沈み込みプレート境界地震発生帯の速度物性分布と物性獲得プロセスの解明
【研究分野】固体地球惑星物理学
【研究キーワード】
内部変動 / 物性 / 沈み込みプレート境界地震発生帯 / 付加体 / 弾性波速度物性 / 四万十帯 / 南海トラフ / 続成過程
【研究成果の概要】
陸上に露出している過去の沈み込みプレート境界の堆積物を対象に,その固さを弾性波速度で定量化し,その分布と岩石化プロセスを検討した。調査地域は四国白亜系四万十帯である。手法として,弾性波速度測定器の開発と,野外調査とサンプル採取,弾性波速度の測定を行った。その結果,現在の南海地震断層には高圧の流体の存在,地震発生深度における岩相による岩石化プロセスの相違,深部における粘土鉱物の脱水による流体の集中過程などが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
坂口 有人 | 独立行政法人海洋研究開発機構 | 地球内部変動研究センター | 技術研究主任 | (Kakenデータベース) |
辻 健 | 京都大学 | 工学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)