ウラン-トリウム放射非平衡による九州の火山の成因の研究
【研究分野】地球宇宙化学
【研究キーワード】
九州弧 / ウラン-トリウム放射非平衡 / 火山岩 / スラブ溶融 / 堆積物溶融 / 沈み込み流体 / ウランートリウム放射非平衡 / スラブ流体 / 九州 / ウラン-トリウム放射非平衡 / アダカイト / 火山 / ウラン‐トリウム放射非平衡
【研究成果の概要】
本研究では,九州弧の火山が,沈み込むスラブからの流体の付加に起因する火成活動を起源とするか,あるいは沈み込むスラブや堆積物の溶融による火成活動を起源とするかを,ウラン-トリウム放射非平衡分析から検討した.45試料を分析した.
分析した火山岩は,(230Th/238U)が1に近く,放射平衡に近い試料が多い.(230Th/238U)が1.05より大きい試料は,鬼箕,阿蘇の一部,雲仙,福江島,開聞の一部に見られ,Tb/Yb比などが高い傾向があり,ザクロ石の存在下での融解が示唆される.流体の付加に起因する火成活動で見られる(230Th/238U)が1より小さい試料はほとんど存在しないようである.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
三好 雅也 | 福井大学 | 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)