生息深度の異なる浮遊性有孔虫の14C年代差から探る黒潮域の亜表層水塊変動
【研究分野】層位・古生物学
【研究キーワード】
14C年代差 / 環境変動 / 気候変動 / 有孔虫 / 黒潮 / 亜熱帯循環 / 浮遊性有孔虫
【研究成果の概要】
北西太平洋の黒潮流域や亜熱帯ジャイヤ域から得られた複数の海洋コアを用いて,異なる生息水深を持つ浮遊性有孔虫種の放射性炭素(^<14> C)年代測定および酸素同位体分析を行い,表層.亜表層間の^<14> C年代差および酸素同位体偏差を復元した。その結果,完新世では表層.亜表層^<14> C年代差はほとんど存在しないが,最終融氷期および最終氷期最寒期には1000年を超える^<14> C年代差が普遍的に存在することが明らかとなった。北西太平洋において海洋コアの年代モデルを構築するためには,表層種のみを用いて^<14> C年代測定をする必要がある。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
横山 祐典 | 東京大学 | 大気海洋研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【配分額】2,860千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 360千円)