琵琶湖周辺域における高分解能気候・水収支変遷史解明
【研究分野】地質学
【研究キーワード】
環境 / 変遷史 / 水収支 / 湖沼 / 琵琶湖
【研究成果の概要】
湖底堆積物分析値と気象観測測器データとの関係を検討し,夏季平均気温と生物源シリカ濃度との間に最もよい相関があることを明らかにした.生物源シリカ濃度から夏季平均気温を導き出すための変換式(Transfer function)を確立し,この古気温推定値から温暖期と寒冷期の温度差は夏季平均気温で10℃あったと推定した.REDFIT3.5(Schulz and Mudelsee,2002)を用いて周波数解析を行った結果,23000年周期のほかに4200年から230年に亘る16の周期性を確認した.その主なものは太陽活動周期・日射量変動周期・海洋循環周期である.
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2010
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)