堆積・続成過程における微量元素の化学状態決定と化学的挙動の解明:古環境指標の確立
【研究分野】地球宇宙化学
【研究キーワード】
微量元素 / 希土類元素 / 堆積過程 / 続成過程 / 化学状態 / 古環境 / 堆積物 / 堆積・続成過程 / 腐植物質 / 原油 / バクテリア / 化学状態決定 / 古環境指標 / マンガン酸化物 / 海洋環境 / 深海底堆積物 / チャート / Mn酸化物相 / リン酸塩相 / XANES法 / LA-ICP-MS
【研究成果の概要】
堆積岩の地球化学的特徴は、地球表層環境の変遷を記録している。本研究では、希土類元素(REE)をはじめとする微量元素について、堆積物への取込みメカニズムと堆積後の反応を原子・分子のミクロな観点から解明した。海洋性堆積物において、堆積時にマンガン酸化物相に取り込まれたREEは続成作用によりリン酸塩相に移動するものの、堆積物全体としてのREEパターンはほぼ変化していないことを初めて明らかにした。この結果は、海洋性堆積物に対してREEパターンは古環境を推定する有効な地球化学的指標であることを示した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
高橋 嘉夫 | 広島大学 | 大学院・理学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)