かんらん岩融解過程における白金族元素の挙動と始原的マントル存在度の再検討
【研究分野】岩石・鉱物・鉱床学
【研究キーワード】
地殻・マントル物質 / 白金族元素 / オスミウム同位体 / かんらん岩 / 地球化学 / 岩石・鉱物・鉱床学
【研究成果の概要】
地球マントルの形成条件に制約を与えることを目的に、かんらん岩試料の白金族元素濃度.オスミウム同位体比の高精度分析を簡便に行うルーチン手法を確立し、東太平洋海膨より回収された深海性かんらん岩試料に適用した。その結果、白金族元素はマグマや流体による移動度が非常に低く、中央海嶺直下での高い融解作用やその後の変質作用を被った深海性かんらん岩についても、起源マントルの組成やその不均質性程度を理解する上で有用であることが判明した。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
鈴木 勝彦 | 独立行政法人海洋研究開発機構 | 地球内部ダイナミクス領域 | 主任研究員 | (Kakenデータベース) |
仙田 量子 | 独立行政法人海洋研究開発機構 | 地球内部ダイナミクス領域 | 技術研究副主任 | (Kakenデータベース) |
丸岡 照幸 | 筑波大学 | 大学院・生命環境科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
D. GRAHAM Pearson | イギリス、ダラム大学 | 教授 |
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【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】2,704千円 (直接経費: 2,080千円、間接経費: 624千円)