦則を利用した数値シミュレーションにより，不安定すべり（地震）発生に先行する非地震性すべりの伝播過程を調べた．深部の速度強化域の非地震性すべりによる固着域底部での応力集中により地震間の早い時期から速度弱化域内部で非地震性すべりが発生し，浅部に向けて低速で伝播する．伝播速度は，法線応力に反比例し速度・状態依存摩擦則の特徴的すべり量には依存しないことなどがわかったが，この結果は，非地震...

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【数物系科学】地球惑星科学：地震サイクルシミュレーション／地震を含む研究件

【キーワード】境界積分方程式法 / 地震サイクルシミュレーション / 構造不均質 / 地震 / 断層 (他9件)

【概要】本研究の目的は、拡張積分方程式法（XBIEM）を用いて、地震サイクルシミュレーションを不均質媒質中へ拡張することにある。この現実的な不均質構造中での自発的な核形成、動的破壊伝播開始と進展、地震後の強度回復、その後の地殻応力載荷という地震発生サイクルシミュレーションを行う。現実的な不均質構造中でのサイクルシミュレーションを行う技術開発を進めており、今年度は、付加帯構造という沈み込み帯に特徴的な構造不...

【数物系科学】地球惑星科学：地震シークエンス／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【数物系科学】地球惑星科学：MT法／地震を含む研究件

【概要】VANの達成のためには,いかに困難であっても,短基線観測の併用が不可欠であるとの認識のもとに,本研究では地の利を得た北陸地域と,前回研究での発展的継続をめざす伊豆大島での観測に主力を投入した.前者では各機関の協力により,VANシステムにほぼ同等の低ノイズ観測網が確率され,現在はいわば"地震待ち"の状態にある.しかし,設置された観測点が"sensitive station&#...

【数物系科学】地球惑星科学：地震学／地震を含む研究件

❏3次元不均質構造を取り入れた丸い地球で、大地震に伴う地殻変動・重力変化を見積もる(20840012)

【概要】大地震が発生すると、数10年以上も成長し続ける広域的な地殻変動が生じる。我が国のように大地震が繰り返される地域において地殻変動を観測する場合、過去の様々な大地震による変動を正確に見積もって現時点のデータから差し引かなければ、次の地震の発生のための応力がどのように蓄積されているのか分からない。本研究は、人工衛星重力データを利用することで、大地震による広域変動をより正確に見積もる手法を初めて開発した。...

【研究代表者】勝俣啓 (2009-2010) 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (10261281)

【概要】平成20年度に発生したチリ地震では津波の日本への到達が予測され,一日以上にわたって注意報や警報が発令された.地震発生から一週間後に津波に関する意識調査を実施した.「外国で起きた地震で発生した津波は日本まで到達することがあると思うか」などの問いに対しておよそ95%の正答率が得られ,日本人の津波に関するリテラシーの高さが明らかとなった.平成22年度はイタリアにおける地震予知問題に関する調査を実施した....

【数物系科学】地球惑星科学：地震活動／地震を含む研究件

【キーワード】地震発生帯の上限 / 地震活動 / 超高密度地震観測 / 高密度地震観測 / 地震 (他6件)

【概要】地震発生帯の上限で起きている地震活動の詳細を調べるために，2016年熊本地震が発生した布田川断層帯を中心に超高密度な地震観測網を設置して約50日間の地震波形データを取得した。データを解析した結果，布田川断層帯の傾斜方向と整合的な北西方向に高角度で傾斜する震源分布が得られた。また，断層帯直下の深さ2 km以浅の地表付近において，顕著な地震活動は起きていないことも分かった。さらに，浅い地震のマグニチュ...

【概要】高応力の岩盤内に間隙水が存在すると、間隙水圧や応力の変化に対し、地震活動が敏感に反応する。その詳細を至近距離で観察するために、南アフリカのERPM鉱山とBuffelsfontein鉱山において、地下2~3kmの水没境界から数十m以内の非水没域から、地震・歪・地下水圧・自然電位などの項目について、岩盤挙動の観測を行った。インドの水没鉱山については、インドから研究者を招聘し、今後の進め方について議論し...

【キーワード】確率モデル / 地殻変動 / 地震活動 / GPSデータ / 大規模数値解析 (他15件)

【概要】研究開始当初の背景:列島地殻応力の3次元分布の推定は地震災害の予測に必須である.しかし,地下10キロ以下の地殻で応力を計測することは不可能である.このため,限られた情報を基に,応力分布の不確からしさを確率的に扱った確率モデルを構築する.各種計測データと同化することで,許容できる地殻応力分布を絞り込むことが考えられる. 研究の目的:日本列島の地殻応力の3次元分布に対する確率モデルを構築する.GPSを...

【数物系科学】地球惑星科学：地震計／地震を含む研究件

【研究代表者】名和一成国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 研究グループ長 (20262082)

【概要】沖縄・先島諸島スロースリップイベントの発生域に位置する国立天文台VERA石垣島観測局とその周辺の地下水挙動を明らかにするため、重力計、気象・土壌水分量計、地震計、水圧計など様々な原理のセンサーを用いて連続観測を実施した。併せて、VERA局周辺の詳細な地下構造を明らかにするための探査を実施した。結果として、重力計や地震計データから観測点近傍の地下水位やダム水位の変化、土壌水分量の変化に起因すると考え...

【数物系科学】地球惑星科学：地震現象／地震を含む研究件

【概要】大量のマグマを長時間にわたって噴出する噴火様式について、その発生と推移のメカニズムを明らかにすることを目的とした。良質の観測データがそろっている霧島火山新燃岳2011年噴火を研究対象とし、地震・空振の波動場解析の新しい手法を編み出した。噴出物の物質科学分析、映像解析、室内実験と併せ、以下の結論を得た。3回の爆発的連続噴火（準プリニー式噴火）のうち、1回目3回目はは水蒸気噴出や固まったマグマの栓の破...

❏高密度地震観測データ解析と大規模数値計算に基づくフィリピン海プレートモデルの構築(23540490)

【概要】フィリピン海プレートの詳細な形状の理解は，近い将来の南海トラフ巨大地震地震の発生に備えて，プレート境界での応力蓄積過程や，大地震による強震動と津波の高精度予測のため重要な課題である。本研究では，南海トラフ地震による強震動/津波予測の高度化を目的として，日本列島に沈み込むフィリピン海プレートの詳細な形状の推定を，１）高密度地震観測網で記録された地震波形の詳細解析，２）地球シミュレータを用いた地震波...

【概要】本研究では不均質媒質中での形状自由な断層挙動の解析を可能にする新たな計算法の開発に取り組んだ。定式化には、任意形状の亀裂の解析に適した境界積分方程式法(BoundaryIntegralEquationMethod:BIEM)を基に、これを不均質媒質に拡張する(eXtendedBIEM=XBIEM)。アイデアは、不均質媒質を区分的に均質媒質とみなしてBIEMを適用し、媒質界面で解を接続する点にある。...

【数物系科学】地球惑星科学：地震災害・予測／地震を含む研究件

【研究代表者】安藤亮輔独立行政法人産業技術総合研究所, 活断層・地震研究センター, 研究員 (10455256)

【概要】本研究では,物理モデルを用いた地震発生の予測を目指して,室内実験系での模擬地震を用いて,データ同化手法を開発している.データ同化とは,断層の固着滑りを表現する物理モデルを構築し,観測データによりモデルの未知パラメタを推定し,将来予測をするといった手法である.そのために,本研究期間内においては,実験装置の立ち上げとデータ取得,物理モデルのシミュレーションのための数値計算コードの開発を行った.また,そ...

【概要】地殻・マントル不均質性の定量化と、広帯域強震動シミュレーションモデルの構築に向け、地下構造におけるスケール数km以下の短波長不均質構造の分布特性を、1) P波の放射特性の崩れの周波数依存性・距離依存性、2) P波のTransverse成分への振幅の漏れ強度、の二つの観点から、Hi-net高密度地震観測データによる近地の地震波形解析と、コンピュータシミュレーションにより評価した。広帯域地震動シミュレ...

【数物系科学】地球惑星科学：地震重力変化／地震を含む研究件

【概要】本研究では2次元拡張境界積分方程式法（XBIEM）の数値計算コードの開発をおこなった。線表面要素に載荷された一定牽引力に対する無限一様等方性媒質の過渡的な変位応答および応力応答のカーネル関数に対して、閉じた関数形での陽的な表現を全て導出した。また、媒質界面を横切る動的破裂をシミュレートする際に必要となる陰的なタイムステッピングスキームを提案した。完成したXBIMコードを用いて、媒質不均質性が地震...

【数物系科学】地球惑星科学：地震波異方性／地震を含む研究件

【キーワード】リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー (他14件)

【概要】本研究計画では，海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から，「なぜリソスフェア硬く，アセノスフェアは柔らかいのか？」という根源的な問いに対する答えを求めた．海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし，若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した．また，これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し，Vp/Vs構造を明らかにした．リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造を...

【数物系科学】地球惑星科学：地震波減衰／地震を含む研究件

【キーワード】リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー (他14件)

【概要】本研究計画では，海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から，「なぜリソスフェア硬く，アセノスフェアは柔らかいのか？」という根源的な問いに対する答えを求めた．海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし，若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した．また，これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し，Vp/Vs構造を明らかにした．リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造を...

【数物系科学】地球惑星科学：地震波伝播／地震を含む研究件

【概要】データ同化に基づく大地震の長周期地震動の即時予測に向け、事前に計算した地震波伝播の理論解（同化地点から観測点までの地震波伝達関数；グリーン関数）を用いて、予測地点の地震波を瞬時に評価する、新たなデータ同化・予測手法を開発した。グリーン関数を用いた予測は、津波のデータ同化・予測の目的にWang et al. (2017)が開発し、インド洋や米国西海岸での津波予測の数値実験より有効性が示されている（W...

【キーワード】長周期地震動 / 巨大地震 / 深発地震 / 2011年東北地方太平洋沖地震 / 南海トラフ巨大地震 (他14件)

【概要】M9規模の超巨大地震の長周期地震動のリスク評価のために、2011年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動の生成過程を、強震観測データ解析と地震波伝播シミュレーションにから評価した。東北沖の地震では内陸地震や南海トラフの地震に対して関東平野の長周期地震動レベルが小さくなること、その原因が東北沖の地震のS波の放射特性と関東平野の３次元基盤構造の方位的特徴によることを確認した。2008 年オホーツク海深発地...

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

【数物系科学】地球惑星科学：地震波伝播シミュレーション／地震を含む研究件

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

【数物系科学】地球惑星科学：地震波動／地震を含む研究件

❏3次元的に不均質な地殻における地震波伝播異常と強震動分布のシミュレーション研究(10740213)

【研究期間】1998 - 1999

【キーワード】強震動 / 数値シミュレーション / 地震 / 地震波動 / 異常震域

【概要】地殻の不均質性が地震波の伝播異常に与える影響の定量的考察を3次元数値シミュレーションをもとに考察した。過去の大地震時に見られた特異な震度分布以上の原因を、この不均質媒質中の波動伝播の異常の観点から評価した。日本列島における地殻の不均質構造を西南日本と東北日本に分けてそれぞれ3次元数値シミュレーションモデルに組み込み、高感度短周期地震観測網(Jarray)、広帯域地震観測網(Freesia)、およ...

【数物系科学】地球惑星科学：地震波動シミュレーション／地震を含む研究件

❏地下深部物性値を遠地地震波形から直接抽出する:透過波AVO法の実現(19540448)

【研究代表者】竹中博士九州大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (30253397)

【キーワード】地震 / 地震波 / 減衰 / 地球内部構造 / 地震波動シミュレーション (他6件)

【概要】遠地地震の波形記録を用いて地球内部の速度不連続面をマッピングし,その物性値としての地震波速度を抽出する新しい手法の実現へ向けて,最も重要な遠地実体波波形の数値シミュレーションに関わる4課題:(1)非弾性減衰の導入,(2)3次元不均質構造の平面波応答計算,(3)計算精度の向上,(4)計算の高速化に取組み,それぞれの解決策となる新しい手法を提案した。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：地震波理論／地震を含む研究件

【概要】沈み込み帯の地震からの遠地実体波波形には震源付近の不均質構造に起因する強い後続波が現れるため、地震の詳細な解析が困難になる場合がある。本研究では不均質構造のもとでの波動計算を非常に効率良く実行できる独自の手法によって理論波形を計算し、小規模地震の地震発生場所・発震機構解を推定する手法と、大規模地震の断層すべり分布を決定する手法とを開発した。これらの手法を2006年ジャワ津波地震と2007年南スマト...

【数物系科学】地球惑星科学：地震発生帯の上限／地震を含む研究件

【キーワード】地震発生帯の上限 / 地震活動 / 超高密度地震観測 / 高密度地震観測 / 地震 (他6件)

【概要】地震発生帯の上限で起きている地震活動の詳細を調べるために，2016年熊本地震が発生した布田川断層帯を中心に超高密度な地震観測網を設置して約50日間の地震波形データを取得した。データを解析した結果，布田川断層帯の傾斜方向と整合的な北西方向に高角度で傾斜する震源分布が得られた。また，断層帯直下の深さ2 km以浅の地表付近において，顕著な地震活動は起きていないことも分かった。さらに，浅い地震のマグニチュ...

【数物系科学】地球惑星科学：地震発生物理学／地震を含む研究件

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

【概要】我々が提案する拡張積分方程式法（XBIEM）は元々メッシュフリーで境界面・破壊面形状に制限のない解析法であるが、我々がこれまでに開発した数値計算コードは平面媒質境界を横切る平面亀裂の単純な幾何配置の問題に留まる。これを前進させ、複雑な媒質境界との力学的相互作用を厳密に考慮しながら破壊経路が自在に選択可能な高度化された計算コードを開発をその数学的基礎づけと共におこなう。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：地震密度変化／地震を含む研究件

【概要】本研究では2次元拡張境界積分方程式法（XBIEM）の数値計算コードの開発をおこなった。線表面要素に載荷された一定牽引力に対する無限一様等方性媒質の過渡的な変位応答および応力応答のカーネル関数に対して、閉じた関数形での陽的な表現を全て導出した。また、媒質界面を横切る動的破裂をシミュレートする際に必要となる陰的なタイムステッピングスキームを提案した。完成したXBIMコードを用いて、媒質不均質性が地震...

【数物系科学】地球惑星科学：物性実験／地震を含む研究件

【キーワード】固体地球物理学 / 地震 / 地殻・マントル物質 / 地球電磁気学 / 物性実験 (他10件)

【概要】最近,種々の構造探査により,縦波速度(Vp),横波速度(Vs),電気比抵抗などが同一断面上にマッピングされるようになってきた.それら観測可能なVp, Vs,電気伝導度,Qなどから,どのような物質がどのような状態にあり,どのような破壊・摩擦特性をもっているのか推定できるようになることを目指し,室内実験によりVp, Vs,電気伝導度などと,破壊・摩擦特性を様々な条件下で同時測定できる装置を開発した.同...

【数物系科学】地球惑星科学：分岐／地震を含む研究件

【概要】地震の破壊経路の理論的予測を行う数値シミュレーションには、従来、境界積分方程式法が用いられてきた。この手法は、「断層面形状」の自由度が高いという特性から広く利用されるようになってきたが、反面、「不均質媒質」中の破壊現象の取り扱いは不得手である。地殻には不均質構造が普遍的にある(例:地下浅部堆積層と深部基盤岩の境界)。不均質境界に向かう破壊成長は、媒質の弾性定数の不連続分布の力学的効果により破壊経...

【数物系科学】地球惑星科学：確率差分方程式／地震を含む研究件

【概要】VANの達成のためには,いかに困難であっても,短基線観測の併用が不可欠であるとの認識のもとに,本研究では地の利を得た北陸地域と,前回研究での発展的継続をめざす伊豆大島での観測に主力を投入した.前者では各機関の協力により,VANシステムにほぼ同等の低ノイズ観測網が確率され,現在はいわば"地震待ち"の状態にある.しかし,設置された観測点が"sensitive station&#...

【数物系科学】地球惑星科学：分岐現象／地震を含む研究件

【概要】地震の破壊経路の理論的予測を行う数値シミュレーションには、従来、境界積分方程式法が用いられてきた。この手法は、「断層面形状」の自由度が高いという特性から広く利用されるようになってきたが、反面、「不均質媒質」中の破壊現象の取り扱いは不得手である。地殻には不均質構造が普遍的にある(例:地下浅部堆積層と深部基盤岩の境界)。不均質境界に向かう破壊成長は、媒質の弾性定数の不連続分布の力学的効果により破壊経...

【数物系科学】地球惑星科学：インバージョン／地震を含む研究件

【キーワード】数値シミュレーション / インバージョン / 地震 / スケーリング / ゆっくり地震 (他11件)

【概要】地震は大きくスケールを変えて成長する破壊過程である。その成長過程の詳細と支配法則・条件を数値シミュレーションによる破壊過程の複雑性の研究と実際のデータを用いた震源過程の解析を用いて解明するのが本研究の目的である。本年度はまず2004年新潟県中越地震のマルチスケールインバージョンのまとめをJ. Geophysical Research誌にて発表した。昨年予備解析を行った2004年パークフィールド地...

【数物系科学】地球惑星科学：フラクタル／地震を含む研究件

【概要】フラクタルは最近急速に発展しつつある非整数次元の形を取り扱う幾何学であり、破壊、パターン形成、ランダム媒質中の波動電播等の現象を通じて、地震学とも密接に関連している。本研究の目的はフラクタルの最新の知識を地震学に導入すると同時に、地震学固有の問題をフラクタルを専門とする数学者、物理学者に理解してもらい、それによってフラクタル科学の発展と地震学の発展を期待するものである。具体的には、分担者を中心とす...

【数物系科学】地球惑星科学：中越地震／地震を含む研究件

【キーワード】数値シミュレーション / インバージョン / 地震 / スケーリング / ゆっくり地震 (他11件)

【概要】地震は大きくスケールを変えて成長する破壊過程である。その成長過程の詳細と支配法則・条件を数値シミュレーションによる破壊過程の複雑性の研究と実際のデータを用いた震源過程の解析を用いて解明するのが本研究の目的である。本年度はまず2004年新潟県中越地震のマルチスケールインバージョンのまとめをJ. Geophysical Research誌にて発表した。昨年予備解析を行った2004年パークフィールド地...

【数物系科学】地球惑星科学：NTT ／地震を含む研究件

【概要】VANの達成のためには,いかに困難であっても,短基線観測の併用が不可欠であるとの認識のもとに,本研究では地の利を得た北陸地域と,前回研究での発展的継続をめざす伊豆大島での観測に主力を投入した.前者では各機関の協力により,VANシステムにほぼ同等の低ノイズ観測網が確率され,現在はいわば"地震待ち"の状態にある.しかし,設置された観測点が"sensitive station&#...

【数物系科学】地球惑星科学：スマトラ海溝／地震を含む研究件

【概要】沈み込み帯の地震からの遠地実体波波形には震源付近の不均質構造に起因する強い後続波が現れるため、地震の詳細な解析が困難になる場合がある。本研究では不均質構造のもとでの波動計算を非常に効率良く実行できる独自の手法によって理論波形を計算し、小規模地震の地震発生場所・発震機構解を推定する手法と、大規模地震の断層すべり分布を決定する手法とを開発した。これらの手法を2006年ジャワ津波地震と2007年南スマト...

【数物系科学】地球惑星科学：ウェーブレット／地震を含む研究件

【概要】本研究は,米国ベル研究所を中心に本代表者も参加して10年以上の歳月をかけて開発されたデータ解析用の計算言語1環境Sの更なる高度化をめざした研究である.Sはオブジェクト指向型の関数型言語を基本とした対話型の解析環境であり,きわめて先進的であるが,その前段階であるデータの収集,組織化,加工,モデルの探索に関してはまだ未成熟な段階にとどまっている.そこで,本研究では本代表者らが開発したデータ記述とデータ...

【数物系科学】地球惑星科学：スラブ内地震／地震を含む研究件

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

【数物系科学】地球惑星科学：?川地震／地震を含む研究件

❏2009年皆既日食中の地球潮汐で誘発される2008年中国四川地震の余震の探索(21654062)

【研究代表者】MORI James Jiro 京都大学, 防災研究所, 教授 (50314282)

【研究期間】2009

【キーワード】?川地震 / 地球潮汐 / 地震 / 中国 / 掘削

【概要】2009年7月、中国・?川地震(2008年、Mw7.9)による余震域の上空を皆既日食が通過した。これは地球潮汐が小規模地震を誘発するかどうか調べる貴重な機会となった。 2008年5月から2009年9月までの期間の余震について中国地震局のデータを調べたところ、M1.3以上の地震は4万回を超えていた。われわれはスペクトル解析やスタッキング法などいくつかの方法を使って16ヶ月分のデータを研究し、潮汐の振...

【数物系科学】地球惑星科学：伊豆東方沖群発地震／地震を含む研究件

【概要】VANの達成のためには,いかに困難であっても,短基線観測の併用が不可欠であるとの認識のもとに,本研究では地の利を得た北陸地域と,前回研究での発展的継続をめざす伊豆大島での観測に主力を投入した.前者では各機関の協力により,VANシステムにほぼ同等の低ノイズ観測網が確率され,現在はいわば"地震待ち"の状態にある.しかし,設置された観測点が"sensitive station&#...

【数物系科学】地球惑星科学：滑り速度強化／地震を含む研究件

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

【数物系科学】地球惑星科学：熱応答／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：プレートモデル／地震を含む研究件

❏高密度地震観測データ解析と大規模数値計算に基づくフィリピン海プレートモデルの構築(23540490)

【概要】フィリピン海プレートの詳細な形状の理解は，近い将来の南海トラフ巨大地震地震の発生に備えて，プレート境界での応力蓄積過程や，大地震による強震動と津波の高精度予測のため重要な課題である。本研究では，南海トラフ地震による強震動/津波予測の高度化を目的として，日本列島に沈み込むフィリピン海プレートの詳細な形状の推定を，１）高密度地震観測網で記録された地震波形の詳細解析，２）地球シミュレータを用いた地震波...

【数物系科学】地球惑星科学：プレート境界構造／地震を含む研究件

【キーワード】スロースリップ / 海底圧力計 / シミュレーション / 房総沖 / 海底地殻変動 (他11件)

【概要】房総沖スロースリップ（SSE）を解明するために以下を行った。観測研究では、すべり分布を明らかにするため海底圧力計を用いた観測を行った。2014年1月ごろSSEが発生しその変動を捉えることに成功した。この際、圧力計データをパラメトリックモデルで解析する方法を開発した。シミュレーション研究では、その基礎となる房総沖の構造の決定と房総沖SSEを再現するモデルの開発を行った。構造では、房総沖のフィリピン...

【数物系科学】地球惑星科学：プレート内地震／地震を含む研究件

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

【数物系科学】地球惑星科学：熱流量／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【数物系科学】地球惑星科学：異常震域／地震を含む研究件

【キーワード】長周期地震動 / 巨大地震 / 深発地震 / 2011年東北地方太平洋沖地震 / 南海トラフ巨大地震 (他14件)

【概要】M9規模の超巨大地震の長周期地震動のリスク評価のために、2011年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動の生成過程を、強震観測データ解析と地震波伝播シミュレーションにから評価した。東北沖の地震では内陸地震や南海トラフの地震に対して関東平野の長周期地震動レベルが小さくなること、その原因が東北沖の地震のS波の放射特性と関東平野の３次元基盤構造の方位的特徴によることを確認した。2008 年オホーツク海深発地...

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

❏3次元的に不均質な地殻における地震波伝播異常と強震動分布のシミュレーション研究(10740213)

【研究期間】1998 - 1999

【キーワード】強震動 / 数値シミュレーション / 地震 / 地震波動 / 異常震域

【概要】地殻の不均質性が地震波の伝播異常に与える影響の定量的考察を3次元数値シミュレーションをもとに考察した。過去の大地震時に見られた特異な震度分布以上の原因を、この不均質媒質中の波動伝播の異常の観点から評価した。日本列島における地殻の不均質構造を西南日本と東北日本に分けてそれぞれ3次元数値シミュレーションモデルに組み込み、高感度短周期地震観測網(Jarray)、広帯域地震観測網(Freesia)、およ...

【数物系科学】地球惑星科学：稠密アレイ観測／地震を含む研究件

【概要】2008年岩手・宮城内陸地震の断層破砕帯を横断する測線上で、計120点の地震計を高密度に展開し、約10日間にわたり連続波形記録を取得した。この波形記録を用いたトモグラフィー解析をおこなうことで、断層破砕帯の微細構造を推定した。その結果、既存の断層に対応すると考えられる低速度帯がイメージングされた。これらの低速度帯は地殻内に存在する流体やクラック等を意味している可能性があり、断層強度は低いことが示唆...

【数物系科学】地球惑星科学：粘性緩和／地震を含む研究件

❏3次元不均質構造を取り入れた丸い地球で、大地震に伴う地殻変動・重力変化を見積もる(20840012)

【概要】大地震が発生すると、数10年以上も成長し続ける広域的な地殻変動が生じる。我が国のように大地震が繰り返される地域において地殻変動を観測する場合、過去の様々な大地震による変動を正確に見積もって現時点のデータから差し引かなければ、次の地震の発生のための応力がどのように蓄積されているのか分からない。本研究は、人工衛星重力データを利用することで、大地震による広域変動をより正確に見積もる手法を初めて開発した。...

【数物系科学】地球惑星科学：超高密度地震観測／地震を含む研究件

【キーワード】地震発生帯の上限 / 地震活動 / 超高密度地震観測 / 高密度地震観測 / 地震 (他6件)

【概要】地震発生帯の上限で起きている地震活動の詳細を調べるために，2016年熊本地震が発生した布田川断層帯を中心に超高密度な地震観測網を設置して約50日間の地震波形データを取得した。データを解析した結果，布田川断層帯の傾斜方向と整合的な北西方向に高角度で傾斜する震源分布が得られた。また，断層帯直下の深さ2 km以浅の地表付近において，顕著な地震活動は起きていないことも分かった。さらに，浅い地震のマグニチュ...

【数物系科学】地球惑星科学：全電子数擾乱／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【数物系科学】地球惑星科学：ダイラタンシー／地震を含む研究件

【概要】流体の効果に焦点を当て、物理過程のみならず化学過程をも考慮に入れて、動的地震破壊過程についての数理的・数値的解析を行った。ここで、物理過程としては、摩擦発熱、破砕、流体・熱拡散を、化学過程としては、脱水反応を仮定した。特に、上記の効果が地震発生の多様性にどのように関与するかという事について検討を行った。計算によると、脱水反応が滑りにより生成したダイラタンシーと相互作用する際に、持続的なゆっくり滑り...

【数物系科学】地球惑星科学：散乱／地震を含む研究件

【キーワード】リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー (他14件)

【概要】本研究計画では，海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から，「なぜリソスフェア硬く，アセノスフェアは柔らかいのか？」という根源的な問いに対する答えを求めた．海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし，若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した．また，これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し，Vp/Vs構造を明らかにした．リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造を...

【概要】本研究の目的は, 従来の決定論的トモグラフィーを発展させ，統計論的トモグラフィーを確立すること，及び決定論的トモグラフィーでは十分解像できない，化学的不均質強度の分布を制約することであった．モンテカルロ法を用いた適切な地震波エンベロープの波形インバージョン手法及びソフトウェアを開発した．また，最新鋭の広帯域海底地震計の記録を用いれば，リソスフェアには強い不均質があるのに対し，アセノスフェアには強い...

【数物系科学】地球惑星科学：散乱波／地震を含む研究件

【概要】本研究の目的は, 従来の決定論的トモグラフィーを発展させ，統計論的トモグラフィーを確立すること，及び決定論的トモグラフィーでは十分解像できない，化学的不均質強度の分布を制約することであった．モンテカルロ法を用いた適切な地震波エンベロープの波形インバージョン手法及びソフトウェアを開発した．また，最新鋭の広帯域海底地震計の記録を用いれば，リソスフェアには強い不均質があるのに対し，アセノスフェアには強い...

【数物系科学】地球惑星科学：Pseudospectral法／地震を含む研究件

❏地震波動の3次元数値シミュレーションのための微分演算子の最適化に関する研究(06740351)

【研究期間】1994

【キーワード】地震 / 数値シミュレーション / 並列計算 / Pseudospectral法 / 数値微分

【概要】Pseudospectral法を用いて地震波動計算を行う際に発生する高周波ノイズを軽減するための,新しい数値微分(Fourier微分)法を開発した。従来のFourier微分法ではNyquist波数までの全ての波数を厳密に扱うため,計算を進めるにつれて高波数ノイズが蓄積し,計算が発散するという問題があった。このような計算ノイズの累積は計算領域の次元が高いほど顕著に現れるため,これまでのPseudps...

【キーワード】可視化 / 数値シミュレーション / 地震 / 波動 / Pseudospectral法 (他6件)

【概要】近年の計算機の能力の発達は地震波動場の数値シミュレーションを実用化させた。その波動計算から得られる膨大な情報を効率よく処理し、物理的に重要な波動現象のメカニズムを引き出すための手法として波動場の可視化が不可欠である。また,地震波動現象を理解する訓練のために動画教材が必要である。本研究では地震波動の可視化技法の開発を行うと共に,この技法を用いて2次元波動場の動画教材を作成した。波動計算は北海道大学情...

【数物系科学】地球惑星科学：観測手法／地震を含む研究件

❏火山と断層の３Ｄ診断学－宇宙線透視と高品位重力観測の連携による新展開(23244092)

【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31

【研究代表者】大久保修平東京大学, 地震研究所, 教授 (30152078)

【キーワード】観測手法 / 宇宙線透視 / 重力 / 火山 / 断層 (他6件)

【概要】ミューオン以外の荷電粒子の影響は、ミューオン透視観測にとって最大の誤差要因である。これを低減するため、多層のミューオンセンサーと鉛層とを互層させる方式を開発した。この高精度化されたミューオン透視データと、重力異常データとの同時インバージョン手法を開発し、3次元密度構造を高い空間分解能で推定することに成功した。また、桜島など、火道の口径等の幾何形状がミューオン・ラジオグラフィーで決定された火山では...

【概要】機動的な広帯域海底地震計(BBOBS)はすでに実用化し、多数の観測実績を挙げてきている。しかし、そのデータを評価すると、解析において重要な長周期の水平動成分でノイズレベルが高い。この問題を解決するため、BBOBSのセンサー部を分離し、小型・低背にすることで堆積物中へ突入させ、底層流の影響を受けない状態にすることが考えられる。この構想の下で新型のセンサーを開発し、実地での試験観測を行った。その結果、...

【数物系科学】地球惑星科学：間隙流体／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【数物系科学】地球惑星科学：長周期音波／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【数物系科学】地球惑星科学：破壊伝播／地震を含む研究件

【概要】地震の破壊経路の理論的予測を行う数値シミュレーションには、従来、境界積分方程式法が用いられてきた。この手法は、「断層面形状」の自由度が高いという特性から広く利用されるようになってきたが、反面、「不均質媒質」中の破壊現象の取り扱いは不得手である。地殻には不均質構造が普遍的にある(例:地下浅部堆積層と深部基盤岩の境界)。不均質境界に向かう破壊成長は、媒質の弾性定数の不連続分布の力学的効果により破壊経...

【数物系科学】地球惑星科学：背弧拡大／地震を含む研究件

【キーワード】火山活動 / マグマ水蒸気爆発 / 北マリアナ諸島 / 火山性微動 / マグマ供給系 (他18件)

【概要】北マリアナ・アナタハン火山において2008～9年に総合観測を実施し活動評価を行った。期間中に発生した水蒸気爆発では,火口直下を震源とし振幅が次第に増大する連続微動が捉えられた。GPS観測からは西方にある圧力源の収縮が記録されマグマが斜めに上昇する経路が捉えられた。噴出物からはマグマ噴火が2003～4年までであり,以降は水蒸気爆発であることが示された。これまで一連の火山活動はほぼ終息したと考えられる...

【数物系科学】地球惑星科学：Ridgecrest earthquake ／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【数物系科学】地球惑星科学：沈む込み帯／地震を含む研究件

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【数物系科学】地球惑星科学：津波マグニチュード／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：岩石の比抵抗／地震を含む研究件

【キーワード】固体地球物理学 / 地震 / 地殻・マントル物質 / 地球電磁気学 / 物性実験 (他10件)

【概要】最近,種々の構造探査により,縦波速度(Vp),横波速度(Vs),電気比抵抗などが同一断面上にマッピングされるようになってきた.それら観測可能なVp, Vs,電気伝導度,Qなどから,どのような物質がどのような状態にあり,どのような破壊・摩擦特性をもっているのか推定できるようになることを目指し,室内実験によりVp, Vs,電気伝導度などと,破壊・摩擦特性を様々な条件下で同時測定できる装置を開発した.同...

【数物系科学】地球惑星科学：津波振幅／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：津波地震／地震を含む研究件

【概要】沈み込み帯の地震からの遠地実体波波形には震源付近の不均質構造に起因する強い後続波が現れるため、地震の詳細な解析が困難になる場合がある。本研究では不均質構造のもとでの波動計算を非常に効率良く実行できる独自の手法によって理論波形を計算し、小規模地震の地震発生場所・発震機構解を推定する手法と、大規模地震の断層すべり分布を決定する手法とを開発した。これらの手法を2006年ジャワ津波地震と2007年南スマト...

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：岩盤挙動／地震を含む研究件

【概要】高応力の岩盤内に間隙水が存在すると、間隙水圧や応力の変化に対し、地震活動が敏感に反応する。その詳細を至近距離で観察するために、南アフリカのERPM鉱山とBuffelsfontein鉱山において、地下2~3kmの水没境界から数十m以内の非水没域から、地震・歪・地下水圧・自然電位などの項目について、岩盤挙動の観測を行った。インドの水没鉱山については、インドから研究者を招聘し、今後の進め方について議論し...

【数物系科学】地球惑星科学：岩盤歪変化／地震を含む研究件

【概要】高応力の岩盤内に間隙水が存在すると、間隙水圧や応力の変化に対し、地震活動が敏感に反応する。その詳細を至近距離で観察するために、南アフリカのERPM鉱山とBuffelsfontein鉱山において、地下2~3kmの水没境界から数十m以内の非水没域から、地震・歪・地下水圧・自然電位などの項目について、岩盤挙動の観測を行った。インドの水没鉱山については、インドから研究者を招聘し、今後の進め方について議論し...

【数物系科学】地球惑星科学：相反定理／地震を含む研究件

【キーワード】可視化 / 数値シミュレーション / 地震 / 波動 / Pseudospectral法 (他6件)

【概要】近年の計算機の能力の発達は地震波動場の数値シミュレーションを実用化させた。その波動計算から得られる膨大な情報を効率よく処理し、物理的に重要な波動現象のメカニズムを引き出すための手法として波動場の可視化が不可欠である。また,地震波動現象を理解する訓練のために動画教材が必要である。本研究では地震波動の可視化技法の開発を行うと共に,この技法を用いて2次元波動場の動画教材を作成した。波動計算は北海道大学情...

【数物系科学】地球惑星科学：媒質境界／地震を含む研究件

【概要】我々が提案する拡張積分方程式法（XBIEM）は元々メッシュフリーで境界面・破壊面形状に制限のない解析法であるが、我々がこれまでに開発した数値計算コードは平面媒質境界を横切る平面亀裂の単純な幾何配置の問題に留まる。これを前進させ、複雑な媒質境界との力学的相互作用を厳密に考慮しながら破壊経路が自在に選択可能な高度化された計算コードを開発をその数学的基礎づけと共におこなう。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：固体地球物理学／地震を含む研究件

【概要】掘削孔の悪条件で、目標海底下5200 m深の65％深で掘削を終了した。孔底付近において最大水平応力が鉛直応力を超え始め、付加体岩石の摩擦強度は3000 m付近で最小となった。一方その変位速度依存性は深度増加に伴い減少し、5000 m付近で中性となることが判明した。これはプレート境界深度で不安定滑りを起こすことを示す。付加体先端の切迫度は応力場と断層の形状および間隙水圧などに大きく影響を受け、場所...

【キーワード】スロースリップ / 海底圧力計 / シミュレーション / 房総沖 / 海底地殻変動 (他11件)

【概要】房総沖スロースリップ（SSE）を解明するために以下を行った。観測研究では、すべり分布を明らかにするため海底圧力計を用いた観測を行った。2014年1月ごろSSEが発生しその変動を捉えることに成功した。この際、圧力計データをパラメトリックモデルで解析する方法を開発した。シミュレーション研究では、その基礎となる房総沖の構造の決定と房総沖SSEを再現するモデルの開発を行った。構造では、房総沖のフィリピン...

【概要】プレート境界におけるすべり時空間変化を支配する摩擦特性を推定するために、GPS観測データから摩擦法則のパラメータ(摩擦パラメータ)を推定するデータ同化手法の開発を行った。この手法を2011年東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)の余効すべりに適用し、余効すべり発生領域の摩擦特性の推定を行った。その結果、従来は一定であると考えられてきた摩擦パラメータは、高速のすべり速度に対してすべりの安定性が減少するよ...

【数物系科学】地球惑星科学：固体地地球物理学／地震を含む研究件

【概要】機動的な広帯域海底地震計(BBOBS)はすでに実用化し、多数の観測実績を挙げてきている。しかし、そのデータを評価すると、解析において重要な長周期の水平動成分でノイズレベルが高い。この問題を解決するため、BBOBSのセンサー部を分離し、小型・低背にすることで堆積物中へ突入させ、底層流の影響を受けない状態にすることが考えられる。この構想の下で新型のセンサーを開発し、実地での試験観測を行った。その結果、...

【数物系科学】地球惑星科学：固着域／地震を含む研究件

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【数物系科学】地球惑星科学：宇宙線透視／地震を含む研究件

❏火山と断層の３Ｄ診断学－宇宙線透視と高品位重力観測の連携による新展開(23244092)

【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31

【研究代表者】大久保修平東京大学, 地震研究所, 教授 (30152078)

【キーワード】観測手法 / 宇宙線透視 / 重力 / 火山 / 断層 (他6件)

【概要】ミューオン以外の荷電粒子の影響は、ミューオン透視観測にとって最大の誤差要因である。これを低減するため、多層のミューオンセンサーと鉛層とを互層させる方式を開発した。この高精度化されたミューオン透視データと、重力異常データとの同時インバージョン手法を開発し、3次元密度構造を高い空間分解能で推定することに成功した。また、桜島など、火道の口径等の幾何形状がミューオン・ラジオグラフィーで決定された火山では...

【数物系科学】地球惑星科学：房総沖／地震を含む研究件

【キーワード】スロースリップ / 海底圧力計 / シミュレーション / 房総沖 / 海底地殻変動 (他11件)

【概要】房総沖スロースリップ（SSE）を解明するために以下を行った。観測研究では、すべり分布を明らかにするため海底圧力計を用いた観測を行った。2014年1月ごろSSEが発生しその変動を捉えることに成功した。この際、圧力計データをパラメトリックモデルで解析する方法を開発した。シミュレーション研究では、その基礎となる房総沖の構造の決定と房総沖SSEを再現するモデルの開発を行った。構造では、房総沖のフィリピン...

【数物系科学】地球惑星科学：至近距離観測／地震を含む研究件

【概要】高応力の岩盤内に間隙水が存在すると、間隙水圧や応力の変化に対し、地震活動が敏感に反応する。その詳細を至近距離で観察するために、南アフリカのERPM鉱山とBuffelsfontein鉱山において、地下2~3kmの水没境界から数十m以内の非水没域から、地震・歪・地下水圧・自然電位などの項目について、岩盤挙動の観測を行った。インドの水没鉱山については、インドから研究者を招聘し、今後の進め方について議論し...

【数物系科学】地球惑星科学：測地／地震を含む研究件

【研究代表者】名和一成国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 研究グループ長 (20262082)

【概要】沖縄・先島諸島スロースリップイベントの発生域に位置する国立天文台VERA石垣島観測局とその周辺の地下水挙動を明らかにするため、重力計、気象・土壌水分量計、地震計、水圧計など様々な原理のセンサーを用いて連続観測を実施した。併せて、VERA局周辺の詳細な地下構造を明らかにするための探査を実施した。結果として、重力計や地震計データから観測点近傍の地下水位やダム水位の変化、土壌水分量の変化に起因すると考え...

❏スロースリップの繰り返し周期は何が決めるか？―重力観測で流体の挙動を探る(23340125)

【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31

【キーワード】地震 / 重力 / スロースリップ / 地殻流体 / 測地

【概要】海溝大地震の震源域付近では、スロースリップと呼ばれるゆっくりした断層すべりが、数か月から数年おきに発生している。スロースリップは大地震の引き金となり得るため、スロースリップを予測することは大地震の予測にもつながる。スロースリップの発生には断層面に存在する高圧流体が関わっており、また、流体圧の変化がスロースリップの起こりやすさを変化させることが理論的に予測されている。本研究ではスロースリップ中に流体...

【概要】プレート境界におけるすべり時空間変化を支配する摩擦特性を推定するために、GPS観測データから摩擦法則のパラメータ(摩擦パラメータ)を推定するデータ同化手法の開発を行った。この手法を2011年東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)の余効すべりに適用し、余効すべり発生領域の摩擦特性の推定を行った。その結果、従来は一定であると考えられてきた摩擦パラメータは、高速のすべり速度に対してすべりの安定性が減少するよ...

【数物系科学】地球惑星科学：測地学／地震を含む研究件

❏3次元不均質構造を取り入れた丸い地球で、大地震に伴う地殻変動・重力変化を見積もる(20840012)

【概要】大地震が発生すると、数10年以上も成長し続ける広域的な地殻変動が生じる。我が国のように大地震が繰り返される地域において地殻変動を観測する場合、過去の様々な大地震による変動を正確に見積もって現時点のデータから差し引かなければ、次の地震の発生のための応力がどのように蓄積されているのか分からない。本研究は、人工衛星重力データを利用することで、大地震による広域変動をより正確に見積もる手法を初めて開発した。...

【キーワード】火山活動 / マグマ水蒸気爆発 / 北マリアナ諸島 / 火山性微動 / マグマ供給系 (他18件)

【概要】北マリアナ・アナタハン火山において2008～9年に総合観測を実施し活動評価を行った。期間中に発生した水蒸気爆発では,火口直下を震源とし振幅が次第に増大する連続微動が捉えられた。GPS観測からは西方にある圧力源の収縮が記録されマグマが斜めに上昇する経路が捉えられた。噴出物からはマグマ噴火が2003～4年までであり,以降は水蒸気爆発であることが示された。これまで一連の火山活動はほぼ終息したと考えられる...

【数物系科学】地球惑星科学：北海道胆振東部地震／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【数物系科学】地球惑星科学：速度及び状態依存摩／地震を含む研究件

【キーワード】固体地球物理学 / 地震 / 地殻・マントル物質 / 地球電磁気学 / 物性実験 (他10件)

【概要】最近,種々の構造探査により,縦波速度(Vp),横波速度(Vs),電気比抵抗などが同一断面上にマッピングされるようになってきた.それら観測可能なVp, Vs,電気伝導度,Qなどから,どのような物質がどのような状態にあり,どのような破壊・摩擦特性をもっているのか推定できるようになることを目指し,室内実験によりVp, Vs,電気伝導度などと,破壊・摩擦特性を様々な条件下で同時測定できる装置を開発した.同...

【数物系科学】地球惑星科学：速度構造／地震を含む研究件

【キーワード】アスペリティ / プレート境界 / 人工地震構造調査 / 反射強度 / 巨大地震 (他12件)

【概要】海底下～10km以上深いプレート境界面上で、プレート間の固着が強い場所が、繰り返し発生する海溝型巨大地震の震源域である。なぜ固着強度が強くなるのか、その要因を解明するために、海域で人工震源を用いて行う構造調査で取得される波形記録の解析手法の開発を行った。これまでの手法では不十分であった解像度の向上に成功し、屈折波やプレート境界からの反射波に関して、到達エネルギーを明瞭に確認することができた。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：摩擦／地震を含む研究件

❏不安定すべりの発生に先行する長期的な非地震性すべりの発展過程に関する理論的研究(19K04032)

【研究代表者】加藤尚之東京大学, 地震研究所, 教授 (60224523)

【キーワード】地震 / 非地震性すべり / 摩擦 / 地震サイクル

【概要】速度・状態依存摩擦則を利用した数値シミュレーションにより，不安定すべり（地震）発生に先行する非地震性すべりの伝播過程を調べた．深部の速度強化域の非地震性すべりによる固着域底部での応力集中により地震間の早い時期から速度弱化域内部で非地震性すべりが発生し，浅部に向けて低速で伝播する．伝播速度は，法線応力に反比例し速度・状態依存摩擦則の特徴的すべり量には依存しないことなどがわかったが，この結果は，非地震...

【概要】次世代型4次元変分法のプロトタイプ版を開発し、2次元空間内における地震波伝播シミュレーションコード等に実装した。双子実験によって地下構造に関する物性パラメータの最適値推定と不確実性評価が可能となることを示した。また、本手法を実装する新たな対象として、磁性体内における磁化パターンの時空間変化を記述する時間依存Ginzburg-Landau方程式の数値シミュレーションコードを新たに開発した。これらの成...

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

【数物系科学】地球惑星科学：摩擦パラメータ／地震を含む研究件

【概要】プレート境界におけるすべり時空間変化を支配する摩擦特性を推定するために、GPS観測データから摩擦法則のパラメータ(摩擦パラメータ)を推定するデータ同化手法の開発を行った。この手法を2011年東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)の余効すべりに適用し、余効すべり発生領域の摩擦特性の推定を行った。その結果、従来は一定であると考えられてきた摩擦パラメータは、高速のすべり速度に対してすべりの安定性が減少するよ...

【数物系科学】地球惑星科学：摩擦実験／地震を含む研究件

【数物系科学】地球惑星科学：摩擦発熱／地震を含む研究件

【概要】流体の効果に焦点を当て、物理過程のみならず化学過程をも考慮に入れて、動的地震破壊過程についての数理的・数値的解析を行った。ここで、物理過程としては、摩擦発熱、破砕、流体・熱拡散を、化学過程としては、脱水反応を仮定した。特に、上記の効果が地震発生の多様性にどのように関与するかという事について検討を行った。計算によると、脱水反応が滑りにより生成したダイラタンシーと相互作用する際に、持続的なゆっくり滑り...

【数物系科学】地球惑星科学：摩擦法則／地震を含む研究件

【概要】プレート境界におけるすべり時空間変化を支配する摩擦特性を推定するために、GPS観測データから摩擦法則のパラメータ(摩擦パラメータ)を推定するデータ同化手法の開発を行った。この手法を2011年東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)の余効すべりに適用し、余効すべり発生領域の摩擦特性の推定を行った。その結果、従来は一定であると考えられてきた摩擦パラメータは、高速のすべり速度に対してすべりの安定性が減少するよ...

【数物系科学】地球惑星科学：気圧／地震を含む研究件

【概要】スーパーカミオカンデで知られる神岡鉱山の真上にあたる池ノ山(標高1369m)の山頂付近に,高精度な気圧計を設置して連続観測を行った.地下に置かれた超伝導重力計による精密重力観測におよぼす大気の影響を,精度よく補正するためである.山の上と下で測られた気圧データにもとづき,大気の鉛直構造を考慮に入れてモデリングを行うことが,周期数時間といった短周期帯域における重力の残差を小さくするのに有効であることが...

【数物系科学】地球惑星科学：反射強度／地震を含む研究件

【キーワード】アスペリティ / プレート境界 / 人工地震構造調査 / 反射強度 / 巨大地震 (他12件)

【概要】海底下～10km以上深いプレート境界面上で、プレート間の固着が強い場所が、繰り返し発生する海溝型巨大地震の震源域である。なぜ固着強度が強くなるのか、その要因を解明するために、海域で人工震源を用いて行う構造調査で取得される波形記録の解析手法の開発を行った。これまでの手法では不十分であった解像度の向上に成功し、屈折波やプレート境界からの反射波に関して、到達エネルギーを明瞭に確認することができた。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：神岡／地震を含む研究件

【概要】スーパーカミオカンデで知られる神岡鉱山の真上にあたる池ノ山(標高1369m)の山頂付近に,高精度な気圧計を設置して連続観測を行った.地下に置かれた超伝導重力計による精密重力観測におよぼす大気の影響を,精度よく補正するためである.山の上と下で測られた気圧データにもとづき,大気の鉛直構造を考慮に入れてモデリングを行うことが,周期数時間といった短周期帯域における重力の残差を小さくするのに有効であることが...

【数物系科学】地球惑星科学：反射波強度分布／地震を含む研究件

【キーワード】スロースリップ / 海底圧力計 / シミュレーション / 房総沖 / 海底地殻変動 (他11件)

【概要】房総沖スロースリップ（SSE）を解明するために以下を行った。観測研究では、すべり分布を明らかにするため海底圧力計を用いた観測を行った。2014年1月ごろSSEが発生しその変動を捉えることに成功した。この際、圧力計データをパラメトリックモデルで解析する方法を開発した。シミュレーション研究では、その基礎となる房総沖の構造の決定と房総沖SSEを再現するモデルの開発を行った。構造では、房総沖のフィリピン...

【数物系科学】地球惑星科学：トモグラフィー／地震を含む研究件

【キーワード】リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー (他14件)

【概要】本研究計画では，海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から，「なぜリソスフェア硬く，アセノスフェアは柔らかいのか？」という根源的な問いに対する答えを求めた．海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし，若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した．また，これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し，Vp/Vs構造を明らかにした．リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造を...

【概要】本研究の目的は, 従来の決定論的トモグラフィーを発展させ，統計論的トモグラフィーを確立すること，及び決定論的トモグラフィーでは十分解像できない，化学的不均質強度の分布を制約することであった．モンテカルロ法を用いた適切な地震波エンベロープの波形インバージョン手法及びソフトウェアを開発した．また，最新鋭の広帯域海底地震計の記録を用いれば，リソスフェアには強い不均質があるのに対し，アセノスフェアには強い...

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【数物系科学】地球惑星科学：マグニチュード／地震を含む研究件

【概要】本研究では2次元拡張境界積分方程式法（XBIEM）の数値計算コードの開発をおこなった。線表面要素に載荷された一定牽引力に対する無限一様等方性媒質の過渡的な変位応答および応力応答のカーネル関数に対して、閉じた関数形での陽的な表現を全て導出した。また、媒質界面を横切る動的破裂をシミュレートする際に必要となる陰的なタイムステッピングスキームを提案した。完成したXBIMコードを用いて、媒質不均質性が地震...

【数物系科学】地球惑星科学：FDP ／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【数物系科学】地球惑星科学：亀烈／地震を含む研究件

【概要】地震の破壊経路の理論的予測を行う数値シミュレーションには、従来、境界積分方程式法が用いられてきた。この手法は、「断層面形状」の自由度が高いという特性から広く利用されるようになってきたが、反面、「不均質媒質」中の破壊現象の取り扱いは不得手である。地殻には不均質構造が普遍的にある(例:地下浅部堆積層と深部基盤岩の境界)。不均質境界に向かう破壊成長は、媒質の弾性定数の不連続分布の力学的効果により破壊経...

【数物系科学】地球惑星科学：比抵抗／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【数物系科学】地球惑星科学：グリーン関数／地震を含む研究件

【概要】本研究では2次元拡張境界積分方程式法（XBIEM）の数値計算コードの開発をおこなった。線表面要素に載荷された一定牽引力に対する無限一様等方性媒質の過渡的な変位応答および応力応答のカーネル関数に対して、閉じた関数形での陽的な表現を全て導出した。また、媒質界面を横切る動的破裂をシミュレートする際に必要となる陰的なタイムステッピングスキームを提案した。完成したXBIMコードを用いて、媒質不均質性が地震...

【数物系科学】地球惑星科学：震源過程／地震を含む研究件

【概要】沈み込み帯の地震からの遠地実体波波形には震源付近の不均質構造に起因する強い後続波が現れるため、地震の詳細な解析が困難になる場合がある。本研究では不均質構造のもとでの波動計算を非常に効率良く実行できる独自の手法によって理論波形を計算し、小規模地震の地震発生場所・発震機構解を推定する手法と、大規模地震の断層すべり分布を決定する手法とを開発した。これらの手法を2006年ジャワ津波地震と2007年南スマト...

【概要】フラクタルは最近急速に発展しつつある非整数次元の形を取り扱う幾何学であり、破壊、パターン形成、ランダム媒質中の波動電播等の現象を通じて、地震学とも密接に関連している。本研究の目的はフラクタルの最新の知識を地震学に導入すると同時に、地震学固有の問題をフラクタルを専門とする数学者、物理学者に理解してもらい、それによってフラクタル科学の発展と地震学の発展を期待するものである。具体的には、分担者を中心とす...

【数物系科学】地球惑星科学：震源波形／地震を含む研究件

【キーワード】アスペリティ / プレート境界 / 人工地震構造調査 / 反射強度 / 巨大地震 (他12件)

【概要】海底下～10km以上深いプレート境界面上で、プレート間の固着が強い場所が、繰り返し発生する海溝型巨大地震の震源域である。なぜ固着強度が強くなるのか、その要因を解明するために、海域で人工震源を用いて行う構造調査で取得される波形記録の解析手法の開発を行った。これまでの手法では不十分であった解像度の向上に成功し、屈折波やプレート境界からの反射波に関して、到達エネルギーを明瞭に確認することができた。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：震源破壊／地震を含む研究件

【概要】流体の効果に焦点を当て、物理過程のみならず化学過程をも考慮に入れて、動的地震破壊過程についての数理的・数値的解析を行った。ここで、物理過程としては、摩擦発熱、破砕、流体・熱拡散を、化学過程としては、脱水反応を仮定した。特に、上記の効果が地震発生の多様性にどのように関与するかという事について検討を行った。計算によると、脱水反応が滑りにより生成したダイラタンシーと相互作用する際に、持続的なゆっくり滑り...

【数物系科学】地球惑星科学：震源物理学／地震を含む研究件

【キーワード】境界積分方程式法 / 地震サイクルシミュレーション / 構造不均質 / 地震 / 断層 (他9件)

【概要】本研究の目的は、拡張積分方程式法（XBIEM）を用いて、地震サイクルシミュレーションを不均質媒質中へ拡張することにある。この現実的な不均質構造中での自発的な核形成、動的破壊伝播開始と進展、地震後の強度回復、その後の地殻応力載荷という地震発生サイクルシミュレーションを行う。現実的な不均質構造中でのサイクルシミュレーションを行う技術開発を進めており、今年度は、付加帯構造という沈み込み帯に特徴的な構造不...

【数物系科学】地球惑星科学：逆問題／地震を含む研究件

【概要】プレート境界におけるすべり時空間変化を支配する摩擦特性を推定するために、GPS観測データから摩擦法則のパラメータ(摩擦パラメータ)を推定するデータ同化手法の開発を行った。この手法を2011年東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)の余効すべりに適用し、余効すべり発生領域の摩擦特性の推定を行った。その結果、従来は一定であると考えられてきた摩擦パラメータは、高速のすべり速度に対してすべりの安定性が減少するよ...

【数物系科学】地球惑星科学：横波速度／地震を含む研究件

【キーワード】固体地球物理学 / 地震 / 地殻・マントル物質 / 地球電磁気学 / 物性実験 (他10件)

【概要】最近,種々の構造探査により,縦波速度(Vp),横波速度(Vs),電気比抵抗などが同一断面上にマッピングされるようになってきた.それら観測可能なVp, Vs,電気伝導度,Qなどから,どのような物質がどのような状態にあり,どのような破壊・摩擦特性をもっているのか推定できるようになることを目指し,室内実験によりVp, Vs,電気伝導度などと,破壊・摩擦特性を様々な条件下で同時測定できる装置を開発した.同...

【数物系科学】地球惑星科学：温度ノイズ／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：GEONET ／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【数物系科学】地球惑星科学：温度補正／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：体積震源／地震を含む研究件

【概要】我々が提案する拡張積分方程式法（XBIEM）は元々メッシュフリーで境界面・破壊面形状に制限のない解析法であるが、我々がこれまでに開発した数値計算コードは平面媒質境界を横切る平面亀裂の単純な幾何配置の問題に留まる。これを前進させ、複雑な媒質境界との力学的相互作用を厳密に考慮しながら破壊経路が自在に選択可能な高度化された計算コードを開発をその数学的基礎づけと共におこなう。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：人工地震構造調査／地震を含む研究件

【キーワード】アスペリティ / プレート境界 / 人工地震構造調査 / 反射強度 / 巨大地震 (他12件)

【概要】海底下～10km以上深いプレート境界面上で、プレート間の固着が強い場所が、繰り返し発生する海溝型巨大地震の震源域である。なぜ固着強度が強くなるのか、その要因を解明するために、海域で人工震源を用いて行う構造調査で取得される波形記録の解析手法の開発を行った。これまでの手法では不十分であった解像度の向上に成功し、屈折波やプレート境界からの反射波に関して、到達エネルギーを明瞭に確認することができた。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：人工地震調査／地震を含む研究件

【キーワード】アスペリティ / プレート境界 / 人工地震構造調査 / 反射強度 / 巨大地震 (他12件)

【概要】海底下～10km以上深いプレート境界面上で、プレート間の固着が強い場所が、繰り返し発生する海溝型巨大地震の震源域である。なぜ固着強度が強くなるのか、その要因を解明するために、海域で人工震源を用いて行う構造調査で取得される波形記録の解析手法の開発を行った。これまでの手法では不十分であった解像度の向上に成功し、屈折波やプレート境界からの反射波に関して、到達エネルギーを明瞭に確認することができた。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：広帯域地震観測／地震を含む研究件

【概要】機動的な広帯域海底地震計(BBOBS)はすでに実用化し、多数の観測実績を挙げてきている。しかし、そのデータを評価すると、解析において重要な長周期の水平動成分でノイズレベルが高い。この問題を解決するため、BBOBSのセンサー部を分離し、小型・低背にすることで堆積物中へ突入させ、底層流の影響を受けない状態にすることが考えられる。この構想の下で新型のセンサーを開発し、実地での試験観測を行った。その結果、...

【数物系科学】地球惑星科学：GPS-TEC擾乱／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【数物系科学】地球惑星科学：音波／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【数物系科学】地球惑星科学：電磁気探査／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【数物系科学】地球惑星科学：電磁場変動／地震を含む研究件

❏高感度ボアホールアンテナを用いた至近距離微小地震に伴う電位変動観測(22340122)

【キーワード】自然現象観測・予測 / 地震現象 / 電磁場変動 / 微小地震 / 固体地球物理学 (他6件)

【概要】電位変動を測定するための低周波数帯、高周波数帯、及び広帯域の新型の高感度アンテアを作成し、南アフリカの金鉱山にH22年に設置した。H23年には、さらにボアホール磁力計を作成し同鉱山に設置した。結晶方向がランダムな石英を多数含む岩石内で微小地震が発生した場合における、地震発生時の電位シグナルの大きさを、地震のマグニチュードと震源距離の関数としてモデルに基づき評価した。これまでマグニチュードと震源距離...

【数物系科学】地球惑星科学：VAN法／地震を含む研究件

【概要】VANの達成のためには,いかに困難であっても,短基線観測の併用が不可欠であるとの認識のもとに,本研究では地の利を得た北陸地域と,前回研究での発展的継続をめざす伊豆大島での観測に主力を投入した.前者では各機関の協力により,VANシステムにほぼ同等の低ノイズ観測網が確率され,現在はいわば"地震待ち"の状態にある.しかし,設置された観測点が"sensitive station&#...

【数物系科学】地球惑星科学：自然電位／地震を含む研究件

【概要】VANの達成のためには,いかに困難であっても,短基線観測の併用が不可欠であるとの認識のもとに,本研究では地の利を得た北陸地域と,前回研究での発展的継続をめざす伊豆大島での観測に主力を投入した.前者では各機関の協力により,VANシステムにほぼ同等の低ノイズ観測網が確率され,現在はいわば"地震待ち"の状態にある.しかし,設置された観測点が"sensitive station&#...

【数物系科学】地球惑星科学：水圧計／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：電離層／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【概要】前年度では、すでに雷予報器として作動しかつコンピューターに接続されている装置の過去のデータを調べることによって2件の地震に関連していると思われるデータを得ることができた。しかし、本来このコンピューターの接続の目的は雷予報のためで365日24時間すべてのデータは保存されない。つまり落雷活動に関連したものしか保存されず十分にデータを確認することができない。したがって我々は過去に有望と思われるデータを得...

【数物系科学】地球惑星科学：非地震性滑り／地震を含む研究件

❏不安定すべりの発生に先行する長期的な非地震性すべりの発展過程に関する理論的研究(19K04032)

【研究代表者】加藤尚之東京大学, 地震研究所, 教授 (60224523)

【キーワード】地震 / 非地震性すべり / 摩擦 / 地震サイクル

【概要】速度・状態依存摩擦則を利用した数値シミュレーションにより，不安定すべり（地震）発生に先行する非地震性すべりの伝播過程を調べた．深部の速度強化域の非地震性すべりによる固着域底部での応力集中により地震間の早い時期から速度弱化域内部で非地震性すべりが発生し，浅部に向けて低速で伝播する．伝播速度は，法線応力に反比例し速度・状態依存摩擦則の特徴的すべり量には依存しないことなどがわかったが，この結果は，非地震...

【数物系科学】地球惑星科学：構造探査／地震を含む研究件

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【数物系科学】地球惑星科学：構造不均質／地震を含む研究件

【キーワード】境界積分方程式法 / 地震サイクルシミュレーション / 構造不均質 / 地震 / 断層 (他9件)

【概要】本研究の目的は、拡張積分方程式法（XBIEM）を用いて、地震サイクルシミュレーションを不均質媒質中へ拡張することにある。この現実的な不均質構造中での自発的な核形成、動的破壊伝播開始と進展、地震後の強度回復、その後の地殻応力載荷という地震発生サイクルシミュレーションを行う。現実的な不均質構造中でのサイクルシミュレーションを行う技術開発を進めており、今年度は、付加帯構造という沈み込み帯に特徴的な構造不...

【数物系科学】地球惑星科学：協会積分方程式法／地震を含む研究件

【概要】我々が提案する拡張積分方程式法（XBIEM）は元々メッシュフリーで境界面・破壊面形状に制限のない解析法であるが、我々がこれまでに開発した数値計算コードは平面媒質境界を横切る平面亀裂の単純な幾何配置の問題に留まる。これを前進させ、複雑な媒質境界との力学的相互作用を厳密に考慮しながら破壊経路が自在に選択可能な高度化された計算コードを開発をその数学的基礎づけと共におこなう。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：パークフィールド地震／地震を含む研究件

【キーワード】数値シミュレーション / インバージョン / 地震 / スケーリング / ゆっくり地震 (他11件)

【概要】地震は大きくスケールを変えて成長する破壊過程である。その成長過程の詳細と支配法則・条件を数値シミュレーションによる破壊過程の複雑性の研究と実際のデータを用いた震源過程の解析を用いて解明するのが本研究の目的である。本年度はまず2004年新潟県中越地震のマルチスケールインバージョンのまとめをJ. Geophysical Research誌にて発表した。昨年予備解析を行った2004年パークフィールド地...

【数物系科学】地球惑星科学：境界積分方程式法／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【キーワード】境界積分方程式法 / 地震サイクルシミュレーション / 構造不均質 / 地震 / 断層 (他9件)

【概要】本研究の目的は、拡張積分方程式法（XBIEM）を用いて、地震サイクルシミュレーションを不均質媒質中へ拡張することにある。この現実的な不均質構造中での自発的な核形成、動的破壊伝播開始と進展、地震後の強度回復、その後の地殻応力載荷という地震発生サイクルシミュレーションを行う。現実的な不均質構造中でのサイクルシミュレーションを行う技術開発を進めており、今年度は、付加帯構造という沈み込み帯に特徴的な構造不...

【概要】本研究では2次元拡張境界積分方程式法（XBIEM）の数値計算コードの開発をおこなった。線表面要素に載荷された一定牽引力に対する無限一様等方性媒質の過渡的な変位応答および応力応答のカーネル関数に対して、閉じた関数形での陽的な表現を全て導出した。また、媒質界面を横切る動的破裂をシミュレートする際に必要となる陰的なタイムステッピングスキームを提案した。完成したXBIMコードを用いて、媒質不均質性が地震...

【数物系科学】地球惑星科学：XBIEM ／地震を含む研究件

【キーワード】境界積分方程式法 / 地震サイクルシミュレーション / 構造不均質 / 地震 / 断層 (他9件)

【概要】本研究の目的は、拡張積分方程式法（XBIEM）を用いて、地震サイクルシミュレーションを不均質媒質中へ拡張することにある。この現実的な不均質構造中での自発的な核形成、動的破壊伝播開始と進展、地震後の強度回復、その後の地殻応力載荷という地震発生サイクルシミュレーションを行う。現実的な不均質構造中でのサイクルシミュレーションを行う技術開発を進めており、今年度は、付加帯構造という沈み込み帯に特徴的な構造不...

【数物系科学】地球惑星科学：室戸／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：室戸岬沖／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：大気境界波／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【数物系科学】地球惑星科学：水没鉱山／地震を含む研究件

【概要】高応力の岩盤内に間隙水が存在すると、間隙水圧や応力の変化に対し、地震活動が敏感に反応する。その詳細を至近距離で観察するために、南アフリカのERPM鉱山とBuffelsfontein鉱山において、地下2~3kmの水没境界から数十m以内の非水没域から、地震・歪・地下水圧・自然電位などの項目について、岩盤挙動の観測を行った。インドの水没鉱山については、インドから研究者を招聘し、今後の進め方について議論し...

【数物系科学】地球惑星科学：大気重力波／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【数物系科学】地球惑星科学：大気振動／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【数物系科学】地球惑星科学：大気波動伝播／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【数物系科学】地球惑星科学：微小地震／地震を含む研究件

❏高感度ボアホールアンテナを用いた至近距離微小地震に伴う電位変動観測(22340122)

【キーワード】自然現象観測・予測 / 地震現象 / 電磁場変動 / 微小地震 / 固体地球物理学 (他6件)

【概要】電位変動を測定するための低周波数帯、高周波数帯、及び広帯域の新型の高感度アンテアを作成し、南アフリカの金鉱山にH22年に設置した。H23年には、さらにボアホール磁力計を作成し同鉱山に設置した。結晶方向がランダムな石英を多数含む岩石内で微小地震が発生した場合における、地震発生時の電位シグナルの大きさを、地震のマグニチュードと震源距離の関数としてモデルに基づき評価した。これまでマグニチュードと震源距離...

【数物系科学】地球惑星科学：微小津波／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：微少破壊／地震を含む研究件

【概要】200kHz までをカバーする高感度振動センサによる微小破壊観測を, 世界で初めて大深度鉱山の硬岩中で展開し, 数百m の範囲にわたって, 微小破壊を観測することに成功した. 採掘やトンネル等でダメージを受けていない領域でも, 100kHz を超える地震波を放出するような, cm スケールの微小破壊が多数おこっていることを発見した. さらに, 数万個の微小破壊の分布は,周辺域の採掘による影響をうけ...

【数物系科学】地球惑星科学：数値波形計算／地震を含む研究件

【概要】本研究の目的は、噴火に伴い発生する地震波と空振(空気振動)を同時に解析する手法を開発し、噴火ダイナミックスの解明に資することである。地震波形は火道内部の力学的状態を反映し、空振波形は噴火に伴って大気に加わる圧力変動や大気中に注入される高温物質の流量・温度等に関する情報を反映している。この両者を個別に解析する試みはこれまでもあったが、同時解析の例は無い。本研究では次の3項目を行った。1)空振波形解析...

【数物系科学】地球惑星科学：数値微分／地震を含む研究件

❏地震波動の3次元数値シミュレーションのための微分演算子の最適化に関する研究(06740351)

【研究期間】1994

【キーワード】地震 / 数値シミュレーション / 並列計算 / Pseudospectral法 / 数値微分

【概要】Pseudospectral法を用いて地震波動計算を行う際に発生する高周波ノイズを軽減するための,新しい数値微分(Fourier微分)法を開発した。従来のFourier微分法ではNyquist波数までの全ての波数を厳密に扱うため,計算を進めるにつれて高波数ノイズが蓄積し,計算が発散するという問題があった。このような計算ノイズの累積は計算領域の次元が高いほど顕著に現れるため,これまでのPseudps...

【数物系科学】地球惑星科学：余震／地震を含む研究件

【概要】2008年岩手・宮城内陸地震の断層破砕帯を横断する測線上で、計120点の地震計を高密度に展開し、約10日間にわたり連続波形記録を取得した。この波形記録を用いたトモグラフィー解析をおこなうことで、断層破砕帯の微細構造を推定した。その結果、既存の断層に対応すると考えられる低速度帯がイメージングされた。これらの低速度帯は地殻内に存在する流体やクラック等を意味している可能性があり、断層強度は低いことが示唆...

【数物系科学】地球惑星科学：大深度／地震を含む研究件

【概要】200kHz までをカバーする高感度振動センサによる微小破壊観測を, 世界で初めて大深度鉱山の硬岩中で展開し, 数百m の範囲にわたって, 微小破壊を観測することに成功した. 採掘やトンネル等でダメージを受けていない領域でも, 100kHz を超える地震波を放出するような, cm スケールの微小破壊が多数おこっていることを発見した. さらに, 数万個の微小破壊の分布は,周辺域の採掘による影響をうけ...

【概要】断層の滑り摩擦の絶対値を知るために、来るべき地震の断層のすぐそばに精密温度計のアレーを設置するという世界で初めての観測を行った。南アフリカの金鉱山に、地下3kmでの採掘活動が大規模な地質断層のそばで行われているところがある。我々は、この地点で長さ30m程度の多数のボーリングを行い、コアと、孔内ビデオ映像の詳細な解析により、厚さ20mを超える複雑な断層帯の構造を三次元的に描きだした。その結果、断層帯...

【数物系科学】地球惑星科学：ゆっくり地震／地震を含む研究件

【概要】ゲルは，高分子からなるやわらかい弾性体であり，すべらせるとしばしばスティック－スリップ運動を起こす．ゲルのスティック－スリップ運動は，断層が一時的かつ局所的にすべりを起こす地震現象と類似した振る舞いを示すことから，地震現象のモデル系として用いられている．本研究では，実験条件によってスティック－スリップ運動の複雑性をコントロールできることを発見した．また，その場可視化を用いてスティック－スリップサイ...

【キーワード】数値シミュレーション / インバージョン / 地震 / スケーリング / ゆっくり地震 (他11件)

【概要】地震は大きくスケールを変えて成長する破壊過程である。その成長過程の詳細と支配法則・条件を数値シミュレーションによる破壊過程の複雑性の研究と実際のデータを用いた震源過程の解析を用いて解明するのが本研究の目的である。本年度はまず2004年新潟県中越地震のマルチスケールインバージョンのまとめをJ. Geophysical Research誌にて発表した。昨年予備解析を行った2004年パークフィールド地...

【数物系科学】地球惑星科学：実体波／地震を含む研究件

【キーワード】リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー (他14件)

【概要】本研究計画では，海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から，「なぜリソスフェア硬く，アセノスフェアは柔らかいのか？」という根源的な問いに対する答えを求めた．海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし，若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した．また，これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し，Vp/Vs構造を明らかにした．リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造を...

【数物系科学】地球惑星科学：制御震源地震探査／地震を含む研究件

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【数物系科学】地球惑星科学：火山現象／地震を含む研究件

【概要】大量のマグマを長時間にわたって噴出する噴火様式について、その発生と推移のメカニズムを明らかにすることを目的とした。良質の観測データがそろっている霧島火山新燃岳2011年噴火を研究対象とし、地震・空振の波動場解析の新しい手法を編み出した。噴出物の物質科学分析、映像解析、室内実験と併せ、以下の結論を得た。3回の爆発的連続噴火（準プリニー式噴火）のうち、1回目3回目はは水蒸気噴出や固まったマグマの栓の破...

【概要】本研究は,比較的単純な噴火形態を繰り返す火道システムの確立した火山を対象に振動現象の観測データから,火道浅部の内部状態を推定する方法を確立し,一連の噴火活動中での噴火様式変化の推定に結びつけることを目的とした.本研究期間中に,2011年霧島新燃岳の噴火が発生し,準プリニー式噴火,マグマ湧出,ブルカの式噴火という異なる噴火に対する火口近傍で地震,地殻変動,空振という多項目の観測データを得ることに成功...

【数物系科学】地球惑星科学：火山性微動／地震を含む研究件

【キーワード】火山活動 / マグマ水蒸気爆発 / 北マリアナ諸島 / 火山性微動 / マグマ供給系 (他18件)

【概要】北マリアナ・アナタハン火山において2008～9年に総合観測を実施し活動評価を行った。期間中に発生した水蒸気爆発では,火口直下を震源とし振幅が次第に増大する連続微動が捉えられた。GPS観測からは西方にある圧力源の収縮が記録されマグマが斜めに上昇する経路が捉えられた。噴出物からはマグマ噴火が2003～4年までであり,以降は水蒸気爆発であることが示された。これまで一連の火山活動はほぼ終息したと考えられる...

【数物系科学】地球惑星科学：高周波／地震を含む研究件

【概要】200kHz までをカバーする高感度振動センサによる微小破壊観測を, 世界で初めて大深度鉱山の硬岩中で展開し, 数百m の範囲にわたって, 微小破壊を観測することに成功した. 採掘やトンネル等でダメージを受けていない領域でも, 100kHz を超える地震波を放出するような, cm スケールの微小破壊が多数おこっていることを発見した. さらに, 数万個の微小破壊の分布は,周辺域の採掘による影響をうけ...

【数物系科学】地球惑星科学：表面波／地震を含む研究件

【概要】地表面の1点に置いた定常鉛直振動源および不規則鉛直振動源から発生するレ-リ-波を離れた地点で計測し、その分散曲線、回転軌跡をリアルタイムで計算することが可能な計測解析システムを作成、その有効性を現場実験を行なって検討した。この結果、レ-リ-波が卓越した波をとらえるためには、起振源から測定波長の少なくとも1/4以上離れた地点で計測する必要のあること、及び計測波には高次モ-ド成分が含まれていることが示...

【数物系科学】地球惑星科学：カオス／地震を含む研究件

【概要】フラクタルは最近急速に発展しつつある非整数次元の形を取り扱う幾何学であり、破壊、パターン形成、ランダム媒質中の波動電播等の現象を通じて、地震学とも密接に関連している。本研究の目的はフラクタルの最新の知識を地震学に導入すると同時に、地震学固有の問題をフラクタルを専門とする数学者、物理学者に理解してもらい、それによってフラクタル科学の発展と地震学の発展を期待するものである。具体的には、分担者を中心とす...

【数物系科学】地球惑星科学：続成作用／地震を含む研究件

【数物系科学】地球惑星科学：パターン形成／地震を含む研究件

【概要】フラクタルは最近急速に発展しつつある非整数次元の形を取り扱う幾何学であり、破壊、パターン形成、ランダム媒質中の波動電播等の現象を通じて、地震学とも密接に関連している。本研究の目的はフラクタルの最新の知識を地震学に導入すると同時に、地震学固有の問題をフラクタルを専門とする数学者、物理学者に理解してもらい、それによってフラクタル科学の発展と地震学の発展を期待するものである。具体的には、分担者を中心とす...

【数物系科学】地球惑星科学：地殻流体／地震を含む研究件

❏スロースリップの繰り返し周期は何が決めるか？―重力観測で流体の挙動を探る(23340125)

【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31

【キーワード】地震 / 重力 / スロースリップ / 地殻流体 / 測地

【概要】海溝大地震の震源域付近では、スロースリップと呼ばれるゆっくりした断層すべりが、数か月から数年おきに発生している。スロースリップは大地震の引き金となり得るため、スロースリップを予測することは大地震の予測にもつながる。スロースリップの発生には断層面に存在する高圧流体が関わっており、また、流体圧の変化がスロースリップの起こりやすさを変化させることが理論的に予測されている。本研究ではスロースリップ中に流体...

【数物系科学】地球惑星科学：地球・惑星内部構造／地震を含む研究件

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【概要】沈み込み帯の地震からの遠地実体波波形には震源付近の不均質構造に起因する強い後続波が現れるため、地震の詳細な解析が困難になる場合がある。本研究では不均質構造のもとでの波動計算を非常に効率良く実行できる独自の手法によって理論波形を計算し、小規模地震の地震発生場所・発震機構解を推定する手法と、大規模地震の断層すべり分布を決定する手法とを開発した。これらの手法を2006年ジャワ津波地震と2007年南スマト...

【概要】スーパーカミオカンデで知られる神岡鉱山の真上にあたる池ノ山(標高1369m)の山頂付近に,高精度な気圧計を設置して連続観測を行った.地下に置かれた超伝導重力計による精密重力観測におよぼす大気の影響を,精度よく補正するためである.山の上と下で測られた気圧データにもとづき,大気の鉛直構造を考慮に入れてモデリングを行うことが,周期数時間といった短周期帯域における重力の残差を小さくするのに有効であることが...

【数物系科学】地球惑星科学：伊豆大島／地震を含む研究件

【概要】VANの達成のためには,いかに困難であっても,短基線観測の併用が不可欠であるとの認識のもとに,本研究では地の利を得た北陸地域と,前回研究での発展的継続をめざす伊豆大島での観測に主力を投入した.前者では各機関の協力により,VANシステムにほぼ同等の低ノイズ観測網が確率され,現在はいわば"地震待ち"の状態にある.しかし,設置された観測点が"sensitive station&#...

【数物系科学】地球惑星科学：ガス放出／地震を含む研究件

【概要】本研究では、岩石の一軸圧縮に伴うガス放出の過程を調べた。岩石破壊の直前に大量にガスが放出されることから、地震発生前のガス濃度増加にかなり関与していることが示唆される。地球化学的地震予知研究では、地下水に溶けているガスやイオンの濃度の時間変化が時間に応答するという観測結果に基づいて、そのメカニズムモデルの構築や的確なシグナル観測の技術開発を行ってきている。そこで本研究では、メカニズムモデル構築のた...

【数物系科学】地球惑星科学：トランスフォーム断層／地震を含む研究件

【概要】長大な活断層の活動区間を明確にする試みとして、死海トランスフォーム断層に沿うヨルダン・ヴァレー断層帯を対象に選び、これが最終氷期の多雨湖・リサン湖の形成域に存在することに注目してその離水期以後に生じた変位地形の性状および断層活動履歴の場所的違いなどを調べた。その結果、変位地形の生長度、最新活動を含む最近2～3回の活動履歴、最新活動時の変位量に場所による大きな差がないことがわかり、約100kmの長さ...

【数物系科学】地球惑星科学：微小亀裂／地震を含む研究件

【概要】本研究では、岩石の一軸圧縮に伴うガス放出の過程を調べた。岩石破壊の直前に大量にガスが放出されることから、地震発生前のガス濃度増加にかなり関与していることが示唆される。地球化学的地震予知研究では、地下水に溶けているガスやイオンの濃度の時間変化が時間に応答するという観測結果に基づいて、そのメカニズムモデルの構築や的確なシグナル観測の技術開発を行ってきている。そこで本研究では、メカニズムモデル構築のた...

【数物系科学】地球惑星科学：琉球海溝／地震を含む研究件

❏サンゴマイクロアトールに基づく琉球海溝の巨大地震履歴の解明(21H01167)

【キーワード】地震 / サンゴ / 地殻変動 / 琉球海溝

【数物系科学】地球惑星科学：重力／地震を含む研究件

【研究代表者】名和一成国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 研究グループ長 (20262082)

【概要】沖縄・先島諸島スロースリップイベントの発生域に位置する国立天文台VERA石垣島観測局とその周辺の地下水挙動を明らかにするため、重力計、気象・土壌水分量計、地震計、水圧計など様々な原理のセンサーを用いて連続観測を実施した。併せて、VERA局周辺の詳細な地下構造を明らかにするための探査を実施した。結果として、重力計や地震計データから観測点近傍の地下水位やダム水位の変化、土壌水分量の変化に起因すると考え...

❏スロースリップの繰り返し周期は何が決めるか？―重力観測で流体の挙動を探る(23340125)

【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31

【キーワード】地震 / 重力 / スロースリップ / 地殻流体 / 測地

【概要】海溝大地震の震源域付近では、スロースリップと呼ばれるゆっくりした断層すべりが、数か月から数年おきに発生している。スロースリップは大地震の引き金となり得るため、スロースリップを予測することは大地震の予測にもつながる。スロースリップの発生には断層面に存在する高圧流体が関わっており、また、流体圧の変化がスロースリップの起こりやすさを変化させることが理論的に予測されている。本研究ではスロースリップ中に流体...

❏火山と断層の３Ｄ診断学－宇宙線透視と高品位重力観測の連携による新展開(23244092)

【研究期間】2011-04-01 - 2016-03-31

【研究代表者】大久保修平東京大学, 地震研究所, 教授 (30152078)

【キーワード】観測手法 / 宇宙線透視 / 重力 / 火山 / 断層 (他6件)

【概要】ミューオン以外の荷電粒子の影響は、ミューオン透視観測にとって最大の誤差要因である。これを低減するため、多層のミューオンセンサーと鉛層とを互層させる方式を開発した。この高精度化されたミューオン透視データと、重力異常データとの同時インバージョン手法を開発し、3次元密度構造を高い空間分解能で推定することに成功した。また、桜島など、火道の口径等の幾何形状がミューオン・ラジオグラフィーで決定された火山では...

【数物系科学】地球惑星科学：セイシュ／地震を含む研究件

【研究代表者】名和一成国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 研究グループ長 (20262082)

【概要】沖縄・先島諸島スロースリップイベントの発生域に位置する国立天文台VERA石垣島観測局とその周辺の地下水挙動を明らかにするため、重力計、気象・土壌水分量計、地震計、水圧計など様々な原理のセンサーを用いて連続観測を実施した。併せて、VERA局周辺の詳細な地下構造を明らかにするための探査を実施した。結果として、重力計や地震計データから観測点近傍の地下水位やダム水位の変化、土壌水分量の変化に起因すると考え...

【数物系科学】地球惑星科学：噴火／地震を含む研究件

【概要】災害遺構に関しては，災害からの復興を示すものとして仮設住宅の保存可能性を見るため，集会所を移転・改築している事例，仮設住宅を公営住宅など活用・移転事例を自治体へのヒアリングと現地調査で確認した。いずれも材や設備の活用の視点が大きく，震災遺構という視点は大きくない。集会所では一部展示している例も見られ，再活用されたことで今後意味が付加される可能性がある。産業遺構については炭鉱の遺構について前年度か...

【概要】大量のマグマを長時間にわたって噴出する噴火様式について、その発生と推移のメカニズムを明らかにすることを目的とした。良質の観測データがそろっている霧島火山新燃岳2011年噴火を研究対象とし、地震・空振の波動場解析の新しい手法を編み出した。噴出物の物質科学分析、映像解析、室内実験と併せ、以下の結論を得た。3回の爆発的連続噴火（準プリニー式噴火）のうち、1回目3回目はは水蒸気噴出や固まったマグマの栓の破...

【概要】本研究の目的は、噴火に伴い発生する地震波と空振(空気振動)を同時に解析する手法を開発し、噴火ダイナミックスの解明に資することである。地震波形は火道内部の力学的状態を反映し、空振波形は噴火に伴って大気に加わる圧力変動や大気中に注入される高温物質の流量・温度等に関する情報を反映している。この両者を個別に解析する試みはこれまでもあったが、同時解析の例は無い。本研究では次の3項目を行った。1)空振波形解析...

【数物系科学】地球惑星科学：比抵抗構造／地震を含む研究件

❏モニタリングを目指したスロースリップ発生場の状態解明(26400455)

【研究代表者】吉村令慧京都大学, 防災研究所, 准教授 (50346061)

【キーワード】地球電磁気 / 地震 / スロースリップ / 比抵抗構造

【概要】豊後水道スロースリップイベント（SSE）発生域周辺の三次元比抵抗構造を明らかにすることを目的に、四国西部域において面的に広帯域Magnetotelluric（MT）観測をした。得られたMT応答について、3次元逆解析を行い、主すべり域の中央部ならびに縁辺部に低抵抗領域を検出した。縁辺部の低抵抗領域は、沈み込むフィリピン海プレートの深部から地表付近まで連続していることが確認された。 SSEの発生サイク...

【数物系科学】地球惑星科学：動的破壊／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【概要】本研究では2次元拡張境界積分方程式法（XBIEM）の数値計算コードの開発をおこなった。線表面要素に載荷された一定牽引力に対する無限一様等方性媒質の過渡的な変位応答および応力応答のカーネル関数に対して、閉じた関数形での陽的な表現を全て導出した。また、媒質界面を横切る動的破裂をシミュレートする際に必要となる陰的なタイムステッピングスキームを提案した。完成したXBIMコードを用いて、媒質不均質性が地震...

【数物系科学】地球惑星科学：動的破壊シミュレーション／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【数物系科学】地球惑星科学：流体循環／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【数物系科学】地球惑星科学：内部構造／地震を含む研究件

【キーワード】リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー (他14件)

【概要】本研究計画では，海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から，「なぜリソスフェア硬く，アセノスフェアは柔らかいのか？」という根源的な問いに対する答えを求めた．海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし，若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した．また，これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し，Vp/Vs構造を明らかにした．リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造を...

【数物系科学】地球惑星科学：地殻熱流量／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【数物系科学】地球惑星科学：地球内部構造／地震を含む研究件

【キーワード】リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー (他14件)

【概要】本研究計画では，海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から，「なぜリソスフェア硬く，アセノスフェアは柔らかいのか？」という根源的な問いに対する答えを求めた．海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし，若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した．また，これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し，Vp/Vs構造を明らかにした．リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造を...

【概要】本研究の目的は, 従来の決定論的トモグラフィーを発展させ，統計論的トモグラフィーを確立すること，及び決定論的トモグラフィーでは十分解像できない，化学的不均質強度の分布を制約することであった．モンテカルロ法を用いた適切な地震波エンベロープの波形インバージョン手法及びソフトウェアを開発した．また，最新鋭の広帯域海底地震計の記録を用いれば，リソスフェアには強い不均質があるのに対し，アセノスフェアには強い...

❏地下深部物性値を遠地地震波形から直接抽出する:透過波AVO法の実現(19540448)

【研究代表者】竹中博士九州大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (30253397)

【キーワード】地震 / 地震波 / 減衰 / 地球内部構造 / 地震波動シミュレーション (他6件)

【概要】遠地地震の波形記録を用いて地球内部の速度不連続面をマッピングし,その物性値としての地震波速度を抽出する新しい手法の実現へ向けて,最も重要な遠地実体波波形の数値シミュレーションに関わる4課題:(1)非弾性減衰の導入,(2)3次元不均質構造の平面波応答計算,(3)計算精度の向上,(4)計算の高速化に取組み,それぞれの解決策となる新しい手法を提案した。 ...

【数物系科学】地球惑星科学：地震波／地震を含む研究件

【概要】次世代型4次元変分法のプロトタイプ版を開発し、2次元空間内における地震波伝播シミュレーションコード等に実装した。双子実験によって地下構造に関する物性パラメータの最適値推定と不確実性評価が可能となることを示した。また、本手法を実装する新たな対象として、磁性体内における磁化パターンの時空間変化を記述する時間依存Ginzburg-Landau方程式の数値シミュレーションコードを新たに開発した。これらの成...

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

【概要】本研究の目的は, 従来の決定論的トモグラフィーを発展させ，統計論的トモグラフィーを確立すること，及び決定論的トモグラフィーでは十分解像できない，化学的不均質強度の分布を制約することであった．モンテカルロ法を用いた適切な地震波エンベロープの波形インバージョン手法及びソフトウェアを開発した．また，最新鋭の広帯域海底地震計の記録を用いれば，リソスフェアには強い不均質があるのに対し，アセノスフェアには強い...

【数物系科学】地球惑星科学：地震破壊／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

【数物系科学】地球惑星科学：地震発生／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【数物系科学】地球惑星科学：スロースリップ／地震を含む研究件

❏モニタリングを目指したスロースリップ発生場の状態解明(26400455)

【研究代表者】吉村令慧京都大学, 防災研究所, 准教授 (50346061)

【キーワード】地球電磁気 / 地震 / スロースリップ / 比抵抗構造

【概要】豊後水道スロースリップイベント（SSE）発生域周辺の三次元比抵抗構造を明らかにすることを目的に、四国西部域において面的に広帯域Magnetotelluric（MT）観測をした。得られたMT応答について、3次元逆解析を行い、主すべり域の中央部ならびに縁辺部に低抵抗領域を検出した。縁辺部の低抵抗領域は、沈み込むフィリピン海プレートの深部から地表付近まで連続していることが確認された。 SSEの発生サイク...

【概要】流体の効果に焦点を当て、物理過程のみならず化学過程をも考慮に入れて、動的地震破壊過程についての数理的・数値的解析を行った。ここで、物理過程としては、摩擦発熱、破砕、流体・熱拡散を、化学過程としては、脱水反応を仮定した。特に、上記の効果が地震発生の多様性にどのように関与するかという事について検討を行った。計算によると、脱水反応が滑りにより生成したダイラタンシーと相互作用する際に、持続的なゆっくり滑り...

【キーワード】スロースリップ / 海底圧力計 / シミュレーション / 房総沖 / 海底地殻変動 (他11件)

【概要】房総沖スロースリップ（SSE）を解明するために以下を行った。観測研究では、すべり分布を明らかにするため海底圧力計を用いた観測を行った。2014年1月ごろSSEが発生しその変動を捉えることに成功した。この際、圧力計データをパラメトリックモデルで解析する方法を開発した。シミュレーション研究では、その基礎となる房総沖の構造の決定と房総沖SSEを再現するモデルの開発を行った。構造では、房総沖のフィリピン...

【数物系科学】地球惑星科学：プレート／地震を含む研究件

❏高密度地震観測データ解析と大規模数値計算に基づくフィリピン海プレートモデルの構築(23540490)

【概要】フィリピン海プレートの詳細な形状の理解は，近い将来の南海トラフ巨大地震地震の発生に備えて，プレート境界での応力蓄積過程や，大地震による強震動と津波の高精度予測のため重要な課題である。本研究では，南海トラフ地震による強震動/津波予測の高度化を目的として，日本列島に沈み込むフィリピン海プレートの詳細な形状の推定を，１）高密度地震観測網で記録された地震波形の詳細解析，２）地球シミュレータを用いた地震波...

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【数物系科学】地球惑星科学：超伝導重力計／地震を含む研究件

【研究代表者】名和一成国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 研究グループ長 (20262082)

【概要】沖縄・先島諸島スロースリップイベントの発生域に位置する国立天文台VERA石垣島観測局とその周辺の地下水挙動を明らかにするため、重力計、気象・土壌水分量計、地震計、水圧計など様々な原理のセンサーを用いて連続観測を実施した。併せて、VERA局周辺の詳細な地下構造を明らかにするための探査を実施した。結果として、重力計や地震計データから観測点近傍の地下水位やダム水位の変化、土壌水分量の変化に起因すると考え...

【概要】スーパーカミオカンデで知られる神岡鉱山の真上にあたる池ノ山(標高1369m)の山頂付近に,高精度な気圧計を設置して連続観測を行った.地下に置かれた超伝導重力計による精密重力観測におよぼす大気の影響を,精度よく補正するためである.山の上と下で測られた気圧データにもとづき,大気の鉛直構造を考慮に入れてモデリングを行うことが,周期数時間といった短周期帯域における重力の残差を小さくするのに有効であることが...

【数物系科学】地球惑星科学：カイコウラ地震／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【数物系科学】地球惑星科学：北西太平洋島嶼域／地震を含む研究件

❏沿岸巨礫を用いた北西太平洋島嶼域の波浪と台風・地震の既往最大規模の包括的解明(21H04508)

【研究期間】2021-04-05 - 2025-03-31

【研究代表者】後藤和久東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10376543)

【キーワード】沿岸巨礫 / 北西太平洋島嶼域 / 台風 / 地震

【概要】本研究では，琉球列島や伊豆小笠原諸島を主対象として，北西太平洋島嶼部のリーフ上等に存在する台風の高波や津波で打ち上げられた沿岸巨礫データを現地調査により網羅的に収集し，リーフ形成年代や海面水温データと統合し，その堆積過程を明らかにする．調査結果を制約条件として高波・津波数値計算を実施し，巨礫のサイズ・空間分布を説明できる波浪条件（波高・波長）をリーフ形成後の既往最大値として推定し，各地の波浪計算結...

【数物系科学】地球惑星科学：深発地震／地震を含む研究件

【キーワード】長周期地震動 / 巨大地震 / 深発地震 / 2011年東北地方太平洋沖地震 / 南海トラフ巨大地震 (他14件)

【概要】M9規模の超巨大地震の長周期地震動のリスク評価のために、2011年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動の生成過程を、強震観測データ解析と地震波伝播シミュレーションにから評価した。東北沖の地震では内陸地震や南海トラフの地震に対して関東平野の長周期地震動レベルが小さくなること、その原因が東北沖の地震のS波の放射特性と関東平野の３次元基盤構造の方位的特徴によることを確認した。2008 年オホーツク海深発地...

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

【数物系科学】地球惑星科学：マグマ供給系／地震を含む研究件

【キーワード】火山活動 / マグマ水蒸気爆発 / 北マリアナ諸島 / 火山性微動 / マグマ供給系 (他18件)

【概要】北マリアナ・アナタハン火山において2008～9年に総合観測を実施し活動評価を行った。期間中に発生した水蒸気爆発では,火口直下を震源とし振幅が次第に増大する連続微動が捉えられた。GPS観測からは西方にある圧力源の収縮が記録されマグマが斜めに上昇する経路が捉えられた。噴出物からはマグマ噴火が2003～4年までであり,以降は水蒸気爆発であることが示された。これまで一連の火山活動はほぼ終息したと考えられる...

【数物系科学】地球惑星科学：太平洋プレート／地震を含む研究件

【キーワード】長周期地震動 / 巨大地震 / 深発地震 / 2011年東北地方太平洋沖地震 / 南海トラフ巨大地震 (他14件)

【概要】M9規模の超巨大地震の長周期地震動のリスク評価のために、2011年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動の生成過程を、強震観測データ解析と地震波伝播シミュレーションにから評価した。東北沖の地震では内陸地震や南海トラフの地震に対して関東平野の長周期地震動レベルが小さくなること、その原因が東北沖の地震のS波の放射特性と関東平野の３次元基盤構造の方位的特徴によることを確認した。2008 年オホーツク海深発地...

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

【数物系科学】地球惑星科学：マルボロ断層／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【数物系科学】地球惑星科学：電気伝導度／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【概要】VANの達成のためには,いかに困難であっても,短基線観測の併用が不可欠であるとの認識のもとに,本研究では地の利を得た北陸地域と,前回研究での発展的継続をめざす伊豆大島での観測に主力を投入した.前者では各機関の協力により,VANシステムにほぼ同等の低ノイズ観測網が確率され,現在はいわば"地震待ち"の状態にある.しかし,設置された観測点が"sensitive station&#...

【数物系科学】地球惑星科学：温度構造／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【数物系科学】地球惑星科学：巨大地震／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【キーワード】長周期地震動 / 巨大地震 / 深発地震 / 2011年東北地方太平洋沖地震 / 南海トラフ巨大地震 (他14件)

【概要】M9規模の超巨大地震の長周期地震動のリスク評価のために、2011年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動の生成過程を、強震観測データ解析と地震波伝播シミュレーションにから評価した。東北沖の地震では内陸地震や南海トラフの地震に対して関東平野の長周期地震動レベルが小さくなること、その原因が東北沖の地震のS波の放射特性と関東平野の３次元基盤構造の方位的特徴によることを確認した。2008 年オホーツク海深発地...

【概要】20 世紀以降に世界で発生した超巨大地震について，我々が開発した遠地津波波形の走時遅れの位相補正を施して解析を行い，地震の規模やすべり分布を推定した．それらをまとめた結果，規模と断層サイズ，すべり量などのスケーリング則については，我々が以前に求めたものを大きく変更する必要がないことがわかった．津波堆積物やサンゴのマイクロアトールから地震の規模などを推定する方法について，最近の地震や海面変動について...

【数物系科学】地球惑星科学：モデル計算／地震を含む研究件

【数物系科学】地球惑星科学：大気波動／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【数物系科学】地球惑星科学：微動／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【概要】本研究は,比較的単純な噴火形態を繰り返す火道システムの確立した火山を対象に振動現象の観測データから,火道浅部の内部状態を推定する方法を確立し,一連の噴火活動中での噴火様式変化の推定に結びつけることを目的とした.本研究期間中に,2011年霧島新燃岳の噴火が発生し,準プリニー式噴火,マグマ湧出,ブルカの式噴火という異なる噴火に対する火口近傍で地震,地殻変動,空振という多項目の観測データを得ることに成功...

【数物系科学】地球惑星科学：高温高圧実験／地震を含む研究件

【キーワード】固体地球物理学 / 地震 / 地殻・マントル物質 / 地球電磁気学 / 物性実験 (他10件)

【概要】最近,種々の構造探査により,縦波速度(Vp),横波速度(Vs),電気比抵抗などが同一断面上にマッピングされるようになってきた.それら観測可能なVp, Vs,電気伝導度,Qなどから,どのような物質がどのような状態にあり,どのような破壊・摩擦特性をもっているのか推定できるようになることを目指し,室内実験によりVp, Vs,電気伝導度などと,破壊・摩擦特性を様々な条件下で同時測定できる装置を開発した.同...

【数物系科学】地球惑星科学：火山／地震を含む研究件

❏パッシブサンプラーを用いた温泉水中溶存ガスの時空間分布の観測(18K11614)

【研究代表者】高畑直人東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (90345059)

【キーワード】溶存ガス / 地下水 / 地震 / 火山

【概要】地下深くからもたらされる温泉水には地球深部由来の成分を多く含んでおり、溶存ガスの組成比や同位体比はその起源や挙動について有益な情報をもたらす。本研究では気体透過膜を使った受動拡散サンプラーを用いて、深さ約300mの温泉井戸において任意の深さから溶存ガスを採取し、その組成比や同位体比の鉛直分布および経年変化を明らかにすることに成功した。特にヘリウムや二酸化炭素の同位体を分析することで、マグマ由来の物...

【概要】明治初期（おおむね明治20年まで）に発生した地震・火山噴火・その他自然災害（天変地異）について，カタログを作成した．この時期は，国の機関などによる体系的な観測および情報集約がおこなわれておらず，未知の事件が学問的には記録されないままになっている可能性がある．抽出した情報をデータベース化し，時系列や地域による並べかえ，検索などが容易にできるように工夫した．このデータベースはWeb上で公開した． ...

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【数物系科学】地球惑星科学：火山活動／地震を含む研究件

【キーワード】火山活動 / マグマ水蒸気爆発 / 北マリアナ諸島 / 火山性微動 / マグマ供給系 (他18件)

【概要】北マリアナ・アナタハン火山において2008～9年に総合観測を実施し活動評価を行った。期間中に発生した水蒸気爆発では,火口直下を震源とし振幅が次第に増大する連続微動が捉えられた。GPS観測からは西方にある圧力源の収縮が記録されマグマが斜めに上昇する経路が捉えられた。噴出物からはマグマ噴火が2003～4年までであり,以降は水蒸気爆発であることが示された。これまで一連の火山活動はほぼ終息したと考えられる...

【数物系科学】地球惑星科学：アウターライズ／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【数物系科学】地球惑星科学：Kaikoura ／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【数物系科学】地球惑星科学：正平(康安)東海地震／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：アセノスフェア／地震を含む研究件

【キーワード】リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー (他14件)

【概要】本研究計画では，海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から，「なぜリソスフェア硬く，アセノスフェアは柔らかいのか？」という根源的な問いに対する答えを求めた．海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし，若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した．また，これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し，Vp/Vs構造を明らかにした．リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造を...

【数物系科学】地球惑星科学：高速回転摩擦試験機／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【数物系科学】地球惑星科学：アダカイト／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：高潮堆積物／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：海溝型地震／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：海底地滑り／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

❏インド洋北西部マカラン沈み込み帯における津波ポテンシャルの再評価(13F03314)

【研究期間】2013-04-26 - 2016-03-31

【研究種目】特別研究員奨励費

【キーワード】津波 / マカラン沈み込み帯 / 海底地すべり / 地震

【概要】1998年7月17日にパプアニューギニアで発生したM7の地震に伴う津波は，ニューギニア島北岸のシサノラグーン付近で2000名を超える死者をだした．津波高さが10mを超えるのはわずか20 km程度に限られており，地震の断層運動のみでなく，2次的な津波波源（海底地すべりなど）が想定されてきた．これまでのモデリングでは津波の高さ分布しか用いられてこなかったが，波源近傍（距離600～1500 km）で記録...

【数物系科学】地球惑星科学：流体／地震を含む研究件

【概要】流体の効果に焦点を当て、物理過程のみならず化学過程をも考慮に入れて、動的地震破壊過程についての数理的・数値的解析を行った。ここで、物理過程としては、摩擦発熱、破砕、流体・熱拡散を、化学過程としては、脱水反応を仮定した。特に、上記の効果が地震発生の多様性にどのように関与するかという事について検討を行った。計算によると、脱水反応が滑りにより生成したダイラタンシーと相互作用する際に、持続的なゆっくり滑り...

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：付加体／地震を含む研究件

【概要】東海沖から日向沖の地震履歴の情報を得るため，南海トラフ前弧域の浅部地下構造探査と柱状試料採取を行なった．海溝の陸側斜面から前弧海盆における高解像度の浅部地下構造を無人探査機に搭載した音波探査装置で捉えることができ，室戸岬沖や日向沖において活断層や現在進行中の傾動運動を確認した．堆積層の分析では，地震による海底表層の物質の移動・再堆積を明らかにするとともに，再堆積した地層の厚さは供給源となった地層の...

【数物系科学】地球惑星科学：断層／地震を含む研究件

【キーワード】境界積分方程式法 / 地震サイクルシミュレーション / 構造不均質 / 地震 / 断層 (他9件)

【概要】本研究の目的は、拡張積分方程式法（XBIEM）を用いて、地震サイクルシミュレーションを不均質媒質中へ拡張することにある。この現実的な不均質構造中での自発的な核形成、動的破壊伝播開始と進展、地震後の強度回復、その後の地殻応力載荷という地震発生サイクルシミュレーションを行う。現実的な不均質構造中でのサイクルシミュレーションを行う技術開発を進めており、今年度は、付加帯構造という沈み込み帯に特徴的な構造不...

【概要】本研究では2次元拡張境界積分方程式法（XBIEM）の数値計算コードの開発をおこなった。線表面要素に載荷された一定牽引力に対する無限一様等方性媒質の過渡的な変位応答および応力応答のカーネル関数に対して、閉じた関数形での陽的な表現を全て導出した。また、媒質界面を横切る動的破裂をシミュレートする際に必要となる陰的なタイムステッピングスキームを提案した。完成したXBIMコードを用いて、媒質不均質性が地震...

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【数物系科学】地球惑星科学：断層運動／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【数物系科学】地球惑星科学：断層岩／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【数物系科学】地球惑星科学：海洋地殻／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【数物系科学】地球惑星科学：海嶺沈み込み／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：国際研究者交流／地震を含む研究件

【キーワード】国際研究者交流 / イタリア / 建築構造・材料 / 文化遺産建築 / 組積造 (他8件)

【概要】本研究は、2009年にイタリアで発生した地震により被害を受けた文化遺産建築の被害調査を実施して、被害状況と応急処置方法を系統的に整理し、1970年代以降に文化遺産建築に対して行われたRC補強の効果を検証し、モニタリングにより補強前、補強途中の構造的安定性と補強後の補強効果を検証することにより、また、関連する国内外の文化遺産建築の調査を通して、文化遺産建築の有効な修復・補強方法、地震によるリスクから...

【概要】1被災前後の環境、被災・復興の諸過程図化、集落環境の物的復興と社会変化・支援制度の解析。2住宅被害(人的被害)の実態解明と建築及び環境との関連の解明。3最激甚被災地域における地盤条件の解明。4枠組み壁組積造(Confined Masonry)の工法的妥当性の検討。5伝統的木構造であり歴史的建造物であり、軸組的に脆弱なPendopo の形態を損ねない制震技術の開発。6竹造建築の可能性を追求しその実験...

【概要】高応力の岩盤内に間隙水が存在すると、間隙水圧や応力の変化に対し、地震活動が敏感に反応する。その詳細を至近距離で観察するために、南アフリカのERPM鉱山とBuffelsfontein鉱山において、地下2~3kmの水没境界から数十m以内の非水没域から、地震・歪・地下水圧・自然電位などの項目について、岩盤挙動の観測を行った。インドの水没鉱山については、インドから研究者を招聘し、今後の進め方について議論し...

【数物系科学】地球惑星科学：アンチゴライト／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：貝類群集／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：掘削／地震を含む研究件

❏2009年皆既日食中の地球潮汐で誘発される2008年中国四川地震の余震の探索(21654062)

【研究代表者】MORI James Jiro 京都大学, 防災研究所, 教授 (50314282)

【研究期間】2009

【キーワード】?川地震 / 地球潮汐 / 地震 / 中国 / 掘削

【概要】2009年7月、中国・?川地震(2008年、Mw7.9)による余震域の上空を皆既日食が通過した。これは地球潮汐が小規模地震を誘発するかどうか調べる貴重な機会となった。 2008年5月から2009年9月までの期間の余震について中国地震局のデータを調べたところ、M1.3以上の地震は4万回を超えていた。われわれはスペクトル解析やスタッキング法などいくつかの方法を使って16ヶ月分のデータを研究し、潮汐の振...

【数物系科学】地球惑星科学：アンデス山脈／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：地殻／地震を含む研究件

【概要】地殻・マントル不均質性の定量化と、広帯域強震動シミュレーションモデルの構築に向け、地下構造におけるスケール数km以下の短波長不均質構造の分布特性を、1) P波の放射特性の崩れの周波数依存性・距離依存性、2) P波のTransverse成分への振幅の漏れ強度、の二つの観点から、Hi-net高密度地震観測データによる近地の地震波形解析と、コンピュータシミュレーションにより評価した。広帯域地震動シミュレ...

【数物系科学】地球惑星科学：地殻・マントル物質／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【概要】200kHz までをカバーする高感度振動センサによる微小破壊観測を, 世界で初めて大深度鉱山の硬岩中で展開し, 数百m の範囲にわたって, 微小破壊を観測することに成功した. 採掘やトンネル等でダメージを受けていない領域でも, 100kHz を超える地震波を放出するような, cm スケールの微小破壊が多数おこっていることを発見した. さらに, 数万個の微小破壊の分布は,周辺域の採掘による影響をうけ...

【キーワード】固体地球物理学 / 地震 / 地殻・マントル物質 / 地球電磁気学 / 物性実験 (他10件)

【概要】最近,種々の構造探査により,縦波速度(Vp),横波速度(Vs),電気比抵抗などが同一断面上にマッピングされるようになってきた.それら観測可能なVp, Vs,電気伝導度,Qなどから,どのような物質がどのような状態にあり,どのような破壊・摩擦特性をもっているのか推定できるようになることを目指し,室内実験によりVp, Vs,電気伝導度などと,破壊・摩擦特性を様々な条件下で同時測定できる装置を開発した.同...

【数物系科学】地球惑星科学：地殻構造／地震を含む研究件

❏高密度地震観測データ解析と大規模数値計算に基づくフィリピン海プレートモデルの構築(23540490)

【概要】フィリピン海プレートの詳細な形状の理解は，近い将来の南海トラフ巨大地震地震の発生に備えて，プレート境界での応力蓄積過程や，大地震による強震動と津波の高精度予測のため重要な課題である。本研究では，南海トラフ地震による強震動/津波予測の高度化を目的として，日本列島に沈み込むフィリピン海プレートの詳細な形状の推定を，１）高密度地震観測網で記録された地震波形の詳細解析，２）地球シミュレータを用いた地震波...

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【数物系科学】地球惑星科学：地殻変動／地震を含む研究件

❏サンゴマイクロアトールに基づく琉球海溝の巨大地震履歴の解明(21H01167)

【キーワード】地震 / サンゴ / 地殻変動 / 琉球海溝

【概要】プレート境界におけるすべり時空間変化を支配する摩擦特性を推定するために、GPS観測データから摩擦法則のパラメータ(摩擦パラメータ)を推定するデータ同化手法の開発を行った。この手法を2011年東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)の余効すべりに適用し、余効すべり発生領域の摩擦特性の推定を行った。その結果、従来は一定であると考えられてきた摩擦パラメータは、高速のすべり速度に対してすべりの安定性が減少するよ...

❏3次元不均質構造を取り入れた丸い地球で、大地震に伴う地殻変動・重力変化を見積もる(20840012)

【概要】大地震が発生すると、数10年以上も成長し続ける広域的な地殻変動が生じる。我が国のように大地震が繰り返される地域において地殻変動を観測する場合、過去の様々な大地震による変動を正確に見積もって現時点のデータから差し引かなければ、次の地震の発生のための応力がどのように蓄積されているのか分からない。本研究は、人工衛星重力データを利用することで、大地震による広域変動をより正確に見積もる手法を初めて開発した。...

【数物系科学】地球惑星科学：内陸地震／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【数物系科学】地球惑星科学：地球化学／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：地球観測／地震を含む研究件

【概要】掘削孔の悪条件で、目標海底下5200 m深の65％深で掘削を終了した。孔底付近において最大水平応力が鉛直応力を超え始め、付加体岩石の摩擦強度は3000 m付近で最小となった。一方その変位速度依存性は深度増加に伴い減少し、5000 m付近で中性となることが判明した。これはプレート境界深度で不安定滑りを起こすことを示す。付加体先端の切迫度は応力場と断層の形状および間隙水圧などに大きく影響を受け、場所...

【概要】機動的な広帯域海底地震計(BBOBS)はすでに実用化し、多数の観測実績を挙げてきている。しかし、そのデータを評価すると、解析において重要な長周期の水平動成分でノイズレベルが高い。この問題を解決するため、BBOBSのセンサー部を分離し、小型・低背にすることで堆積物中へ突入させ、底層流の影響を受けない状態にすることが考えられる。この構想の下で新型のセンサーを開発し、実地での試験観測を行った。その結果、...

【数物系科学】地球惑星科学：南海・駿河トラフ／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：南海トラフ／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【数物系科学】地球惑星科学：南海トラフ東部／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：地球電磁気／地震を含む研究件

❏モニタリングを目指したスロースリップ発生場の状態解明(26400455)

【研究代表者】吉村令慧京都大学, 防災研究所, 准教授 (50346061)

【キーワード】地球電磁気 / 地震 / スロースリップ / 比抵抗構造

【概要】豊後水道スロースリップイベント（SSE）発生域周辺の三次元比抵抗構造を明らかにすることを目的に、四国西部域において面的に広帯域Magnetotelluric（MT）観測をした。得られたMT応答について、3次元逆解析を行い、主すべり域の中央部ならびに縁辺部に低抵抗領域を検出した。縁辺部の低抵抗領域は、沈み込むフィリピン海プレートの深部から地表付近まで連続していることが確認された。 SSEの発生サイク...

❏地震先行時及び発生時における電磁現象のメカニズム(20510171)

【キーワード】地震 / 先行現象 / 地球電磁気 / 破壊 / すべり

【概要】地震現象を臨界現象(2次相転移)として短期的に捉えるための新しい時間概念(Natural Time)による時系列解析法によるギリシャでの短期地震予知を検討しEosに出版するとともに、同法を2000年伊豆諸島の群発活動に応用し、その成果はJ.Geophys.Res.に出版された。有意義なSESデータの得られている神津島の地下電気構造の野外調査を行い、Proc.Japan Acad.に出版した。 ...

【概要】高応力の岩盤内に間隙水が存在すると、間隙水圧や応力の変化に対し、地震活動が敏感に反応する。その詳細を至近距離で観察するために、南アフリカのERPM鉱山とBuffelsfontein鉱山において、地下2~3kmの水没境界から数十m以内の非水没域から、地震・歪・地下水圧・自然電位などの項目について、岩盤挙動の観測を行った。インドの水没鉱山については、インドから研究者を招聘し、今後の進め方について議論し...

【数物系科学】地球惑星科学：地球電磁気学／地震を含む研究件

【キーワード】固体地球物理学 / 地震 / 地殻・マントル物質 / 地球電磁気学 / 物性実験 (他10件)

【概要】最近,種々の構造探査により,縦波速度(Vp),横波速度(Vs),電気比抵抗などが同一断面上にマッピングされるようになってきた.それら観測可能なVp, Vs,電気伝導度,Qなどから,どのような物質がどのような状態にあり,どのような破壊・摩擦特性をもっているのか推定できるようになることを目指し,室内実験によりVp, Vs,電気伝導度などと,破壊・摩擦特性を様々な条件下で同時測定できる装置を開発した.同...

【数物系科学】地球惑星科学：西暦400年地震／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：フィリピン海プレート／地震を含む研究件

❏高密度地震観測データ解析と大規模数値計算に基づくフィリピン海プレートモデルの構築(23540490)

【概要】フィリピン海プレートの詳細な形状の理解は，近い将来の南海トラフ巨大地震地震の発生に備えて，プレート境界での応力蓄積過程や，大地震による強震動と津波の高精度予測のため重要な課題である。本研究では，南海トラフ地震による強震動/津波予測の高度化を目的として，日本列島に沈み込むフィリピン海プレートの詳細な形状の推定を，１）高密度地震観測網で記録された地震波形の詳細解析，２）地球シミュレータを用いた地震波...

【数物系科学】地球惑星科学：地質学／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【概要】東海沖から日向沖の地震履歴の情報を得るため，南海トラフ前弧域の浅部地下構造探査と柱状試料採取を行なった．海溝の陸側斜面から前弧海盆における高解像度の浅部地下構造を無人探査機に搭載した音波探査装置で捉えることができ，室戸岬沖や日向沖において活断層や現在進行中の傾動運動を確認した．堆積層の分析では，地震による海底表層の物質の移動・再堆積を明らかにするとともに，再堆積した地層の厚さは供給源となった地層の...

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【数物系科学】地球惑星科学：脆性-延性転移／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：脆性-塑性／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：レベル1.5 ／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：レベル1.5地震／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：レベル1.5地震・津波／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：レベル1.5津波／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：レベル1地震・津波／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：レベル2地震・津波／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：形成過程／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【数物系科学】地球惑星科学：地震発生構／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：差応力／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：駿河・南海トラフ／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：駿河トラフ／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：二軸摩擦実験／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【数物系科学】地球惑星科学：地殼マントル物質／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：分岐断層／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【数物系科学】地球惑星科学：日本海溝／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【数物系科学】地球惑星科学：安政型地震／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：中新世花崗岩類／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：中深発地震／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：プレートテクトニクス／地震を含む研究件

【キーワード】リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー (他14件)

【概要】本研究計画では，海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から，「なぜリソスフェア硬く，アセノスフェアは柔らかいのか？」という根源的な問いに対する答えを求めた．海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし，若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した．また，これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し，Vp/Vs構造を明らかにした．リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造を...

【数物系科学】地球惑星科学：プレート境界／地震を含む研究件

【キーワード】データ同化 / 固体地球科学 / 逐次ベイズフィルタ / スパースモデリング / データ駆動型モデリング (他12件)

【概要】本研究課題では、固体地球科学に資する次世代型データ同化手法の創出という所期の目的を、大きく進歩させることができた。特に，大自由度モデルにも適用可能なデータ同化手法である4次元変分法の高度化や、レプリカ交換モンテカルロ法との融合によるモデル／データ両駆動型データ同化の地震観測網データへの応用研究を実施した。また、国内および海外における多数の学会において成果発表を行うとともに，国際誌に論文を出版した。...

【概要】プレート境界におけるすべり時空間変化を支配する摩擦特性を推定するために、GPS観測データから摩擦法則のパラメータ(摩擦パラメータ)を推定するデータ同化手法の開発を行った。この手法を2011年東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)の余効すべりに適用し、余効すべり発生領域の摩擦特性の推定を行った。その結果、従来は一定であると考えられてきた摩擦パラメータは、高速のすべり速度に対してすべりの安定性が減少するよ...

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【数物系科学】地球惑星科学：完新統／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：プレート沈み込み帯／地震を含む研究件

❏3次元不均質構造を取り入れた丸い地球で、大地震に伴う地殻変動・重力変化を見積もる(20840012)

【概要】大地震が発生すると、数10年以上も成長し続ける広域的な地殻変動が生じる。我が国のように大地震が繰り返される地域において地殻変動を観測する場合、過去の様々な大地震による変動を正確に見積もって現時点のデータから差し引かなければ、次の地震の発生のための応力がどのように蓄積されているのか分からない。本研究は、人工衛星重力データを利用することで、大地震による広域変動をより正確に見積もる手法を初めて開発した。...

【数物系科学】地球惑星科学：干潟堆積物／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：年代学／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：上部マントル／地震を含む研究件

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【数物系科学】地球惑星科学：タイタオ・オフィオライト／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：タイタオ半島／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：オフィオライト／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：超薄膜／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【数物系科学】地球惑星科学：酸素同位体比／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：層序／地震を含む研究件

【数物系科学】地球惑星科学：チリ海嶺／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：含水量／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：古地磁気／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：沈み込みスラブ／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：沈み込み帯／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

【数物系科学】地球惑星科学：岩石・鉱物・鉱床学／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【数物系科学】地球惑星科学：岩石レオロジー／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：岩石年代学／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：固体圧試験機／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：固体圧式変形試験機／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：テクトニクス／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【研究代表者】安藤亮輔独立行政法人産業技術総合研究所, 活断層・地震研究センター, 研究員 (10455256)

【概要】本研究では,物理モデルを用いた地震発生の予測を目指して,室内実験系での模擬地震を用いて,データ同化手法を開発している.データ同化とは,断層の固着滑りを表現する物理モデルを構築し,観測データによりモデルの未知パラメタを推定し,将来予測をするといった手法である.そのために,本研究期間内においては,実験装置の立ち上げとデータ取得,物理モデルのシミュレーションのための数値計算コードの開発を行った.また,そ...

【数物系科学】地球惑星科学：後方電子散乱増／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：沿岸巨礫／地震を含む研究件

❏沿岸巨礫を用いた北西太平洋島嶼域の波浪と台風・地震の既往最大規模の包括的解明(21H04508)

【研究期間】2021-04-05 - 2025-03-31

【研究代表者】後藤和久東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10376543)

【キーワード】沿岸巨礫 / 北西太平洋島嶼域 / 台風 / 地震

【概要】本研究では，琉球列島や伊豆小笠原諸島を主対象として，北西太平洋島嶼部のリーフ上等に存在する台風の高波や津波で打ち上げられた沿岸巨礫データを現地調査により網羅的に収集し，リーフ形成年代や海面水温データと統合し，その堆積過程を明らかにする．調査結果を制約条件として高波・津波数値計算を実施し，巨礫のサイズ・空間分布を説明できる波浪条件（波高・波長）をリーフ形成後の既往最大値として推定し，各地の波浪計算結...

【数物系科学】地球惑星科学：応力-歪曲線／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：震源域／地震を含む研究件

❏震源域物質研究プロジェクトの準備-地質学と地球物理学のカップリングによる地震発生機構の解明-(10894019)

【研究代表者】小松正幸愛媛大学, 理学部, 教授 (00018665)

【研究期間】1998

【キーワード】地震 / 震源域 / 地質学 / 地球物理学 / 断層 (他6件)

【概要】本企画調査では,6月に次のようなアンケート調査を「地質学と地震メーリンググループ」上で行なった(本質部分のみ抜粋).1.地震が科学的な方法で予測できるとお考えですか?2.1の肯定に基づいた地震予測研究に興味がありますか?3.自分のテーマ(仕事)を地震予測に繋げていく考えはありますか?回答下さった多くの方が地震の科学的な予測について希望のある考え方をしていることがわかった.ただし,地震の発生はおそら...

【数物系科学】地球惑星科学：温度計／地震を含む研究件

【概要】断層の滑り摩擦の絶対値を知るために、来るべき地震の断層のすぐそばに精密温度計のアレーを設置するという世界で初めての観測を行った。南アフリカの金鉱山に、地下3kmでの採掘活動が大規模な地質断層のそばで行われているところがある。我々は、この地点で長さ30m程度の多数のボーリングを行い、コアと、孔内ビデオ映像の詳細な解析により、厚さ20mを超える複雑な断層帯の構造を三次元的に描きだした。その結果、断層帯...

【数物系科学】地球惑星科学：広帯域地震計／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：堆積相解析／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【数物系科学】地球惑星科学：コーナー流／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：台地玄武岩／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：東海地震／地震を含む研究件

❏歴史・地質・地球物理学的アプローチが明らかにする想定東海地震震源域の地殻変動履歴(18340161)

【研究代表者】藤原治独立行政法人産業技術総合研究所, 活断層研究センター, 主任研究 (50415741)

【キーワード】古地震 / 自然災害 / 東海地震 / 地殻変動 / 地震

【概要】東海地域で発生した過去の巨大地震の断層モデルを構築することは,将来の地震やその災害の予測において重要である.そのため,東海地震の想定震源域に位置する静岡県西部の海岸低地にて,歴史記録(絵図や古文書)と地層から地殻変動や津波の痕跡を検出し,過去に起こった地震の時期や地殻変動の大きさを推定した.また,測量データから得られている地殻変動パターンも考慮に入れて,安政東海地震および宝永地震の断層モデルを再検...

【数物系科学】地球惑星科学：東北沖地震／地震を含む研究件

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

【数物系科学】地球惑星科学：余効滑り／地震を含む研究件

【概要】プレート境界におけるすべり時空間変化を支配する摩擦特性を推定するために、GPS観測データから摩擦法則のパラメータ(摩擦パラメータ)を推定するデータ同化手法の開発を行った。この手法を2011年東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)の余効すべりに適用し、余効すべり発生領域の摩擦特性の推定を行った。その結果、従来は一定であると考えられてきた摩擦パラメータは、高速のすべり速度に対してすべりの安定性が減少するよ...

【数物系科学】地球惑星科学：余効変動／地震を含む研究件

❏3次元不均質構造を取り入れた丸い地球で、大地震に伴う地殻変動・重力変化を見積もる(20840012)

【概要】大地震が発生すると、数10年以上も成長し続ける広域的な地殻変動が生じる。我が国のように大地震が繰り返される地域において地殻変動を観測する場合、過去の様々な大地震による変動を正確に見積もって現時点のデータから差し引かなければ、次の地震の発生のための応力がどのように蓄積されているのか分からない。本研究は、人工衛星重力データを利用することで、大地震による広域変動をより正確に見積もる手法を初めて開発した。...

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【数物系科学】地球惑星科学：鏡肌／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【数物系科学】地球惑星科学：高温高圧変形実験／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：火山岩／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：パタゴニア／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：火成活動／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：火成作用／地震を含む研究件

【キーワード】海嶺沈み込み / パタゴニア / 火成作用 / 広帯域地震計 / 古地磁気 (他21件)

【概要】本研究の目的は、チリ海嶺沈み込み帯近傍に露出するタイタオ・オフィオライトで沈み込む物質のキャラクタリゼーションを行い、海嶺沈み込みに伴って島弧における火成作用が時空間系列の中でどのように変遷してきたかを明らかにすること、海嶺沈み込み帯の深部構造を明らかにすることである。主な成果は以下の通りである。1)チリ南部のパタゴニアを中心に、5トンにおよぶ膨大な岩石試料を系統的に採取し、本地域に関しては世界一...

【数物系科学】地球惑星科学：脱水反応／地震を含む研究件

【概要】流体の効果に焦点を当て、物理過程のみならず化学過程をも考慮に入れて、動的地震破壊過程についての数理的・数値的解析を行った。ここで、物理過程としては、摩擦発熱、破砕、流体・熱拡散を、化学過程としては、脱水反応を仮定した。特に、上記の効果が地震発生の多様性にどのように関与するかという事について検討を行った。計算によると、脱水反応が滑りにより生成したダイラタンシーと相互作用する際に、持続的なゆっくり滑り...

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】地球惑星科学：蛇紋岩／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【数物系科学】天文学：差分法／地震を含む研究件

【キーワード】長周期地震動 / 巨大地震 / 深発地震 / 2011年東北地方太平洋沖地震 / 南海トラフ巨大地震 (他14件)

【概要】M9規模の超巨大地震の長周期地震動のリスク評価のために、2011年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動の生成過程を、強震観測データ解析と地震波伝播シミュレーションにから評価した。東北沖の地震では内陸地震や南海トラフの地震に対して関東平野の長周期地震動レベルが小さくなること、その原因が東北沖の地震のS波の放射特性と関東平野の３次元基盤構造の方位的特徴によることを確認した。2008 年オホーツク海深発地...

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

【概要】沈み込み帯の地震からの遠地実体波波形には震源付近の不均質構造に起因する強い後続波が現れるため、地震の詳細な解析が困難になる場合がある。本研究では不均質構造のもとでの波動計算を非常に効率良く実行できる独自の手法によって理論波形を計算し、小規模地震の地震発生場所・発震機構解を推定する手法と、大規模地震の断層すべり分布を決定する手法とを開発した。これらの手法を2006年ジャワ津波地震と2007年南スマト...

【数物系科学】天文学：波動／地震を含む研究件

【キーワード】可視化 / 数値シミュレーション / 地震 / 波動 / Pseudospectral法 (他6件)

【概要】近年の計算機の能力の発達は地震波動場の数値シミュレーションを実用化させた。その波動計算から得られる膨大な情報を効率よく処理し、物理的に重要な波動現象のメカニズムを引き出すための手法として波動場の可視化が不可欠である。また,地震波動現象を理解する訓練のために動画教材が必要である。本研究では地震波動の可視化技法の開発を行うと共に,この技法を用いて2次元波動場の動画教材を作成した。波動計算は北海道大学情...

【数物系科学】天文学：データ解析／地震を含む研究件

【概要】本研究は,米国ベル研究所を中心に本代表者も参加して10年以上の歳月をかけて開発されたデータ解析用の計算言語1環境Sの更なる高度化をめざした研究である.Sはオブジェクト指向型の関数型言語を基本とした対話型の解析環境であり,きわめて先進的であるが,その前段階であるデータの収集,組織化,加工,モデルの探索に関してはまだ未成熟な段階にとどまっている.そこで,本研究では本代表者らが開発したデータ記述とデータ...

【数物系科学】天文学：数値シミュレーション／地震を含む研究件

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

【キーワード】数値シミュレーション / インバージョン / 地震 / スケーリング / ゆっくり地震 (他11件)

【概要】地震は大きくスケールを変えて成長する破壊過程である。その成長過程の詳細と支配法則・条件を数値シミュレーションによる破壊過程の複雑性の研究と実際のデータを用いた震源過程の解析を用いて解明するのが本研究の目的である。本年度はまず2004年新潟県中越地震のマルチスケールインバージョンのまとめをJ. Geophysical Research誌にて発表した。昨年予備解析を行った2004年パークフィールド地...

❏3次元的に不均質な地殻における地震波伝播異常と強震動分布のシミュレーション研究(10740213)

【研究期間】1998 - 1999

【キーワード】強震動 / 数値シミュレーション / 地震 / 地震波動 / 異常震域

【概要】地殻の不均質性が地震波の伝播異常に与える影響の定量的考察を3次元数値シミュレーションをもとに考察した。過去の大地震時に見られた特異な震度分布以上の原因を、この不均質媒質中の波動伝播の異常の観点から評価した。日本列島における地殻の不均質構造を西南日本と東北日本に分けてそれぞれ3次元数値シミュレーションモデルに組み込み、高感度短周期地震観測網(Jarray)、広帯域地震観測網(Freesia)、およ...

【数物系科学】天文学：モンテカルロシミュレーション／地震を含む研究件

【キーワード】確率モデル / 地殻変動 / 地震活動 / GPSデータ / 大規模数値解析 (他15件)

【概要】研究開始当初の背景:列島地殻応力の3次元分布の推定は地震災害の予測に必須である.しかし,地下10キロ以下の地殻で応力を計測することは不可能である.このため,限られた情報を基に,応力分布の不確からしさを確率的に扱った確率モデルを構築する.各種計測データと同化することで,許容できる地殻応力分布を絞り込むことが考えられる. 研究の目的:日本列島の地殻応力の3次元分布に対する確率モデルを構築する.GPSを...

【数物系科学】天文学：数値計算／地震を含む研究件

【キーワード】確率モデル / 地殻変動 / 地震活動 / GPSデータ / 大規模数値解析 (他15件)

【概要】研究開始当初の背景:列島地殻応力の3次元分布の推定は地震災害の予測に必須である.しかし,地下10キロ以下の地殻で応力を計測することは不可能である.このため,限られた情報を基に,応力分布の不確からしさを確率的に扱った確率モデルを構築する.各種計測データと同化することで,許容できる地殻応力分布を絞り込むことが考えられる. 研究の目的:日本列島の地殻応力の3次元分布に対する確率モデルを構築する.GPSを...

【化学】複合化学：圧電性／地震を含む研究件

【概要】ある種の結晶構造に応力が加えられると、応力に比例した分極が生じる。また、このような結晶構造に電場を加えることによって、電場の強さに比例した歪みが生じる。この現象は圧電効果と呼ばれている。この圧電効果は、マイクロフォン、スピーカーやピックアップといった音響機器、ソナーや魚群探知機、厚み計といった計測機器、ライターや内燃機関の点火装置、通信機器のフィルターなどに古くから多方面で応用されている。岩石の...

【化学】複合化学：ゲル／地震を含む研究件

【概要】ゲルは，高分子からなるやわらかい弾性体であり，すべらせるとしばしばスティック－スリップ運動を起こす．ゲルのスティック－スリップ運動は，断層が一時的かつ局所的にすべりを起こす地震現象と類似した振る舞いを示すことから，地震現象のモデル系として用いられている．本研究では，実験条件によってスティック－スリップ運動の複雑性をコントロールできることを発見した．また，その場可視化を用いてスティック－スリップサイ...

【総合理工】応用物理学：電磁気／地震を含む研究件

【概要】前年度では、すでに雷予報器として作動しかつコンピューターに接続されている装置の過去のデータを調べることによって2件の地震に関連していると思われるデータを得ることができた。しかし、本来このコンピューターの接続の目的は雷予報のためで365日24時間すべてのデータは保存されない。つまり落雷活動に関連したものしか保存されず十分にデータを確認することができない。したがって我々は過去に有望と思われるデータを得...

【工学】機械工学：破砕／地震を含む研究件

【概要】流体の効果に焦点を当て、物理過程のみならず化学過程をも考慮に入れて、動的地震破壊過程についての数理的・数値的解析を行った。ここで、物理過程としては、摩擦発熱、破砕、流体・熱拡散を、化学過程としては、脱水反応を仮定した。特に、上記の効果が地震発生の多様性にどのように関与するかという事について検討を行った。計算によると、脱水反応が滑りにより生成したダイラタンシーと相互作用する際に、持続的なゆっくり滑り...

【工学】建築学：医療継続／地震を含む研究件

【概要】本研究では、病棟患者の生命に対する脅威の性格が対極的な災害として、火災及び大地震を対象としている。火災については、平成20年度に技術的可能性の解明に必要な基本的な検討を終えており、平成21年度は、従来、研究例の少ない地震時及び地震後の医療継続・生命維持について、実態調査と計画の基本的方向性を検討した。調査は、大地震の経験のある新潟県、大阪府、兵庫県及び被災経験はないが、地震に強い関心のある千葉県、...

【工学】建築学：煙制御／地震を含む研究件

【概要】本研究では、病棟患者の生命に対する脅威の性格が対極的な災害として、火災及び大地震を対象としている。火災については、平成20年度に技術的可能性の解明に必要な基本的な検討を終えており、平成21年度は、従来、研究例の少ない地震時及び地震後の医療継続・生命維持について、実態調査と計画の基本的方向性を検討した。調査は、大地震の経験のある新潟県、大阪府、兵庫県及び被災経験はないが、地震に強い関心のある千葉県、...

【工学】建築学：避難困難者／地震を含む研究件

【概要】本研究では、病棟患者の生命に対する脅威の性格が対極的な災害として、火災及び大地震を対象としている。火災については、平成20年度に技術的可能性の解明に必要な基本的な検討を終えており、平成21年度は、従来、研究例の少ない地震時及び地震後の医療継続・生命維持について、実態調査と計画の基本的方向性を検討した。調査は、大地震の経験のある新潟県、大阪府、兵庫県及び被災経験はないが、地震に強い関心のある千葉県、...

【工学】建築学：人命安全性／地震を含む研究件

【概要】本研究では、病棟患者の生命に対する脅威の性格が対極的な災害として、火災及び大地震を対象としている。火災については、平成20年度に技術的可能性の解明に必要な基本的な検討を終えており、平成21年度は、従来、研究例の少ない地震時及び地震後の医療継続・生命維持について、実態調査と計画の基本的方向性を検討した。調査は、大地震の経験のある新潟県、大阪府、兵庫県及び被災経験はないが、地震に強い関心のある千葉県、...

【工学】建築学：2階微分／地震を含む研究件

【概要】建物が地震動を受けて、構造部材がき裂や破断などの損傷を生じると、その瞬間に建物の特性が急激に変化するため、揺れに不連続性が生じる。この不連続性を検出し、構造部材の損傷を検出するため、本研究では揺れの加速度の二階微分(snap）を用いた検出手法を提案した。snapは簡易な数式で表されるため、どの程度の損傷が生じるとsnap値がいくつになるか、また損傷検出を行うためには計測ノイズをどの程度に抑える必要...

【工学】建築学：レーリー波／地震を含む研究件

【概要】地表面の1点に置いた定常鉛直振動源および不規則鉛直振動源から発生するレ-リ-波を離れた地点で計測し、その分散曲線、回転軌跡をリアルタイムで計算することが可能な計測解析システムを作成、その有効性を現場実験を行なって検討した。この結果、レ-リ-波が卓越した波をとらえるためには、起振源から測定波長の少なくとも1/4以上離れた地点で計測する必要のあること、及び計測波には高次モ-ド成分が含まれていることが示...

【工学】建築学：ステップカラム構造／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】建築学：静的挙動／地震を含む研究件

❏空間構造の静的及び動的挙動に関する研究(10045037)

【研究代表者】宮崎明美東京大学, 生産技術研究所, 助手 (40228185)

【キーワード】地震 / 自然災害 / 空間構造 / 静的挙動 / 動的挙動

【概要】地震・台風・ハリケーン・竜巻等の環境下における空間構造(シェル構造、スペースフレーム、膜構造等)の日米における研究状況をレビューし、静的及び動的挙動に関する共同研究を実施した。本研究課題は故半谷裕彦教授によって開始されたが、半谷教授の逝去後、宮崎助手が代表を引き継いで、川口助教授とともに継続している。当初、国際学術研究として開始されたが、昨年度より科学研究費基盤研究(B)(2)に組みこまれた。本...

【工学】建築学：地盤災害予測／地震を含む研究件

【概要】地表面の1点に置いた定常鉛直振動源および不規則鉛直振動源から発生するレ-リ-波を離れた地点で計測し、その分散曲線、回転軌跡をリアルタイムで計算することが可能な計測解析システムを作成、その有効性を現場実験を行なって検討した。この結果、レ-リ-波が卓越した波をとらえるためには、起振源から測定波長の少なくとも1/4以上離れた地点で計測する必要のあること、及び計測波には高次モ-ド成分が含まれていることが示...

【工学】建築学：地盤性状／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地盤の超非線形応答と変状が建物・基礎被害に与える影響を評価することを目的に、地震時に強震記録が得られている地点、建物被害のあった地点を対象として、現地調査、室内試験、数値解析を行うとともに、直接基礎・杭基礎の室内振動実験を行い、慣性力・地盤変位の影響、根入れ効果、群杭効果などを評価し、成果を組込んだ応答変位法・非線形有効応力解析の有効性を振動実験と実挙動のシミュレーションにより示した。...

【工学】建築学：隣接建物／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】建築学：設計用地震荷重／地震を含む研究件

【概要】従来の大韓民国における耐震設計法では、要求性能目標は1段階のみであった。1997年に建設交通省と韓国地震工学会は、性能評価型耐震設計を行うための新しい指針を策定した。この指針では、機能保持と破壊防止という2つの性能基準を設定し、対応する地震動を提案している。本研究では、ある鉄骨骨組を、1段階の設定目標しかない従来の耐震設計法を用いて試設計し、崩壊防止性能目標に対応する大地震を受けたときの非線形挙...

【工学】建築学：滑り支持端長さ／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】建築学：エネルギー伝達／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】建築学：文化遺産建築／地震を含む研究件

【概要】ヨーロッパには、組積造やコンクリート造、鉄筋コンクリート造の文化遺産建築が数多く残っているが、材料の経年劣化や地震（古くは１７５５年のリスボン地震、近年では２００９年と２０１６年のイタリア中部地震、２０１１年のスペイン南部地震）などの要因により、その構造的安定性が脅かされている。本研究は、これら文化遺産建築を保護（予防保全）することを最終目的に、イタリア、スペイン、ポルトガルの研究者と北地中海地...

【キーワード】国際研究者交流 / イタリア / 建築構造・材料 / 文化遺産建築 / 組積造 (他8件)

【概要】本研究は、2009年にイタリアで発生した地震により被害を受けた文化遺産建築の被害調査を実施して、被害状況と応急処置方法を系統的に整理し、1970年代以降に文化遺産建築に対して行われたRC補強の効果を検証し、モニタリングにより補強前、補強途中の構造的安定性と補強後の補強効果を検証することにより、また、関連する国内外の文化遺産建築の調査を通して、文化遺産建築の有効な修復・補強方法、地震によるリスクから...

【工学】建築学：衝突回避間隔／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】建築学：建築構造・材料／地震を含む研究件

【概要】ヨーロッパには、組積造やコンクリート造、鉄筋コンクリート造の文化遺産建築が数多く残っているが、材料の経年劣化や地震（古くは１７５５年のリスボン地震、近年では２００９年と２０１６年のイタリア中部地震、２０１１年のスペイン南部地震）などの要因により、その構造的安定性が脅かされている。本研究は、これら文化遺産建築を保護（予防保全）することを最終目的に、イタリア、スペイン、ポルトガルの研究者と北地中海地...

【キーワード】国際研究者交流 / イタリア / 建築構造・材料 / 文化遺産建築 / 組積造 (他8件)

【概要】本研究は、2009年にイタリアで発生した地震により被害を受けた文化遺産建築の被害調査を実施して、被害状況と応急処置方法を系統的に整理し、1970年代以降に文化遺産建築に対して行われたRC補強の効果を検証し、モニタリングにより補強前、補強途中の構造的安定性と補強後の補強効果を検証することにより、また、関連する国内外の文化遺産建築の調査を通して、文化遺産建築の有効な修復・補強方法、地震によるリスクから...

【工学】建築学：建物間相対変位／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】建築学：建物衝突／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】建築学：直接磯建物／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地盤の超非線形応答と変状が建物・基礎被害に与える影響を評価することを目的に、地震時に強震記録が得られている地点、建物被害のあった地点を対象として、現地調査、室内試験、数値解析を行うとともに、直接基礎・杭基礎の室内振動実験を行い、慣性力・地盤変位の影響、根入れ効果、群杭効果などを評価し、成果を組込んだ応答変位法・非線形有効応力解析の有効性を振動実験と実挙動のシミュレーションにより示した。...

【工学】建築学：直接基礎建物／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地盤の超非線形応答と変状が建物・基礎被害に与える影響を評価することを目的に、地震時に強震記録が得られている地点、建物被害のあった地点を対象として、現地調査、室内試験、数値解析を行うとともに、直接基礎・杭基礎の室内振動実験を行い、慣性力・地盤変位の影響、根入れ効果、群杭効果などを評価し、成果を組込んだ応答変位法・非線形有効応力解析の有効性を振動実験と実挙動のシミュレーションにより示した。...

【工学】建築学：損傷推定／地震を含む研究件

【概要】建物が地震動を受けて、構造部材がき裂や破断などの損傷を生じると、その瞬間に建物の特性が急激に変化するため、揺れに不連続性が生じる。この不連続性を検出し、構造部材の損傷を検出するため、本研究では揺れの加速度の二階微分(snap）を用いた検出手法を提案した。snapは簡易な数式で表されるため、どの程度の損傷が生じるとsnap値がいくつになるか、また損傷検出を行うためには計測ノイズをどの程度に抑える必要...

【工学】建築学：半導体ひずみゲージ／地震を含む研究件

【概要】建物が地震動を受けて、構造部材がき裂や破断などの損傷を生じると、その瞬間に建物の特性が急激に変化するため、揺れに不連続性が生じる。この不連続性を検出し、構造部材の損傷を検出するため、本研究では揺れの加速度の二階微分(snap）を用いた検出手法を提案した。snapは簡易な数式で表されるため、どの程度の損傷が生じるとsnap値がいくつになるか、また損傷検出を行うためには計測ノイズをどの程度に抑える必要...

【工学】建築学：多層骨組／地震を含む研究件

【概要】建物が地震動を受けて、構造部材がき裂や破断などの損傷を生じると、その瞬間に建物の特性が急激に変化するため、揺れに不連続性が生じる。この不連続性を検出し、構造部材の損傷を検出するため、本研究では揺れの加速度の二階微分(snap）を用いた検出手法を提案した。snapは簡易な数式で表されるため、どの程度の損傷が生じるとsnap値がいくつになるか、また損傷検出を行うためには計測ノイズをどの程度に抑える必要...

【工学】建築学：無補強組積造壁／地震を含む研究件

❏無補強組積造壁の面外損傷を考慮したRC架構の地震時応答と安全性評価手法の高度化(21H01473)

【研究代表者】中埜良昭東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)

【キーワード】無補強組積造壁 / 鉄筋コンクリート / 地震 / 耐震

【工学】建築学：杭基礎建物／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地盤の超非線形応答と変状が建物・基礎被害に与える影響を評価することを目的に、地震時に強震記録が得られている地点、建物被害のあった地点を対象として、現地調査、室内試験、数値解析を行うとともに、直接基礎・杭基礎の室内振動実験を行い、慣性力・地盤変位の影響、根入れ効果、群杭効果などを評価し、成果を組込んだ応答変位法・非線形有効応力解析の有効性を振動実験と実挙動のシミュレーションにより示した。...

【工学】建築学：杭基礎構造物／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地盤の超非線形応答と変状が建物・基礎被害に与える影響を評価することを目的に、地震時に強震記録が得られている地点、建物被害のあった地点を対象として、現地調査、室内試験、数値解析を行うとともに、直接基礎・杭基礎の室内振動実験を行い、慣性力・地盤変位の影響、根入れ効果、群杭効果などを評価し、成果を組込んだ応答変位法・非線形有効応力解析の有効性を振動実験と実挙動のシミュレーションにより示した。...

【工学】建築学：構造損傷評価／地震を含む研究件

【概要】建物が地震動を受けて、構造部材がき裂や破断などの損傷を生じると、その瞬間に建物の特性が急激に変化するため、揺れに不連続性が生じる。この不連続性を検出し、構造部材の損傷を検出するため、本研究では揺れの加速度の二階微分(snap）を用いた検出手法を提案した。snapは簡易な数式で表されるため、どの程度の損傷が生じるとsnap値がいくつになるか、また損傷検出を行うためには計測ノイズをどの程度に抑える必要...

【工学】建築学：大韓民国／地震を含む研究件

【概要】従来の大韓民国における耐震設計法では、要求性能目標は1段階のみであった。1997年に建設交通省と韓国地震工学会は、性能評価型耐震設計を行うための新しい指針を策定した。この指針では、機能保持と破壊防止という2つの性能基準を設定し、対応する地震動を提案している。本研究では、ある鉄骨骨組を、1段階の設定目標しかない従来の耐震設計法を用いて試設計し、崩壊防止性能目標に対応する大地震を受けたときの非線形挙...

【工学】建築学：等化線形化手法／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】建築学：等価減衰／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】建築学：等価周期／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】建築学：等価線形化法／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】建築学：アナトリア／地震を含む研究件

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【工学】建築学：修復／地震を含む研究件

【概要】耐震的に脆弱な無補強文化財組積造建造物は国内外の大地震の度に被災している。2015年ネパール地震でも顕著な被害を受け、被災後の保存修復法に関して、学際的かつ国際的な体制による研究を実施し、以下の成果を得た。①ネパール地震で被災した文化財組積造建造物の地震前後の動的特性を把握し、地震損傷と振動特性の関係を確かめた。地震前のデータは保存修復計画の立案に有用である。②ネパール地震による被害の原因を解析的...

【工学】建築学：修理／地震を含む研究件

【概要】本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。主要な成果は以下の通り。①安元３年（1177）に起きた京都大火と治承４年（1180）の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり...

【工学】建築学：修理改造／地震を含む研究件

【概要】本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。主要な成果は以下の通り。①安元３年（1177）に起きた京都大火と治承４年（1180）の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり...

【工学】建築学：石材性状／地震を含む研究件

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【工学】建築学：再建／地震を含む研究件

【概要】本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。主要な成果は以下の通り。①安元３年（1177）に起きた京都大火と治承４年（1180）の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり...

【工学】建築学：歴史の建築物／地震を含む研究件

【概要】東西文明の接点という地政学的な条件を背景に、キリスト教及びイスラームを中心とした独自の建築文化が開花した、アナトリア・カフカース・シリアの各地域に数多く残存する歴史的建築遺構について、現地調査で収集したデータに基き、建築構成等の意匠的研究に加え、これまで看過されてきた建築構造、建築材料、地震工学等の建築技術の観点から、遺構群を横断した検討とその比較を通じて、その建築的特質を明らかにし、建築文化の交...

【工学】建築学：歴史的建造物／地震を含む研究件

【概要】耐震的に脆弱な無補強文化財組積造建造物は国内外の大地震の度に被災している。2015年ネパール地震でも顕著な被害を受け、被災後の保存修復法に関して、学際的かつ国際的な体制による研究を実施し、以下の成果を得た。①ネパール地震で被災した文化財組積造建造物の地震前後の動的特性を把握し、地震損傷と振動特性の関係を確かめた。地震前のデータは保存修復計画の立案に有用である。②ネパール地震による被害の原因を解析的...

【工学】建築学：歴史的建築物／地震を含む研究件

【概要】東西文明の接点という地政学的な条件を背景に、キリスト教及びイスラームを中心とした独自の建築文化が開花した、アナトリア・カフカース・シリアの各地域に数多く残存する歴史的建築遺構について、現地調査で収集したデータに基き、建築構成等の意匠的研究に加え、これまで看過されてきた建築構造、建築材料、地震工学等の建築技術の観点から、遺構群を横断した検討とその比較を通じて、その建築的特質を明らかにし、建築文化の交...

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【工学】建築学：中世／地震を含む研究件

【概要】東西文明の接点という地政学的な条件を背景に、キリスト教及びイスラームを中心とした独自の建築文化が開花した、アナトリア・カフカース・シリアの各地域に数多く残存する歴史的建築遺構について、現地調査で収集したデータに基き、建築構成等の意匠的研究に加え、これまで看過されてきた建築構造、建築材料、地震工学等の建築技術の観点から、遺構群を横断した検討とその比較を通じて、その建築的特質を明らかにし、建築文化の交...

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【工学】建築学：移建／地震を含む研究件

【概要】本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。主要な成果は以下の通り。①安元３年（1177）に起きた京都大火と治承４年（1180）の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり...

【工学】建築学：移築／地震を含む研究件

【概要】本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。主要な成果は以下の通り。①安元３年（1177）に起きた京都大火と治承４年（1180）の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり...

【工学】建築学：建築技術／地震を含む研究件

【概要】東西文明の接点という地政学的な条件を背景に、キリスト教及びイスラームを中心とした独自の建築文化が開花した、アナトリア・カフカース・シリアの各地域に数多く残存する歴史的建築遺構について、現地調査で収集したデータに基き、建築構成等の意匠的研究に加え、これまで看過されてきた建築構造、建築材料、地震工学等の建築技術の観点から、遺構群を横断した検討とその比較を通じて、その建築的特質を明らかにし、建築文化の交...

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【工学】建築学：建築様式／地震を含む研究件

【概要】本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。主要な成果は以下の通り。①安元３年（1177）に起きた京都大火と治承４年（1180）の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり...

【工学】建築学：タオ・クラルジェティ地域／地震を含む研究件

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【工学】建築学：組積造／地震を含む研究件

【概要】耐震的に脆弱な無補強文化財組積造建造物は国内外の大地震の度に被災している。2015年ネパール地震でも顕著な被害を受け、被災後の保存修復法に関して、学際的かつ国際的な体制による研究を実施し、以下の成果を得た。①ネパール地震で被災した文化財組積造建造物の地震前後の動的特性を把握し、地震損傷と振動特性の関係を確かめた。地震前のデータは保存修復計画の立案に有用である。②ネパール地震による被害の原因を解析的...

【概要】ヨーロッパには、組積造やコンクリート造、鉄筋コンクリート造の文化遺産建築が数多く残っているが、材料の経年劣化や地震（古くは１７５５年のリスボン地震、近年では２００９年と２０１６年のイタリア中部地震、２０１１年のスペイン南部地震）などの要因により、その構造的安定性が脅かされている。本研究は、これら文化遺産建築を保護（予防保全）することを最終目的に、イタリア、スペイン、ポルトガルの研究者と北地中海地...

【キーワード】国際研究者交流 / イタリア / 建築構造・材料 / 文化遺産建築 / 組積造 (他8件)

【概要】本研究は、2009年にイタリアで発生した地震により被害を受けた文化遺産建築の被害調査を実施して、被害状況と応急処置方法を系統的に整理し、1970年代以降に文化遺産建築に対して行われたRC補強の効果を検証し、モニタリングにより補強前、補強途中の構造的安定性と補強後の補強効果を検証することにより、また、関連する国内外の文化遺産建築の調査を通して、文化遺産建築の有効な修復・補強方法、地震によるリスクから...

【工学】建築学：保存修復／地震を含む研究件

【概要】耐震的に脆弱な無補強文化財組積造建造物は国内外の大地震の度に被災している。2015年ネパール地震でも顕著な被害を受け、被災後の保存修復法に関して、学際的かつ国際的な体制による研究を実施し、以下の成果を得た。①ネパール地震で被災した文化財組積造建造物の地震前後の動的特性を把握し、地震損傷と振動特性の関係を確かめた。地震前のデータは保存修復計画の立案に有用である。②ネパール地震による被害の原因を解析的...

【概要】ヨーロッパには、組積造やコンクリート造、鉄筋コンクリート造の文化遺産建築が数多く残っているが、材料の経年劣化や地震（古くは１７５５年のリスボン地震、近年では２００９年と２０１６年のイタリア中部地震、２０１１年のスペイン南部地震）などの要因により、その構造的安定性が脅かされている。本研究は、これら文化遺産建築を保護（予防保全）することを最終目的に、イタリア、スペイン、ポルトガルの研究者と北地中海地...

【キーワード】国際研究者交流 / イタリア / 建築構造・材料 / 文化遺産建築 / 組積造 (他8件)

【概要】本研究は、2009年にイタリアで発生した地震により被害を受けた文化遺産建築の被害調査を実施して、被害状況と応急処置方法を系統的に整理し、1970年代以降に文化遺産建築に対して行われたRC補強の効果を検証し、モニタリングにより補強前、補強途中の構造的安定性と補強後の補強効果を検証することにより、また、関連する国内外の文化遺産建築の調査を通して、文化遺産建築の有効な修復・補強方法、地震によるリスクから...

【工学】建築学：墓廟建築／地震を含む研究件

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【工学】建築学：キリスト教／地震を含む研究件

【概要】東西文明の接点という地政学的な条件を背景に、キリスト教及びイスラームを中心とした独自の建築文化が開花した、アナトリア・カフカース・シリアの各地域に数多く残存する歴史的建築遺構について、現地調査で収集したデータに基き、建築構成等の意匠的研究に加え、これまで看過されてきた建築構造、建築材料、地震工学等の建築技術の観点から、遺構群を横断した検討とその比較を通じて、その建築的特質を明らかにし、建築文化の交...

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【工学】建築学：キリスト教建築／地震を含む研究件

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【工学】建築学：構造補強／地震を含む研究件

【概要】耐震的に脆弱な無補強文化財組積造建造物は国内外の大地震の度に被災している。2015年ネパール地震でも顕著な被害を受け、被災後の保存修復法に関して、学際的かつ国際的な体制による研究を実施し、以下の成果を得た。①ネパール地震で被災した文化財組積造建造物の地震前後の動的特性を把握し、地震損傷と振動特性の関係を確かめた。地震前のデータは保存修復計画の立案に有用である。②ネパール地震による被害の原因を解析的...

【キーワード】都市・社会防災 / 災害時の緊急対応 / 歴史的建造物保存 / 文化遺産保存 / 防災 (他13件)

【概要】阪神淡路大震災以降、歴史的建造物の防災についての関心が高まり、制度や保護のための体制が改善され、工学的・技術上においても大きく研究が進展した。しかし、歴史的建造物という様々な様態のある対象に対して、新たな体制や知見が十分に活かされておらず、また今後検討すべき課題も少なくない。本研究は、こうした状況をアンケートや視察を通じて適確に把握するとともに、そうした現況に即しながら、それぞれの研究分担者による...

【工学】建築学：大火／地震を含む研究件

【概要】本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。主要な成果は以下の通り。①安元３年（1177）に起きた京都大火と治承４年（1180）の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり...

【工学】建築学：東アナトリア／地震を含む研究件

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【工学】建築学：架構／地震を含む研究件

【概要】東西文明の接点という地政学的な条件を背景に、キリスト教及びイスラームを中心とした独自の建築文化が開花した、アナトリア・カフカース・シリアの各地域に数多く残存する歴史的建築遺構について、現地調査で収集したデータに基き、建築構成等の意匠的研究に加え、これまで看過されてきた建築構造、建築材料、地震工学等の建築技術の観点から、遺構群を横断した検討とその比較を通じて、その建築的特質を明らかにし、建築文化の交...

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【工学】建築学：架構形式／地震を含む研究件

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【工学】建築学：空間／地震を含む研究件

【概要】本研究は,事故や迷子といった,子どもの生存に直結する彼らの空間対処能力という重要な自律能力の不全について,その実態を質問紙調査と実験から心理・行動学的に検討しようとするものである。まず事故の研究については,あわせて4種類の質問紙調査と2種類の実験が行われた.その結果,質問紙調査からは,子どもの事故は3歳で多発するが,大事故に関しては0歳にも大きなピークがあること,通常の事故は屋外で転んで足を怪我...

【工学】建築学：出火メカニズム／地震を含む研究件

【概要】自然災害全般を対象とした火災のリスク評価・対応技術の確立のため、次に示す(a)～(c)の課題について研究を継続して実施した。(a)自然災害を起因として発生する火災に関する国内外を対象とした事例収集については、地震火災及び豪雨・台風時の火災について実施した。地震火災について、関東大震災については、日本火災学会地震火災専門委員会の西田委員提供の資料を参照、北海道南西沖地震については、建設省建築研究所の...

【工学】建築学：出火リスク／地震を含む研究件

【概要】自然災害全般を対象とした火災のリスク評価・対応技術の確立のため、次に示す(a)～(c)の課題について研究を継続して実施した。(a)自然災害を起因として発生する火災に関する国内外を対象とした事例収集については、地震火災及び豪雨・台風時の火災について実施した。地震火災について、関東大震災については、日本火災学会地震火災専門委員会の西田委員提供の資料を参照、北海道南西沖地震については、建設省建築研究所の...

【工学】建築学：文化遺産／地震を含む研究件

【キーワード】都市・社会防災 / 災害時の緊急対応 / 歴史的建造物保存 / 文化遺産保存 / 防災 (他13件)

【概要】阪神淡路大震災以降、歴史的建造物の防災についての関心が高まり、制度や保護のための体制が改善され、工学的・技術上においても大きく研究が進展した。しかし、歴史的建造物という様々な様態のある対象に対して、新たな体制や知見が十分に活かされておらず、また今後検討すべき課題も少なくない。本研究は、こうした状況をアンケートや視察を通じて適確に把握するとともに、そうした現況に即しながら、それぞれの研究分担者による...

【工学】建築学：現代／地震を含む研究件

【概要】本研究では、近現代日本で発生した災害を記録した史料を調査、収集、整理した。主な調査先は国立国会図書館憲政資料室、防衛省防衛研究所戦史研究センター、各地の文書館である。文書整理では、「三島家文書」（三島通庸や通陽に関わる文書）の整理・目録化を実施した。その結果、地震、風水害、冷害などに関わる史料、救済や復興、防災などに関わる史料が確認された。それらに基づいて学会発表、論文作成などをおこなった。 ...

【工学】建築学：津波火災／地震を含む研究件

【概要】自然災害全般を対象とした火災のリスク評価・対応技術の確立のため、次に示す(a)～(c)の課題について研究を継続して実施した。(a)自然災害を起因として発生する火災に関する国内外を対象とした事例収集については、地震火災及び豪雨・台風時の火災について実施した。地震火災について、関東大震災については、日本火災学会地震火災専門委員会の西田委員提供の資料を参照、北海道南西沖地震については、建設省建築研究所の...

【工学】建築学：防災計画／地震を含む研究件

【概要】本研究では,各種の災害のリスクを統合化して「マルチハザードリスク」として捉え,これらのリスクに晒されている人口(リスク曝露人口)を定量化し相対比較することにより,地域の潜在的なマルチハザードリスクの特性を理解することを目的とする。都道府県ごとに様々なリスクに対する曝露人口を集計することにより,どの災害リスクが地域に大きな影響を及ぼしているかを把握することができる。昨年度の成果を以下に記す。 (1)...

【工学】建築学：防犯／地震を含む研究件

【概要】自然災害時の避難に際し避難所で安心して過ごせることは重要である。特に犯罪からの安全確保策やプライバシー確保策など具体的な方策が望まれる。2011年に発生した東日本大震災で被害を受けた宮城県の警察本部への聞取り調査を行い、その内容を踏まえて震災時に避難所生活経験者300人に対し避難所生活での安全・安心やプライバシー確保についてのWebアンケート調査を実施した。要望の高い防犯対策は、暗がり対策が多く、...

【工学】建築学：防犯環境設計／地震を含む研究件

【概要】自然災害時の避難に際し避難所で安心して過ごせることは重要である。特に犯罪からの安全確保策やプライバシー確保策など具体的な方策が望まれる。2011年に発生した東日本大震災で被害を受けた宮城県の警察本部への聞取り調査を行い、その内容を踏まえて震災時に避難所生活経験者300人に対し避難所生活での安全・安心やプライバシー確保についてのWebアンケート調査を実施した。要望の高い防犯対策は、暗がり対策が多く、...

【工学】建築学：浸水火災／地震を含む研究件

【概要】自然災害全般を対象とした火災のリスク評価・対応技術の確立のため、次に示す(a)～(c)の課題について研究を継続して実施した。(a)自然災害を起因として発生する火災に関する国内外を対象とした事例収集については、地震火災及び豪雨・台風時の火災について実施した。地震火災について、関東大震災については、日本火災学会地震火災専門委員会の西田委員提供の資料を参照、北海道南西沖地震については、建設省建築研究所の...

【工学】建築学：起因／地震を含む研究件

【概要】自然災害全般を対象とした火災のリスク評価・対応技術の確立のため、次に示す(a)～(c)の課題について研究を継続して実施した。(a)自然災害を起因として発生する火災に関する国内外を対象とした事例収集については、地震火災及び豪雨・台風時の火災について実施した。地震火災について、関東大震災については、日本火災学会地震火災専門委員会の西田委員提供の資料を参照、北海道南西沖地震については、建設省建築研究所の...

【工学】建築学：木造住宅／地震を含む研究件

【概要】本研究は改良個別要素法を用いて、木造住宅が大地震に遭遇した場合の挙動をコンピュータシミュレーシヨンによって再現しようとする試みの流れに立つものである。これまでの研究で、在来軸組住宅における定性的な倒壊プロセスは再現出来ることを示すことが出来たが、このシミュレーシヨン手法を有限要素法に匹敵する定量的解析手法にもっていくためにはいくつかのハードルがあった。一つには解析手法に内在する定性性で、これについ...

【概要】本研究では、建物被害推定精度の向上を目指し、木造建物の耐震性能の地域性に着目し、新たな被害関数の提案を行った。まず、木造住宅の耐震性能の地域的な違いについて、耐震診断データをもとに分析した。耐震改修事業者より約3万棟の診断データを入手し、北海道・東北・関東・北陸・中部・東海・関西・山陰・山陽・四国・九州の11地域で集計し、診断評点分布の比較を行なった。その結果、関西地方で壁量が比較的少ない建物が...

【工学】建築学：木造密集市街地／地震を含む研究件

【キーワード】都市・社会防災 / 災害時の緊急対応 / 歴史的建造物保存 / 文化遺産保存 / 防災 (他13件)

【概要】阪神淡路大震災以降、歴史的建造物の防災についての関心が高まり、制度や保護のための体制が改善され、工学的・技術上においても大きく研究が進展した。しかし、歴史的建造物という様々な様態のある対象に対して、新たな体制や知見が十分に活かされておらず、また今後検討すべき課題も少なくない。本研究は、こうした状況をアンケートや視察を通じて適確に把握するとともに、そうした現況に即しながら、それぞれの研究分担者による...

【工学】建築学：仮設住宅／地震を含む研究件

【概要】自然災害時の避難に際し避難所で安心して過ごせることは重要である。特に犯罪からの安全確保策やプライバシー確保策など具体的な方策が望まれる。2011年に発生した東日本大震災で被害を受けた宮城県の警察本部への聞取り調査を行い、その内容を踏まえて震災時に避難所生活経験者300人に対し避難所生活での安全・安心やプライバシー確保についてのWebアンケート調査を実施した。要望の高い防犯対策は、暗がり対策が多く、...

【工学】建築学：都市機能／地震を含む研究件

【概要】本研究の2年度として,配電用配電エリアを地域単位とした地域社会に与える都市停電の影響度評価を行った.すなわち,停電発生時刻,停電継続時間,季節,規模などを考慮した影響度評価モデルを構築し,都内23区の314箇所の配電用変電エリアを対象としてシミュレーションを行った.その詳細をデータベースのアップデ-トと新しい評価モデルの構築に分けて説明する. 1.データベースのアップデ-トに関して:(1)入手可能...

【工学】建築学：強風／地震を含む研究件

【概要】自然災害全般を対象とした火災のリスク評価・対応技術の確立のため、次に示す(a)～(c)の課題について研究を継続して実施した。(a)自然災害を起因として発生する火災に関する国内外を対象とした事例収集については、地震火災及び豪雨・台風時の火災について実施した。地震火災について、関東大震災については、日本火災学会地震火災専門委員会の西田委員提供の資料を参照、北海道南西沖地震については、建設省建築研究所の...

【工学】建築学：大深度地下／地震を含む研究件

【概要】200kHz までをカバーする高感度振動センサによる微小破壊観測を, 世界で初めて大深度鉱山の硬岩中で展開し, 数百m の範囲にわたって, 微小破壊を観測することに成功した. 採掘やトンネル等でダメージを受けていない領域でも, 100kHz を超える地震波を放出するような, cm スケールの微小破壊が多数おこっていることを発見した. さらに, 数万個の微小破壊の分布は,周辺域の採掘による影響をうけ...

【工学】建築学：世界遺産／地震を含む研究件

【概要】研究者15名がネパールの14郡に広がる調査対象村や地域で各々現地調査を行い、ネパール地震後の復旧・復興過程を詳らかにした。それらの比較により地域ごとの多様性や相違、格差が明らかになり、その要因や背景を考察した。地域差が生じた要因のひとつに外国からの支援の有無がある。地域に外国、とくに先進国との繋がりをもつ者がいる世帯や村で復旧がより進んだ。その意味でトレッカーや登山家が訪れるランタンやソルクンブ郡...

【工学】土木工学：滑り／地震を含む研究件

❏地震先行時及び発生時における電磁現象のメカニズム(20510171)

【キーワード】地震 / 先行現象 / 地球電磁気 / 破壊 / すべり

【概要】地震現象を臨界現象(2次相転移)として短期的に捉えるための新しい時間概念(Natural Time)による時系列解析法によるギリシャでの短期地震予知を検討しEosに出版するとともに、同法を2000年伊豆諸島の群発活動に応用し、その成果はJ.Geophys.Res.に出版された。有意義なSESデータの得られている神津島の地下電気構造の野外調査を行い、Proc.Japan Acad.に出版した。 ...

【概要】断層の滑り摩擦の絶対値を知るために、来るべき地震の断層のすぐそばに精密温度計のアレーを設置するという世界で初めての観測を行った。南アフリカの金鉱山に、地下3kmでの採掘活動が大規模な地質断層のそばで行われているところがある。我々は、この地点で長さ30m程度の多数のボーリングを行い、コアと、孔内ビデオ映像の詳細な解析により、厚さ20mを超える複雑な断層帯の構造を三次元的に描きだした。その結果、断層帯...

【工学】土木工学：動的挙動／地震を含む研究件

❏空間構造の静的及び動的挙動に関する研究(10045037)

【研究代表者】宮崎明美東京大学, 生産技術研究所, 助手 (40228185)

【キーワード】地震 / 自然災害 / 空間構造 / 静的挙動 / 動的挙動

【概要】地震・台風・ハリケーン・竜巻等の環境下における空間構造(シェル構造、スペースフレーム、膜構造等)の日米における研究状況をレビューし、静的及び動的挙動に関する共同研究を実施した。本研究課題は故半谷裕彦教授によって開始されたが、半谷教授の逝去後、宮崎助手が代表を引き継いで、川口助教授とともに継続している。当初、国際学術研究として開始されたが、昨年度より科学研究費基盤研究(B)(2)に組みこまれた。本...

【工学】土木工学：リアルタイム危機制御／地震を含む研究件

【キーワード】モニタリング / 損傷同定 / 地震 / リアルタイム危機制御 / センシング (他11件)

【概要】まず,移動体(列車,自動車)によるセンシング手法の確立に向けた研究を行った.計測システムはMEMS加速度計,位置を知るための小型GPS,小型ノートブックPCから構成し,車両,自動車に設置してフィールドで測定を行った.線路や路面の状態と加速度(鉛直)応答との関係を調査し,その再現性,速度依存性,車両依存性などを調べた.再現性は,極めて高いことが確認された.車両依存性については,同一路面(軌道)上での...

【工学】土木工学：2004年新潟県中越地震／地震を含む研究件

【キーワード】数値シミュレーション / インバージョン / 地震 / スケーリング / ゆっくり地震 (他11件)

【概要】地震は大きくスケールを変えて成長する破壊過程である。その成長過程の詳細と支配法則・条件を数値シミュレーションによる破壊過程の複雑性の研究と実際のデータを用いた震源過程の解析を用いて解明するのが本研究の目的である。本年度はまず2004年新潟県中越地震のマルチスケールインバージョンのまとめをJ. Geophysical Research誌にて発表した。昨年予備解析を行った2004年パークフィールド地...

【工学】土木工学：2016年熊本地震／地震を含む研究件

【概要】令和元年度は、(1)活断層評価・被害分析、(2)強震動評価、(3)リスクコミュニケーションにおける問題点に関して、具体的な分析を継続した。 (1)活断層評価・被害分析に関しては、熊原、後藤、中田、鈴木、渡辺らがこれまでのトレンチ調査で得られた試料分析を行い、高木地区、大津地区、南阿蘇（東海大敷地内）における断層活動について取りまとめた。いずれの地点においても明瞭な断層を確認し、活動時期および活動様...

【工学】土木工学：ひずみ履歴／地震を含む研究件

【概要】本研究では,鋼構造物,特に,鋼製橋脚における地震時脆性破壊の発生要因を明らかにすることを目的とし,鋼材特性面から,地震時脆性破壊の起点となるき裂の先端の鈍さおよび地震時に鋼材が受ける塑性歪み履歴に着目し検討を行った。鋭い先端を有するき裂を起点とする脆性破壊では,鋼素材の破壊靭性あるいは地震時の塑性歪み履歴による破壊靭性の劣化が最も重要な発生要因である.そこで,本研究では,まず鋼製橋脚の弾塑性FE...

【工学】土木工学：断層-構造物系／地震を含む研究件

【キーワード】構造物の地震時挙動 / 階層型解析 / 有限要素法 / 断層-構造物系 / 地震応答解析 (他13件)

【概要】構造物の地震時挙動は断層構造物系(断層の破壊過程,地殻内波動伝播,地表付近での増幅,地盤と構造物の相互作用)に起因する地震動の時空間の分布に影響される.このような地震時挙動を高い精度・分解能で評価するため,階層型解析に基づく新しい解析手法を提案し,小規模問題を用いて数値検証を行った.しかしながら,断層構造物系の三次元モデルを構築し,その挙動を数値シミュレーションするためには膨大な計算資源が必要とさ...

【工学】土木工学：付属物／地震を含む研究件

【概要】本研究では，3.11の地震で被害のあった新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため，電車線・電線，調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し，地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした．その上で，既存のPC製電車線柱の大規模地震対策として，現行対策である高靭性化補強および鋼管ビームによる門型化，今回新たに提案したTMDによる...

【工学】土木工学：階層型解析／地震を含む研究件

【キーワード】構造物の地震時挙動 / 階層型解析 / 有限要素法 / 断層-構造物系 / 地震応答解析 (他13件)

【概要】構造物の地震時挙動は断層構造物系(断層の破壊過程,地殻内波動伝播,地表付近での増幅,地盤と構造物の相互作用)に起因する地震動の時空間の分布に影響される.このような地震時挙動を高い精度・分解能で評価するため,階層型解析に基づく新しい解析手法を提案し,小規模問題を用いて数値検証を行った.しかしながら,断層構造物系の三次元モデルを構築し,その挙動を数値シミュレーションするためには膨大な計算資源が必要とさ...

【工学】土木工学：階層型解析手法／地震を含む研究件

【キーワード】構造物の地震時挙動 / 階層型解析 / 有限要素法 / 断層-構造物系 / 地震応答解析 (他13件)

【概要】構造物の地震時挙動は断層構造物系(断層の破壊過程,地殻内波動伝播,地表付近での増幅,地盤と構造物の相互作用)に起因する地震動の時空間の分布に影響される.このような地震時挙動を高い精度・分解能で評価するため,階層型解析に基づく新しい解析手法を提案し,小規模問題を用いて数値検証を行った.しかしながら,断層構造物系の三次元モデルを構築し,その挙動を数値シミュレーションするためには膨大な計算資源が必要とさ...

【工学】土木工学：地震応答データ／地震を含む研究件

【キーワード】モニタリング / 損傷同定 / 地震 / リアルタイム危機制御 / センシング (他11件)

【概要】まず,移動体(列車,自動車)によるセンシング手法の確立に向けた研究を行った.計測システムはMEMS加速度計,位置を知るための小型GPS,小型ノートブックPCから構成し,車両,自動車に設置してフィールドで測定を行った.線路や路面の状態と加速度(鉛直)応答との関係を調査し,その再現性,速度依存性,車両依存性などを調べた.再現性は,極めて高いことが確認された.車両依存性については,同一路面(軌道)上での...

【工学】土木工学：地震活動度／地震を含む研究件

【概要】従来の大韓民国における耐震設計法では、要求性能目標は1段階のみであった。1997年に建設交通省と韓国地震工学会は、性能評価型耐震設計を行うための新しい指針を策定した。この指針では、機能保持と破壊防止という2つの性能基準を設定し、対応する地震動を提案している。本研究では、ある鉄骨骨組を、1段階の設定目標しかない従来の耐震設計法を用いて試設計し、崩壊防止性能目標に対応する大地震を受けたときの非線形挙...

【工学】土木工学：地震時応答／地震を含む研究件

【キーワード】構造物の地震時挙動 / 階層型解析 / 有限要素法 / 断層-構造物系 / 地震応答解析 (他13件)

【概要】構造物の地震時挙動は断層構造物系(断層の破壊過程,地殻内波動伝播,地表付近での増幅,地盤と構造物の相互作用)に起因する地震動の時空間の分布に影響される.このような地震時挙動を高い精度・分解能で評価するため,階層型解析に基づく新しい解析手法を提案し,小規模問題を用いて数値検証を行った.しかしながら,断層構造物系の三次元モデルを構築し,その挙動を数値シミュレーションするためには膨大な計算資源が必要とさ...

【工学】土木工学：地震対策／地震を含む研究件

【概要】首都圏に代表されるように、近年の都市機能の円熟化と複雑化にともない、大地震時といえども都市機能の停止が許されない時代を迎えており、インフラストラクチャーの地震被害に対して、いつまでも大地震時には損傷はやむを得ないといった発想ではなく、積極的に地震被害を受けず、地震後の復旧も必要としない構造物を開発することが求められるようになってきている。本研究は、このような背景の下に、大地震時に要求される曲げ変形...

【工学】土木工学：地震防災対策／地震を含む研究件

【概要】平成12年度には、大きなコンクリートの損傷を生じることなく、ドリフトで4%までの繰り返し水平変位に耐えることができるRC橋脚の開発を目標として、RC橋脚の塑性ヒンジ区間に存在するコンリートの変わりに天然ゴム及び高減衰ゴムを用いた場合の変形性能と耐力を8体の模型に対するくり返し載荷実験をもとに、実験、解析の両面から検討した。着目したパラメータは、上述したゴムの種類の他、ゴム層の厚さ、ゴム層の上下に主...

【工学】土木工学：列車振動／地震を含む研究件

【キーワード】モニタリング / 損傷同定 / 地震 / リアルタイム危機制御 / センシング (他11件)

【概要】まず,移動体(列車,自動車)によるセンシング手法の確立に向けた研究を行った.計測システムはMEMS加速度計,位置を知るための小型GPS,小型ノートブックPCから構成し,車両,自動車に設置してフィールドで測定を行った.線路や路面の状態と加速度(鉛直)応答との関係を調査し,その再現性,速度依存性,車両依存性などを調べた.再現性は,極めて高いことが確認された.車両依存性については,同一路面(軌道)上での...

【工学】土木工学：エネルギー吸収／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【概要】平成12年度には、大きなコンクリートの損傷を生じることなく、ドリフトで4%までの繰り返し水平変位に耐えることができるRC橋脚の開発を目標として、RC橋脚の塑性ヒンジ区間に存在するコンリートの変わりに天然ゴム及び高減衰ゴムを用いた場合の変形性能と耐力を8体の模型に対するくり返し載荷実験をもとに、実験、解析の両面から検討した。着目したパラメータは、上述したゴムの種類の他、ゴム層の厚さ、ゴム層の上下に主...

【工学】土木工学：撓曲／地震を含む研究件

【概要】1999年に発生した台湾集々地震およびトルココジャエリ地震に見られたように,地下の断層破壊に伴う地表面の変状(地表地震断層)は社会基盤施設に大きな脅威を与えている.地表地震断層に対する社会基盤施設の耐震性向上を目的として,本研究では,1)地表地震断層の出現位置と変状量に対する活断層の破壊形態(逆断層と正断層および断層破壊角)の影響,および活断層より地表面に至る堆積構造(堆積層の厚さと硬軟)の影響を...

【工学】土木工学：常時微動／地震を含む研究件

【概要】建物が地震動を受けて、構造部材がき裂や破断などの損傷を生じると、その瞬間に建物の特性が急激に変化するため、揺れに不連続性が生じる。この不連続性を検出し、構造部材の損傷を検出するため、本研究では揺れの加速度の二階微分(snap）を用いた検出手法を提案した。snapは簡易な数式で表されるため、どの程度の損傷が生じるとsnap値がいくつになるか、また損傷検出を行うためには計測ノイズをどの程度に抑える必要...

【工学】土木工学：塑性ヒンジ長／地震を含む研究件

【概要】平成12年度には、大きなコンクリートの損傷を生じることなく、ドリフトで4%までの繰り返し水平変位に耐えることができるRC橋脚の開発を目標として、RC橋脚の塑性ヒンジ区間に存在するコンリートの変わりに天然ゴム及び高減衰ゴムを用いた場合の変形性能と耐力を8体の模型に対するくり返し載荷実験をもとに、実験、解析の両面から検討した。着目したパラメータは、上述したゴムの種類の他、ゴム層の厚さ、ゴム層の上下に主...

【工学】土木工学：波動場解析／地震を含む研究件

【キーワード】構造物の地震時挙動 / 階層型解析 / 有限要素法 / 断層-構造物系 / 地震応答解析 (他13件)

【概要】構造物の地震時挙動は断層構造物系(断層の破壊過程,地殻内波動伝播,地表付近での増幅,地盤と構造物の相互作用)に起因する地震動の時空間の分布に影響される.このような地震時挙動を高い精度・分解能で評価するため,階層型解析に基づく新しい解析手法を提案し,小規模問題を用いて数値検証を行った.しかしながら,断層構造物系の三次元モデルを構築し,その挙動を数値シミュレーションするためには膨大な計算資源が必要とさ...

【工学】土木工学：振動データ／地震を含む研究件

【キーワード】モニタリング / 損傷同定 / 地震 / リアルタイム危機制御 / センシング (他11件)

【概要】まず,移動体(列車,自動車)によるセンシング手法の確立に向けた研究を行った.計測システムはMEMS加速度計,位置を知るための小型GPS,小型ノートブックPCから構成し,車両,自動車に設置してフィールドで測定を行った.線路や路面の状態と加速度(鉛直)応答との関係を調査し,その再現性,速度依存性,車両依存性などを調べた.再現性は,極めて高いことが確認された.車両依存性については,同一路面(軌道)上での...

【工学】土木工学：新幹線高架橋／地震を含む研究件

【概要】本研究では，3.11の地震で被害のあった新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため，電車線・電線，調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し，地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした．その上で，既存のPC製電車線柱の大規模地震対策として，現行対策である高靭性化補強および鋼管ビームによる門型化，今回新たに提案したTMDによる...

【工学】土木工学：新技術／地震を含む研究件

【概要】首都圏に代表されるように、近年の都市機能の円熟化と複雑化にともない、大地震時といえども都市機能の停止が許されない時代を迎えており、インフラストラクチャーの地震被害に対して、いつまでも大地震時には損傷はやむを得ないといった発想ではなく、積極的に地震被害を受けず、地震後の復旧も必要としない構造物を開発することが求められるようになってきている。本研究は、このような背景の下に、大地震時に要求される曲げ変形...

【概要】平成12年度には、大きなコンクリートの損傷を生じることなく、ドリフトで4%までの繰り返し水平変位に耐えることができるRC橋脚の開発を目標として、RC橋脚の塑性ヒンジ区間に存在するコンリートの変わりに天然ゴム及び高減衰ゴムを用いた場合の変形性能と耐力を8体の模型に対するくり返し載荷実験をもとに、実験、解析の両面から検討した。着目したパラメータは、上述したゴムの種類の他、ゴム層の厚さ、ゴム層の上下に主...

【工学】土木工学：鉄道ラーメン高架橋／地震を含む研究件

【概要】本研究では，3.11の地震で被害のあった新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため，電車線・電線，調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し，地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした．その上で，既存のPC製電車線柱の大規模地震対策として，現行対策である高靭性化補強および鋼管ビームによる門型化，今回新たに提案したTMDによる...

【工学】土木工学：グラーベン／地震を含む研究件

【概要】1999年に発生した台湾集々地震およびトルココジャエリ地震に見られたように,地下の断層破壊に伴う地表面の変状(地表地震断層)は社会基盤施設に大きな脅威を与えている.地表地震断層に対する社会基盤施設の耐震性向上を目的として,本研究では,1)地表地震断層の出現位置と変状量に対する活断層の破壊形態(逆断層と正断層および断層破壊角)の影響,および活断層より地表面に至る堆積構造(堆積層の厚さと硬軟)の影響を...

【工学】土木工学：起点／地震を含む研究件

【概要】本研究では,鋼構造物,特に,鋼製橋脚における地震時脆性破壊の発生要因を明らかにすることを目的とし,鋼材特性面から,地震時脆性破壊の起点となるき裂の先端の鈍さおよび地震時に鋼材が受ける塑性歪み履歴に着目し検討を行った。鋭い先端を有するき裂を起点とする脆性破壊では,鋼素材の破壊靭性あるいは地震時の塑性歪み履歴による破壊靭性の劣化が最も重要な発生要因である.そこで,本研究では,まず鋼製橋脚の弾塑性FE...

【工学】土木工学：トルコ・ボル地震／地震を含む研究件

【概要】断層による高速鉄道の走行安全性を検討するため、噴火活動に伴う地殻変動により被災した橋梁の損傷を解析し、断層変位に関する情報が与えられれば橋梁の損傷を解析できることを示した。また、基礎免震を用いることにより、断層変位よる杭基礎の損傷を低減できることを明らかにした。断層モデルを用いて米国Landers地震と模擬的な断層による地震動特性を断層破壊の速度や断層による永久変位に着目して解析し、その特性を明...

【概要】首都圏に代表されるように、近年の都市機能の円熟化と複雑化にともない、大地震時といえども都市機能の停止が許されない時代を迎えており、インフラストラクチャーの地震被害に対して、いつまでも大地震時には損傷はやむを得ないといった発想ではなく、積極的に地震被害を受けず、地震後の復旧も必要としない構造物を開発することが求められるようになってきている。本研究は、このような背景の下に、大地震時に要求される曲げ変形...

【概要】我が国では多数の内陸活断層が存在し、道路、鉄道等の線状ライフライン施設はどこかでこうした活断層を横切らざるを得ない宿命にあることから、近い将来、断層変位による線状ライフライン施設の被害が生じ、これに対する対策が求められるようになると考えられる。本研究は、このような背景の下に始められたものであり、本研究の結果、以下の成果が得られた。 1)過去の大地震(濃尾、北丹後、北伊豆、兵庫県南部、トルコイズミッ...

【工学】土木工学：応答スペクトル／地震を含む研究件

【概要】本研究では、建物被害推定精度の向上を目指し、木造建物の耐震性能の地域性に着目し、新たな被害関数の提案を行った。まず、木造住宅の耐震性能の地域的な違いについて、耐震診断データをもとに分析した。耐震改修事業者より約3万棟の診断データを入手し、北海道・東北・関東・北陸・中部・東海・関西・山陰・山陽・四国・九州の11地域で集計し、診断評点分布の比較を行なった。その結果、関西地方で壁量が比較的少ない建物が...

【工学】土木工学：震災／地震を含む研究件

【概要】災害遺構に関しては，災害からの復興を示すものとして仮設住宅の保存可能性を見るため，集会所を移転・改築している事例，仮設住宅を公営住宅など活用・移転事例を自治体へのヒアリングと現地調査で確認した。いずれも材や設備の活用の視点が大きく，震災遺構という視点は大きくない。集会所では一部展示している例も見られ，再活用されたことで今後意味が付加される可能性がある。産業遺構については炭鉱の遺構について前年度か...

【概要】本研究では、震災時の人間行動とビッグデータとの関係を分析し、震災行動を量的・質的に解釈可能なビッグデータ解析技術を開発することを目的として、下記の３つについて検討した。第1に、2016年4月に発生した熊本地震を対象に、地震災害時における広域避難の実態を明らかにし、震災時の市町村を越える広域避難行動モデルを構築した。第2に、質的調査であるアンケートデータと量的調査であるビッグデータを構造化し、震災時...

【概要】本研究では、近現代日本で発生した災害を記録した史料を調査、収集、整理した。主な調査先は国立国会図書館憲政資料室、防衛省防衛研究所戦史研究センター、各地の文書館である。文書整理では、「三島家文書」（三島通庸や通陽に関わる文書）の整理・目録化を実施した。その結果、地震、風水害、冷害などに関わる史料、救済や復興、防災などに関わる史料が確認された。それらに基づいて学会発表、論文作成などをおこなった。 ...

【工学】土木工学：震災対策／地震を含む研究件

【概要】断層による高速鉄道の走行安全性を検討するため、噴火活動に伴う地殻変動により被災した橋梁の損傷を解析し、断層変位に関する情報が与えられれば橋梁の損傷を解析できることを示した。また、基礎免震を用いることにより、断層変位よる杭基礎の損傷を低減できることを明らかにした。断層モデルを用いて米国Landers地震と模擬的な断層による地震動特性を断層破壊の速度や断層による永久変位に着目して解析し、その特性を明...

【概要】首都圏に代表されるように、近年の都市機能の円熟化と複雑化にともない、大地震時といえども都市機能の停止が許されない時代を迎えており、インフラストラクチャーの地震被害に対して、いつまでも大地震時には損傷はやむを得ないといった発想ではなく、積極的に地震被害を受けず、地震後の復旧も必要としない構造物を開発することが求められるようになってきている。本研究は、このような背景の下に、大地震時に要求される曲げ変形...

【概要】我が国では多数の内陸活断層が存在し、道路、鉄道等の線状ライフライン施設はどこかでこうした活断層を横切らざるを得ない宿命にあることから、近い将来、断層変位による線状ライフライン施設の被害が生じ、これに対する対策が求められるようになると考えられる。本研究は、このような背景の下に始められたものであり、本研究の結果、以下の成果が得られた。 1)過去の大地震(濃尾、北丹後、北伊豆、兵庫県南部、トルコイズミッ...

【工学】土木工学：TMD ／地震を含む研究件

【概要】本研究では，3.11の地震で被害のあった新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため，電車線・電線，調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し，地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした．その上で，既存のPC製電車線柱の大規模地震対策として，現行対策である高靭性化補強および鋼管ビームによる門型化，今回新たに提案したTMDによる...

【工学】土木工学：免震支承／地震を含む研究件

【概要】平成12年度には、大きなコンクリートの損傷を生じることなく、ドリフトで4%までの繰り返し水平変位に耐えることができるRC橋脚の開発を目標として、RC橋脚の塑性ヒンジ区間に存在するコンリートの変わりに天然ゴム及び高減衰ゴムを用いた場合の変形性能と耐力を8体の模型に対するくり返し載荷実験をもとに、実験、解析の両面から検討した。着目したパラメータは、上述したゴムの種類の他、ゴム層の厚さ、ゴム層の上下に主...

【工学】土木工学：免震設計／地震を含む研究件

【概要】首都圏に代表されるように、近年の都市機能の円熟化と複雑化にともない、大地震時といえども都市機能の停止が許されない時代を迎えており、インフラストラクチャーの地震被害に対して、いつまでも大地震時には損傷はやむを得ないといった発想ではなく、積極的に地震被害を受けず、地震後の復旧も必要としない構造物を開発することが求められるようになってきている。本研究は、このような背景の下に、大地震時に要求される曲げ変形...

【概要】平成12年度には、大きなコンクリートの損傷を生じることなく、ドリフトで4%までの繰り返し水平変位に耐えることができるRC橋脚の開発を目標として、RC橋脚の塑性ヒンジ区間に存在するコンリートの変わりに天然ゴム及び高減衰ゴムを用いた場合の変形性能と耐力を8体の模型に対するくり返し載荷実験をもとに、実験、解析の両面から検討した。着目したパラメータは、上述したゴムの種類の他、ゴム層の厚さ、ゴム層の上下に主...

【工学】土木工学：電車線柱／地震を含む研究件

【概要】本研究では，3.11の地震で被害のあった新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため，電車線・電線，調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し，地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした．その上で，既存のPC製電車線柱の大規模地震対策として，現行対策である高靭性化補強および鋼管ビームによる門型化，今回新たに提案したTMDによる...

【工学】土木工学：耐震性能評価／地震を含む研究件

【概要】本研究では，3.11の地震で被害のあった新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため，電車線・電線，調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し，地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした．その上で，既存のPC製電車線柱の大規模地震対策として，現行対策である高靭性化補強および鋼管ビームによる門型化，今回新たに提案したTMDによる...

【工学】土木工学：構造物の地震時挙動／地震を含む研究件

【キーワード】構造物の地震時挙動 / 階層型解析 / 有限要素法 / 断層-構造物系 / 地震応答解析 (他13件)

【概要】構造物の地震時挙動は断層構造物系(断層の破壊過程,地殻内波動伝播,地表付近での増幅,地盤と構造物の相互作用)に起因する地震動の時空間の分布に影響される.このような地震時挙動を高い精度・分解能で評価するため,階層型解析に基づく新しい解析手法を提案し,小規模問題を用いて数値検証を行った.しかしながら,断層構造物系の三次元モデルを構築し,その挙動を数値シミュレーションするためには膨大な計算資源が必要とさ...

【工学】土木工学：構造物応答／地震を含む研究件

【キーワード】構造物の地震時挙動 / 階層型解析 / 有限要素法 / 断層-構造物系 / 地震応答解析 (他13件)

【概要】構造物の地震時挙動は断層構造物系(断層の破壊過程,地殻内波動伝播,地表付近での増幅,地盤と構造物の相互作用)に起因する地震動の時空間の分布に影響される.このような地震時挙動を高い精度・分解能で評価するため,階層型解析に基づく新しい解析手法を提案し,小規模問題を用いて数値検証を行った.しかしながら,断層構造物系の三次元モデルを構築し,その挙動を数値シミュレーションするためには膨大な計算資源が必要とさ...

【工学】土木工学：都市シミュレーション／地震を含む研究件

【キーワード】都市シミュレーション / 地震 / 地震動 / 都市デジタルデータ / 震災シミュレーション (他10件)

【概要】前年度に引さ続き,強震動シミュレーションと各種構造物の動的解析を連成させた「統合地震シミュレータ」の開発及びその高度化を行った.本シミュレータは,所定の地震シナリオに対し,断層から地盤までの地震波動伝播計算を行い,その結果を都市内の構造物の一つ一つに入力し,高精度・高分解能の震災情報を得ようとするものである.この仕組みは,震災だけでなく,その他の災害にも拡張可能である.このシミュレーションでは,如...

【工学】土木工学：加速度応答／地震を含む研究件

【概要】建物が地震動を受けて、構造部材がき裂や破断などの損傷を生じると、その瞬間に建物の特性が急激に変化するため、揺れに不連続性が生じる。この不連続性を検出し、構造部材の損傷を検出するため、本研究では揺れの加速度の二階微分(snap）を用いた検出手法を提案した。snapは簡易な数式で表されるため、どの程度の損傷が生じるとsnap値がいくつになるか、また損傷検出を行うためには計測ノイズをどの程度に抑える必要...

【工学】土木工学：鋼製橋脚／地震を含む研究件

【概要】本研究では,鋼構造物,特に,鋼製橋脚における地震時脆性破壊の発生要因を明らかにすることを目的とし,鋼材特性面から,地震時脆性破壊の起点となるき裂の先端の鈍さおよび地震時に鋼材が受ける塑性歪み履歴に着目し検討を行った。鋭い先端を有するき裂を起点とする脆性破壊では,鋼素材の破壊靭性あるいは地震時の塑性歪み履歴による破壊靭性の劣化が最も重要な発生要因である.そこで,本研究では,まず鋼製橋脚の弾塑性FE...

【工学】土木工学：大規模複雑構造物／地震を含む研究件

【キーワード】構造物の地震時挙動 / 階層型解析 / 有限要素法 / 断層-構造物系 / 地震応答解析 (他13件)

【概要】構造物の地震時挙動は断層構造物系(断層の破壊過程,地殻内波動伝播,地表付近での増幅,地盤と構造物の相互作用)に起因する地震動の時空間の分布に影響される.このような地震時挙動を高い精度・分解能で評価するため,階層型解析に基づく新しい解析手法を提案し,小規模問題を用いて数値検証を行った.しかしながら,断層構造物系の三次元モデルを構築し,その挙動を数値シミュレーションするためには膨大な計算資源が必要とさ...

【工学】土木工学：橋脚／地震を含む研究件

【概要】平成12年度には、大きなコンクリートの損傷を生じることなく、ドリフトで4%までの繰り返し水平変位に耐えることができるRC橋脚の開発を目標として、RC橋脚の塑性ヒンジ区間に存在するコンリートの変わりに天然ゴム及び高減衰ゴムを用いた場合の変形性能と耐力を8体の模型に対するくり返し載荷実験をもとに、実験、解析の両面から検討した。着目したパラメータは、上述したゴムの種類の他、ゴム層の厚さ、ゴム層の上下に主...

【工学】土木工学：高架橋／地震を含む研究件

【キーワード】モニタリング / 損傷同定 / 地震 / リアルタイム危機制御 / センシング (他11件)

【概要】まず,移動体(列車,自動車)によるセンシング手法の確立に向けた研究を行った.計測システムはMEMS加速度計,位置を知るための小型GPS,小型ノートブックPCから構成し,車両,自動車に設置してフィールドで測定を行った.線路や路面の状態と加速度(鉛直)応答との関係を調査し,その再現性,速度依存性,車両依存性などを調べた.再現性は,極めて高いことが確認された.車両依存性については,同一路面(軌道)上での...

【工学】土木工学：ばね一梁モデル／地震を含む研究件

【概要】1999年に発生した台湾集々地震およびトルココジャエリ地震に見られたように,地下の断層破壊に伴う地表面の変状(地表地震断層)は社会基盤施設に大きな脅威を与えている.地表地震断層に対する社会基盤施設の耐震性向上を目的として,本研究では,1)地表地震断層の出現位置と変状量に対する活断層の破壊形態(逆断層と正断層および断層破壊角)の影響,および活断層より地表面に至る堆積構造(堆積層の厚さと硬軟)の影響を...

【工学】土木工学：高減衰ゴム／地震を含む研究件

【概要】平成12年度には、大きなコンクリートの損傷を生じることなく、ドリフトで4%までの繰り返し水平変位に耐えることができるRC橋脚の開発を目標として、RC橋脚の塑性ヒンジ区間に存在するコンリートの変わりに天然ゴム及び高減衰ゴムを用いた場合の変形性能と耐力を8体の模型に対するくり返し載荷実験をもとに、実験、解析の両面から検討した。着目したパラメータは、上述したゴムの種類の他、ゴム層の厚さ、ゴム層の上下に主...

【工学】土木工学：浸水／地震を含む研究件

【概要】自然災害全般を対象とした火災のリスク評価・対応技術の確立のため、次に示す(a)～(c)の課題について研究を継続して実施した。(a)自然災害を起因として発生する火災に関する国内外を対象とした事例収集については、地震火災及び豪雨・台風時の火災について実施した。地震火災について、関東大震災については、日本火災学会地震火災専門委員会の西田委員提供の資料を参照、北海道南西沖地震については、建設省建築研究所の...

【工学】土木工学：動的貫入試験／地震を含む研究件

【概要】本研究では、ネパール・ポカラ地域の地理特性に起因する地盤災害リスクの評価を目的とし、現場調査技術を活用して調査を実施した。調査対象は、アルマラ地区の地盤陥没、および市街地の液状化リスク評価である。アルマラ地区の地盤陥没の要因として、当該地は浸食されやすい地盤で構成されている事、および水みちとなる旧河道が存在していることが示された。また、表面波探査と簡易動的貫入試験から将来の陥没発生個所を評価できる...

【工学】土木工学：単純せん断試験／地震を含む研究件

❏広範囲な応力・ひずみ条件下における砂質土の液状化特性の高精度計測と統一的モデル化(21360221)

【概要】初期せん断を与えた飽和豊浦砂の非排水繰返し中空ねじりせん断試験を実施し、初期せん断が液状化時の大変形特性に及ぼす影響を明らかにした。また、これらの試験結果を合理的に再現できるように、これまでに開発してきた液状化1要素モデルを拡張した。さらに、リング単純せん断試験装置を新規に製作し、等体積繰返し載荷試験を同一の供試体に対して複数回実施することで、再液状化特性に及ぼす液状化履歴の影響を明らかにした。...

【工学】土木工学：1995年兵庫県南部地震／地震を含む研究件

【研究代表者】小桧山雅之 (小檜山雅之) (2001) 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (10333577)

【キーワード】合成開口レーダー / リモートセンシング / 地震 / 被害把握 / 1993年北海道南西沖地震 (他15件)

【概要】合成開口レーダー(SAR)は雲などの天候や昼夜の別などに影響されないマイクロ波を使った能動的センサである.人工衛星や航空機に搭載したセンサからのSAR画像を用いて,地震被害を判読するための技術について研究を行〓SARによる地震被害把握の可能性について検討するために,1995年兵庫県南部地震の際の現地調査に基づく被〓地震前後のERS/SAR画像とを用いて,被害地域における後方散乱特性について検討した...

【工学】土木工学：裏込め／地震を含む研究件

【概要】従来地震に対して無被害であった杭式桟橋が兵庫県南部地震では被害を受けた.調査から液状化による地盤の側方流動により,桟橋の被害が拡大したと推定されている.本研究では,このような側方流動を受ける杭式桟橋の挙動を実験的に調べるため,実際に兵庫県南部地震の際に被災した直杭式の桟橋とその周辺地盤を対象とした,遠心模型振動実験を行った.杭は比較的強固な支持層に根入れされていたが,捨石とこの支持層の間にある薄い...

【工学】土木工学：不撹乱試料／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：不連続面の滑り／地震を含む研究件

【概要】不連続面破壊の物理過程、なかんずく動力学的プロセスの詳細に関し、理論解析、数値計算、動的破壊実験の手法を複合的に組み合わせて追究するとともに、不連続面破壊に伴い発生しうる自然災害、構造物被害の定量的評価などを試みた。縦ずれ断層面の上盤側と下盤側で観測される地震動が大きく異なる物理的根拠につき応用力学的手法も組み入れて考察し、その一端を解析的かつ実験的に明らかにしたことが研究成果の一例として挙げられ...

【概要】不連続面の力学的な不安定化の発生機構の解明及び影響の定量的評価法の確立に向けての理論研究を発展させ、実験力学的手法も交え、不連続面力学不安定化に関する一連の物理現象の発生メカニズムと励起される波動の性質について考察を行った。地震等による衝撃的な荷重を受ける一群の構造物を、個々独立したものではなく、「群」として一体的に取り扱えば、従来の解析では予想されなかった力学的挙動を示しうることを明らかにした。...

【工学】土木工学：剛性低下／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】土木工学：剛性劣化／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】土木工学：シルト／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】土木工学：シルト質土／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】土木工学：界面不安定現象／地震を含む研究件

【概要】不連続面破壊の物理過程、なかんずく動力学的プロセスの詳細に関し、理論解析、数値計算、動的破壊実験の手法を複合的に組み合わせて追究するとともに、不連続面破壊に伴い発生しうる自然災害、構造物被害の定量的評価などを試みた。縦ずれ断層面の上盤側と下盤側で観測される地震動が大きく異なる物理的根拠につき応用力学的手法も組み入れて考察し、その一端を解析的かつ実験的に明らかにしたことが研究成果の一例として挙げられ...

【概要】不連続面の力学的な不安定化の発生機構の解明及び影響の定量的評価法の確立に向けての理論研究を発展させ、実験力学的手法も交え、不連続面力学不安定化に関する一連の物理現象の発生メカニズムと励起される波動の性質について考察を行った。地震等による衝撃的な荷重を受ける一群の構造物を、個々独立したものではなく、「群」として一体的に取り扱えば、従来の解析では予想されなかった力学的挙動を示しうることを明らかにした。...

【工学】土木工学：盛土／地震を含む研究件

【概要】2004年の新潟県中越地震では、自然斜面と盛土に多大な被害が生じた。この大被害は、作用した地震動が大きかったことに加えて、地震が発生する数日前より大量の降雨があったことが関与していると考えられている。一方で、これまでの設計においては、大きな地震動と大量の降雨の影響を同時に考慮することは行われていない。これは、大地震と豪雨のような異常事象が同時に生起する確率が無視できるほど小さいことを前提としている...

【工学】土木工学：スウェーデン式サウンデイング／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：地下水位／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：地下水位低下／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：繰り返しせん断／地震を含む研究件

【概要】2004年の新潟県中越地震では、自然斜面と盛土に多大な被害が生じた。この大被害は、作用した地震動が大きかったことに加えて、地震が発生する数日前より大量の降雨があったことが関与していると考えられている。一方で、これまでの設計においては、大きな地震動と大量の降雨の影響を同時に考慮することは行われていない。これは、大地震と豪雨のような異常事象が同時に生起する確率が無視できるほど小さいことを前提としている...

【工学】土木工学：傾斜地盤／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】土木工学：軟弱地盤／地震を含む研究件

【概要】本研究では、まず三陸はるか沖地震・釧路沖地震・兵庫県南部地震などで発生した地盤変状被害に対し事例研究を施した。次に、三軸圧縮試験・中空ねじりせん断試験・リングせん断試験装置を用いて砂質土の変形メカニズム解明のための実験を行った。その結果、それぞれの土構造物ごとに変形を支配する特有のメカニズムが存在し、解析を行う際それらを的確に抽出し対処することが望ましいことがわかった。特に、兵庫県南部地震で被害を...

【工学】土木工学：重力場模型／地震を含む研究件

【概要】地震時においてトンネル被害が想定される比較的固結力が小さな地山を対象として、(1)地震動に伴うせん断変形を受ける土被りが小さなトンネル、(2)地震により大きな地圧を受けるトンネル、(3)下部基盤層の断層変位に伴う変形を受ける堆積地盤中のトンネル、の地震時挙動を調べるための各種模型実験手法を開発し、それを用いた実験と数値解析を行うことにより、地震時のトンネル構造部と地盤の相互作用を含めた地震時安定性...

【工学】土木工学：地震時変形／地震を含む研究件

【概要】本研究では、まず三陸はるか沖地震・釧路沖地震・兵庫県南部地震などで発生した地盤変状被害に対し事例研究を施した。次に、三軸圧縮試験・中空ねじりせん断試験・リングせん断試験装置を用いて砂質土の変形メカニズム解明のための実験を行った。その結果、それぞれの土構造物ごとに変形を支配する特有のメカニズムが存在し、解析を行う際それらを的確に抽出し対処することが望ましいことがわかった。特に、兵庫県南部地震で被害を...

【工学】土木工学：地震防災／地震を含む研究件

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【概要】現在立ち遅れている島の強震動と津波の予測の高精度化を図るため、南西諸島を例として以下の３つのテーマについて研究し、成果を得た。我々が先に構築した陸海地形及び地盤から沈み込む海洋スラブまでを含む南西諸島の地下構造モデル暫定版の改良を図った（サブテーマ１）。次に３次元地下構造モデルを用いて、地震動・地殻変動・津波を統合的にシミュレーションするシステム（サブテーマ２）を実現し、地震発生に伴う一連の現象に...

❏島の強震動予測：海陸分布・陸地形・海水・海底地形・地下構造の総合効果の解明と予測(23310122)

【概要】立ち遅れている島の地震動予測の高精度化を目指して、南西諸島の島々においてアレイ微動探査を実施し、観測地点直下の１次元深部地盤構造モデルの推定を行い、地盤構造の概要と震動特性を明らかにした。得られた深部地盤構造に加えて南西諸島周辺域のプレート形状や地殻構造に関する利用可能な情報を収集し、陸地形・海底地形と地盤から最上部マントルまでの島弧及びフィリピン海スラブを含む南西諸島全域にわたる強震動予測のため...

【工学】土木工学：地中音計測／地震を含む研究件

【概要】本研究では、ネパール・ポカラ地域の地理特性に起因する地盤災害リスクの評価を目的とし、現場調査技術を活用して調査を実施した。調査対象は、アルマラ地区の地盤陥没、および市街地の液状化リスク評価である。アルマラ地区の地盤陥没の要因として、当該地は浸食されやすい地盤で構成されている事、および水みちとなる旧河道が存在していることが示された。また、表面波探査と簡易動的貫入試験から将来の陥没発生個所を評価できる...

【工学】土木工学：地盤災害／地震を含む研究件

【概要】本研究では、ネパール・ポカラ地域の地理特性に起因する地盤災害リスクの評価を目的とし、現場調査技術を活用して調査を実施した。調査対象は、アルマラ地区の地盤陥没、および市街地の液状化リスク評価である。アルマラ地区の地盤陥没の要因として、当該地は浸食されやすい地盤で構成されている事、および水みちとなる旧河道が存在していることが示された。また、表面波探査と簡易動的貫入試験から将来の陥没発生個所を評価できる...

【工学】土木工学：地盤浸食／地震を含む研究件

【概要】本研究では、ネパール・ポカラ地域の地理特性に起因する地盤災害リスクの評価を目的とし、現場調査技術を活用して調査を実施した。調査対象は、アルマラ地区の地盤陥没、および市街地の液状化リスク評価である。アルマラ地区の地盤陥没の要因として、当該地は浸食されやすい地盤で構成されている事、および水みちとなる旧河道が存在していることが示された。また、表面波探査と簡易動的貫入試験から将来の陥没発生個所を評価できる...

【工学】土木工学：砂質土／地震を含む研究件

❏広範囲な応力・ひずみ条件下における砂質土の液状化特性の高精度計測と統一的モデル化(21360221)

【概要】初期せん断を与えた飽和豊浦砂の非排水繰返し中空ねじりせん断試験を実施し、初期せん断が液状化時の大変形特性に及ぼす影響を明らかにした。また、これらの試験結果を合理的に再現できるように、これまでに開発してきた液状化1要素モデルを拡張した。さらに、リング単純せん断試験装置を新規に製作し、等体積繰返し載荷試験を同一の供試体に対して複数回実施することで、再液状化特性に及ぼす液状化履歴の影響を明らかにした。...

【概要】2004年の新潟県中越地震では、自然斜面と盛土に多大な被害が生じた。この大被害は、作用した地震動が大きかったことに加えて、地震が発生する数日前より大量の降雨があったことが関与していると考えられている。一方で、これまでの設計においては、大きな地震動と大量の降雨の影響を同時に考慮することは行われていない。これは、大地震と豪雨のような異常事象が同時に生起する確率が無視できるほど小さいことを前提としている...

【工学】土木工学：地盤調査／地震を含む研究件

【概要】本研究では、ネパール・ポカラ地域の地理特性に起因する地盤災害リスクの評価を目的とし、現場調査技術を活用して調査を実施した。調査対象は、アルマラ地区の地盤陥没、および市街地の液状化リスク評価である。アルマラ地区の地盤陥没の要因として、当該地は浸食されやすい地盤で構成されている事、および水みちとなる旧河道が存在していることが示された。また、表面波探査と簡易動的貫入試験から将来の陥没発生個所を評価できる...

【工学】土木工学：NATM ／地震を含む研究件

【概要】地震時においてトンネル被害が想定される比較的固結力が小さな地山を対象として、(1)地震動に伴うせん断変形を受ける土被りが小さなトンネル、(2)地震により大きな地圧を受けるトンネル、(3)下部基盤層の断層変位に伴う変形を受ける堆積地盤中のトンネル、の地震時挙動を調べるための各種模型実験手法を開発し、それを用いた実験と数値解析を行うことにより、地震時のトンネル構造部と地盤の相互作用を含めた地震時安定性...

【工学】土木工学：地盤変形／地震を含む研究件

【概要】地震時においてトンネル被害が想定される比較的固結力が小さな地山を対象として、(1)地震動に伴うせん断変形を受ける土被りが小さなトンネル、(2)地震により大きな地圧を受けるトンネル、(3)下部基盤層の断層変位に伴う変形を受ける堆積地盤中のトンネル、の地震時挙動を調べるための各種模型実験手法を開発し、それを用いた実験と数値解析を行うことにより、地震時のトンネル構造部と地盤の相互作用を含めた地震時安定性...

【工学】土木工学：地盤防災／地震を含む研究件

❏液状化免震を活用し地震・高水条件下での性能を飛躍的に向上させた複合堤防構造の開発合堤防構造の開発(22656106)

【概要】液状化性地盤上の堤防中央部に必要最小限の壁を設けて複合構造とし、高水時における堤防としての本来の性能を飛躍的に向上させながら、地震時には液状化地盤の免震効果を積極的に活用して被害を低減する工法の効果を、模型実験結果の分析により明らかにした。また、2011年東北地方太平洋沖地震で発生した津波の影響を受けた海岸堤防・仮締切堤防等を現地調査し、二重締切矢板を用いた仮設の締切堤防が、津波の越流を受けてもね...

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：砂防／地震を含む研究件

【概要】本研究では、近現代日本で発生した災害を記録した史料を調査、収集、整理した。主な調査先は国立国会図書館憲政資料室、防衛省防衛研究所戦史研究センター、各地の文書館である。文書整理では、「三島家文書」（三島通庸や通陽に関わる文書）の整理・目録化を実施した。その結果、地震、風水害、冷害などに関わる史料、救済や復興、防災などに関わる史料が確認された。それらに基づいて学会発表、論文作成などをおこなった。 ...

【工学】土木工学：中空ねじり試験／地震を含む研究件

❏広範囲な応力・ひずみ条件下における砂質土の液状化特性の高精度計測と統一的モデル化(21360221)

【概要】初期せん断を与えた飽和豊浦砂の非排水繰返し中空ねじりせん断試験を実施し、初期せん断が液状化時の大変形特性に及ぼす影響を明らかにした。また、これらの試験結果を合理的に再現できるように、これまでに開発してきた液状化1要素モデルを拡張した。さらに、リング単純せん断試験装置を新規に製作し、等体積繰返し載荷試験を同一の供試体に対して複数回実施することで、再液状化特性に及ぼす液状化履歴の影響を明らかにした。...

【工学】土木工学：柱状改良／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：文化財／地震を含む研究件

【概要】耐震的に脆弱な無補強文化財組積造建造物は国内外の大地震の度に被災している。2015年ネパール地震でも顕著な被害を受け、被災後の保存修復法に関して、学際的かつ国際的な体制による研究を実施し、以下の成果を得た。①ネパール地震で被災した文化財組積造建造物の地震前後の動的特性を把握し、地震損傷と振動特性の関係を確かめた。地震前のデータは保存修復計画の立案に有用である。②ネパール地震による被害の原因を解析的...

【工学】土木工学：三軸試験／地震を含む研究件

【概要】2004年の新潟県中越地震では、自然斜面と盛土に多大な被害が生じた。この大被害は、作用した地震動が大きかったことに加えて、地震が発生する数日前より大量の降雨があったことが関与していると考えられている。一方で、これまでの設計においては、大きな地震動と大量の降雨の影響を同時に考慮することは行われていない。これは、大地震と豪雨のような異常事象が同時に生起する確率が無視できるほど小さいことを前提としている...

【工学】土木工学：タイヤチップスドレーン／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】土木工学：ベタ基礎／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：変状低減／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】土木工学：現地調査／地震を含む研究件

❏地震と降雨による複合斜面災害の危険度判定と早期警報技術の適用に関する海外調査研究(25303015)

【概要】中国、台湾、日本で、強い地震によって損傷を受けた自然斜面が、その後の豪雨をきっかけに崩壊する「地震と降雨の複合的な作用」による斜面災害を対象として調査研究を行った。（１）地震で強震を受けた山岳地域の斜面で、踏査、機器を使った調査と観測、現地実験を行い、斜面の不安定化の実態とメカニズムを把握し、危険な斜面の抽出の方法や災害を軽減する方法を提案した。（２）低コストで簡易な斜面表層の変状の観測装置を用い...

【概要】地震前後に撮影した高解像度の衛星画像(GeoEye1)を分析し、液状化により噴砂・噴水が発生した箇所とその範囲を精度良く判別する手法を開発した。液状化発生を現地確認してある地点の情報をトレーニングデータとして用いることで、被災後の衛星画像から類似の地点を抽出し、この抽出結果を現地調査で検証した。また、実際の噴砂試料を用いて地表面に噴出した後の乾燥過程を室内で再現し、画像スペクトルの変化をスペクトル...

❏液状化免震を活用し地震・高水条件下での性能を飛躍的に向上させた複合堤防構造の開発合堤防構造の開発(22656106)

【概要】液状化性地盤上の堤防中央部に必要最小限の壁を設けて複合構造とし、高水時における堤防としての本来の性能を飛躍的に向上させながら、地震時には液状化地盤の免震効果を積極的に活用して被害を低減する工法の効果を、模型実験結果の分析により明らかにした。また、2011年東北地方太平洋沖地震で発生した津波の影響を受けた海岸堤防・仮締切堤防等を現地調査し、二重締切矢板を用いた仮設の締切堤防が、津波の越流を受けてもね...

【工学】土木工学：補強土／地震を含む研究件

【研究代表者】竹村次朗 (竹村次郎) 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (40179669)

【概要】遠心模型実験用水平・上下二自由度地震波シミュレータを世界で初めて開発した.この章では,装置の詳細と性能確認実験結果を示した.その結果,改善の余地はあるものの,本装置によって水平動と上下動を独立に制御し,模型地盤に水平・上下振動を与えることができることが確認された.この地震波シミュレータを用いて,ジオグリッドにより補強された補強土擁壁とプレキャスト3ヒンジトンネルを対象とした振動実験を行った. ジオ...

【工学】土木工学：排水履歴／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】土木工学：陥没／地震を含む研究件

【概要】本研究では、ネパール・ポカラ地域の地理特性に起因する地盤災害リスクの評価を目的とし、現場調査技術を活用して調査を実施した。調査対象は、アルマラ地区の地盤陥没、および市街地の液状化リスク評価である。アルマラ地区の地盤陥没の要因として、当該地は浸食されやすい地盤で構成されている事、および水みちとなる旧河道が存在していることが示された。また、表面波探査と簡易動的貫入試験から将来の陥没発生個所を評価できる...

【工学】土木工学：早期警報／地震を含む研究件

❏地震と降雨による複合斜面災害の危険度判定と早期警報技術の適用に関する海外調査研究(25303015)

【概要】中国、台湾、日本で、強い地震によって損傷を受けた自然斜面が、その後の豪雨をきっかけに崩壊する「地震と降雨の複合的な作用」による斜面災害を対象として調査研究を行った。（１）地震で強震を受けた山岳地域の斜面で、踏査、機器を使った調査と観測、現地実験を行い、斜面の不安定化の実態とメカニズムを把握し、危険な斜面の抽出の方法や災害を軽減する方法を提案した。（２）低コストで簡易な斜面表層の変状の観測装置を用い...

【工学】土木工学：固化工法／地震を含む研究件

【概要】臨海部に多く存在する既設石油タンクの液状化対策工法として薬液注入固化工法を取り上げ,遠心模型実験並びに有限要素解析により、その地震時沈下挙動について調べた.模型実験並びに数値解析では,改良地盤の強度,改良幅は一定とし,改良深さをパラメータとした. 実験モデルは試験装置の制約上2次元とし,幅440mm×奥行150mmせん断土槽内に作成した.厚さ150mm相対密度約50%の硅砂8号砂層上に模型タンクを...

【工学】土木工学：基礎／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：飽和土／地震を含む研究件

【概要】2004年の新潟県中越地震では、自然斜面と盛土に多大な被害が生じた。この大被害は、作用した地震動が大きかったことに加えて、地震が発生する数日前より大量の降雨があったことが関与していると考えられている。一方で、これまでの設計においては、大きな地震動と大量の降雨の影響を同時に考慮することは行われていない。これは、大地震と豪雨のような異常事象が同時に生起する確率が無視できるほど小さいことを前提としている...

【工学】土木工学：振動台／地震を含む研究件

【研究代表者】竹村次朗 (竹村次郎) 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (40179669)

【概要】遠心模型実験用水平・上下二自由度地震波シミュレータを世界で初めて開発した.この章では,装置の詳細と性能確認実験結果を示した.その結果,改善の余地はあるものの,本装置によって水平動と上下動を独立に制御し,模型地盤に水平・上下振動を与えることができることが確認された.この地震波シミュレータを用いて,ジオグリッドにより補強された補強土擁壁とプレキャスト3ヒンジトンネルを対象とした振動実験を行った. ジオ...

【工学】土木工学：既設構造物／地震を含む研究件

【概要】臨海部に多く存在する既設石油タンクの液状化対策工法として薬液注入固化工法を取り上げ,遠心模型実験並びに有限要素解析により、その地震時沈下挙動について調べた.模型実験並びに数値解析では,改良地盤の強度,改良幅は一定とし,改良深さをパラメータとした. 実験モデルは試験装置の制約上2次元とし,幅440mm×奥行150mmせん断土槽内に作成した.厚さ150mm相対密度約50%の硅砂8号砂層上に模型タンクを...

【工学】土木工学：側方変位／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】土木工学：側方流動／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

❏液状化地盤の側方流動とライフライン施設の被害予測システムの開発(13555135)

【研究代表者】濱田政則早稲田大学, 理工学部, 教授 (30164916)

【キーワード】液状化 / 側方流動 / ライフライン / 地震 / 防災 (他7件)

【概要】液状化地盤の側方流動は,一般的に100m四方の広範囲の地域にわたって生ずることから,地盤・地形条件および護岸条件などの大量の情報を効率的かつ統一的に処理してデータベースを構築し,これをもとに広域に及ぶ地盤変位を精度よく推定することが必要である. 本研究では,1)既存の研究成果を発展させて地盤変位の予測手法と側方流動が構造物や埋設管路に与える影響の予測手法の確立を図るとともに,2)地盤変位の予測およ...

【概要】本研究では、まず三陸はるか沖地震・釧路沖地震・兵庫県南部地震などで発生した地盤変状被害に対し事例研究を施した。次に、三軸圧縮試験・中空ねじりせん断試験・リングせん断試験装置を用いて砂質土の変形メカニズム解明のための実験を行った。その結果、それぞれの土構造物ごとに変形を支配する特有のメカニズムが存在し、解析を行う際それらを的確に抽出し対処することが望ましいことがわかった。特に、兵庫県南部地震で被害を...

【工学】土木工学：交通施設／地震を含む研究件

【概要】断層による高速鉄道の走行安全性を検討するため、噴火活動に伴う地殻変動により被災した橋梁の損傷を解析し、断層変位に関する情報が与えられれば橋梁の損傷を解析できることを示した。また、基礎免震を用いることにより、断層変位よる杭基礎の損傷を低減できることを明らかにした。断層モデルを用いて米国Landers地震と模擬的な断層による地震動特性を断層破壊の速度や断層による永久変位に着目して解析し、その特性を明...

【概要】首都圏に代表されるように、近年の都市機能の円熟化と複雑化にともない、大地震時といえども都市機能の停止が許されない時代を迎えており、インフラストラクチャーの地震被害に対して、いつまでも大地震時には損傷はやむを得ないといった発想ではなく、積極的に地震被害を受けず、地震後の復旧も必要としない構造物を開発することが求められるようになってきている。本研究は、このような背景の下に、大地震時に要求される曲げ変形...

【概要】我が国では多数の内陸活断層が存在し、道路、鉄道等の線状ライフライン施設はどこかでこうした活断層を横切らざるを得ない宿命にあることから、近い将来、断層変位による線状ライフライン施設の被害が生じ、これに対する対策が求められるようになると考えられる。本研究は、このような背景の下に始められたものであり、本研究の結果、以下の成果が得られた。 1)過去の大地震(濃尾、北丹後、北伊豆、兵庫県南部、トルコイズミッ...

【工学】土木工学：永久変位／地震を含む研究件

【概要】本研究では、まず三陸はるか沖地震・釧路沖地震・兵庫県南部地震などで発生した地盤変状被害に対し事例研究を施した。次に、三軸圧縮試験・中空ねじりせん断試験・リングせん断試験装置を用いて砂質土の変形メカニズム解明のための実験を行った。その結果、それぞれの土構造物ごとに変形を支配する特有のメカニズムが存在し、解析を行う際それらを的確に抽出し対処することが望ましいことがわかった。特に、兵庫県南部地震で被害を...

【工学】土木工学：埋設管／地震を含む研究件

【概要】地震時においてトンネル被害が想定される比較的固結力が小さな地山を対象として、(1)地震動に伴うせん断変形を受ける土被りが小さなトンネル、(2)地震により大きな地圧を受けるトンネル、(3)下部基盤層の断層変位に伴う変形を受ける堆積地盤中のトンネル、の地震時挙動を調べるための各種模型実験手法を開発し、それを用いた実験と数値解析を行うことにより、地震時のトンネル構造部と地盤の相互作用を含めた地震時安定性...

【工学】土木工学：液状化解析／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：液状化指数／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：遠心模型／地震を含む研究件

【概要】地震時においてトンネル被害が想定される比較的固結力が小さな地山を対象として、(1)地震動に伴うせん断変形を受ける土被りが小さなトンネル、(2)地震により大きな地圧を受けるトンネル、(3)下部基盤層の断層変位に伴う変形を受ける堆積地盤中のトンネル、の地震時挙動を調べるための各種模型実験手法を開発し、それを用いた実験と数値解析を行うことにより、地震時のトンネル構造部と地盤の相互作用を含めた地震時安定性...

【工学】土木工学：遠心模型実験／地震を含む研究件

【概要】地震時においてトンネル被害が想定される比較的固結力が小さな地山を対象として、(1)地震動に伴うせん断変形を受ける土被りが小さなトンネル、(2)地震により大きな地圧を受けるトンネル、(3)下部基盤層の断層変位に伴う変形を受ける堆積地盤中のトンネル、の地震時挙動を調べるための各種模型実験手法を開発し、それを用いた実験と数値解析を行うことにより、地震時のトンネル構造部と地盤の相互作用を含めた地震時安定性...

【概要】臨海部に多く存在する既設石油タンクの液状化対策工法として薬液注入固化工法を取り上げ,遠心模型実験並びに有限要素解析により、その地震時沈下挙動について調べた.模型実験並びに数値解析では,改良地盤の強度,改良幅は一定とし,改良深さをパラメータとした. 実験モデルは試験装置の制約上2次元とし,幅440mm×奥行150mmせん断土槽内に作成した.厚さ150mm相対密度約50%の硅砂8号砂層上に模型タンクを...

【研究代表者】竹村次朗 (竹村次郎) 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (40179669)

【概要】遠心模型実験用水平・上下二自由度地震波シミュレータを世界で初めて開発した.この章では,装置の詳細と性能確認実験結果を示した.その結果,改善の余地はあるものの,本装置によって水平動と上下動を独立に制御し,模型地盤に水平・上下振動を与えることができることが確認された.この地震波シミュレータを用いて,ジオグリッドにより補強された補強土擁壁とプレキャスト3ヒンジトンネルを対象とした振動実験を行った. ジオ...

【工学】土木工学：S波速度／地震を含む研究件

【概要】地表面の1点に置いた定常鉛直振動源および不規則鉛直振動源から発生するレ-リ-波を離れた地点で計測し、その分散曲線、回転軌跡をリアルタイムで計算することが可能な計測解析システムを作成、その有効性を現場実験を行なって検討した。この結果、レ-リ-波が卓越した波をとらえるためには、起振源から測定波長の少なくとも1/4以上離れた地点で計測する必要のあること、及び計測波には高次モ-ド成分が含まれていることが示...

【工学】土木工学：鉛直変位／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】土木工学：グラベルドレーン／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】土木工学：被災度／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：トンネル崩落／地震を含む研究件

【概要】不連続面破壊の物理過程、なかんずく動力学的プロセスの詳細に関し、理論解析、数値計算、動的破壊実験の手法を複合的に組み合わせて追究するとともに、不連続面破壊に伴い発生しうる自然災害、構造物被害の定量的評価などを試みた。縦ずれ断層面の上盤側と下盤側で観測される地震動が大きく異なる物理的根拠につき応用力学的手法も組み入れて考察し、その一端を解析的かつ実験的に明らかにしたことが研究成果の一例として挙げられ...

【概要】不連続面の力学的な不安定化の発生機構の解明及び影響の定量的評価法の確立に向けての理論研究を発展させ、実験力学的手法も交え、不連続面力学不安定化に関する一連の物理現象の発生メカニズムと励起される波動の性質について考察を行った。地震等による衝撃的な荷重を受ける一群の構造物を、個々独立したものではなく、「群」として一体的に取り扱えば、従来の解析では予想されなかった力学的挙動を示しうることを明らかにした。...

【工学】土木工学：堆積層／地震を含む研究件

【概要】地震時においてトンネル被害が想定される比較的固結力が小さな地山を対象として、(1)地震動に伴うせん断変形を受ける土被りが小さなトンネル、(2)地震により大きな地圧を受けるトンネル、(3)下部基盤層の断層変位に伴う変形を受ける堆積地盤中のトンネル、の地震時挙動を調べるための各種模型実験手法を開発し、それを用いた実験と数値解析を行うことにより、地震時のトンネル構造部と地盤の相互作用を含めた地震時安定性...

【工学】土木工学：対応策／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】土木工学：対策工法／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：耐液状化基礎／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：耐震性／地震を含む研究件

❏相対的に土被りが浅い都市トンネルの地震時の安定性に関する研究(17206050)

【キーワード】構造工学・地震工学 / 地震 / 地盤工学 / 都市トンネル / 耐震性

【概要】都市部でのNATMトンネルの適用性の拡大が期待されているが,明確かつ合理的な耐震設計法が確立されていない.特にNATM工法のメリットである,アーチ効果が地震時或いは地震後どこまで有効に保持されるかという点に関しては,ほとんど明らかにされていない。本研究ではアルミニウムトンネルを用いた遠心力場でのせん断土槽実験を行い,以下のことを明らかにした。・せん断を受ける前,トンネル覆工にはTerzaghiの...

【工学】土木工学：杭基礎／地震を含む研究件

【概要】従来地震に対して無被害であった杭式桟橋が兵庫県南部地震では被害を受けた.調査から液状化による地盤の側方流動により,桟橋の被害が拡大したと推定されている.本研究では,このような側方流動を受ける杭式桟橋の挙動を実験的に調べるため,実際に兵庫県南部地震の際に被災した直杭式の桟橋とその周辺地盤を対象とした,遠心模型振動実験を行った.杭は比較的強固な支持層に根入れされていたが,捨石とこの支持層の間にある薄い...

【工学】土木工学：都市トンネル／地震を含む研究件

❏相対的に土被りが浅い都市トンネルの地震時の安定性に関する研究(17206050)

【キーワード】構造工学・地震工学 / 地震 / 地盤工学 / 都市トンネル / 耐震性

【概要】都市部でのNATMトンネルの適用性の拡大が期待されているが,明確かつ合理的な耐震設計法が確立されていない.特にNATM工法のメリットである,アーチ効果が地震時或いは地震後どこまで有効に保持されるかという点に関しては,ほとんど明らかにされていない。本研究ではアルミニウムトンネルを用いた遠心力場でのせん断土槽実験を行い,以下のことを明らかにした。・せん断を受ける前,トンネル覆工にはTerzaghiの...

【工学】土木工学：台湾921集集地震／地震を含む研究件

【概要】断層による高速鉄道の走行安全性を検討するため、噴火活動に伴う地殻変動により被災した橋梁の損傷を解析し、断層変位に関する情報が与えられれば橋梁の損傷を解析できることを示した。また、基礎免震を用いることにより、断層変位よる杭基礎の損傷を低減できることを明らかにした。断層モデルを用いて米国Landers地震と模擬的な断層による地震動特性を断層破壊の速度や断層による永久変位に着目して解析し、その特性を明...

【概要】首都圏に代表されるように、近年の都市機能の円熟化と複雑化にともない、大地震時といえども都市機能の停止が許されない時代を迎えており、インフラストラクチャーの地震被害に対して、いつまでも大地震時には損傷はやむを得ないといった発想ではなく、積極的に地震被害を受けず、地震後の復旧も必要としない構造物を開発することが求められるようになってきている。本研究は、このような背景の下に、大地震時に要求される曲げ変形...

【概要】我が国では多数の内陸活断層が存在し、道路、鉄道等の線状ライフライン施設はどこかでこうした活断層を横切らざるを得ない宿命にあることから、近い将来、断層変位による線状ライフライン施設の被害が生じ、これに対する対策が求められるようになると考えられる。本研究は、このような背景の下に始められたものであり、本研究の結果、以下の成果が得られた。 1)過去の大地震(濃尾、北丹後、北伊豆、兵庫県南部、トルコイズミッ...

【工学】土木工学：大ひずみ／地震を含む研究件

❏広範囲な応力・ひずみ条件下における砂質土の液状化特性の高精度計測と統一的モデル化(21360221)

【概要】初期せん断を与えた飽和豊浦砂の非排水繰返し中空ねじりせん断試験を実施し、初期せん断が液状化時の大変形特性に及ぼす影響を明らかにした。また、これらの試験結果を合理的に再現できるように、これまでに開発してきた液状化1要素モデルを拡張した。さらに、リング単純せん断試験装置を新規に製作し、等体積繰返し載荷試験を同一の供試体に対して複数回実施することで、再液状化特性に及ぼす液状化履歴の影響を明らかにした。...

【工学】土木工学：水平-鉛直加速度／地震を含む研究件

【研究代表者】竹村次朗 (竹村次郎) 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (40179669)

【概要】遠心模型実験用水平・上下二自由度地震波シミュレータを世界で初めて開発した.この章では,装置の詳細と性能確認実験結果を示した.その結果,改善の余地はあるものの,本装置によって水平動と上下動を独立に制御し,模型地盤に水平・上下振動を与えることができることが確認された.この地震波シミュレータを用いて,ジオグリッドにより補強された補強土擁壁とプレキャスト3ヒンジトンネルを対象とした振動実験を行った. ジオ...

【工学】土木工学：水平変位／地震を含む研究件

【概要】本研究では、まず三陸はるか沖地震・釧路沖地震・兵庫県南部地震などで発生した地盤変状被害に対し事例研究を施した。次に、三軸圧縮試験・中空ねじりせん断試験・リングせん断試験装置を用いて砂質土の変形メカニズム解明のための実験を行った。その結果、それぞれの土構造物ごとに変形を支配する特有のメカニズムが存在し、解析を行う際それらを的確に抽出し対処することが望ましいことがわかった。特に、兵庫県南部地震で被害を...

【工学】土木工学：降雨／地震を含む研究件

❏地震と降雨による複合斜面災害の危険度判定と早期警報技術の適用に関する海外調査研究(25303015)

【概要】中国、台湾、日本で、強い地震によって損傷を受けた自然斜面が、その後の豪雨をきっかけに崩壊する「地震と降雨の複合的な作用」による斜面災害を対象として調査研究を行った。（１）地震で強震を受けた山岳地域の斜面で、踏査、機器を使った調査と観測、現地実験を行い、斜面の不安定化の実態とメカニズムを把握し、危険な斜面の抽出の方法や災害を軽減する方法を提案した。（２）低コストで簡易な斜面表層の変状の観測装置を用い...

【概要】2004年の新潟県中越地震では、自然斜面と盛土に多大な被害が生じた。この大被害は、作用した地震動が大きかったことに加えて、地震が発生する数日前より大量の降雨があったことが関与していると考えられている。一方で、これまでの設計においては、大きな地震動と大量の降雨の影響を同時に考慮することは行われていない。これは、大地震と豪雨のような異常事象が同時に生起する確率が無視できるほど小さいことを前提としている...

【工学】土木工学：東北地方太平洋沖地震／地震を含む研究件

【キーワード】長周期地震動 / 巨大地震 / 深発地震 / 2011年東北地方太平洋沖地震 / 南海トラフ巨大地震 (他14件)

【概要】M9規模の超巨大地震の長周期地震動のリスク評価のために、2011年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動の生成過程を、強震観測データ解析と地震波伝播シミュレーションにから評価した。東北沖の地震では内陸地震や南海トラフの地震に対して関東平野の長周期地震動レベルが小さくなること、その原因が東北沖の地震のS波の放射特性と関東平野の３次元基盤構造の方位的特徴によることを確認した。2008 年オホーツク海深発地...

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【工学】土木工学：斜面災害／地震を含む研究件

❏地震と降雨による複合斜面災害の危険度判定と早期警報技術の適用に関する海外調査研究(25303015)

【概要】中国、台湾、日本で、強い地震によって損傷を受けた自然斜面が、その後の豪雨をきっかけに崩壊する「地震と降雨の複合的な作用」による斜面災害を対象として調査研究を行った。（１）地震で強震を受けた山岳地域の斜面で、踏査、機器を使った調査と観測、現地実験を行い、斜面の不安定化の実態とメカニズムを把握し、危険な斜面の抽出の方法や災害を軽減する方法を提案した。（２）低コストで簡易な斜面表層の変状の観測装置を用い...

【工学】土木工学：表層改良／地震を含む研究件

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】土木工学：過剰間隙水圧／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】土木工学：表面波探査／地震を含む研究件

【概要】本研究では、ネパール・ポカラ地域の地理特性に起因する地盤災害リスクの評価を目的とし、現場調査技術を活用して調査を実施した。調査対象は、アルマラ地区の地盤陥没、および市街地の液状化リスク評価である。アルマラ地区の地盤陥没の要因として、当該地は浸食されやすい地盤で構成されている事、および水みちとなる旧河道が存在していることが示された。また、表面波探査と簡易動的貫入試験から将来の陥没発生個所を評価できる...

【工学】土木工学：動的／地震を含む研究件

【概要】従来地震に対して無被害であった杭式桟橋が兵庫県南部地震では被害を受けた.調査から液状化による地盤の側方流動により,桟橋の被害が拡大したと推定されている.本研究では,このような側方流動を受ける杭式桟橋の挙動を実験的に調べるため,実際に兵庫県南部地震の際に被災した直杭式の桟橋とその周辺地盤を対象とした,遠心模型振動実験を行った.杭は比較的強固な支持層に根入れされていたが,捨石とこの支持層の間にある薄い...

【工学】土木工学：動的コーン貫入試験／地震を含む研究件

【概要】本研究では、ネパール・ポカラ地域の地理特性に起因する地盤災害リスクの評価を目的とし、現場調査技術を活用して調査を実施した。調査対象は、アルマラ地区の地盤陥没、および市街地の液状化リスク評価である。アルマラ地区の地盤陥没の要因として、当該地は浸食されやすい地盤で構成されている事、および水みちとなる旧河道が存在していることが示された。また、表面波探査と簡易動的貫入試験から将来の陥没発生個所を評価できる...

【工学】土木工学：イタリア／地震を含む研究件

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【キーワード】国際研究者交流 / イタリア / 建築構造・材料 / 文化遺産建築 / 組積造 (他8件)

【概要】本研究は、2009年にイタリアで発生した地震により被害を受けた文化遺産建築の被害調査を実施して、被害状況と応急処置方法を系統的に整理し、1970年代以降に文化遺産建築に対して行われたRC補強の効果を検証し、モニタリングにより補強前、補強途中の構造的安定性と補強後の補強効果を検証することにより、また、関連する国内外の文化遺産建築の調査を通して、文化遺産建築の有効な修復・補強方法、地震によるリスクから...

【工学】土木工学：再利用／地震を含む研究件

【概要】本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。主要な成果は以下の通り。①安元３年（1177）に起きた京都大火と治承４年（1180）の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり...

【工学】土木工学：黄砂／地震を含む研究件

【概要】明治初期（おおむね明治20年まで）に発生した地震・火山噴火・その他自然災害（天変地異）について，カタログを作成した．この時期は，国の機関などによる体系的な観測および情報集約がおこなわれておらず，未知の事件が学問的には記録されないままになっている可能性がある．抽出した情報をデータベース化し，時系列や地域による並べかえ，検索などが容易にできるように工夫した．このデータベースはWeb上で公開した． ...

【工学】土木工学：高速道路／地震を含む研究件

【キーワード】ドライビングシミュレータ / 早期地震警報 / 高速道路 / 模擬運転実験 / 地震 (他9件)

【概要】研究代表者らは地震時の車両走行安定性に関して,数値解析とドライビングシミュレータを用いた走行実験を行い定量的な検討を行ってきている.その結果,地表面地震動の計測震度が6.0程度に達した場合,震動の影響で走行車線をはみ出す被験者が多く見られ,周囲の交通状況によっては他車との接触事故を起こす可能性があることが示された.そこで,気象庁などが導入を検討している地震動早期警報である緊急地震速報の高速道路ネッ...

【工学】土木工学：空間構造／地震を含む研究件

❏空間構造の静的及び動的挙動に関する研究(10045037)

【研究代表者】宮崎明美東京大学, 生産技術研究所, 助手 (40228185)

【キーワード】地震 / 自然災害 / 空間構造 / 静的挙動 / 動的挙動

【概要】地震・台風・ハリケーン・竜巻等の環境下における空間構造(シェル構造、スペースフレーム、膜構造等)の日米における研究状況をレビューし、静的及び動的挙動に関する共同研究を実施した。本研究課題は故半谷裕彦教授によって開始されたが、半谷教授の逝去後、宮崎助手が代表を引き継いで、川口助教授とともに継続している。当初、国際学術研究として開始されたが、昨年度より科学研究費基盤研究(B)(2)に組みこまれた。本...

【工学】土木工学：住環境／地震を含む研究件

【概要】1被災前後の環境、被災・復興の諸過程図化、集落環境の物的復興と社会変化・支援制度の解析。2住宅被害(人的被害)の実態解明と建築及び環境との関連の解明。3最激甚被災地域における地盤条件の解明。4枠組み壁組積造(Confined Masonry)の工法的妥当性の検討。5伝統的木構造であり歴史的建造物であり、軸組的に脆弱なPendopo の形態を損ねない制震技術の開発。6竹造建築の可能性を追求しその実験...

【工学】土木工学：地域防災力／地震を含む研究件

【概要】本研究では,各種の災害のリスクを統合化して「マルチハザードリスク」として捉え,これらのリスクに晒されている人口(リスク曝露人口)を定量化し相対比較することにより,地域の潜在的なマルチハザードリスクの特性を理解することを目的とする。都道府県ごとに様々なリスクに対する曝露人口を集計することにより,どの災害リスクが地域に大きな影響を及ぼしているかを把握することができる。昨年度の成果を以下に記す。 (1)...

【工学】土木工学：復興／地震を含む研究件

【概要】1被災前後の環境、被災・復興の諸過程図化、集落環境の物的復興と社会変化・支援制度の解析。2住宅被害(人的被害)の実態解明と建築及び環境との関連の解明。3最激甚被災地域における地盤条件の解明。4枠組み壁組積造(Confined Masonry)の工法的妥当性の検討。5伝統的木構造であり歴史的建造物であり、軸組的に脆弱なPendopo の形態を損ねない制震技術の開発。6竹造建築の可能性を追求しその実験...

【工学】土木工学：イスラーム／地震を含む研究件

【概要】東西文明の接点という地政学的な条件を背景に、キリスト教及びイスラームを中心とした独自の建築文化が開花した、アナトリア・カフカース・シリアの各地域に数多く残存する歴史的建築遺構について、現地調査で収集したデータに基き、建築構成等の意匠的研究に加え、これまで看過されてきた建築構造、建築材料、地震工学等の建築技術の観点から、遺構群を横断した検討とその比較を通じて、その建築的特質を明らかにし、建築文化の交...

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【工学】土木工学：ARモデル／地震を含む研究件

【キーワード】モニタリング / 損傷同定 / 地震 / リアルタイム危機制御 / センシング (他11件)

【概要】まず,移動体(列車,自動車)によるセンシング手法の確立に向けた研究を行った.計測システムはMEMS加速度計,位置を知るための小型GPS,小型ノートブックPCから構成し,車両,自動車に設置してフィールドで測定を行った.線路や路面の状態と加速度(鉛直)応答との関係を調査し,その再現性,速度依存性,車両依存性などを調べた.再現性は,極めて高いことが確認された.車両依存性については,同一路面(軌道)上での...

【工学】土木工学：減災／地震を含む研究件

【概要】本研究では、津波災害の際にそれぞれの地域が有する避難トリガー（避難行動を開始するきっかけとなる事象や情報）に着目し、それらが機能する条件について理解を深めることを目的として、近年の国内外のさまざまな地域における災害事例にもとづいた分析を行った。まずは避難トリガーの分類を行い、次にそれぞれの地域において機能した避難トリガーを定量的なデータから抽出した。その結果、地域によって機能した避難トリガーは異な...

【概要】本研究では、震災時の人間行動とビッグデータとの関係を分析し、震災行動を量的・質的に解釈可能なビッグデータ解析技術を開発することを目的として、下記の３つについて検討した。第1に、2016年4月に発生した熊本地震を対象に、地震災害時における広域避難の実態を明らかにし、震災時の市町村を越える広域避難行動モデルを構築した。第2に、質的調査であるアンケートデータと量的調査であるビッグデータを構造化し、震災時...

【概要】掘削孔の悪条件で、目標海底下5200 m深の65％深で掘削を終了した。孔底付近において最大水平応力が鉛直応力を超え始め、付加体岩石の摩擦強度は3000 m付近で最小となった。一方その変位速度依存性は深度増加に伴い減少し、5000 m付近で中性となることが判明した。これはプレート境界深度で不安定滑りを起こすことを示す。付加体先端の切迫度は応力場と断層の形状および間隙水圧などに大きく影響を受け、場所...

【工学】土木工学：ドライビングシミュレータ／地震を含む研究件

【キーワード】ドライビングシミュレータ / 早期地震警報 / 高速道路 / 模擬運転実験 / 地震 (他9件)

【概要】研究代表者らは地震時の車両走行安定性に関して,数値解析とドライビングシミュレータを用いた走行実験を行い定量的な検討を行ってきている.その結果,地表面地震動の計測震度が6.0程度に達した場合,震動の影響で走行車線をはみ出す被験者が多く見られ,周囲の交通状況によっては他車との接触事故を起こす可能性があることが示された.そこで,気象庁などが導入を検討している地震動早期警報である緊急地震速報の高速道路ネッ...

【工学】土木工学：まちづくり／地震を含む研究件

【概要】災害遺構に関しては，災害からの復興を示すものとして仮設住宅の保存可能性を見るため，集会所を移転・改築している事例，仮設住宅を公営住宅など活用・移転事例を自治体へのヒアリングと現地調査で確認した。いずれも材や設備の活用の視点が大きく，震災遺構という視点は大きくない。集会所では一部展示している例も見られ，再活用されたことで今後意味が付加される可能性がある。産業遺構については炭鉱の遺構について前年度か...

【概要】自然災害時の避難に際し避難所で安心して過ごせることは重要である。特に犯罪からの安全確保策やプライバシー確保策など具体的な方策が望まれる。2011年に発生した東日本大震災で被害を受けた宮城県の警察本部への聞取り調査を行い、その内容を踏まえて震災時に避難所生活経験者300人に対し避難所生活での安全・安心やプライバシー確保についてのWebアンケート調査を実施した。要望の高い防犯対策は、暗がり対策が多く、...

【工学】土木工学：社会基盤／地震を含む研究件

【概要】1999年に発生した台湾集々地震およびトルココジャエリ地震に見られたように,地下の断層破壊に伴う地表面の変状(地表地震断層)は社会基盤施設に大きな脅威を与えている.地表地震断層に対する社会基盤施設の耐震性向上を目的として,本研究では,1)地表地震断層の出現位置と変状量に対する活断層の破壊形態(逆断層と正断層および断層破壊角)の影響,および活断層より地表面に至る堆積構造(堆積層の厚さと硬軟)の影響を...

【工学】土木工学：豪雨／地震を含む研究件

【概要】本研究では、ネパール・ポカラ地域の地理特性に起因する地盤災害リスクの評価を目的とし、現場調査技術を活用して調査を実施した。調査対象は、アルマラ地区の地盤陥没、および市街地の液状化リスク評価である。アルマラ地区の地盤陥没の要因として、当該地は浸食されやすい地盤で構成されている事、および水みちとなる旧河道が存在していることが示された。また、表面波探査と簡易動的貫入試験から将来の陥没発生個所を評価できる...

【工学】土木工学：地震応答解析／地震を含む研究件

【概要】本研究では，3.11の地震で被害のあった新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため，電車線・電線，調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し，地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした．その上で，既存のPC製電車線柱の大規模地震対策として，現行対策である高靭性化補強および鋼管ビームによる門型化，今回新たに提案したTMDによる...

【キーワード】構造物の地震時挙動 / 階層型解析 / 有限要素法 / 断層-構造物系 / 地震応答解析 (他13件)

【概要】構造物の地震時挙動は断層構造物系(断層の破壊過程,地殻内波動伝播,地表付近での増幅,地盤と構造物の相互作用)に起因する地震動の時空間の分布に影響される.このような地震時挙動を高い精度・分解能で評価するため,階層型解析に基づく新しい解析手法を提案し,小規模問題を用いて数値検証を行った.しかしながら,断層構造物系の三次元モデルを構築し,その挙動を数値シミュレーションするためには膨大な計算資源が必要とさ...

【工学】土木工学：地震火災／地震を含む研究件

【概要】自然災害全般を対象とした火災のリスク評価・対応技術の確立のため、次に示す(a)～(c)の課題について研究を継続して実施した。(a)自然災害を起因として発生する火災に関する国内外を対象とした事例収集については、地震火災及び豪雨・台風時の火災について実施した。地震火災について、関東大震災については、日本火災学会地震火災専門委員会の西田委員提供の資料を参照、北海道南西沖地震については、建設省建築研究所の...

【工学】土木工学：地盤陥没／地震を含む研究件

【概要】本研究では、ネパール・ポカラ地域の地理特性に起因する地盤災害リスクの評価を目的とし、現場調査技術を活用して調査を実施した。調査対象は、アルマラ地区の地盤陥没、および市街地の液状化リスク評価である。アルマラ地区の地盤陥没の要因として、当該地は浸食されやすい地盤で構成されている事、および水みちとなる旧河道が存在していることが示された。また、表面波探査と簡易動的貫入試験から将来の陥没発生個所を評価できる...

【工学】土木工学：地盤変状／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地盤の超非線形応答と変状が建物・基礎被害に与える影響を評価することを目的に、地震時に強震記録が得られている地点、建物被害のあった地点を対象として、現地調査、室内試験、数値解析を行うとともに、直接基礎・杭基礎の室内振動実験を行い、慣性力・地盤変位の影響、根入れ効果、群杭効果などを評価し、成果を組込んだ応答変位法・非線形有効応力解析の有効性を振動実験と実挙動のシミュレーションにより示した。...

【工学】土木工学：現場調査／地震を含む研究件

【概要】本研究では、ネパール・ポカラ地域の地理特性に起因する地盤災害リスクの評価を目的とし、現場調査技術を活用して調査を実施した。調査対象は、アルマラ地区の地盤陥没、および市街地の液状化リスク評価である。アルマラ地区の地盤陥没の要因として、当該地は浸食されやすい地盤で構成されている事、および水みちとなる旧河道が存在していることが示された。また、表面波探査と簡易動的貫入試験から将来の陥没発生個所を評価できる...

【工学】土木工学：データ駆動型モデリング／地震を含む研究件

【キーワード】データ同化 / 固体地球科学 / 逐次ベイズフィルタ / スパースモデリング / データ駆動型モデリング (他12件)

【概要】本研究課題では、固体地球科学に資する次世代型データ同化手法の創出という所期の目的を、大きく進歩させることができた。特に，大自由度モデルにも適用可能なデータ同化手法である4次元変分法の高度化や、レプリカ交換モンテカルロ法との融合によるモデル／データ両駆動型データ同化の地震観測網データへの応用研究を実施した。また、国内および海外における多数の学会において成果発表を行うとともに，国際誌に論文を出版した。...

【工学】土木工学：ケーブル／地震を含む研究件

【研究代表者】平田賢治独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, サブリーダー (20359128)

【概要】本研究では、北海道太平洋岸の千島海溝・日本海溝北部及び四国沖南海トラフ海域を対象に、沈み込み帯で発生する微小津波イベントを検出・同定する事を主目的とし,さらにそれに基づき津波地震の発生原因を検討することも目的とした. しかしながら,実際には,本研究計画の立案段階では判明していなかった問題がわかりその問題の解決にかなりの時間を要した.そのため当初の目的であった「微小津波を検出し,津波地震の発生メカニ...

【工学】土木工学：耐震／地震を含む研究件

❏無補強組積造壁の面外損傷を考慮したRC架構の地震時応答と安全性評価手法の高度化(21H01473)

【研究代表者】中埜良昭東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)

【キーワード】無補強組積造壁 / 鉄筋コンクリート / 地震 / 耐震

❏ペルーの地震防災力向上を目指す国際共同研究のための企画調査(17631007)

【研究期間】2005

【キーワード】国際協力 / 地震 / 防災 / 地盤工学 / 耐震 (他6件)

【概要】本企画調査では,昨年度まで5カ年に渡り(独)防災科学技術研究所が中心として行ってきた,科学技術振興調整費による国際共同研究(多国間型)の「アジア・太平洋地域に適した地震・津波災害軽減技術の開発とその体系化に関する研究」の成果を発展させて,地震防災分野における新たな国際研究プロジェクトの創出を模索するために,企画調査を立案し,実行した. 地震防災分野のなかでも,ペルーにとって重要度が高いと考えられる...

【工学】土木工学：洪水／地震を含む研究件

【概要】本研究では,各種の災害のリスクを統合化して「マルチハザードリスク」として捉え,これらのリスクに晒されている人口(リスク曝露人口)を定量化し相対比較することにより,地域の潜在的なマルチハザードリスクの特性を理解することを目的とする。都道府県ごとに様々なリスクに対する曝露人口を集計することにより,どの災害リスクが地域に大きな影響を及ぼしているかを把握することができる。昨年度の成果を以下に記す。 (1)...

【工学】土木工学：強震動／地震を含む研究件

【概要】令和元年度は、(1)活断層評価・被害分析、(2)強震動評価、(3)リスクコミュニケーションにおける問題点に関して、具体的な分析を継続した。 (1)活断層評価・被害分析に関しては、熊原、後藤、中田、鈴木、渡辺らがこれまでのトレンチ調査で得られた試料分析を行い、高木地区、大津地区、南阿蘇（東海大敷地内）における断層活動について取りまとめた。いずれの地点においても明瞭な断層を確認し、活動時期および活動様...

【キーワード】長周期地震動 / 巨大地震 / 深発地震 / 2011年東北地方太平洋沖地震 / 南海トラフ巨大地震 (他14件)

【概要】M9規模の超巨大地震の長周期地震動のリスク評価のために、2011年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動の生成過程を、強震観測データ解析と地震波伝播シミュレーションにから評価した。東北沖の地震では内陸地震や南海トラフの地震に対して関東平野の長周期地震動レベルが小さくなること、その原因が東北沖の地震のS波の放射特性と関東平野の３次元基盤構造の方位的特徴によることを確認した。2008 年オホーツク海深発地...

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

【工学】土木工学：室内土質試験／地震を含む研究件

❏広範囲な応力・ひずみ条件下における砂質土の液状化特性の高精度計測と統一的モデル化(21360221)

【概要】初期せん断を与えた飽和豊浦砂の非排水繰返し中空ねじりせん断試験を実施し、初期せん断が液状化時の大変形特性に及ぼす影響を明らかにした。また、これらの試験結果を合理的に再現できるように、これまでに開発してきた液状化1要素モデルを拡張した。さらに、リング単純せん断試験装置を新規に製作し、等体積繰返し載荷試験を同一の供試体に対して複数回実施することで、再液状化特性に及ぼす液状化履歴の影響を明らかにした。...

【工学】土木工学：河川堤防／地震を含む研究件

❏液状化免震を活用し地震・高水条件下での性能を飛躍的に向上させた複合堤防構造の開発合堤防構造の開発(22656106)

【概要】液状化性地盤上の堤防中央部に必要最小限の壁を設けて複合構造とし、高水時における堤防としての本来の性能を飛躍的に向上させながら、地震時には液状化地盤の免震効果を積極的に活用して被害を低減する工法の効果を、模型実験結果の分析により明らかにした。また、2011年東北地方太平洋沖地震で発生した津波の影響を受けた海岸堤防・仮締切堤防等を現地調査し、二重締切矢板を用いた仮設の締切堤防が、津波の越流を受けてもね...

【工学】土木工学：地震断層／地震を含む研究件

【概要】本研究では2次元拡張境界積分方程式法（XBIEM）の数値計算コードの開発をおこなった。線表面要素に載荷された一定牽引力に対する無限一様等方性媒質の過渡的な変位応答および応力応答のカーネル関数に対して、閉じた関数形での陽的な表現を全て導出した。また、媒質界面を横切る動的破裂をシミュレートする際に必要となる陰的なタイムステッピングスキームを提案した。完成したXBIMコードを用いて、媒質不均質性が地震...

【工学】土木工学：ゾーニング／地震を含む研究件

【工学】土木工学：液状化／地震を含む研究件

【概要】本研究では、ネパール・ポカラ地域の地理特性に起因する地盤災害リスクの評価を目的とし、現場調査技術を活用して調査を実施した。調査対象は、アルマラ地区の地盤陥没、および市街地の液状化リスク評価である。アルマラ地区の地盤陥没の要因として、当該地は浸食されやすい地盤で構成されている事、および水みちとなる旧河道が存在していることが示された。また、表面波探査と簡易動的貫入試験から将来の陥没発生個所を評価できる...

【概要】地震前後に撮影した高解像度の衛星画像(GeoEye1)を分析し、液状化により噴砂・噴水が発生した箇所とその範囲を精度良く判別する手法を開発した。液状化発生を現地確認してある地点の情報をトレーニングデータとして用いることで、被災後の衛星画像から類似の地点を抽出し、この抽出結果を現地調査で検証した。また、実際の噴砂試料を用いて地表面に噴出した後の乾燥過程を室内で再現し、画像スペクトルの変化をスペクトル...

❏液状化免震を活用し地震・高水条件下での性能を飛躍的に向上させた複合堤防構造の開発合堤防構造の開発(22656106)

【概要】液状化性地盤上の堤防中央部に必要最小限の壁を設けて複合構造とし、高水時における堤防としての本来の性能を飛躍的に向上させながら、地震時には液状化地盤の免震効果を積極的に活用して被害を低減する工法の効果を、模型実験結果の分析により明らかにした。また、2011年東北地方太平洋沖地震で発生した津波の影響を受けた海岸堤防・仮締切堤防等を現地調査し、二重締切矢板を用いた仮設の締切堤防が、津波の越流を受けてもね...

【工学】土木工学：鉄筋コンクリート／地震を含む研究件

❏無補強組積造壁の面外損傷を考慮したRC架構の地震時応答と安全性評価手法の高度化(21H01473)

【研究代表者】中埜良昭東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)

【キーワード】無補強組積造壁 / 鉄筋コンクリート / 地震 / 耐震

【概要】首都圏に代表されるように、近年の都市機能の円熟化と複雑化にともない、大地震時といえども都市機能の停止が許されない時代を迎えており、インフラストラクチャーの地震被害に対して、いつまでも大地震時には損傷はやむを得ないといった発想ではなく、積極的に地震被害を受けず、地震後の復旧も必要としない構造物を開発することが求められるようになってきている。本研究は、このような背景の下に、大地震時に要求される曲げ変形...

【工学】土木工学：鉄道高架橋／地震を含む研究件

【概要】本研究では，3.11の地震で被害のあった新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため，電車線・電線，調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し，地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした．その上で，既存のPC製電車線柱の大規模地震対策として，現行対策である高靭性化補強および鋼管ビームによる門型化，今回新たに提案したTMDによる...

【工学】土木工学：耐震診断／地震を含む研究件

【概要】本研究では、建物被害推定精度の向上を目指し、木造建物の耐震性能の地域性に着目し、新たな被害関数の提案を行った。まず、木造住宅の耐震性能の地域的な違いについて、耐震診断データをもとに分析した。耐震改修事業者より約3万棟の診断データを入手し、北海道・東北・関東・北陸・中部・東海・関西・山陰・山陽・四国・九州の11地域で集計し、診断評点分布の比較を行なった。その結果、関西地方で壁量が比較的少ない建物が...

【工学】土木工学：耐震性能／地震を含む研究件

【概要】本研究では，3.11の地震で被害のあった新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため，電車線・電線，調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し，地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした．その上で，既存のPC製電車線柱の大規模地震対策として，現行対策である高靭性化補強および鋼管ビームによる門型化，今回新たに提案したTMDによる...

【工学】土木工学：耐震設計／地震を含む研究件

【概要】断層による高速鉄道の走行安全性を検討するため、噴火活動に伴う地殻変動により被災した橋梁の損傷を解析し、断層変位に関する情報が与えられれば橋梁の損傷を解析できることを示した。また、基礎免震を用いることにより、断層変位よる杭基礎の損傷を低減できることを明らかにした。断層モデルを用いて米国Landers地震と模擬的な断層による地震動特性を断層破壊の速度や断層による永久変位に着目して解析し、その特性を明...

【概要】首都圏に代表されるように、近年の都市機能の円熟化と複雑化にともない、大地震時といえども都市機能の停止が許されない時代を迎えており、インフラストラクチャーの地震被害に対して、いつまでも大地震時には損傷はやむを得ないといった発想ではなく、積極的に地震被害を受けず、地震後の復旧も必要としない構造物を開発することが求められるようになってきている。本研究は、このような背景の下に、大地震時に要求される曲げ変形...

【概要】1999年に発生した台湾集々地震およびトルココジャエリ地震に見られたように,地下の断層破壊に伴う地表面の変状(地表地震断層)は社会基盤施設に大きな脅威を与えている.地表地震断層に対する社会基盤施設の耐震性向上を目的として,本研究では,1)地表地震断層の出現位置と変状量に対する活断層の破壊形態(逆断層と正断層および断層破壊角)の影響,および活断層より地表面に至る堆積構造(堆積層の厚さと硬軟)の影響を...

【工学】土木工学：杭／地震を含む研究件

【概要】従来地震に対して無被害であった杭式桟橋が兵庫県南部地震では被害を受けた.調査から液状化による地盤の側方流動により,桟橋の被害が拡大したと推定されている.本研究では,このような側方流動を受ける杭式桟橋の挙動を実験的に調べるため,実際に兵庫県南部地震の際に被災した直杭式の桟橋とその周辺地盤を対象とした,遠心模型振動実験を行った.杭は比較的強固な支持層に根入れされていたが,捨石とこの支持層の間にある薄い...

【工学】土木工学：構造性能／地震を含む研究件

【概要】高精度な加速度センサを搭載したセンサエージェントロボットを開発し、そのロボットを使った精度の高い建物構造性能評価手法を多数提案した。また、ロボットを使った効果的な避難誘導手法について評価して確認した。 ...

【工学】土木工学：橋梁／地震を含む研究件

【概要】首都圏に代表されるように、近年の都市機能の円熟化と複雑化にともない、大地震時といえども都市機能の停止が許されない時代を迎えており、インフラストラクチャーの地震被害に対して、いつまでも大地震時には損傷はやむを得ないといった発想ではなく、積極的に地震被害を受けず、地震後の復旧も必要としない構造物を開発することが求められるようになってきている。本研究は、このような背景の下に、大地震時に要求される曲げ変形...

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【概要】平成12年度には、大きなコンクリートの損傷を生じることなく、ドリフトで4%までの繰り返し水平変位に耐えることができるRC橋脚の開発を目標として、RC橋脚の塑性ヒンジ区間に存在するコンリートの変わりに天然ゴム及び高減衰ゴムを用いた場合の変形性能と耐力を8体の模型に対するくり返し載荷実験をもとに、実験、解析の両面から検討した。着目したパラメータは、上述したゴムの種類の他、ゴム層の厚さ、ゴム層の上下に主...

【工学】構造・機能材料：破壊靭性／地震を含む研究件

【概要】本研究では,鋼構造物,特に,鋼製橋脚における地震時脆性破壊の発生要因を明らかにすることを目的とし,鋼材特性面から,地震時脆性破壊の起点となるき裂の先端の鈍さおよび地震時に鋼材が受ける塑性歪み履歴に着目し検討を行った。鋭い先端を有するき裂を起点とする脆性破壊では,鋼素材の破壊靭性あるいは地震時の塑性歪み履歴による破壊靭性の劣化が最も重要な発生要因である.そこで,本研究では,まず鋼製橋脚の弾塑性FE...

【工学】構造・機能材料：応力／地震を含む研究件

【キーワード】レオロジー / 地殼マントル物質 / 沈み込み帯 / 中深発地震 / 岩石レオロジー (他22件)

【概要】沈み込みスラブの2重震発面における地震発生メカニズムとして,蛇紋岩化したマントルの脱水脆性化説が有力視されてきた.しかし従来のガス圧式変形試験機による実験は地下15kmまでの条件に限られており,同じメカニズムを深さ200kmにおよぶ沈み込みスラブの中深発地震にあてはめることはできない.そこで我々は固体圧式変形試験機によって,より高圧における蛇紋岩の力学的挙動を調べるとともに,実験試料の変形組織を観...

【工学】構造・機能材料：微細組織／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【工学】総合工学：計測工学／地震を含む研究件

❏量子標準に基づいた次世代長期地殻変動観測手法の開発(18204039)

【研究代表者】新谷昌人東京大学, 地震研究所, 准教授 (30272503)

【研究期間】2006 - 2009

【キーワード】地殻変動 / 地震 / 測地 / レーザ / 計測工学

【概要】本研究の目的は、長期地殻変動観測の高精度化に必要と考えられる数百m～数kmの空間スケールにおける観測手法を、普遍的な長さ基準である「量子標準」を用いた方法により実現することにある。神岡地下施設および犬山観測壕においてレーザー伸縮計による定常観測を実施し、神岡地下施設においては2光波干渉計、弾性波応力計、絶対長干渉計の複数の手法による同時観測を行った。その結果、長基線化が容易な2光波干渉計が有望な手...

【工学】総合工学：探査／地震を含む研究件

【概要】ある種の結晶構造に応力が加えられると、応力に比例した分極が生じる。また、このような結晶構造に電場を加えることによって、電場の強さに比例した歪みが生じる。この現象は圧電効果と呼ばれている。この圧電効果は、マイクロフォン、スピーカーやピックアップといった音響機器、ソナーや魚群探知機、厚み計といった計測機器、ライターや内燃機関の点火装置、通信機器のフィルターなどに古くから多方面で応用されている。岩石の...

【工学】総合工学：界面／地震を含む研究件

【概要】本研究では2次元拡張境界積分方程式法（XBIEM）の数値計算コードの開発をおこなった。線表面要素に載荷された一定牽引力に対する無限一様等方性媒質の過渡的な変位応答および応力応答のカーネル関数に対して、閉じた関数形での陽的な表現を全て導出した。また、媒質界面を横切る動的破裂をシミュレートする際に必要となる陰的なタイムステッピングスキームを提案した。完成したXBIMコードを用いて、媒質不均質性が地震...

【工学】総合工学：地球／地震を含む研究件

【キーワード】リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー (他14件)

【概要】本研究計画では，海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から，「なぜリソスフェア硬く，アセノスフェアは柔らかいのか？」という根源的な問いに対する答えを求めた．海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし，若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した．また，これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し，Vp/Vs構造を明らかにした．リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造を...

【工学】総合工学：地電流／地震を含む研究件

【概要】ある種の結晶構造に応力が加えられると、応力に比例した分極が生じる。また、このような結晶構造に電場を加えることによって、電場の強さに比例した歪みが生じる。この現象は圧電効果と呼ばれている。この圧電効果は、マイクロフォン、スピーカーやピックアップといった音響機器、ソナーや魚群探知機、厚み計といった計測機器、ライターや内燃機関の点火装置、通信機器のフィルターなどに古くから多方面で応用されている。岩石の...

【概要】VANの達成のためには,いかに困難であっても,短基線観測の併用が不可欠であるとの認識のもとに,本研究では地の利を得た北陸地域と,前回研究での発展的継続をめざす伊豆大島での観測に主力を投入した.前者では各機関の協力により,VANシステムにほぼ同等の低ノイズ観測網が確率され,現在はいわば"地震待ち"の状態にある.しかし,設置された観測点が"sensitive station&#...

【工学】総合工学：圧電気／地震を含む研究件

【概要】ある種の結晶構造に応力が加えられると、応力に比例した分極が生じる。また、このような結晶構造に電場を加えることによって、電場の強さに比例した歪みが生じる。この現象は圧電効果と呼ばれている。この圧電効果は、マイクロフォン、スピーカーやピックアップといった音響機器、ソナーや魚群探知機、厚み計といった計測機器、ライターや内燃機関の点火装置、通信機器のフィルターなどに古くから多方面で応用されている。岩石の...

【工学】総合工学：圧電現象／地震を含む研究件

【概要】ある種の結晶構造に応力が加えられると、応力に比例した分極が生じる。また、このような結晶構造に電場を加えることによって、電場の強さに比例した歪みが生じる。この現象は圧電効果と呼ばれている。この圧電効果は、マイクロフォン、スピーカーやピックアップといった音響機器、ソナーや魚群探知機、厚み計といった計測機器、ライターや内燃機関の点火装置、通信機器のフィルターなどに古くから多方面で応用されている。岩石の...

【工学】総合工学：衝撃／地震を含む研究件

【概要】ある種の結晶構造に応力が加えられると、応力に比例した分極が生じる。また、このような結晶構造に電場を加えることによって、電場の強さに比例した歪みが生じる。この現象は圧電効果と呼ばれている。この圧電効果は、マイクロフォン、スピーカーやピックアップといった音響機器、ソナーや魚群探知機、厚み計といった計測機器、ライターや内燃機関の点火装置、通信機器のフィルターなどに古くから多方面で応用されている。岩石の...

【工学】総合工学：岩石力学／地震を含む研究件

【概要】200kHz までをカバーする高感度振動センサによる微小破壊観測を, 世界で初めて大深度鉱山の硬岩中で展開し, 数百m の範囲にわたって, 微小破壊を観測することに成功した. 採掘やトンネル等でダメージを受けていない領域でも, 100kHz を超える地震波を放出するような, cm スケールの微小破壊が多数おこっていることを発見した. さらに, 数万個の微小破壊の分布は,周辺域の採掘による影響をうけ...

【工学】総合工学：浸透率／地震を含む研究件

【概要】日本海溝海側の太平洋プレート上において、地殻熱流量が3～5 kmのスケールで顕著な増減を繰り返すことを明らかにした。この短波長変動は、海溝近傍でのプレートの曲がりによる海洋地殻の破砕、それに伴う流体循環の発達が、不均質に進行することを示すものと考えられる。また、同じく日本海溝海側での海底電磁気探査データから比抵抗構造を求めることにより、太平洋プレートの上部における水の存在、その海溝へ向かっての変化...

【工学】総合工学：電位差／地震を含む研究件

【概要】ある種の結晶構造に応力が加えられると、応力に比例した分極が生じる。また、このような結晶構造に電場を加えることによって、電場の強さに比例した歪みが生じる。この現象は圧電効果と呼ばれている。この圧電効果は、マイクロフォン、スピーカーやピックアップといった音響機器、ソナーや魚群探知機、厚み計といった計測機器、ライターや内燃機関の点火装置、通信機器のフィルターなどに古くから多方面で応用されている。岩石の...

【工学】総合工学：斜面安定性／地震を含む研究件

【概要】ある種の結晶構造に応力が加えられると、応力に比例した分極が生じる。また、このような結晶構造に電場を加えることによって、電場の強さに比例した歪みが生じる。この現象は圧電効果と呼ばれている。この圧電効果は、マイクロフォン、スピーカーやピックアップといった音響機器、ソナーや魚群探知機、厚み計といった計測機器、ライターや内燃機関の点火装置、通信機器のフィルターなどに古くから多方面で応用されている。岩石の...

【工学】総合工学：粒子画像流速計測法(PIV) ／地震を含む研究件

【概要】ゲルは，高分子からなるやわらかい弾性体であり，すべらせるとしばしばスティック－スリップ運動を起こす．ゲルのスティック－スリップ運動は，断層が一時的かつ局所的にすべりを起こす地震現象と類似した振る舞いを示すことから，地震現象のモデル系として用いられている．本研究では，実験条件によってスティック－スリップ運動の複雑性をコントロールできることを発見した．また，その場可視化を用いてスティック－スリップサイ...

【工学】総合工学：振動モード／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】総合工学：実験・観察／地震を含む研究件

【概要】本研究は,比較的単純な噴火形態を繰り返す火道システムの確立した火山を対象に振動現象の観測データから,火道浅部の内部状態を推定する方法を確立し,一連の噴火活動中での噴火様式変化の推定に結びつけることを目的とした.本研究期間中に,2011年霧島新燃岳の噴火が発生し,準プリニー式噴火,マグマ湧出,ブルカの式噴火という異なる噴火に対する火口近傍で地震,地殻変動,空振という多項目の観測データを得ることに成功...

【概要】平成12年度には、大きなコンクリートの損傷を生じることなく、ドリフトで4%までの繰り返し水平変位に耐えることができるRC橋脚の開発を目標として、RC橋脚の塑性ヒンジ区間に存在するコンリートの変わりに天然ゴム及び高減衰ゴムを用いた場合の変形性能と耐力を8体の模型に対するくり返し載荷実験をもとに、実験、解析の両面から検討した。着目したパラメータは、上述したゴムの種類の他、ゴム層の厚さ、ゴム層の上下に主...

【概要】本研究は,事故や迷子といった,子どもの生存に直結する彼らの空間対処能力という重要な自律能力の不全について,その実態を質問紙調査と実験から心理・行動学的に検討しようとするものである。まず事故の研究については,あわせて4種類の質問紙調査と2種類の実験が行われた.その結果,質問紙調査からは,子どもの事故は3歳で多発するが,大事故に関しては0歳にも大きなピークがあること,通常の事故は屋外で転んで足を怪我...

【工学】総合工学：ライフライン／地震を含む研究件

❏液状化地盤の側方流動とライフライン施設の被害予測システムの開発(13555135)

【研究代表者】濱田政則早稲田大学, 理工学部, 教授 (30164916)

【キーワード】液状化 / 側方流動 / ライフライン / 地震 / 防災 (他7件)

【概要】液状化地盤の側方流動は,一般的に100m四方の広範囲の地域にわたって生ずることから,地盤・地形条件および護岸条件などの大量の情報を効率的かつ統一的に処理してデータベースを構築し,これをもとに広域に及ぶ地盤変位を精度よく推定することが必要である. 本研究では,1)既存の研究成果を発展させて地盤変位の予測手法と側方流動が構造物や埋設管路に与える影響の予測手法の確立を図るとともに,2)地盤変位の予測およ...

【概要】1999年に発生した台湾集々地震およびトルココジャエリ地震に見られたように,地下の断層破壊に伴う地表面の変状(地表地震断層)は社会基盤施設に大きな脅威を与えている.地表地震断層に対する社会基盤施設の耐震性向上を目的として,本研究では,1)地表地震断層の出現位置と変状量に対する活断層の破壊形態(逆断層と正断層および断層破壊角)の影響,および活断層より地表面に至る堆積構造(堆積層の厚さと硬軟)の影響を...

【概要】本研究の2年度として,配電用配電エリアを地域単位とした地域社会に与える都市停電の影響度評価を行った.すなわち,停電発生時刻,停電継続時間,季節,規模などを考慮した影響度評価モデルを構築し,都内23区の314箇所の配電用変電エリアを対象としてシミュレーションを行った.その詳細をデータベースのアップデ-トと新しい評価モデルの構築に分けて説明する. 1.データベースのアップデ-トに関して:(1)入手可能...

【工学】総合工学：ロバスト性／地震を含む研究件

【工学】総合工学：ロボット／地震を含む研究件

【概要】高精度な加速度センサを搭載したセンサエージェントロボットを開発し、そのロボットを使った精度の高い建物構造性能評価手法を多数提案した。また、ロボットを使った効果的な避難誘導手法について評価して確認した。 ...

【工学】総合工学：摩擦係数／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【工学】総合工学：電力／地震を含む研究件

【概要】本研究の2年度として,配電用配電エリアを地域単位とした地域社会に与える都市停電の影響度評価を行った.すなわち,停電発生時刻,停電継続時間,季節,規模などを考慮した影響度評価モデルを構築し,都内23区の314箇所の配電用変電エリアを対象としてシミュレーションを行った.その詳細をデータベースのアップデ-トと新しい評価モデルの構築に分けて説明する. 1.データベースのアップデ-トに関して:(1)入手可能...

【工学】総合工学：高次微分／地震を含む研究件

【概要】建物が地震動を受けて、構造部材がき裂や破断などの損傷を生じると、その瞬間に建物の特性が急激に変化するため、揺れに不連続性が生じる。この不連続性を検出し、構造部材の損傷を検出するため、本研究では揺れの加速度の二階微分(snap）を用いた検出手法を提案した。snapは簡易な数式で表されるため、どの程度の損傷が生じるとsnap値がいくつになるか、また損傷検出を行うためには計測ノイズをどの程度に抑える必要...

【工学】総合工学：レオロジー／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

❏3次元不均質構造を取り入れた丸い地球で、大地震に伴う地殻変動・重力変化を見積もる(20840012)

【概要】大地震が発生すると、数10年以上も成長し続ける広域的な地殻変動が生じる。我が国のように大地震が繰り返される地域において地殻変動を観測する場合、過去の様々な大地震による変動を正確に見積もって現時点のデータから差し引かなければ、次の地震の発生のための応力がどのように蓄積されているのか分からない。本研究は、人工衛星重力データを利用することで、大地震による広域変動をより正確に見積もる手法を初めて開発した。...

【工学】総合工学：砂／地震を含む研究件

❏広範囲な応力・ひずみ条件下における砂質土の液状化特性の高精度計測と統一的モデル化(21360221)

【概要】初期せん断を与えた飽和豊浦砂の非排水繰返し中空ねじりせん断試験を実施し、初期せん断が液状化時の大変形特性に及ぼす影響を明らかにした。また、これらの試験結果を合理的に再現できるように、これまでに開発してきた液状化1要素モデルを拡張した。さらに、リング単純せん断試験装置を新規に製作し、等体積繰返し載荷試験を同一の供試体に対して複数回実施することで、再液状化特性に及ぼす液状化履歴の影響を明らかにした。...

【概要】従来地震に対して無被害であった杭式桟橋が兵庫県南部地震では被害を受けた.調査から液状化による地盤の側方流動により,桟橋の被害が拡大したと推定されている.本研究では,このような側方流動を受ける杭式桟橋の挙動を実験的に調べるため,実際に兵庫県南部地震の際に被災した直杭式の桟橋とその周辺地盤を対象とした,遠心模型振動実験を行った.杭は比較的強固な支持層に根入れされていたが,捨石とこの支持層の間にある薄い...

【工学】総合工学：都市計画／地震を含む研究件

【概要】1被災前後の環境、被災・復興の諸過程図化、集落環境の物的復興と社会変化・支援制度の解析。2住宅被害(人的被害)の実態解明と建築及び環境との関連の解明。3最激甚被災地域における地盤条件の解明。4枠組み壁組積造(Confined Masonry)の工法的妥当性の検討。5伝統的木構造であり歴史的建造物であり、軸組的に脆弱なPendopo の形態を損ねない制震技術の開発。6竹造建築の可能性を追求しその実験...

【工学】総合工学：陸水／地震を含む研究件

【研究代表者】名和一成国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 研究グループ長 (20262082)

【概要】沖縄・先島諸島スロースリップイベントの発生域に位置する国立天文台VERA石垣島観測局とその周辺の地下水挙動を明らかにするため、重力計、気象・土壌水分量計、地震計、水圧計など様々な原理のセンサーを用いて連続観測を実施した。併せて、VERA局周辺の詳細な地下構造を明らかにするための探査を実施した。結果として、重力計や地震計データから観測点近傍の地下水位やダム水位の変化、土壌水分量の変化に起因すると考え...

【工学】総合工学：海溝型巨大地震／地震を含む研究件

【概要】20 世紀以降に世界で発生した超巨大地震について，我々が開発した遠地津波波形の走時遅れの位相補正を施して解析を行い，地震の規模やすべり分布を推定した．それらをまとめた結果，規模と断層サイズ，すべり量などのスケーリング則については，我々が以前に求めたものを大きく変更する必要がないことがわかった．津波堆積物やサンゴのマイクロアトールから地震の規模などを推定する方法について，最近の地震や海面変動について...

【工学】総合工学：海底地殻変動／地震を含む研究件

【キーワード】スロースリップ / 海底圧力計 / シミュレーション / 房総沖 / 海底地殻変動 (他11件)

【概要】房総沖スロースリップ（SSE）を解明するために以下を行った。観測研究では、すべり分布を明らかにするため海底圧力計を用いた観測を行った。2014年1月ごろSSEが発生しその変動を捉えることに成功した。この際、圧力計データをパラメトリックモデルで解析する方法を開発した。シミュレーション研究では、その基礎となる房総沖の構造の決定と房総沖SSEを再現するモデルの開発を行った。構造では、房総沖のフィリピン...

【工学】総合工学：地下水／地震を含む研究件

❏パッシブサンプラーを用いた温泉水中溶存ガスの時空間分布の観測(18K11614)

【研究代表者】高畑直人東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (90345059)

【キーワード】溶存ガス / 地下水 / 地震 / 火山

【概要】地下深くからもたらされる温泉水には地球深部由来の成分を多く含んでおり、溶存ガスの組成比や同位体比はその起源や挙動について有益な情報をもたらす。本研究では気体透過膜を使った受動拡散サンプラーを用いて、深さ約300mの温泉井戸において任意の深さから溶存ガスを採取し、その組成比や同位体比の鉛直分布および経年変化を明らかにすることに成功した。特にヘリウムや二酸化炭素の同位体を分析することで、マグマ由来の物...

【研究代表者】名和一成国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 研究グループ長 (20262082)

【概要】沖縄・先島諸島スロースリップイベントの発生域に位置する国立天文台VERA石垣島観測局とその周辺の地下水挙動を明らかにするため、重力計、気象・土壌水分量計、地震計、水圧計など様々な原理のセンサーを用いて連続観測を実施した。併せて、VERA局周辺の詳細な地下構造を明らかにするための探査を実施した。結果として、重力計や地震計データから観測点近傍の地下水位やダム水位の変化、土壌水分量の変化に起因すると考え...

【概要】本研究では、岩石の一軸圧縮に伴うガス放出の過程を調べた。岩石破壊の直前に大量にガスが放出されることから、地震発生前のガス濃度増加にかなり関与していることが示唆される。地球化学的地震予知研究では、地下水に溶けているガスやイオンの濃度の時間変化が時間に応答するという観測結果に基づいて、そのメカニズムモデルの構築や的確なシグナル観測の技術開発を行ってきている。そこで本研究では、メカニズムモデル構築のた...

【工学】総合工学：地殻工学／地震を含む研究件

【概要】南アフリカ金鉱山の深度約1kmにおいて，採鉱により岩盤内で発生するAEを高分解能観測網により至近距離で計測し，様々な規模(数cm ～100m)の岩盤破壊を検出した．AE源の高精度決定により，厚さ数m，長さ約10-30mで傾斜する板状のダメージ構造を抽出できた．比較的緩やかな応力場変化に起因する大規模破壊は，広範な領域において岩盤が一気にせん断破壊を起こすのではなく，ダメージゾーンの形成が大規模破壊...

【工学】総合工学：地球物理学／地震を含む研究件

❏震源域物質研究プロジェクトの準備-地質学と地球物理学のカップリングによる地震発生機構の解明-(10894019)

【研究代表者】小松正幸愛媛大学, 理学部, 教授 (00018665)

【研究期間】1998

【キーワード】地震 / 震源域 / 地質学 / 地球物理学 / 断層 (他6件)

【概要】本企画調査では,6月に次のようなアンケート調査を「地質学と地震メーリンググループ」上で行なった(本質部分のみ抜粋).1.地震が科学的な方法で予測できるとお考えですか?2.1の肯定に基づいた地震予測研究に興味がありますか?3.自分のテーマ(仕事)を地震予測に繋げていく考えはありますか?回答下さった多くの方が地震の科学的な予測について希望のある考え方をしていることがわかった.ただし,地震の発生はおそら...

【工学】総合工学：地震予知／地震を含む研究件

【研究代表者】勝俣啓 (2009-2010) 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (10261281)

【概要】平成20年度に発生したチリ地震では津波の日本への到達が予測され,一日以上にわたって注意報や警報が発令された.地震発生から一週間後に津波に関する意識調査を実施した.「外国で起きた地震で発生した津波は日本まで到達することがあると思うか」などの問いに対しておよそ95%の正答率が得られ,日本人の津波に関するリテラシーの高さが明らかとなった.平成22年度はイタリアにおける地震予知問題に関する調査を実施した....

【概要】VANの達成のためには,いかに困難であっても,短基線観測の併用が不可欠であるとの認識のもとに,本研究では地の利を得た北陸地域と,前回研究での発展的継続をめざす伊豆大島での観測に主力を投入した.前者では各機関の協力により,VANシステムにほぼ同等の低ノイズ観測網が確率され,現在はいわば"地震待ち"の状態にある.しかし,設置された観測点が"sensitive station&#...

【工学】総合工学：地盤工学／地震を含む研究件

【概要】平成３０（２０１８）年９月の北海道胆振東部地震においては、道内全域停電のほか、大規模な土砂崩れが多く発生し、地震の発生の複雑性と関連する破壊現象の多様性についてより深く力学的に考察すべきであることがあらためて認識された。これらの災害の多くは、断層面などの地質学的不連続面の運動により引き起こされると考えられているが、本研究課題では、これまでの研究代表者の研究内容をさらに深め、三次元不連続面の動力学の...

【概要】未だ力学的不明点が多数存在する地震などの災害に関し、地質学的不連続面における破壊、なかんずく、三次元的に広がる不連続面の破壊の複雑性に関わる諸々の現象について動力学的手法を用いて実験や理論、数値解析を実施し、さらに、それらの考察に基づき、破壊の複雑性が周囲の環境、構造物群に与える影響を評価した。今まで認識されてこなかったが単純明快な三次元脆性固体破壊パターンや粒状体における二種の異なるエネルギー伝...

【概要】不連続面破壊の物理過程、なかんずく動力学的プロセスの詳細に関し、理論解析、数値計算、動的破壊実験の手法を複合的に組み合わせて追究するとともに、不連続面破壊に伴い発生しうる自然災害、構造物被害の定量的評価などを試みた。縦ずれ断層面の上盤側と下盤側で観測される地震動が大きく異なる物理的根拠につき応用力学的手法も組み入れて考察し、その一端を解析的かつ実験的に明らかにしたことが研究成果の一例として挙げられ...

【工学】総合工学：スロー地震／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

【工学】総合工学：粘弾性／地震を含む研究件

❏3次元不均質構造を取り入れた丸い地球で、大地震に伴う地殻変動・重力変化を見積もる(20840012)

【概要】大地震が発生すると、数10年以上も成長し続ける広域的な地殻変動が生じる。我が国のように大地震が繰り返される地域において地殻変動を観測する場合、過去の様々な大地震による変動を正確に見積もって現時点のデータから差し引かなければ、次の地震の発生のための応力がどのように蓄積されているのか分からない。本研究は、人工衛星重力データを利用することで、大地震による広域変動をより正確に見積もる手法を初めて開発した。...

【工学】総合工学：減衰／地震を含む研究件

【キーワード】リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー (他14件)

【概要】本研究計画では，海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から，「なぜリソスフェア硬く，アセノスフェアは柔らかいのか？」という根源的な問いに対する答えを求めた．海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし，若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した．また，これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し，Vp/Vs構造を明らかにした．リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造を...

❏地下深部物性値を遠地地震波形から直接抽出する:透過波AVO法の実現(19540448)

【研究代表者】竹中博士九州大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (30253397)

【キーワード】地震 / 地震波 / 減衰 / 地球内部構造 / 地震波動シミュレーション (他6件)

【概要】遠地地震の波形記録を用いて地球内部の速度不連続面をマッピングし,その物性値としての地震波速度を抽出する新しい手法の実現へ向けて,最も重要な遠地実体波波形の数値シミュレーションに関わる4課題:(1)非弾性減衰の導入,(2)3次元不均質構造の平面波応答計算,(3)計算精度の向上,(4)計算の高速化に取組み,それぞれの解決策となる新しい手法を提案した。 ...

【工学】総合工学：間隙水／地震を含む研究件

【概要】高応力の岩盤内に間隙水が存在すると、間隙水圧や応力の変化に対し、地震活動が敏感に反応する。その詳細を至近距離で観察するために、南アフリカのERPM鉱山とBuffelsfontein鉱山において、地下2~3kmの水没境界から数十m以内の非水没域から、地震・歪・地下水圧・自然電位などの項目について、岩盤挙動の観測を行った。インドの水没鉱山については、インドから研究者を招聘し、今後の進め方について議論し...

【工学】総合工学：岩石／地震を含む研究件

【概要】ある種の結晶構造に応力が加えられると、応力に比例した分極が生じる。また、このような結晶構造に電場を加えることによって、電場の強さに比例した歪みが生じる。この現象は圧電効果と呼ばれている。この圧電効果は、マイクロフォン、スピーカーやピックアップといった音響機器、ソナーや魚群探知機、厚み計といった計測機器、ライターや内燃機関の点火装置、通信機器のフィルターなどに古くから多方面で応用されている。岩石の...

【工学】総合工学：反射法地震探査／地震を含む研究件

【研究代表者】名和一成国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 研究グループ長 (20262082)

【概要】沖縄・先島諸島スロースリップイベントの発生域に位置する国立天文台VERA石垣島観測局とその周辺の地下水挙動を明らかにするため、重力計、気象・土壌水分量計、地震計、水圧計など様々な原理のセンサーを用いて連続観測を実施した。併せて、VERA局周辺の詳細な地下構造を明らかにするための探査を実施した。結果として、重力計や地震計データから観測点近傍の地下水位やダム水位の変化、土壌水分量の変化に起因すると考え...

【工学】総合工学：時間依存性／地震を含む研究件

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【工学】総合工学：ナノ粒子／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【工学】総合工学：電磁波／地震を含む研究件

【概要】ある種の結晶構造に応力が加えられると、応力に比例した分極が生じる。また、このような結晶構造に電場を加えることによって、電場の強さに比例した歪みが生じる。この現象は圧電効果と呼ばれている。この圧電効果は、マイクロフォン、スピーカーやピックアップといった音響機器、ソナーや魚群探知機、厚み計といった計測機器、ライターや内燃機関の点火装置、通信機器のフィルターなどに古くから多方面で応用されている。岩石の...

【工学】総合工学：室内実験／地震を含む研究件

【概要】地震前後に撮影した高解像度の衛星画像(GeoEye1)を分析し、液状化により噴砂・噴水が発生した箇所とその範囲を精度良く判別する手法を開発した。液状化発生を現地確認してある地点の情報をトレーニングデータとして用いることで、被災後の衛星画像から類似の地点を抽出し、この抽出結果を現地調査で検証した。また、実際の噴砂試料を用いて地表面に噴出した後の乾燥過程を室内で再現し、画像スペクトルの変化をスペクトル...

【研究代表者】安藤亮輔独立行政法人産業技術総合研究所, 活断層・地震研究センター, 研究員 (10455256)

【概要】本研究では,物理モデルを用いた地震発生の予測を目指して,室内実験系での模擬地震を用いて,データ同化手法を開発している.データ同化とは,断層の固着滑りを表現する物理モデルを構築し,観測データによりモデルの未知パラメタを推定し,将来予測をするといった手法である.そのために,本研究期間内においては,実験装置の立ち上げとデータ取得,物理モデルのシミュレーションのための数値計算コードの開発を行った.また,そ...

【工学】総合工学：予知／地震を含む研究件

【概要】ある種の結晶構造に応力が加えられると、応力に比例した分極が生じる。また、このような結晶構造に電場を加えることによって、電場の強さに比例した歪みが生じる。この現象は圧電効果と呼ばれている。この圧電効果は、マイクロフォン、スピーカーやピックアップといった音響機器、ソナーや魚群探知機、厚み計といった計測機器、ライターや内燃機関の点火装置、通信機器のフィルターなどに古くから多方面で応用されている。岩石の...

【工学】総合工学：斜面崩壊／地震を含む研究件

【概要】不連続面破壊の物理過程、なかんずく動力学的プロセスの詳細に関し、理論解析、数値計算、動的破壊実験の手法を複合的に組み合わせて追究するとともに、不連続面破壊に伴い発生しうる自然災害、構造物被害の定量的評価などを試みた。縦ずれ断層面の上盤側と下盤側で観測される地震動が大きく異なる物理的根拠につき応用力学的手法も組み入れて考察し、その一端を解析的かつ実験的に明らかにしたことが研究成果の一例として挙げられ...

【概要】不連続面の力学的な不安定化の発生機構の解明及び影響の定量的評価法の確立に向けての理論研究を発展させ、実験力学的手法も交え、不連続面力学不安定化に関する一連の物理現象の発生メカニズムと励起される波動の性質について考察を行った。地震等による衝撃的な荷重を受ける一群の構造物を、個々独立したものではなく、「群」として一体的に取り扱えば、従来の解析では予想されなかった力学的挙動を示しうることを明らかにした。...

【工学】総合工学：シナリオ地震／地震を含む研究件

【キーワード】構造物の地震時挙動 / 階層型解析 / 有限要素法 / 断層-構造物系 / 地震応答解析 (他13件)

【概要】構造物の地震時挙動は断層構造物系(断層の破壊過程,地殻内波動伝播,地表付近での増幅,地盤と構造物の相互作用)に起因する地震動の時空間の分布に影響される.このような地震時挙動を高い精度・分解能で評価するため,階層型解析に基づく新しい解析手法を提案し,小規模問題を用いて数値検証を行った.しかしながら,断層構造物系の三次元モデルを構築し,その挙動を数値シミュレーションするためには膨大な計算資源が必要とさ...

【工学】総合工学：立位姿勢制御／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【工学】総合工学：立位姿勢保持／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【工学】総合工学：アンケート調査／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【研究代表者】勝俣啓 (2009-2010) 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (10261281)

【概要】平成20年度に発生したチリ地震では津波の日本への到達が予測され,一日以上にわたって注意報や警報が発令された.地震発生から一週間後に津波に関する意識調査を実施した.「外国で起きた地震で発生した津波は日本まで到達することがあると思うか」などの問いに対しておよそ95%の正答率が得られ,日本人の津波に関するリテラシーの高さが明らかとなった.平成22年度はイタリアにおける地震予知問題に関する調査を実施した....

【工学】総合工学：地滑り／地震を含む研究件

【概要】東海沖から日向沖の地震履歴の情報を得るため，南海トラフ前弧域の浅部地下構造探査と柱状試料採取を行なった．海溝の陸側斜面から前弧海盆における高解像度の浅部地下構造を無人探査機に搭載した音波探査装置で捉えることができ，室戸岬沖や日向沖において活断層や現在進行中の傾動運動を確認した．堆積層の分析では，地震による海底表層の物質の移動・再堆積を明らかにするとともに，再堆積した地層の厚さは供給源となった地層の...

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【工学】総合工学：南海トラフ地震／地震を含む研究件

【概要】データ同化に基づく大地震の長周期地震動の即時予測に向け、事前に計算した地震波伝播の理論解（同化地点から観測点までの地震波伝達関数；グリーン関数）を用いて、予測地点の地震波を瞬時に評価する、新たなデータ同化・予測手法を開発した。グリーン関数を用いた予測は、津波のデータ同化・予測の目的にWang et al. (2017)が開発し、インド洋や米国西海岸での津波予測の数値実験より有効性が示されている（W...

❏高密度地震観測データ解析と大規模数値計算に基づくフィリピン海プレートモデルの構築(23540490)

【概要】フィリピン海プレートの詳細な形状の理解は，近い将来の南海トラフ巨大地震地震の発生に備えて，プレート境界での応力蓄積過程や，大地震による強震動と津波の高精度予測のため重要な課題である。本研究では，南海トラフ地震による強震動/津波予測の高度化を目的として，日本列島に沈み込むフィリピン海プレートの詳細な形状の推定を，１）高密度地震観測網で記録された地震波形の詳細解析，２）地球シミュレータを用いた地震波...

【工学】総合工学：フィードバック制御／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【工学】総合工学：地震災害／地震を含む研究件

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【概要】20 世紀以降に世界で発生した超巨大地震について，我々が開発した遠地津波波形の走時遅れの位相補正を施して解析を行い，地震の規模やすべり分布を推定した．それらをまとめた結果，規模と断層サイズ，すべり量などのスケーリング則については，我々が以前に求めたものを大きく変更する必要がないことがわかった．津波堆積物やサンゴのマイクロアトールから地震の規模などを推定する方法について，最近の地震や海面変動について...

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【工学】総合工学：地震動／地震を含む研究件

【概要】現行のわが国のハザードマップは、活断層や海溝型地震の調査研究に基づいて、研究成果を反映する形で定期的な更新がなされている。被害地震が発生の際には、想定地震規模や場所が合っていたかどうかの議論がなされ、事前に計算された膨大な予測地震波は使われない。本研究では、事前に想定された多様な断層モデルと予測地震波を最大限活用し、観測地震波と予測地震波をリアルタイムに相互相関を取るアイデアにより、予測地震波と合...

【概要】現在立ち遅れている島の強震動と津波の予測の高精度化を図るため、南西諸島を例として以下の３つのテーマについて研究し、成果を得た。我々が先に構築した陸海地形及び地盤から沈み込む海洋スラブまでを含む南西諸島の地下構造モデル暫定版の改良を図った（サブテーマ１）。次に３次元地下構造モデルを用いて、地震動・地殻変動・津波を統合的にシミュレーションするシステム（サブテーマ２）を実現し、地震発生に伴う一連の現象に...

❏高密度地震観測データ解析と大規模数値計算に基づくフィリピン海プレートモデルの構築(23540490)

【概要】フィリピン海プレートの詳細な形状の理解は，近い将来の南海トラフ巨大地震地震の発生に備えて，プレート境界での応力蓄積過程や，大地震による強震動と津波の高精度予測のため重要な課題である。本研究では，南海トラフ地震による強震動/津波予測の高度化を目的として，日本列島に沈み込むフィリピン海プレートの詳細な形状の推定を，１）高密度地震観測網で記録された地震波形の詳細解析，２）地球シミュレータを用いた地震波...

【工学】総合工学：地震被害／地震を含む研究件

【概要】耐震的に脆弱な無補強文化財組積造建造物は国内外の大地震の度に被災している。2015年ネパール地震でも顕著な被害を受け、被災後の保存修復法に関して、学際的かつ国際的な体制による研究を実施し、以下の成果を得た。①ネパール地震で被災した文化財組積造建造物の地震前後の動的特性を把握し、地震損傷と振動特性の関係を確かめた。地震前のデータは保存修復計画の立案に有用である。②ネパール地震による被害の原因を解析的...

【概要】本研究では、建物被害推定精度の向上を目指し、木造建物の耐震性能の地域性に着目し、新たな被害関数の提案を行った。まず、木造住宅の耐震性能の地域的な違いについて、耐震診断データをもとに分析した。耐震改修事業者より約3万棟の診断データを入手し、北海道・東北・関東・北陸・中部・東海・関西・山陰・山陽・四国・九州の11地域で集計し、診断評点分布の比較を行なった。その結果、関西地方で壁量が比較的少ない建物が...

【概要】従来の大韓民国における耐震設計法では、要求性能目標は1段階のみであった。1997年に建設交通省と韓国地震工学会は、性能評価型耐震設計を行うための新しい指針を策定した。この指針では、機能保持と破壊防止という2つの性能基準を設定し、対応する地震動を提案している。本研究では、ある鉄骨骨組を、1段階の設定目標しかない従来の耐震設計法を用いて試設計し、崩壊防止性能目標に対応する大地震を受けたときの非線形挙...

【工学】総合工学：スパースモデリング／地震を含む研究件

【キーワード】データ同化 / 固体地球科学 / 逐次ベイズフィルタ / スパースモデリング / データ駆動型モデリング (他12件)

【概要】本研究課題では、固体地球科学に資する次世代型データ同化手法の創出という所期の目的を、大きく進歩させることができた。特に，大自由度モデルにも適用可能なデータ同化手法である4次元変分法の高度化や、レプリカ交換モンテカルロ法との融合によるモデル／データ両駆動型データ同化の地震観測網データへの応用研究を実施した。また、国内および海外における多数の学会において成果発表を行うとともに，国際誌に論文を出版した。...

【工学】総合工学：物理探査／地震を含む研究件

【概要】地表面の1点に置いた定常鉛直振動源および不規則鉛直振動源から発生するレ-リ-波を離れた地点で計測し、その分散曲線、回転軌跡をリアルタイムで計算することが可能な計測解析システムを作成、その有効性を現場実験を行なって検討した。この結果、レ-リ-波が卓越した波をとらえるためには、起振源から測定波長の少なくとも1/4以上離れた地点で計測する必要のあること、及び計測波には高次モ-ド成分が含まれていることが示...

【工学】総合工学：災害復興／地震を含む研究件

❏巨大災害と家計の人的資本投資：ネパール大地震・家屋損壊データ再調査による実証分析(19KK0041)

【概要】本研究の目的は、自然災害の中・長期の経済効果を、被災地からの転出や子どもの進学選択・職業選択といった所得だけでは捉えきれない厚生変化も含めて、家計レベルで検証することである。そのためには、自然災害で家計が被った被害の程度を、できるだけ正確に把握しておく必要がある。本研究の主要なアイデアは、2015年のネパール大震災後に、ネパール政府が建築士を雇用して家屋の破損度を査定した100万軒強の家計調査結果...

【工学】総合工学：災害予測／地震を含む研究件

【概要】現行のわが国のハザードマップは、活断層や海溝型地震の調査研究に基づいて、研究成果を反映する形で定期的な更新がなされている。被害地震が発生の際には、想定地震規模や場所が合っていたかどうかの議論がなされ、事前に計算された膨大な予測地震波は使われない。本研究では、事前に想定された多様な断層モデルと予測地震波を最大限活用し、観測地震波と予測地震波をリアルタイムに相互相関を取るアイデアにより、予測地震波と合...

【概要】日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。 (1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天...

【概要】地表面の1点に置いた定常鉛直振動源および不規則鉛直振動源から発生するレ-リ-波を離れた地点で計測し、その分散曲線、回転軌跡をリアルタイムで計算することが可能な計測解析システムを作成、その有効性を現場実験を行なって検討した。この結果、レ-リ-波が卓越した波をとらえるためには、起振源から測定波長の少なくとも1/4以上離れた地点で計測する必要のあること、及び計測波には高次モ-ド成分が含まれていることが示...

【工学】総合工学：超高層建物／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【工学】総合工学：長周期地震動／地震を含む研究件

【概要】データ同化に基づく大地震の長周期地震動の即時予測に向け、事前に計算した地震波伝播の理論解（同化地点から観測点までの地震波伝達関数；グリーン関数）を用いて、予測地点の地震波を瞬時に評価する、新たなデータ同化・予測手法を開発した。グリーン関数を用いた予測は、津波のデータ同化・予測の目的にWang et al. (2017)が開発し、インド洋や米国西海岸での津波予測の数値実験より有効性が示されている（W...

【キーワード】長周期地震動 / 巨大地震 / 深発地震 / 2011年東北地方太平洋沖地震 / 南海トラフ巨大地震 (他14件)

【概要】M9規模の超巨大地震の長周期地震動のリスク評価のために、2011年東北地方太平洋沖地震の長周期地震動の生成過程を、強震観測データ解析と地震波伝播シミュレーションにから評価した。東北沖の地震では内陸地震や南海トラフの地震に対して関東平野の長周期地震動レベルが小さくなること、その原因が東北沖の地震のS波の放射特性と関東平野の３次元基盤構造の方位的特徴によることを確認した。2008 年オホーツク海深発地...

【工学】総合工学：岩屑なだれ／地震を含む研究件

【工学】総合工学：死傷／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【工学】総合工学：振動台実験／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【概要】建物が地震動を受けて、構造部材がき裂や破断などの損傷を生じると、その瞬間に建物の特性が急激に変化するため、揺れに不連続性が生じる。この不連続性を検出し、構造部材の損傷を検出するため、本研究では揺れの加速度の二階微分(snap）を用いた検出手法を提案した。snapは簡易な数式で表されるため、どの程度の損傷が生じるとsnap値がいくつになるか、また損傷検出を行うためには計測ノイズをどの程度に抑える必要...

【概要】近年のわが国の地震では、家具などの転倒による室内での人的・物的被害が、負傷者の大きな割合を占めるようになってきた。このような背景から、本研究では屋内収容物の地震時転倒などの挙動に関する振動台実験と,個別要素法(DEM)に基づく解析手法の開発を行った.まず,さまざまな大きさの木製ブロックに対して振動台実験を実施し,ブロックのロッキングから転倒に至る挙動を,加速度計およびビデオで記録した.次にこの数値...

【工学】総合工学：振動台搭乗実験／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【工学】総合工学：即時予測／地震を含む研究件

【概要】データ同化に基づく大地震の長周期地震動の即時予測に向け、事前に計算した地震波伝播の理論解（同化地点から観測点までの地震波伝達関数；グリーン関数）を用いて、予測地点の地震波を瞬時に評価する、新たなデータ同化・予測手法を開発した。グリーン関数を用いた予測は、津波のデータ同化・予測の目的にWang et al. (2017)が開発し、インド洋や米国西海岸での津波予測の数値実験より有効性が示されている（W...

【工学】総合工学：避難行動／地震を含む研究件

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【工学】総合工学：避難所／地震を含む研究件

【概要】自然災害時の避難に際し避難所で安心して過ごせることは重要である。特に犯罪からの安全確保策やプライバシー確保策など具体的な方策が望まれる。2011年に発生した東日本大震災で被害を受けた宮城県の警察本部への聞取り調査を行い、その内容を踏まえて震災時に避難所生活経験者300人に対し避難所生活での安全・安心やプライバシー確保についてのWebアンケート調査を実施した。要望の高い防犯対策は、暗がり対策が多く、...

【工学】総合工学：人体／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【工学】総合工学：人体モデル／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【工学】総合工学：人的被害／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【工学】総合工学：自然災害科学／地震を含む研究件

【概要】現行のわが国のハザードマップは、活断層や海溝型地震の調査研究に基づいて、研究成果を反映する形で定期的な更新がなされている。被害地震が発生の際には、想定地震規模や場所が合っていたかどうかの議論がなされ、事前に計算された膨大な予測地震波は使われない。本研究では、事前に想定された多様な断層モデルと予測地震波を最大限活用し、観測地震波と予測地震波をリアルタイムに相互相関を取るアイデアにより、予測地震波と合...

【工学】総合工学：行動難度／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【工学】総合工学：室内被害／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【工学】総合工学：倒立振子／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【工学】総合工学：降下火砕物／地震を含む研究件

【工学】総合工学：東日本大震災／地震を含む研究件

【概要】自然災害時の避難に際し避難所で安心して過ごせることは重要である。特に犯罪からの安全確保策やプライバシー確保策など具体的な方策が望まれる。2011年に発生した東日本大震災で被害を受けた宮城県の警察本部への聞取り調査を行い、その内容を踏まえて震災時に避難所生活経験者300人に対し避難所生活での安全・安心やプライバシー確保についてのWebアンケート調査を実施した。要望の高い防犯対策は、暗がり対策が多く、...

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【工学】総合工学：等降灰厚線図／地震を含む研究件

【工学】総合工学：大地震／地震を含む研究件

【概要】2011年東北地方太平洋沖地震について，前震による低速な余効滑りと本震による高速滑りの観測データをも用いて，広い速度レンジでの天然断層の摩擦特性を推定した．摩擦特性の推定のために，境界積分方程式法を用いた数値計算を行い，観測により求められた滑りを入力として得られた応力変化を計算した．その結果，前震の余効滑り領域において，10**-6 [m/s]程度の低速滑り時には弱い速度強化特性を示したのに対し，...

【工学】総合工学：大面積表層崩壊／地震を含む研究件

【工学】総合工学：火山地質／地震を含む研究件

【工学】総合工学：頭部傷害基準／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【工学】総合工学：文化人類学／地震を含む研究件

【概要】研究者15名がネパールの14郡に広がる調査対象村や地域で各々現地調査を行い、ネパール地震後の復旧・復興過程を詳らかにした。それらの比較により地域ごとの多様性や相違、格差が明らかになり、その要因や背景を考察した。地域差が生じた要因のひとつに外国からの支援の有無がある。地域に外国、とくに先進国との繋がりをもつ者がいる世帯や村で復旧がより進んだ。その意味でトレッカーや登山家が訪れるランタンやソルクンブ郡...

【工学】総合工学：保存／地震を含む研究件

【概要】耐震的に脆弱な無補強文化財組積造建造物は国内外の大地震の度に被災している。2015年ネパール地震でも顕著な被害を受け、被災後の保存修復法に関して、学際的かつ国際的な体制による研究を実施し、以下の成果を得た。①ネパール地震で被災した文化財組積造建造物の地震前後の動的特性を把握し、地震損傷と振動特性の関係を確かめた。地震前のデータは保存修復計画の立案に有用である。②ネパール地震による被害の原因を解析的...

【工学】総合工学：破壊解析／地震を含む研究件

【キーワード】確率モデル / 地殻変動 / 地震活動 / GPSデータ / 大規模数値解析 (他15件)

【概要】研究開始当初の背景:列島地殻応力の3次元分布の推定は地震災害の予測に必須である.しかし,地下10キロ以下の地殻で応力を計測することは不可能である.このため,限られた情報を基に,応力分布の不確からしさを確率的に扱った確率モデルを構築する.各種計測データと同化することで,許容できる地殻応力分布を絞り込むことが考えられる. 研究の目的:日本列島の地殻応力の3次元分布に対する確率モデルを構築する.GPSを...

【工学】総合工学：避難／地震を含む研究件

【概要】本研究では、津波災害の際にそれぞれの地域が有する避難トリガー（避難行動を開始するきっかけとなる事象や情報）に着目し、それらが機能する条件について理解を深めることを目的として、近年の国内外のさまざまな地域における災害事例にもとづいた分析を行った。まずは避難トリガーの分類を行い、次にそれぞれの地域において機能した避難トリガーを定量的なデータから抽出した。その結果、地域によって機能した避難トリガーは異な...

【概要】本研究では、震災時の人間行動とビッグデータとの関係を分析し、震災行動を量的・質的に解釈可能なビッグデータ解析技術を開発することを目的として、下記の３つについて検討した。第1に、2016年4月に発生した熊本地震を対象に、地震災害時における広域避難の実態を明らかにし、震災時の市町村を越える広域避難行動モデルを構築した。第2に、質的調査であるアンケートデータと量的調査であるビッグデータを構造化し、震災時...

【概要】高精度な加速度センサを搭載したセンサエージェントロボットを開発し、そのロボットを使った精度の高い建物構造性能評価手法を多数提案した。また、ロボットを使った効果的な避難誘導手法について評価して確認した。 ...

【工学】総合工学：動力学／地震を含む研究件

【概要】平成３０（２０１８）年９月の北海道胆振東部地震においては、道内全域停電のほか、大規模な土砂崩れが多く発生し、地震の発生の複雑性と関連する破壊現象の多様性についてより深く力学的に考察すべきであることがあらためて認識された。これらの災害の多くは、断層面などの地質学的不連続面の運動により引き起こされると考えられているが、本研究課題では、これまでの研究代表者の研究内容をさらに深め、三次元不連続面の動力学の...

【概要】未だ力学的不明点が多数存在する地震などの災害に関し、地質学的不連続面における破壊、なかんずく、三次元的に広がる不連続面の破壊の複雑性に関わる諸々の現象について動力学的手法を用いて実験や理論、数値解析を実施し、さらに、それらの考察に基づき、破壊の複雑性が周囲の環境、構造物群に与える影響を評価した。今まで認識されてこなかったが単純明快な三次元脆性固体破壊パターンや粒状体における二種の異なるエネルギー伝...

【工学】総合工学：不確定性／地震を含む研究件

【キーワード】確率モデル / 地殻変動 / 地震活動 / GPSデータ / 大規模数値解析 (他15件)

【概要】研究開始当初の背景:列島地殻応力の3次元分布の推定は地震災害の予測に必須である.しかし,地下10キロ以下の地殻で応力を計測することは不可能である.このため,限られた情報を基に,応力分布の不確からしさを確率的に扱った確率モデルを構築する.各種計測データと同化することで,許容できる地殻応力分布を絞り込むことが考えられる. 研究の目的:日本列島の地殻応力の3次元分布に対する確率モデルを構築する.GPSを...

【工学】総合工学：リモートセンシング／地震を含む研究件

❏ペルーの地震防災力向上を目指す国際共同研究のための企画調査(17631007)

【研究期間】2005

【キーワード】国際協力 / 地震 / 防災 / 地盤工学 / 耐震 (他6件)

【概要】本企画調査では,昨年度まで5カ年に渡り(独)防災科学技術研究所が中心として行ってきた,科学技術振興調整費による国際共同研究(多国間型)の「アジア・太平洋地域に適した地震・津波災害軽減技術の開発とその体系化に関する研究」の成果を発展させて,地震防災分野における新たな国際研究プロジェクトの創出を模索するために,企画調査を立案し,実行した. 地震防災分野のなかでも,ペルーにとって重要度が高いと考えられる...

【研究代表者】小桧山雅之 (小檜山雅之) (2001) 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (10333577)

【キーワード】合成開口レーダー / リモートセンシング / 地震 / 被害把握 / 1993年北海道南西沖地震 (他15件)

【概要】合成開口レーダー(SAR)は雲などの天候や昼夜の別などに影響されないマイクロ波を使った能動的センサである.人工衛星や航空機に搭載したセンサからのSAR画像を用いて,地震被害を判読するための技術について研究を行〓SARによる地震被害把握の可能性について検討するために,1995年兵庫県南部地震の際の現地調査に基づく被〓地震前後のERS/SAR画像とを用いて,被害地域における後方散乱特性について検討した...

【工学】総合工学：海洋探査／地震を含む研究件

【概要】東海沖から日向沖の地震履歴の情報を得るため，南海トラフ前弧域の浅部地下構造探査と柱状試料採取を行なった．海溝の陸側斜面から前弧海盆における高解像度の浅部地下構造を無人探査機に搭載した音波探査装置で捉えることができ，室戸岬沖や日向沖において活断層や現在進行中の傾動運動を確認した．堆積層の分析では，地震による海底表層の物質の移動・再堆積を明らかにするとともに，再堆積した地層の厚さは供給源となった地層の...

【工学】総合工学：レーザー／地震を含む研究件

❏量子標準に基づいた次世代長期地殻変動観測手法の開発(18204039)

【研究代表者】新谷昌人東京大学, 地震研究所, 准教授 (30272503)

【研究期間】2006 - 2009

【キーワード】地殻変動 / 地震 / 測地 / レーザ / 計測工学

【概要】本研究の目的は、長期地殻変動観測の高精度化に必要と考えられる数百m～数kmの空間スケールにおける観測手法を、普遍的な長さ基準である「量子標準」を用いた方法により実現することにある。神岡地下施設および犬山観測壕においてレーザー伸縮計による定常観測を実施し、神岡地下施設においては2光波干渉計、弾性波応力計、絶対長干渉計の複数の手法による同時観測を行った。その結果、長基線化が容易な2光波干渉計が有望な手...

【工学】総合工学：脆性破壊／地震を含む研究件

【概要】本研究では,鋼構造物,特に,鋼製橋脚における地震時脆性破壊の発生要因を明らかにすることを目的とし,鋼材特性面から,地震時脆性破壊の起点となるき裂の先端の鈍さおよび地震時に鋼材が受ける塑性歪み履歴に着目し検討を行った。鋭い先端を有するき裂を起点とする脆性破壊では,鋼素材の破壊靭性あるいは地震時の塑性歪み履歴による破壊靭性の劣化が最も重要な発生要因である.そこで,本研究では,まず鋼製橋脚の弾塑性FE...

【工学】総合工学：力学的特性／地震を含む研究件

【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...

【工学】総合工学：計算力学／地震を含む研究件

【研究代表者】安藤亮輔独立行政法人産業技術総合研究所, 活断層・地震研究センター, 研究員 (10455256)

【概要】本研究では,物理モデルを用いた地震発生の予測を目指して,室内実験系での模擬地震を用いて,データ同化手法を開発している.データ同化とは,断層の固着滑りを表現する物理モデルを構築し,観測データによりモデルの未知パラメタを推定し,将来予測をするといった手法である.そのために,本研究期間内においては,実験装置の立ち上げとデータ取得,物理モデルのシミュレーションのための数値計算コードの開発を行った.また,そ...

【工学】総合工学：センサー／地震を含む研究件

【概要】高精度な加速度センサを搭載したセンサエージェントロボットを開発し、そのロボットを使った精度の高い建物構造性能評価手法を多数提案した。また、ロボットを使った効果的な避難誘導手法について評価して確認した。 ...

【工学】総合工学：センシング／地震を含む研究件

【キーワード】モニタリング / 損傷同定 / 地震 / リアルタイム危機制御 / センシング (他11件)

【概要】まず,移動体(列車,自動車)によるセンシング手法の確立に向けた研究を行った.計測システムはMEMS加速度計,位置を知るための小型GPS,小型ノートブックPCから構成し,車両,自動車に設置してフィールドで測定を行った.線路や路面の状態と加速度(鉛直)応答との関係を調査し,その再現性,速度依存性,車両依存性などを調べた.再現性は,極めて高いことが確認された.車両依存性については,同一路面(軌道)上での...

【工学】総合工学：衝撃力／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】総合工学：衝突／地震を含む研究件

【概要】地震時に隣接構造物が異なる揺れ方をすると、深刻な被害が起こり得る。例えば二構造物が寄って衝突すると、加速度・慣性力が極端に増大し、非構造物・構造物が打撃をうける。エキスパンションジョイントを持つ構造においても同様である。さらに二構造物が離れると、連結橋があればその落下に至ることもある。そこで、本研究の目的は、1)隣接する構造物の衝突を避けるための構造物間隔や橋の落下を防ぐための滑り支持端長さ必要...

【工学】総合工学：並列計算／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【概要】地殻・マントル不均質性の定量化と、広帯域強震動シミュレーションモデルの構築に向け、地下構造におけるスケール数km以下の短波長不均質構造の分布特性を、1) P波の放射特性の崩れの周波数依存性・距離依存性、2) P波のTransverse成分への振幅の漏れ強度、の二つの観点から、Hi-net高密度地震観測データによる近地の地震波形解析と、コンピュータシミュレーションにより評価した。広帯域地震動シミュレ...

❏地震波動の3次元数値シミュレーションのための微分演算子の最適化に関する研究(06740351)

【研究期間】1994

【キーワード】地震 / 数値シミュレーション / 並列計算 / Pseudospectral法 / 数値微分

【概要】Pseudospectral法を用いて地震波動計算を行う際に発生する高周波ノイズを軽減するための,新しい数値微分(Fourier微分)法を開発した。従来のFourier微分法ではNyquist波数までの全ての波数を厳密に扱うため,計算を進めるにつれて高波数ノイズが蓄積し,計算が発散するという問題があった。このような計算ノイズの累積は計算領域の次元が高いほど顕著に現れるため,これまでのPseudps...

【工学】総合工学：破壊／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【キーワード】境界積分方程式法 / 地震サイクルシミュレーション / 構造不均質 / 地震 / 断層 (他9件)

【概要】本研究の目的は、拡張積分方程式法（XBIEM）を用いて、地震サイクルシミュレーションを不均質媒質中へ拡張することにある。この現実的な不均質構造中での自発的な核形成、動的破壊伝播開始と進展、地震後の強度回復、その後の地殻応力載荷という地震発生サイクルシミュレーションを行う。現実的な不均質構造中でのサイクルシミュレーションを行う技術開発を進めており、今年度は、付加帯構造という沈み込み帯に特徴的な構造不...

【概要】南アフリカ金鉱山の深度約1kmにおいて，採鉱により岩盤内で発生するAEを高分解能観測網により至近距離で計測し，様々な規模(数cm ～100m)の岩盤破壊を検出した．AE源の高精度決定により，厚さ数m，長さ約10-30mで傾斜する板状のダメージ構造を抽出できた．比較的緩やかな応力場変化に起因する大規模破壊は，広範な領域において岩盤が一気にせん断破壊を起こすのではなく，ダメージゾーンの形成が大規模破壊...

【工学】総合工学：破壊力学／地震を含む研究件

【概要】平成３０（２０１８）年９月の北海道胆振東部地震においては、道内全域停電のほか、大規模な土砂崩れが多く発生し、地震の発生の複雑性と関連する破壊現象の多様性についてより深く力学的に考察すべきであることがあらためて認識された。これらの災害の多くは、断層面などの地質学的不連続面の運動により引き起こされると考えられているが、本研究課題では、これまでの研究代表者の研究内容をさらに深め、三次元不連続面の動力学の...

【概要】未だ力学的不明点が多数存在する地震などの災害に関し、地質学的不連続面における破壊、なかんずく、三次元的に広がる不連続面の破壊の複雑性に関わる諸々の現象について動力学的手法を用いて実験や理論、数値解析を実施し、さらに、それらの考察に基づき、破壊の複雑性が周囲の環境、構造物群に与える影響を評価した。今まで認識されてこなかったが単純明快な三次元脆性固体破壊パターンや粒状体における二種の異なるエネルギー伝...

【概要】不連続面破壊の物理過程、なかんずく動力学的プロセスの詳細に関し、理論解析、数値計算、動的破壊実験の手法を複合的に組み合わせて追究するとともに、不連続面破壊に伴い発生しうる自然災害、構造物被害の定量的評価などを試みた。縦ずれ断層面の上盤側と下盤側で観測される地震動が大きく異なる物理的根拠につき応用力学的手法も組み入れて考察し、その一端を解析的かつ実験的に明らかにしたことが研究成果の一例として挙げられ...

【工学】総合工学：振動制御／地震を含む研究件

【概要】本研究では，3.11の地震で被害のあった新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため，電車線・電線，調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し，地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした．その上で，既存のPC製電車線柱の大規模地震対策として，現行対策である高靭性化補強および鋼管ビームによる門型化，今回新たに提案したTMDによる...

【工学】総合工学：防災／地震を含む研究件

【概要】平成３０（２０１８）年９月の北海道胆振東部地震においては、道内全域停電のほか、大規模な土砂崩れが多く発生し、地震の発生の複雑性と関連する破壊現象の多様性についてより深く力学的に考察すべきであることがあらためて認識された。これらの災害の多くは、断層面などの地質学的不連続面の運動により引き起こされると考えられているが、本研究課題では、これまでの研究代表者の研究内容をさらに深め、三次元不連続面の動力学の...

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【概要】未だ力学的不明点が多数存在する地震などの災害に関し、地質学的不連続面における破壊、なかんずく、三次元的に広がる不連続面の破壊の複雑性に関わる諸々の現象について動力学的手法を用いて実験や理論、数値解析を実施し、さらに、それらの考察に基づき、破壊の複雑性が周囲の環境、構造物群に与える影響を評価した。今まで認識されてこなかったが単純明快な三次元脆性固体破壊パターンや粒状体における二種の異なるエネルギー伝...

【工学】総合工学：損傷／地震を含む研究件

【概要】本研究では，3.11の地震で被害のあった新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため，電車線・電線，調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し，地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした．その上で，既存のPC製電車線柱の大規模地震対策として，現行対策である高靭性化補強および鋼管ビームによる門型化，今回新たに提案したTMDによる...

【工学】総合工学：損傷検知／地震を含む研究件

【概要】建物が地震動を受けて、構造部材がき裂や破断などの損傷を生じると、その瞬間に建物の特性が急激に変化するため、揺れに不連続性が生じる。この不連続性を検出し、構造部材の損傷を検出するため、本研究では揺れの加速度の二階微分(snap）を用いた検出手法を提案した。snapは簡易な数式で表されるため、どの程度の損傷が生じるとsnap値がいくつになるか、また損傷検出を行うためには計測ノイズをどの程度に抑える必要...

【工学】総合工学：損傷同定／地震を含む研究件

【キーワード】モニタリング / 損傷同定 / 地震 / リアルタイム危機制御 / センシング (他11件)

【概要】まず,移動体(列車,自動車)によるセンシング手法の確立に向けた研究を行った.計測システムはMEMS加速度計,位置を知るための小型GPS,小型ノートブックPCから構成し,車両,自動車に設置してフィールドで測定を行った.線路や路面の状態と加速度(鉛直)応答との関係を調査し,その再現性,速度依存性,車両依存性などを調べた.再現性は,極めて高いことが確認された.車両依存性については,同一路面(軌道)上での...

【工学】総合工学：亀裂／地震を含む研究件

【概要】本研究では2次元拡張境界積分方程式法（XBIEM）の数値計算コードの開発をおこなった。線表面要素に載荷された一定牽引力に対する無限一様等方性媒質の過渡的な変位応答および応力応答のカーネル関数に対して、閉じた関数形での陽的な表現を全て導出した。また、媒質界面を横切る動的破裂をシミュレートする際に必要となる陰的なタイムステッピングスキームを提案した。完成したXBIMコードを用いて、媒質不均質性が地震...

【概要】我々が提案する拡張積分方程式法（XBIEM）は元々メッシュフリーで境界面・破壊面形状に制限のない解析法であるが、我々がこれまでに開発した数値計算コードは平面媒質境界を横切る平面亀裂の単純な幾何配置の問題に留まる。これを前進させ、複雑な媒質境界との力学的相互作用を厳密に考慮しながら破壊経路が自在に選択可能な高度化された計算コードを開発をその数学的基礎づけと共におこなう。 ...

【概要】本研究では不均質媒質中での形状自由な断層挙動の解析を可能にする新たな計算法の開発に取り組んだ。定式化には、任意形状の亀裂の解析に適した境界積分方程式法(BoundaryIntegralEquationMethod:BIEM)を基に、これを不均質媒質に拡張する(eXtendedBIEM=XBIEM)。アイデアは、不均質媒質を区分的に均質媒質とみなしてBIEMを適用し、媒質界面で解を接続する点にある。...

【工学】総合工学：マルチスケール／地震を含む研究件

【キーワード】数値シミュレーション / インバージョン / 地震 / スケーリング / ゆっくり地震 (他11件)

【概要】地震は大きくスケールを変えて成長する破壊過程である。その成長過程の詳細と支配法則・条件を数値シミュレーションによる破壊過程の複雑性の研究と実際のデータを用いた震源過程の解析を用いて解明するのが本研究の目的である。本年度はまず2004年新潟県中越地震のマルチスケールインバージョンのまとめをJ. Geophysical Research誌にて発表した。昨年予備解析を行った2004年パークフィールド地...

【工学】総合工学：逆解析／地震を含む研究件

【キーワード】確率モデル / 地殻変動 / 地震活動 / GPSデータ / 大規模数値解析 (他15件)

【概要】研究開始当初の背景:列島地殻応力の3次元分布の推定は地震災害の予測に必須である.しかし,地下10キロ以下の地殻で応力を計測することは不可能である.このため,限られた情報を基に,応力分布の不確からしさを確率的に扱った確率モデルを構築する.各種計測データと同化することで,許容できる地殻応力分布を絞り込むことが考えられる. 研究の目的:日本列島の地殻応力の3次元分布に対する確率モデルを構築する.GPSを...

【工学】総合工学：人工衛星／地震を含む研究件

【研究代表者】小桧山雅之 (小檜山雅之) (2001) 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (10333577)

【キーワード】合成開口レーダー / リモートセンシング / 地震 / 被害把握 / 1993年北海道南西沖地震 (他15件)

【概要】合成開口レーダー(SAR)は雲などの天候や昼夜の別などに影響されないマイクロ波を使った能動的センサである.人工衛星や航空機に搭載したセンサからのSAR画像を用いて,地震被害を判読するための技術について研究を行〓SARによる地震被害把握の可能性について検討するために,1995年兵庫県南部地震の際の現地調査に基づく被〓地震前後のERS/SAR画像とを用いて,被害地域における後方散乱特性について検討した...

【工学】総合工学：模型実験／地震を含む研究件

❏液状化免震を活用し地震・高水条件下での性能を飛躍的に向上させた複合堤防構造の開発合堤防構造の開発(22656106)

【概要】液状化性地盤上の堤防中央部に必要最小限の壁を設けて複合構造とし、高水時における堤防としての本来の性能を飛躍的に向上させながら、地震時には液状化地盤の免震効果を積極的に活用して被害を低減する工法の効果を、模型実験結果の分析により明らかにした。また、2011年東北地方太平洋沖地震で発生した津波の影響を受けた海岸堤防・仮締切堤防等を現地調査し、二重締切矢板を用いた仮設の締切堤防が、津波の越流を受けてもね...

【概要】本研究では、地震時におけるシルト地盤の液状化及び側方流動のメカニズムを解明するために傾斜地盤を想定した模型試験を行ったまた、併せて砂地盤との比較も行なって考察を加え、シルト質土の液状化と液状化後挙動の変形特性を明らかにした.その結果、以下のようなことが明らかになった. 1.模型実験によるシルトの液状化特性 1)新たに開発した振動負荷型堆積装置(ホッパー)により、シルトの液状化挙動を調べるための必要...

【概要】従来地震に対して無被害であった杭式桟橋が兵庫県南部地震では被害を受けた.調査から液状化による地盤の側方流動により,桟橋の被害が拡大したと推定されている.本研究では,このような側方流動を受ける杭式桟橋の挙動を実験的に調べるため,実際に兵庫県南部地震の際に被災した直杭式の桟橋とその周辺地盤を対象とした,遠心模型振動実験を行った.杭は比較的強固な支持層に根入れされていたが,捨石とこの支持層の間にある薄い...

【工学】総合工学：構造ヘルスモニタリング／地震を含む研究件

【概要】建物が地震動を受けて、構造部材がき裂や破断などの損傷を生じると、その瞬間に建物の特性が急激に変化するため、揺れに不連続性が生じる。この不連続性を検出し、構造部材の損傷を検出するため、本研究では揺れの加速度の二階微分(snap）を用いた検出手法を提案した。snapは簡易な数式で表されるため、どの程度の損傷が生じるとsnap値がいくつになるか、また損傷検出を行うためには計測ノイズをどの程度に抑える必要...

【概要】高精度な加速度センサを搭載したセンサエージェントロボットを開発し、そのロボットを使った精度の高い建物構造性能評価手法を多数提案した。また、ロボットを使った効果的な避難誘導手法について評価して確認した。 ...

【キーワード】国際研究者交流 / イタリア / 建築構造・材料 / 文化遺産建築 / 組積造 (他8件)

【概要】本研究は、2009年にイタリアで発生した地震により被害を受けた文化遺産建築の被害調査を実施して、被害状況と応急処置方法を系統的に整理し、1970年代以降に文化遺産建築に対して行われたRC補強の効果を検証し、モニタリングにより補強前、補強途中の構造的安定性と補強後の補強効果を検証することにより、また、関連する国内外の文化遺産建築の調査を通して、文化遺産建築の有効な修復・補強方法、地震によるリスクから...

【工学】総合工学：構造工学・地震工学／地震を含む研究件

【概要】本研究では、震災時の人間行動とビッグデータとの関係を分析し、震災行動を量的・質的に解釈可能なビッグデータ解析技術を開発することを目的として、下記の３つについて検討した。第1に、2016年4月に発生した熊本地震を対象に、地震災害時における広域避難の実態を明らかにし、震災時の市町村を越える広域避難行動モデルを構築した。第2に、質的調査であるアンケートデータと量的調査であるビッグデータを構造化し、震災時...

【概要】地震時においてトンネル被害が想定される比較的固結力が小さな地山を対象として、(1)地震動に伴うせん断変形を受ける土被りが小さなトンネル、(2)地震により大きな地圧を受けるトンネル、(3)下部基盤層の断層変位に伴う変形を受ける堆積地盤中のトンネル、の地震時挙動を調べるための各種模型実験手法を開発し、それを用いた実験と数値解析を行うことにより、地震時のトンネル構造部と地盤の相互作用を含めた地震時安定性...

❏相対的に土被りが浅い都市トンネルの地震時の安定性に関する研究(17206050)

【キーワード】構造工学・地震工学 / 地震 / 地盤工学 / 都市トンネル / 耐震性

【概要】都市部でのNATMトンネルの適用性の拡大が期待されているが,明確かつ合理的な耐震設計法が確立されていない.特にNATM工法のメリットである,アーチ効果が地震時或いは地震後どこまで有効に保持されるかという点に関しては,ほとんど明らかにされていない。本研究ではアルミニウムトンネルを用いた遠心力場でのせん断土槽実験を行い,以下のことを明らかにした。・せん断を受ける前,トンネル覆工にはTerzaghiの...

【工学】総合工学：台風／地震を含む研究件

❏沿岸巨礫を用いた北西太平洋島嶼域の波浪と台風・地震の既往最大規模の包括的解明(21H04508)

【研究期間】2021-04-05 - 2025-03-31

【研究代表者】後藤和久東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10376543)

【キーワード】沿岸巨礫 / 北西太平洋島嶼域 / 台風 / 地震

【概要】本研究では，琉球列島や伊豆小笠原諸島を主対象として，北西太平洋島嶼部のリーフ上等に存在する台風の高波や津波で打ち上げられた沿岸巨礫データを現地調査により網羅的に収集し，リーフ形成年代や海面水温データと統合し，その堆積過程を明らかにする．調査結果を制約条件として高波・津波数値計算を実施し，巨礫のサイズ・空間分布を説明できる波浪条件（波高・波長）をリーフ形成後の既往最大値として推定し，各地の波浪計算結...

【工学】総合工学：航空機／地震を含む研究件

【研究代表者】小桧山雅之 (小檜山雅之) (2001) 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (10333577)

【キーワード】合成開口レーダー / リモートセンシング / 地震 / 被害把握 / 1993年北海道南西沖地震 (他15件)

【概要】合成開口レーダー(SAR)は雲などの天候や昼夜の別などに影響されないマイクロ波を使った能動的センサである.人工衛星や航空機に搭載したセンサからのSAR画像を用いて,地震被害を判読するための技術について研究を行〓SARによる地震被害把握の可能性について検討するために,1995年兵庫県南部地震の際の現地調査に基づく被〓地震前後のERS/SAR画像とを用いて,被害地域における後方散乱特性について検討した...

【工学】総合工学：土質力学／地震を含む研究件

❏広範囲な応力・ひずみ条件下における砂質土の液状化特性の高精度計測と統一的モデル化(21360221)

【概要】初期せん断を与えた飽和豊浦砂の非排水繰返し中空ねじりせん断試験を実施し、初期せん断が液状化時の大変形特性に及ぼす影響を明らかにした。また、これらの試験結果を合理的に再現できるように、これまでに開発してきた液状化1要素モデルを拡張した。さらに、リング単純せん断試験装置を新規に製作し、等体積繰返し載荷試験を同一の供試体に対して複数回実施することで、再液状化特性に及ぼす液状化履歴の影響を明らかにした。...

【工学】総合工学：モデル化／地震を含む研究件

❏広範囲な応力・ひずみ条件下における砂質土の液状化特性の高精度計測と統一的モデル化(21360221)

【概要】初期せん断を与えた飽和豊浦砂の非排水繰返し中空ねじりせん断試験を実施し、初期せん断が液状化時の大変形特性に及ぼす影響を明らかにした。また、これらの試験結果を合理的に再現できるように、これまでに開発してきた液状化1要素モデルを拡張した。さらに、リング単純せん断試験装置を新規に製作し、等体積繰返し載荷試験を同一の供試体に対して複数回実施することで、再液状化特性に及ぼす液状化履歴の影響を明らかにした。...

【工学】総合工学：強度／地震を含む研究件

【概要】断層の滑り摩擦の絶対値を知るために、来るべき地震の断層のすぐそばに精密温度計のアレーを設置するという世界で初めての観測を行った。南アフリカの金鉱山に、地下3kmでの採掘活動が大規模な地質断層のそばで行われているところがある。我々は、この地点で長さ30m程度の多数のボーリングを行い、コアと、孔内ビデオ映像の詳細な解析により、厚さ20mを超える複雑な断層帯の構造を三次元的に描きだした。その結果、断層帯...

【工学】総合工学：モニタリング／地震を含む研究件

【概要】本研究では，3.11の地震で被害のあった新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため，電車線・電線，調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し，地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした．その上で，既存のPC製電車線柱の大規模地震対策として，現行対策である高靭性化補強および鋼管ビームによる門型化，今回新たに提案したTMDによる...

❏地震と降雨による複合斜面災害の危険度判定と早期警報技術の適用に関する海外調査研究(25303015)

【概要】中国、台湾、日本で、強い地震によって損傷を受けた自然斜面が、その後の豪雨をきっかけに崩壊する「地震と降雨の複合的な作用」による斜面災害を対象として調査研究を行った。（１）地震で強震を受けた山岳地域の斜面で、踏査、機器を使った調査と観測、現地実験を行い、斜面の不安定化の実態とメカニズムを把握し、危険な斜面の抽出の方法や災害を軽減する方法を提案した。（２）低コストで簡易な斜面表層の変状の観測装置を用い...

【概要】高精度な加速度センサを搭載したセンサエージェントロボットを開発し、そのロボットを使った精度の高い建物構造性能評価手法を多数提案した。また、ロボットを使った効果的な避難誘導手法について評価して確認した。 ...

【工学】総合工学：大規模計算／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【工学】総合工学：数値解析／地震を含む研究件

❏液状化免震を活用し地震・高水条件下での性能を飛躍的に向上させた複合堤防構造の開発合堤防構造の開発(22656106)

【概要】液状化性地盤上の堤防中央部に必要最小限の壁を設けて複合構造とし、高水時における堤防としての本来の性能を飛躍的に向上させながら、地震時には液状化地盤の免震効果を積極的に活用して被害を低減する工法の効果を、模型実験結果の分析により明らかにした。また、2011年東北地方太平洋沖地震で発生した津波の影響を受けた海岸堤防・仮締切堤防等を現地調査し、二重締切矢板を用いた仮設の締切堤防が、津波の越流を受けてもね...

【概要】地震時の地盤の液状化による建物の傾斜と基礎の不同沈下、および使用限界の関係を調べた。液状化した地盤の地下水位について、季節変動量や降雨との関係を明らかにした。液状化によって大きな被害を受けた家屋と、液状化対策のお陰で被害を免れた家屋の数値解析的ケーススタディの援用を得て、地震時に地盤が液状化しないための地盤改良工法や、地盤が液状化しても建物が傾斜せず不同沈下しないための基礎の選定方法を提案した。...

【概要】1999年に発生した台湾集々地震およびトルココジャエリ地震に見られたように,地下の断層破壊に伴う地表面の変状(地表地震断層)は社会基盤施設に大きな脅威を与えている.地表地震断層に対する社会基盤施設の耐震性向上を目的として,本研究では,1)地表地震断層の出現位置と変状量に対する活断層の破壊形態(逆断層と正断層および断層破壊角)の影響,および活断層より地表面に至る堆積構造(堆積層の厚さと硬軟)の影響を...

【工学】総合工学：コンピュータ支援設計(CAD) ／地震を含む研究件

【キーワード】都市シミュレーション / 地震 / 地震動 / 都市デジタルデータ / 震災シミュレーション (他10件)

【概要】前年度に引さ続き,強震動シミュレーションと各種構造物の動的解析を連成させた「統合地震シミュレータ」の開発及びその高度化を行った.本シミュレータは,所定の地震シナリオに対し,断層から地盤までの地震波動伝播計算を行い,その結果を都市内の構造物の一つ一つに入力し,高精度・高分解能の震災情報を得ようとするものである.この仕組みは,震災だけでなく,その他の災害にも拡張可能である.このシミュレーションでは,如...

【工学】総合工学：ハザード／地震を含む研究件

【概要】令和元年度は、(1)活断層評価・被害分析、(2)強震動評価、(3)リスクコミュニケーションにおける問題点に関して、具体的な分析を継続した。 (1)活断層評価・被害分析に関しては、熊原、後藤、中田、鈴木、渡辺らがこれまでのトレンチ調査で得られた試料分析を行い、高木地区、大津地区、南阿蘇（東海大敷地内）における断層活動について取りまとめた。いずれの地点においても明瞭な断層を確認し、活動時期および活動様...

【工学】総合工学：ハザードマップ／地震を含む研究件

【概要】現行のわが国のハザードマップは、活断層や海溝型地震の調査研究に基づいて、研究成果を反映する形で定期的な更新がなされている。被害地震が発生の際には、想定地震規模や場所が合っていたかどうかの議論がなされ、事前に計算された膨大な予測地震波は使われない。本研究では、事前に想定された多様な断層モデルと予測地震波を最大限活用し、観測地震波と予測地震波をリアルタイムに相互相関を取るアイデアにより、予測地震波と合...

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【工学】総合工学：ラム波／地震を含む研究件

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【工学】総合工学：アコースティック・エミッション(AE) ／地震を含む研究件

【概要】南アフリカ金鉱山の深度約1kmにおいて，採鉱により岩盤内で発生するAEを高分解能観測網により至近距離で計測し，様々な規模(数cm ～100m)の岩盤破壊を検出した．AE源の高精度決定により，厚さ数m，長さ約10-30mで傾斜する板状のダメージ構造を抽出できた．比較的緩やかな応力場変化に起因する大規模破壊は，広範な領域において岩盤が一気にせん断破壊を起こすのではなく，ダメージゾーンの形成が大規模破壊...

【概要】200kHz までをカバーする高感度振動センサによる微小破壊観測を, 世界で初めて大深度鉱山の硬岩中で展開し, 数百m の範囲にわたって, 微小破壊を観測することに成功した. 採掘やトンネル等でダメージを受けていない領域でも, 100kHz を超える地震波を放出するような, cm スケールの微小破壊が多数おこっていることを発見した. さらに, 数万個の微小破壊の分布は,周辺域の採掘による影響をうけ...

【概要】本研究では、岩石の一軸圧縮に伴うガス放出の過程を調べた。岩石破壊の直前に大量にガスが放出されることから、地震発生前のガス濃度増加にかなり関与していることが示唆される。地球化学的地震予知研究では、地下水に溶けているガスやイオンの濃度の時間変化が時間に応答するという観測結果に基づいて、そのメカニズムモデルの構築や的確なシグナル観測の技術開発を行ってきている。そこで本研究では、メカニズムモデル構築のた...

【工学】総合工学：モデリング／地震を含む研究件

【概要】次世代型4次元変分法のプロトタイプ版を開発し、2次元空間内における地震波伝播シミュレーションコード等に実装した。双子実験によって地下構造に関する物性パラメータの最適値推定と不確実性評価が可能となることを示した。また、本手法を実装する新たな対象として、磁性体内における磁化パターンの時空間変化を記述する時間依存Ginzburg-Landau方程式の数値シミュレーションコードを新たに開発した。これらの成...

【工学】総合工学：モデル／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【工学】総合工学：境界要素法／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【工学】総合工学：動的非線形解析／地震を含む研究件

【概要】本研究では，3.11の地震で被害のあった新幹線高架橋上のPC製電車線柱の耐震性能を精度よく評価するため，電車線・電線，調整桁などまで考慮した高架橋・電車線柱の三次元連成系骨組みモデルを構築し，地震応答解析により各構造要素間の連成の影響や動的特性を明らかにした．その上で，既存のPC製電車線柱の大規模地震対策として，現行対策である高靭性化補強および鋼管ビームによる門型化，今回新たに提案したTMDによる...

【工学】総合工学：シミュレーション／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / H行列 / 地震サイクル (他21件)

【概要】境界積分方程式法を用いた完全動的破壊シミュレーションおよび準動的地震サイクルシミュレーションに対して，高性能並列計算機（HPC）環境へのアルゴリズム最適化を行い，超大規模計算でしか実行できない現実的な地震現象のモデル化を行っている．これまで，高速領域分割法（FDPM）に基づく動的破壊伝播シミュレーションを用いて，2016年カイコウラ（ニュージーランド）地震，2011年福島県浜通りの地震，2011...

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

【工学】総合工学：津波／地震を含む研究件

【キーワード】南海トラフ / 海溝型地震 / 津波 / レベル１地震・津波 / レベル2地震・津波 (他28件)

【概要】国は南海トラフにおける最大規模の巨大地震・津波(レベル2地震・津波)の想定を公表した．これを受け，研究代表者は共同研究者とともに静岡県中東部を調査し，過去4千年間にレベル2津波の発生の証拠はないことを示した．一方，同地域には，レベル2地震・津波とレベル1(歴史地震・津波)の間のレベル1.5地震・津波の歴史・地質記録がある．御前崎の段丘の示す「レベル1地震と分岐断層の活動の連動」と焼津の「レベル1地...

【概要】本研究では、津波災害の際にそれぞれの地域が有する避難トリガー（避難行動を開始するきっかけとなる事象や情報）に着目し、それらが機能する条件について理解を深めることを目的として、近年の国内外のさまざまな地域における災害事例にもとづいた分析を行った。まずは避難トリガーの分類を行い、次にそれぞれの地域において機能した避難トリガーを定量的なデータから抽出した。その結果、地域によって機能した避難トリガーは異な...

【概要】20 世紀以降に世界で発生した超巨大地震について，我々が開発した遠地津波波形の走時遅れの位相補正を施して解析を行い，地震の規模やすべり分布を推定した．それらをまとめた結果，規模と断層サイズ，すべり量などのスケーリング則については，我々が以前に求めたものを大きく変更する必要がないことがわかった．津波堆積物やサンゴのマイクロアトールから地震の規模などを推定する方法について，最近の地震や海面変動について...

【工学】総合工学：データ同化／地震を含む研究件

【概要】データ同化に基づく大地震の長周期地震動の即時予測に向け、事前に計算した地震波伝播の理論解（同化地点から観測点までの地震波伝達関数；グリーン関数）を用いて、予測地点の地震波を瞬時に評価する、新たなデータ同化・予測手法を開発した。グリーン関数を用いた予測は、津波のデータ同化・予測の目的にWang et al. (2017)が開発し、インド洋や米国西海岸での津波予測の数値実験より有効性が示されている（W...

【概要】次世代型4次元変分法のプロトタイプ版を開発し、2次元空間内における地震波伝播シミュレーションコード等に実装した。双子実験によって地下構造に関する物性パラメータの最適値推定と不確実性評価が可能となることを示した。また、本手法を実装する新たな対象として、磁性体内における磁化パターンの時空間変化を記述する時間依存Ginzburg-Landau方程式の数値シミュレーションコードを新たに開発した。これらの成...

【キーワード】データ同化 / 固体地球科学 / 逐次ベイズフィルタ / スパースモデリング / データ駆動型モデリング (他12件)

【概要】本研究課題では、固体地球科学に資する次世代型データ同化手法の創出という所期の目的を、大きく進歩させることができた。特に，大自由度モデルにも適用可能なデータ同化手法である4次元変分法の高度化や、レプリカ交換モンテカルロ法との融合によるモデル／データ両駆動型データ同化の地震観測網データへの応用研究を実施した。また、国内および海外における多数の学会において成果発表を行うとともに，国際誌に論文を出版した。...

【工学】総合工学：カルマンフィルタ／地震を含む研究件

【キーワード】確率モデル / 地殻変動 / 地震活動 / GPSデータ / 大規模数値解析 (他15件)

【概要】研究開始当初の背景:列島地殻応力の3次元分布の推定は地震災害の予測に必須である.しかし,地下10キロ以下の地殻で応力を計測することは不可能である.このため,限られた情報を基に,応力分布の不確からしさを確率的に扱った確率モデルを構築する.各種計測データと同化することで,許容できる地殻応力分布を絞り込むことが考えられる. 研究の目的:日本列島の地殻応力の3次元分布に対する確率モデルを構築する.GPSを...

【工学】総合工学：有限要素解析(FEM) ／地震を含む研究件

【概要】臨海部に多く存在する既設石油タンクの液状化対策工法として薬液注入固化工法を取り上げ,遠心模型実験並びに有限要素解析により、その地震時沈下挙動について調べた.模型実験並びに数値解析では,改良地盤の強度,改良幅は一定とし,改良深さをパラメータとした. 実験モデルは試験装置の制約上2次元とし,幅440mm×奥行150mmせん断土槽内に作成した.厚さ150mm相対密度約50%の硅砂8号砂層上に模型タンクを...

【工学】総合工学：有限要素法／地震を含む研究件

❏3次元不均質構造を取り入れた丸い地球で、大地震に伴う地殻変動・重力変化を見積もる(20840012)

【概要】大地震が発生すると、数10年以上も成長し続ける広域的な地殻変動が生じる。我が国のように大地震が繰り返される地域において地殻変動を観測する場合、過去の様々な大地震による変動を正確に見積もって現時点のデータから差し引かなければ、次の地震の発生のための応力がどのように蓄積されているのか分からない。本研究は、人工衛星重力データを利用することで、大地震による広域変動をより正確に見積もる手法を初めて開発した。...

【キーワード】構造物の地震時挙動 / 階層型解析 / 有限要素法 / 断層-構造物系 / 地震応答解析 (他13件)

【概要】構造物の地震時挙動は断層構造物系(断層の破壊過程,地殻内波動伝播,地表付近での増幅,地盤と構造物の相互作用)に起因する地震動の時空間の分布に影響される.このような地震時挙動を高い精度・分解能で評価するため,階層型解析に基づく新しい解析手法を提案し,小規模問題を用いて数値検証を行った.しかしながら,断層構造物系の三次元モデルを構築し,その挙動を数値シミュレーションするためには膨大な計算資源が必要とさ...

【概要】地震の破壊経路の理論的予測を行う数値シミュレーションには、従来、境界積分方程式法が用いられてきた。この手法は、「断層面形状」の自由度が高いという特性から広く利用されるようになってきたが、反面、「不均質媒質」中の破壊現象の取り扱いは不得手である。地殻には不均質構造が普遍的にある(例:地下浅部堆積層と深部基盤岩の境界)。不均質境界に向かう破壊成長は、媒質の弾性定数の不連続分布の力学的効果により破壊経...

【工学】総合工学：可視化／地震を含む研究件

【概要】ゲルは，高分子からなるやわらかい弾性体であり，すべらせるとしばしばスティック－スリップ運動を起こす．ゲルのスティック－スリップ運動は，断層が一時的かつ局所的にすべりを起こす地震現象と類似した振る舞いを示すことから，地震現象のモデル系として用いられている．本研究では，実験条件によってスティック－スリップ運動の複雑性をコントロールできることを発見した．また，その場可視化を用いてスティック－スリップサイ...

【キーワード】可視化 / 数値シミュレーション / 地震 / 波動 / Pseudospectral法 (他6件)

【概要】近年の計算機の能力の発達は地震波動場の数値シミュレーションを実用化させた。その波動計算から得られる膨大な情報を効率よく処理し、物理的に重要な波動現象のメカニズムを引き出すための手法として波動場の可視化が不可欠である。また,地震波動現象を理解する訓練のために動画教材が必要である。本研究では地震波動の可視化技法の開発を行うと共に,この技法を用いて2次元波動場の動画教材を作成した。波動計算は北海道大学情...

【工学】総合工学：火災／地震を含む研究件

【概要】自然災害全般を対象とした火災のリスク評価・対応技術の確立のため、次に示す(a)～(c)の課題について研究を継続して実施した。(a)自然災害を起因として発生する火災に関する国内外を対象とした事例収集については、地震火災及び豪雨・台風時の火災について実施した。地震火災について、関東大震災については、日本火災学会地震火災専門委員会の西田委員提供の資料を参照、北海道南西沖地震については、建設省建築研究所の...

【概要】本研究では、病棟患者の生命に対する脅威の性格が対極的な災害として、火災及び大地震を対象としている。火災については、平成20年度に技術的可能性の解明に必要な基本的な検討を終えており、平成21年度は、従来、研究例の少ない地震時及び地震後の医療継続・生命維持について、実態調査と計画の基本的方向性を検討した。調査は、大地震の経験のある新潟県、大阪府、兵庫県及び被災経験はないが、地震に強い関心のある千葉県、...

【キーワード】都市・社会防災 / 災害時の緊急対応 / 歴史的建造物保存 / 文化遺産保存 / 防災 (他13件)

【概要】阪神淡路大震災以降、歴史的建造物の防災についての関心が高まり、制度や保護のための体制が改善され、工学的・技術上においても大きく研究が進展した。しかし、歴史的建造物という様々な様態のある対象に対して、新たな体制や知見が十分に活かされておらず、また今後検討すべき課題も少なくない。本研究は、こうした状況をアンケートや視察を通じて適確に把握するとともに、そうした現況に即しながら、それぞれの研究分担者による...

【総合生物】生体医工学・生体材料学：拡張個別要素法／地震を含む研究件

【概要】本研究は改良個別要素法を用いて、木造住宅が大地震に遭遇した場合の挙動をコンピュータシミュレーシヨンによって再現しようとする試みの流れに立つものである。これまでの研究で、在来軸組住宅における定性的な倒壊プロセスは再現出来ることを示すことが出来たが、このシミュレーシヨン手法を有限要素法に匹敵する定量的解析手法にもっていくためにはいくつかのハードルがあった。一つには解析手法に内在する定性性で、これについ...

【農学】農業工学：NGO ／地震を含む研究件

【概要】研究者15名がネパールの14郡に広がる調査対象村や地域で各々現地調査を行い、ネパール地震後の復旧・復興過程を詳らかにした。それらの比較により地域ごとの多様性や相違、格差が明らかになり、その要因や背景を考察した。地域差が生じた要因のひとつに外国からの支援の有無がある。地域に外国、とくに先進国との繋がりをもつ者がいる世帯や村で復旧がより進んだ。その意味でトレッカーや登山家が訪れるランタンやソルクンブ郡...

【農学】農業工学：高速負荷／地震を含む研究件

【概要】本研究は改良個別要素法を用いて、木造住宅が大地震に遭遇した場合の挙動をコンピュータシミュレーシヨンによって再現しようとする試みの流れに立つものである。これまでの研究で、在来軸組住宅における定性的な倒壊プロセスは再現出来ることを示すことが出来たが、このシミュレーシヨン手法を有限要素法に匹敵する定量的解析手法にもっていくためにはいくつかのハードルがあった。一つには解析手法に内在する定性性で、これについ...

【農学】農業工学：断面欠損／地震を含む研究件

【概要】本研究は改良個別要素法を用いて、木造住宅が大地震に遭遇した場合の挙動をコンピュータシミュレーシヨンによって再現しようとする試みの流れに立つものである。これまでの研究で、在来軸組住宅における定性的な倒壊プロセスは再現出来ることを示すことが出来たが、このシミュレーシヨン手法を有限要素法に匹敵する定量的解析手法にもっていくためにはいくつかのハードルがあった。一つには解析手法に内在する定性性で、これについ...

【農学】農業工学：塑性挙動／地震を含む研究件

【概要】本研究は改良個別要素法を用いて、木造住宅が大地震に遭遇した場合の挙動をコンピュータシミュレーシヨンによって再現しようとする試みの流れに立つものである。これまでの研究で、在来軸組住宅における定性的な倒壊プロセスは再現出来ることを示すことが出来たが、このシミュレーシヨン手法を有限要素法に匹敵する定量的解析手法にもっていくためにはいくつかのハードルがあった。一つには解析手法に内在する定性性で、これについ...

【農学】農業工学：ほぞ穴／地震を含む研究件

【概要】本研究は改良個別要素法を用いて、木造住宅が大地震に遭遇した場合の挙動をコンピュータシミュレーシヨンによって再現しようとする試みの流れに立つものである。これまでの研究で、在来軸組住宅における定性的な倒壊プロセスは再現出来ることを示すことが出来たが、このシミュレーシヨン手法を有限要素法に匹敵する定量的解析手法にもっていくためにはいくつかのハードルがあった。一つには解析手法に内在する定性性で、これについ...

【農学】農業工学：通し柱／地震を含む研究件

【概要】本研究は改良個別要素法を用いて、木造住宅が大地震に遭遇した場合の挙動をコンピュータシミュレーシヨンによって再現しようとする試みの流れに立つものである。これまでの研究で、在来軸組住宅における定性的な倒壊プロセスは再現出来ることを示すことが出来たが、このシミュレーシヨン手法を有限要素法に匹敵する定量的解析手法にもっていくためにはいくつかのハードルがあった。一つには解析手法に内在する定性性で、これについ...

【農学】農業工学：木造軸組住宅／地震を含む研究件

【概要】本研究は改良個別要素法を用いて、木造住宅が大地震に遭遇した場合の挙動をコンピュータシミュレーシヨンによって再現しようとする試みの流れに立つものである。これまでの研究で、在来軸組住宅における定性的な倒壊プロセスは再現出来ることを示すことが出来たが、このシミュレーシヨン手法を有限要素法に匹敵する定量的解析手法にもっていくためにはいくつかのハードルがあった。一つには解析手法に内在する定性性で、これについ...

【農学】農業工学：倒壊過程／地震を含む研究件

【概要】本研究は改良個別要素法を用いて、木造住宅が大地震に遭遇した場合の挙動をコンピュータシミュレーシヨンによって再現しようとする試みの流れに立つものである。これまでの研究で、在来軸組住宅における定性的な倒壊プロセスは再現出来ることを示すことが出来たが、このシミュレーシヨン手法を有限要素法に匹敵する定量的解析手法にもっていくためにはいくつかのハードルがあった。一つには解析手法に内在する定性性で、これについ...

【農学】農業工学：荷重速度／地震を含む研究件

【概要】本研究は改良個別要素法を用いて、木造住宅が大地震に遭遇した場合の挙動をコンピュータシミュレーシヨンによって再現しようとする試みの流れに立つものである。これまでの研究で、在来軸組住宅における定性的な倒壊プロセスは再現出来ることを示すことが出来たが、このシミュレーシヨン手法を有限要素法に匹敵する定量的解析手法にもっていくためにはいくつかのハードルがあった。一つには解析手法に内在する定性性で、これについ...

【農学】生産環境農学：市民活動／地震を含む研究件

【概要】阪神淡路大震災後に端を発するボランティア活動のごく一部は、15年以上経った現在でも活動を継続している。それらの活動はずっと同じ組織で同じ活動内容だったわけではなく、様々な変遷を遂げてきている。状況に即した組織改編の基礎となるのは対象者の<生>に向き合おうとする揺るぎない理念と同時に徹底した個別ニーズ把握の姿勢であり、組織はこのニーズ充足の手段となっていることが明らかとなった。 ...

【農学】生産環境農学：地球変動予測／地震を含む研究件

【キーワード】スロースリップ / 海底圧力計 / シミュレーション / 房総沖 / 海底地殻変動 (他11件)

【概要】房総沖スロースリップ（SSE）を解明するために以下を行った。観測研究では、すべり分布を明らかにするため海底圧力計を用いた観測を行った。2014年1月ごろSSEが発生しその変動を捉えることに成功した。この際、圧力計データをパラメトリックモデルで解析する方法を開発した。シミュレーション研究では、その基礎となる房総沖の構造の決定と房総沖SSEを再現するモデルの開発を行った。構造では、房総沖のフィリピン...

【農学】生産環境農学：ニュージーラント／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【キーワード】地震 / 地球・惑星内部構造 / 地質学 / ニュージーランド / ヒクランギ海台 (他20件)

【概要】ニュージーランド北島の南部において,大規模な制御震源地震探査及び変動地形超査を実施した.その結果,沈み込む太平洋プレート及びその上盤側のオーストラリアプレートの詳細な構造が判明した.沈み込むプレート(HikurangiPlateau)は,北島中央部で傾きを大きく変化させ,その部分に海洋性地殻が付加した低速度異常構造が見られる.Wairapapafault等の巨大分岐断層は,その部分から東に向かって...

【キーワード】アスペリティ / プレート境界 / 人工地震構造調査 / 反射強度 / 巨大地震 (他12件)

【概要】海底下～10km以上深いプレート境界面上で、プレート間の固着が強い場所が、繰り返し発生する海溝型巨大地震の震源域である。なぜ固着強度が強くなるのか、その要因を解明するために、海域で人工震源を用いて行う構造調査で取得される波形記録の解析手法の開発を行った。これまでの手法では不十分であった解像度の向上に成功し、屈折波やプレート境界からの反射波に関して、到達エネルギーを明瞭に確認することができた。 ...

【農学】社会経済農学：国際貢献／地震を含む研究件

【概要】200kHz までをカバーする高感度振動センサによる微小破壊観測を, 世界で初めて大深度鉱山の硬岩中で展開し, 数百m の範囲にわたって, 微小破壊を観測することに成功した. 採掘やトンネル等でダメージを受けていない領域でも, 100kHz を超える地震波を放出するような, cm スケールの微小破壊が多数おこっていることを発見した. さらに, 数万個の微小破壊の分布は,周辺域の採掘による影響をうけ...

【農学】社会経済農学：インド／地震を含む研究件

【概要】高応力の岩盤内に間隙水が存在すると、間隙水圧や応力の変化に対し、地震活動が敏感に反応する。その詳細を至近距離で観察するために、南アフリカのERPM鉱山とBuffelsfontein鉱山において、地下2~3kmの水没境界から数十m以内の非水没域から、地震・歪・地下水圧・自然電位などの項目について、岩盤挙動の観測を行った。インドの水没鉱山については、インドから研究者を招聘し、今後の進め方について議論し...

【農学】社会経済農学：全地球測位システム(GPS) ／地震を含む研究件

【概要】プレート境界におけるすべり時空間変化を支配する摩擦特性を推定するために、GPS観測データから摩擦法則のパラメータ(摩擦パラメータ)を推定するデータ同化手法の開発を行った。この手法を2011年東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)の余効すべりに適用し、余効すべり発生領域の摩擦特性の推定を行った。その結果、従来は一定であると考えられてきた摩擦パラメータは、高速のすべり速度に対してすべりの安定性が減少するよ...

【研究代表者】大林政行独立行政法人海洋研究開発機構, 地球内部ダイナミクス領域, 主任研究員 (30359179)

【キーワード】トモグラフィー / 電離層擾乱 / 地震が発生する大気波動 / GPS-TEC擾乱 / GEONET (他18件)

【概要】大規模地震直後に電離層で発生する電子密度擾乱は、GPS衛星からの送信波の伝搬遅延量からもとめられる。国土地理院が全国に展開するGEONET GPS観測網の1秒データから、電離層擾乱の3次元構造の時間変化を求める手法を開発した。その手法を2004年十勝沖M=8に適応して、電離層擾乱が分散性を示す音波であること、大気音波は大規模地殻変動により地表(または海面)では発生し電離層まで到達することを示した。...

【キーワード】確率モデル / 地殻変動 / 地震活動 / GPSデータ / 大規模数値解析 (他15件)

【概要】研究開始当初の背景:列島地殻応力の3次元分布の推定は地震災害の予測に必須である.しかし,地下10キロ以下の地殻で応力を計測することは不可能である.このため,限られた情報を基に,応力分布の不確からしさを確率的に扱った確率モデルを構築する.各種計測データと同化することで,許容できる地殻応力分布を絞り込むことが考えられる. 研究の目的:日本列島の地殻応力の3次元分布に対する確率モデルを構築する.GPSを...

【農学】社会経済農学：農村計画／地震を含む研究件

【概要】1被災前後の環境、被災・復興の諸過程図化、集落環境の物的復興と社会変化・支援制度の解析。2住宅被害(人的被害)の実態解明と建築及び環境との関連の解明。3最激甚被災地域における地盤条件の解明。4枠組み壁組積造(Confined Masonry)の工法的妥当性の検討。5伝統的木構造であり歴史的建造物であり、軸組的に脆弱なPendopo の形態を損ねない制震技術の開発。6竹造建築の可能性を追求しその実験...

【農学】社会経済農学：技術革新／地震を含む研究件

【概要】本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。主要な成果は以下の通り。①安元３年（1177）に起きた京都大火と治承４年（1180）の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり...

【農学】社会経済農学：人的資本／地震を含む研究件

❏巨大災害と家計の人的資本投資：ネパール大地震・家屋損壊データ再調査による実証分析(19KK0041)

【概要】本研究の目的は、自然災害の中・長期の経済効果を、被災地からの転出や子どもの進学選択・職業選択といった所得だけでは捉えきれない厚生変化も含めて、家計レベルで検証することである。そのためには、自然災害で家計が被った被害の程度を、できるだけ正確に把握しておく必要がある。本研究の主要なアイデアは、2015年のネパール大震災後に、ネパール政府が建築士を雇用して家屋の破損度を査定した100万軒強の家計調査結果...

【農学】森林圏科学：衛星画像／地震を含む研究件

【概要】地震前後に撮影した高解像度の衛星画像(GeoEye1)を分析し、液状化により噴砂・噴水が発生した箇所とその範囲を精度良く判別する手法を開発した。液状化発生を現地確認してある地点の情報をトレーニングデータとして用いることで、被災後の衛星画像から類似の地点を抽出し、この抽出結果を現地調査で検証した。また、実際の噴砂試料を用いて地表面に噴出した後の乾燥過程を室内で再現し、画像スペクトルの変化をスペクトル...

【農学】森林圏科学：UAV ／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【概要】本研究では、ネパール・ポカラ地域の地理特性に起因する地盤災害リスクの評価を目的とし、現場調査技術を活用して調査を実施した。調査対象は、アルマラ地区の地盤陥没、および市街地の液状化リスク評価である。アルマラ地区の地盤陥没の要因として、当該地は浸食されやすい地盤で構成されている事、および水みちとなる旧河道が存在していることが示された。また、表面波探査と簡易動的貫入試験から将来の陥没発生個所を評価できる...

【農学】森林圏科学：自然現象観測・予測／地震を含む研究件

【概要】近年、時間は事象が起きたときにのみ進むとするNatural timeという新しい時間概念に基づいて臨界現象の時系列解析を行うと、システムが臨界点に達しているか否かを推定できることが示唆された。Natural Timeはイベントごとに時間が進む性質を持ち、指標κ1が0.07に収束することで臨界状態かどうか判別できる。本研究では、κ1の値が臨界点接近にともなって0.07に収束することを既知の臨界現象の...

❏高感度ボアホールアンテナを用いた至近距離微小地震に伴う電位変動観測(22340122)

【キーワード】自然現象観測・予測 / 地震現象 / 電磁場変動 / 微小地震 / 固体地球物理学 (他6件)

【概要】電位変動を測定するための低周波数帯、高周波数帯、及び広帯域の新型の高感度アンテアを作成し、南アフリカの金鉱山にH22年に設置した。H23年には、さらにボアホール磁力計を作成し同鉱山に設置した。結晶方向がランダムな石英を多数含む岩石内で微小地震が発生した場合における、地震発生時の電位シグナルの大きさを、地震のマグニチュードと震源距離の関数としてモデルに基づき評価した。これまでマグニチュードと震源距離...

【農学】森林圏科学：土壌水分／地震を含む研究件

【研究代表者】名和一成国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 研究グループ長 (20262082)

【概要】沖縄・先島諸島スロースリップイベントの発生域に位置する国立天文台VERA石垣島観測局とその周辺の地下水挙動を明らかにするため、重力計、気象・土壌水分量計、地震計、水圧計など様々な原理のセンサーを用いて連続観測を実施した。併せて、VERA局周辺の詳細な地下構造を明らかにするための探査を実施した。結果として、重力計や地震計データから観測点近傍の地下水位やダム水位の変化、土壌水分量の変化に起因すると考え...

【農学】森林圏科学：斜面安定解析／地震を含む研究件

【農学】森林圏科学：火山地域／地震を含む研究件

【農学】森林圏科学：表層崩壊／地震を含む研究件

【農学】森林圏科学：ドローン／地震を含む研究件

【キーワード】カイコウラ地震 / 動的破壊シミュレーション / 地震発生 / レオロジー / スロー地震 (他22件)

【概要】断層の３次元形状は，大地震の規模を含む動的な破壊過程の一つの支配的な要素であるが，定量的な理解やモデル検証には未だに大きな課題がある．本研究では，2016年M7.9カイコウラ（ニュージーランド）地震に伴って観測された全長約200kmにおよぶ多数断層の破壊過程のモデル化を通じて，自然地震現象の定量的な理解を行っている．これまでにM7.9地震の滑り分布の主たる特徴の再現には成功した．その上で，１）当該...

【農学】水圏応用科学：インドネシア／地震を含む研究件

【概要】1被災前後の環境、被災・復興の諸過程図化、集落環境の物的復興と社会変化・支援制度の解析。2住宅被害(人的被害)の実態解明と建築及び環境との関連の解明。3最激甚被災地域における地盤条件の解明。4枠組み壁組積造(Confined Masonry)の工法的妥当性の検討。5伝統的木構造であり歴史的建造物であり、軸組的に脆弱なPendopo の形態を損ねない制震技術の開発。6竹造建築の可能性を追求しその実験...

【農学】水圏応用科学：資源／地震を含む研究件

【概要】南アフリカ金鉱山の深度約1kmにおいて，採鉱により岩盤内で発生するAEを高分解能観測網により至近距離で計測し，様々な規模(数cm ～100m)の岩盤破壊を検出した．AE源の高精度決定により，厚さ数m，長さ約10-30mで傾斜する板状のダメージ構造を抽出できた．比較的緩やかな応力場変化に起因する大規模破壊は，広範な領域において岩盤が一気にせん断破壊を起こすのではなく，ダメージゾーンの形成が大規模破壊...

【農学】水圏応用科学：さんご／地震を含む研究件

❏サンゴマイクロアトールに基づく琉球海溝の巨大地震履歴の解明(21H01167)

【キーワード】地震 / サンゴ / 地殻変動 / 琉球海溝

【医歯薬学】基礎医学：自律分散システム／地震を含む研究件

【キーワード】モニタリング / 損傷同定 / 地震 / リアルタイム危機制御 / センシング (他11件)

【概要】まず,移動体(列車,自動車)によるセンシング手法の確立に向けた研究を行った.計測システムはMEMS加速度計,位置を知るための小型GPS,小型ノートブックPCから構成し,車両,自動車に設置してフィールドで測定を行った.線路や路面の状態と加速度(鉛直)応答との関係を調査し,その再現性,速度依存性,車両依存性などを調べた.再現性は,極めて高いことが確認された.車両依存性については,同一路面(軌道)上での...

【医歯薬学】境界医学：長期効果／地震を含む研究件

❏巨大災害と家計の人的資本投資：ネパール大地震・家屋損壊データ再調査による実証分析(19KK0041)

【概要】本研究の目的は、自然災害の中・長期の経済効果を、被災地からの転出や子どもの進学選択・職業選択といった所得だけでは捉えきれない厚生変化も含めて、家計レベルで検証することである。そのためには、自然災害で家計が被った被害の程度を、できるだけ正確に把握しておく必要がある。本研究の主要なアイデアは、2015年のネパール大震災後に、ネパール政府が建築士を雇用して家屋の破損度を査定した100万軒強の家計調査結果...

【医歯薬学】外科系臨床医学：組織化／地震を含む研究件

【概要】阪神淡路大震災後に端を発するボランティア活動のごく一部は、15年以上経った現在でも活動を継続している。それらの活動はずっと同じ組織で同じ活動内容だったわけではなく、様々な変遷を遂げてきている。状況に即した組織改編の基礎となるのは対象者の<生>に向き合おうとする揺るぎない理念と同時に徹底した個別ニーズ把握の姿勢であり、組織はこのニーズ充足の手段となっていることが明らかとなった。 ...

【医歯薬学】外科系臨床医学：改造／地震を含む研究件

【概要】本研究は、日本の建築と都市にかかわって、<天災・人災→被害→修理・再建・再生>というプロセスについて、日本の7世紀から20世紀まで、実例を調査、収集する。そして特にその際に起きた技術革新と建築様式の変化を明らかにすることが目的である。主要な成果は以下の通り。①安元３年（1177）に起きた京都大火と治承４年（1180）の南都焼討は、大仏様を誘発する契機となり、和様を中心様式から引きずり...

【医歯薬学】社会医学：コンピュータ・シミュレーション／地震を含む研究件

❏深発地震の異常震域の成因解明に向けた、波形解析・モデル・シミュレーション統合研究(26400444)

【キーワード】地震 / 深発地震 / 異常震域 / MOW / 地震波伝播シミュレーション (他15件)

【概要】日本海下で起きる深発地震の広帯域地震波形を調査し、深さ400 km以深の地震においてS波初動部の波形が変化し、低周波数の先駆波が見られることを明らかにした。これをスラブ内部に相転移遅れにより生じた薄い、くさび形状の低速度層（MOW）によるものと考え、2010年２月12日に発生したウラジオストックの深発地震（578 km, Mw6.8）の地震波形を差分法に基づき計算し、MOWの存在を確認するとともに...

【医歯薬学】社会医学：国際協力／地震を含む研究件

❏ペルーの地震防災力向上を目指す国際共同研究のための企画調査(17631007)

【研究期間】2005

【キーワード】国際協力 / 地震 / 防災 / 地盤工学 / 耐震 (他6件)

【概要】本企画調査では,昨年度まで5カ年に渡り(独)防災科学技術研究所が中心として行ってきた,科学技術振興調整費による国際共同研究(多国間型)の「アジア・太平洋地域に適した地震・津波災害軽減技術の開発とその体系化に関する研究」の成果を発展させて,地震防災分野における新たな国際研究プロジェクトの創出を模索するために,企画調査を立案し,実行した. 地震防災分野のなかでも,ペルーにとって重要度が高いと考えられる...

【医歯薬学】社会医学：トルコ／地震を含む研究件

❏東部アナトリア地域の歴史的建築遺構における建築技術の交流と特質に関する調査・研究(18404017)

【概要】オリエント、中央アジア、地中海、黒海に通じる文明の交錯路に位置する東部アナトリア地域において、特に10~14世紀にかけて展開し、今日にまで残存するアルメニア、グルジア、セルジュークなどの建築遺構について、その耐震性、構造特性、建築材料、架構技術などの建築技術の観点から、調査・分析ならびに比較検討を行い、個々の建築文化の間にみられる特質の関係を考察することで、異文化間の交流が当該地域の建築に果たした...

【医歯薬学】社会医学：社会学／地震を含む研究件

【概要】阪神淡路大震災後に端を発するボランティア活動のごく一部は、15年以上経った現在でも活動を継続している。それらの活動はずっと同じ組織で同じ活動内容だったわけではなく、様々な変遷を遂げてきている。状況に即した組織改編の基礎となるのは対象者の<生>に向き合おうとする揺るぎない理念と同時に徹底した個別ニーズ把握の姿勢であり、組織はこのニーズ充足の手段となっていることが明らかとなった。 ...

【医歯薬学】歯学：不均一性／地震を含む研究件

【概要】ゲルは，高分子からなるやわらかい弾性体であり，すべらせるとしばしばスティック－スリップ運動を起こす．ゲルのスティック－スリップ運動は，断層が一時的かつ局所的にすべりを起こす地震現象と類似した振る舞いを示すことから，地震現象のモデル系として用いられている．本研究では，実験条件によってスティック－スリップ運動の複雑性をコントロールできることを発見した．また，その場可視化を用いてスティック－スリップサイ...

【医歯薬学】歯学：バイオメカニクス／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【医歯薬学】薬学：自己組織化／地震を含む研究件

【概要】ゲルは，高分子からなるやわらかい弾性体であり，すべらせるとしばしばスティック－スリップ運動を起こす．ゲルのスティック－スリップ運動は，断層が一時的かつ局所的にすべりを起こす地震現象と類似した振る舞いを示すことから，地震現象のモデル系として用いられている．本研究では，実験条件によってスティック－スリップ運動の複雑性をコントロールできることを発見した．また，その場可視化を用いてスティック－スリップサイ...

【医歯薬学】薬学：発熱／地震を含む研究件

【概要】断層の滑り摩擦の絶対値を知るために、来るべき地震の断層のすぐそばに精密温度計のアレーを設置するという世界で初めての観測を行った。南アフリカの金鉱山に、地下3kmでの採掘活動が大規模な地質断層のそばで行われているところがある。我々は、この地点で長さ30m程度の多数のボーリングを行い、コアと、孔内ビデオ映像の詳細な解析により、厚さ20mを超える複雑な断層帯の構造を三次元的に描きだした。その結果、断層帯...

【医歯薬学】薬学：温度／地震を含む研究件

【概要】断層の滑り摩擦の絶対値を知るために、来るべき地震の断層のすぐそばに精密温度計のアレーを設置するという世界で初めての観測を行った。南アフリカの金鉱山に、地下3kmでの採掘活動が大規模な地質断層のそばで行われているところがある。我々は、この地点で長さ30m程度の多数のボーリングを行い、コアと、孔内ビデオ映像の詳細な解析により、厚さ20mを超える複雑な断層帯の構造を三次元的に描きだした。その結果、断層帯...

【医歯薬学】薬学：薬学／地震を含む研究件

【概要】本研究は,米国ベル研究所を中心に本代表者も参加して10年以上の歳月をかけて開発されたデータ解析用の計算言語1環境Sの更なる高度化をめざした研究である.Sはオブジェクト指向型の関数型言語を基本とした対話型の解析環境であり,きわめて先進的であるが,その前段階であるデータの収集,組織化,加工,モデルの探索に関してはまだ未成熟な段階にとどまっている.そこで,本研究では本代表者らが開発したデータ記述とデータ...

【医歯薬学】看護学：データベース／地震を含む研究件

【概要】自然災害全般を対象とした火災のリスク評価・対応技術の確立のため、次に示す(a)～(c)の課題について研究を継続して実施した。(a)自然災害を起因として発生する火災に関する国内外を対象とした事例収集については、地震火災及び豪雨・台風時の火災について実施した。地震火災について、関東大震災については、日本火災学会地震火災専門委員会の西田委員提供の資料を参照、北海道南西沖地震については、建設省建築研究所の...

【概要】本研究では、建物被害推定精度の向上を目指し、木造建物の耐震性能の地域性に着目し、新たな被害関数の提案を行った。まず、木造住宅の耐震性能の地域的な違いについて、耐震診断データをもとに分析した。耐震改修事業者より約3万棟の診断データを入手し、北海道・東北・関東・北陸・中部・東海・関西・山陰・山陽・四国・九州の11地域で集計し、診断評点分布の比較を行なった。その結果、関西地方で壁量が比較的少ない建物が...

【医歯薬学】看護学：構造／地震を含む研究件

【概要】2008年岩手・宮城内陸地震の断層破砕帯を横断する測線上で、計120点の地震計を高密度に展開し、約10日間にわたり連続波形記録を取得した。この波形記録を用いたトモグラフィー解析をおこなうことで、断層破砕帯の微細構造を推定した。その結果、既存の断層に対応すると考えられる低速度帯がイメージングされた。これらの低速度帯は地殻内に存在する流体やクラック等を意味している可能性があり、断層強度は低いことが示唆...

【医歯薬学】看護学：病棟／地震を含む研究件

【概要】本研究では、病棟患者の生命に対する脅威の性格が対極的な災害として、火災及び大地震を対象としている。火災については、平成20年度に技術的可能性の解明に必要な基本的な検討を終えており、平成21年度は、従来、研究例の少ない地震時及び地震後の医療継続・生命維持について、実態調査と計画の基本的方向性を検討した。調査は、大地震の経験のある新潟県、大阪府、兵庫県及び被災経験はないが、地震に強い関心のある千葉県、...

【医歯薬学】看護学：アウトリーチ／地震を含む研究件

【研究代表者】勝俣啓 (2009-2010) 北海道大学, 大学院・理学研究院, 准教授 (10261281)

【概要】平成20年度に発生したチリ地震では津波の日本への到達が予測され,一日以上にわたって注意報や警報が発令された.地震発生から一週間後に津波に関する意識調査を実施した.「外国で起きた地震で発生した津波は日本まで到達することがあると思うか」などの問いに対しておよそ95%の正答率が得られ,日本人の津波に関するリテラシーの高さが明らかとなった.平成22年度はイタリアにおける地震予知問題に関する調査を実施した....

【医歯薬学】看護学：台湾／地震を含む研究件

❏地震と降雨による複合斜面災害の危険度判定と早期警報技術の適用に関する海外調査研究(25303015)

【概要】中国、台湾、日本で、強い地震によって損傷を受けた自然斜面が、その後の豪雨をきっかけに崩壊する「地震と降雨の複合的な作用」による斜面災害を対象として調査研究を行った。（１）地震で強震を受けた山岳地域の斜面で、踏査、機器を使った調査と観測、現地実験を行い、斜面の不安定化の実態とメカニズムを把握し、危険な斜面の抽出の方法や災害を軽減する方法を提案した。（２）低コストで簡易な斜面表層の変状の観測装置を用い...

【医歯薬学】看護学：社会的包摂／地震を含む研究件

【概要】研究者15名がネパールの14郡に広がる調査対象村や地域で各々現地調査を行い、ネパール地震後の復旧・復興過程を詳らかにした。それらの比較により地域ごとの多様性や相違、格差が明らかになり、その要因や背景を考察した。地域差が生じた要因のひとつに外国からの支援の有無がある。地域に外国、とくに先進国との繋がりをもつ者がいる世帯や村で復旧がより進んだ。その意味でトレッカーや登山家が訪れるランタンやソルクンブ郡...

【医歯薬学】看護学：ネパール／地震を含む研究件

❏巨大災害と家計の人的資本投資：ネパール大地震・家屋損壊データ再調査による実証分析(19KK0041)

【概要】本研究の目的は、自然災害の中・長期の経済効果を、被災地からの転出や子どもの進学選択・職業選択といった所得だけでは捉えきれない厚生変化も含めて、家計レベルで検証することである。そのためには、自然災害で家計が被った被害の程度を、できるだけ正確に把握しておく必要がある。本研究の主要なアイデアは、2015年のネパール大震災後に、ネパール政府が建築士を雇用して家屋の破損度を査定した100万軒強の家計調査結果...

【概要】研究者15名がネパールの14郡に広がる調査対象村や地域で各々現地調査を行い、ネパール地震後の復旧・復興過程を詳らかにした。それらの比較により地域ごとの多様性や相違、格差が明らかになり、その要因や背景を考察した。地域差が生じた要因のひとつに外国からの支援の有無がある。地域に外国、とくに先進国との繋がりをもつ者がいる世帯や村で復旧がより進んだ。その意味でトレッカーや登山家が訪れるランタンやソルクンブ郡...

【キーワード】ネパール / 地震 / カトマンズ盆地 / 地盤データベース / 世界文化遺産 (他9件)

【概要】ネパールの予想される直下型地震に関わる防災検討を行い、次の成果を得た。住民の地震防災意識アンケート調査により甚大な被害が予想される古い町並みに住む人々の防災意識が乏しく、被害の増加に繋がることが確認された。カトマンズ盆地の電子地盤データベースを構築し、動的解析の基礎資料を得た。世界文化遺産であるチャングナラヤニ寺院の立つ丘陵地の地すべり調査の結果、寺院の敷地近くまで崩壊前線が迫っていることが明らか...

【医歯薬学】看護学：数理モデル／地震を含む研究件

【概要】本研究は,比較的単純な噴火形態を繰り返す火道システムの確立した火山を対象に振動現象の観測データから,火道浅部の内部状態を推定する方法を確立し,一連の噴火活動中での噴火様式変化の推定に結びつけることを目的とした.本研究期間中に,2011年霧島新燃岳の噴火が発生し,準プリニー式噴火,マグマ湧出,ブルカの式噴火という異なる噴火に対する火口近傍で地震,地殻変動,空振という多項目の観測データを得ることに成功...

【医歯薬学】看護学：乳幼児／地震を含む研究件

【概要】本研究は,事故や迷子といった,子どもの生存に直結する彼らの空間対処能力という重要な自律能力の不全について,その実態を質問紙調査と実験から心理・行動学的に検討しようとするものである。まず事故の研究については,あわせて4種類の質問紙調査と2種類の実験が行われた.その結果,質問紙調査からは,子どもの事故は3歳で多発するが,大事故に関しては0歳にも大きなピークがあること,通常の事故は屋外で転んで足を怪我...

【医歯薬学】看護学：日本／地震を含む研究件

【概要】本研究では、近現代日本で発生した災害を記録した史料を調査、収集、整理した。主な調査先は国立国会図書館憲政資料室、防衛省防衛研究所戦史研究センター、各地の文書館である。文書整理では、「三島家文書」（三島通庸や通陽に関わる文書）の整理・目録化を実施した。その結果、地震、風水害、冷害などに関わる史料、救済や復興、防災などに関わる史料が確認された。それらに基づいて学会発表、論文作成などをおこなった。 ...

【医歯薬学】看護学：質問紙調査／地震を含む研究件

【概要】本研究は,事故や迷子といった,子どもの生存に直結する彼らの空間対処能力という重要な自律能力の不全について,その実態を質問紙調査と実験から心理・行動学的に検討しようとするものである。まず事故の研究については,あわせて4種類の質問紙調査と2種類の実験が行われた.その結果,質問紙調査からは,子どもの事故は3歳で多発するが,大事故に関しては0歳にも大きなピークがあること,通常の事故は屋外で転んで足を怪我...

【医歯薬学】看護学：意思決定／地震を含む研究件

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【医歯薬学】看護学：ホームページ／地震を含む研究件

❏震源域物質研究プロジェクトの準備-地質学と地球物理学のカップリングによる地震発生機構の解明-(10894019)

【研究代表者】小松正幸愛媛大学, 理学部, 教授 (00018665)

【研究期間】1998

【キーワード】地震 / 震源域 / 地質学 / 地球物理学 / 断層 (他6件)

【概要】本企画調査では,6月に次のようなアンケート調査を「地質学と地震メーリンググループ」上で行なった(本質部分のみ抜粋).1.地震が科学的な方法で予測できるとお考えですか?2.1の肯定に基づいた地震予測研究に興味がありますか?3.自分のテーマ(仕事)を地震予測に繋げていく考えはありますか?回答下さった多くの方が地震の科学的な予測について希望のある考え方をしていることがわかった.ただし,地震の発生はおそら...

【医歯薬学】看護学：転倒／地震を含む研究件

【概要】本研究では，超巨大地震時におけるヒトの姿勢制御メカニズムについて検討するために，ヒトを振動台に乗せて地震波による加振を行う振動台搭乗実験を行い，台車型二重倒立振子に基づくヒトの地震応答解析モデルを構築した．次に，構築されたモデルに様々な地震動を入力し，地震時におけるヒトの転倒による死傷メカニズムを解明した．また，構築した人体モデルを用いて，地震時における建物内での人間転倒の有無や，家具や壁等との衝...

【概要】近年のわが国の地震では、家具などの転倒による室内での人的・物的被害が、負傷者の大きな割合を占めるようになってきた。このような背景から、本研究では屋内収容物の地震時転倒などの挙動に関する振動台実験と,個別要素法(DEM)に基づく解析手法の開発を行った.まず,さまざまな大きさの木製ブロックに対して振動台実験を実施し,ブロックのロッキングから転倒に至る挙動を,加速度計およびビデオで記録した.次にこの数値...

【医歯薬学】看護学：コミュニケーション／地震を含む研究件

【概要】東日本大震災から1１年を迎える202１年度末に岩手県および宮城県沿岸部に赴いて，東日本大震災の被災地域にて成果を報告しようと思っていたが，新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてキャンセルせざるを得ない状況であった． ...

【キーワード】災害情報 / 地震災害 / イタリア裁判 / 科学コミュニケーション / リスク・コミュニケーション (他18件)

【概要】社会が災害科学に期待することは自然災害の防止や軽減であり，それには災害を予測する必要があるが，予測が困難な場合が多いため，災害科学の社会貢献は不定性が高くなる．それを念頭に置かずに「踏み越え」が行われると科学者が刑事責任まで問われることがあり，イタリアのラクイラ地震裁判はその最近の例である．我々は，資料収集や聞き取り調査，判決理由書の分析等を行い，そこでの災害科学の不定性と科学者の責任を検討した．...

【医歯薬学】看護学：コミュニティ／地震を含む研究件

【概要】研究者15名がネパールの14郡に広がる調査対象村や地域で各々現地調査を行い、ネパール地震後の復旧・復興過程を詳らかにした。それらの比較により地域ごとの多様性や相違、格差が明らかになり、その要因や背景を考察した。地域差が生じた要因のひとつに外国からの支援の有無がある。地域に外国、とくに先進国との繋がりをもつ者がいる世帯や村で復旧がより進んだ。その意味でトレッカーや登山家が訪れるランタンやソルクンブ郡...

【医歯薬学】看護学：教育／地震を含む研究件

❏巨大災害と家計の人的資本投資：ネパール大地震・家屋損壊データ再調査による実証分析(19KK0041)

【概要】本研究の目的は、自然災害の中・長期の経済効果を、被災地からの転出や子どもの進学選択・職業選択といった所得だけでは捉えきれない厚生変化も含めて、家計レベルで検証することである。そのためには、自然災害で家計が被った被害の程度を、できるだけ正確に把握しておく必要がある。本研究の主要なアイデアは、2015年のネパール大震災後に、ネパール政府が建築士を雇用して家屋の破損度を査定した100万軒強の家計調査結果...

【医歯薬学】看護学：実践知／地震を含む研究件