太陽風中の非磁化天体の形成する電磁環境の研究
【研究分野】超高層物理学
【研究キーワード】
太陽風 / 月 / 非磁化天体 / ウェイク / プラズマ / 磁場変動 / ULF波 / ELF波 / ホイスラ波 / 電子ビーム / ELF / イオンサイクロトロン波 / 磁力線 / かぐや衛星 / プラズマシート境界 / 反射プロトン / 反射電子 / サイクロトロン共鳴 / 磁気流体波 / ULF/ELF / 帯電 / デバイ長 / イオン / かぐや / PICシミュレーション / 電場 / 加速 / 熱速度 / MAP/LMAG
【研究成果の概要】
太陽風中の障害物下流のウェイク中では、障害物の下流側表面が負に帯電するため、周辺のイオンが電場による加速を受け、真空へのプラズマ侵入の場合よりも効率的にウェイクに流入することを2次元粒子シミュレーションによって示した。ウェイク中では電子密度が低いためデバイ長が長く、帯電による電場が太陽風中よりも広範囲に及ぶこと、また、障害物のサイズが大きいとイオンが電場加速を受ける距離が長く、ウェイク深部にイオンが入りやすいことを示した。
月面及び月固有磁場により反射したプロトンや電子によって、月の昼側、昼夜境界、およびウェイク深部において低周波の磁場変動が励起されていることをかぐや衛星観測から示した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
綱川 秀夫 | 東京工業大学 | 大学院理工学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
齋藤 義文 | 宇宙航空研究開発機構 | 宇宙科学研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)