天体衝突がもたらす地球環境変動の実験的解明
【研究分野】気象・海洋物理・陸水学
【研究キーワード】
地球環境システム / 天体衝突 / 惑星表層環境 / 衝突脱ガス / 大気進化 / 生命の起源 / 地球化学 / 高速分光計則 / 惑星大気
【研究成果の概要】
本研究では, 堆積岩及び各種氷の衝突脱ガス過程における化学反応過程の解明を目的として実験を行った. また, 脱ガス過程からの反応生成物が, 地球気候システムに及ぼす影響の定量的評価を行った. 結果として, (1)衝撃脱ガスによるCO2の発生は, 先行研究の推定より非常に高圧でのみ起きることと(2)白亜期末の巨大隕石衝突後には, 従来想定されていたCO2の大量発生ではなくCOが大量に発生したらしいこと, (3)COが大量発生した場合には, 強力な温室効果が起きることが分かった.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
阿部 彩子 | 東京大学 | 気候システム研究センター | 准教授 | (Kakenデータベース) |
杉田 精司 | 東京大学 | 大学院・新領域創成科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
大野 宗祐 | 千葉工業大学 | 惑星探査研究センター準備室 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【配分額】18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)