気圧波解析が明かす巨大地震に伴う津波発生過程
【研究分野】固体地球惑星物理学
【研究キーワード】
津波 / 2011年太平洋東北沖地震 / 2010年チリ地震 / 津波伝播速度低下伝播速度低下 / 初期反転位相 / 津波シミュレーションシミュレーション / 遠地津波波形 / DART / 2014年チリ地震 / 津波シミュレーション / 津波到達遅延 / 津波波形インバージョン / 断層滑り分布 / 太平洋東北沖地震 / 東日本大震災 / チリ地震 / 津波速度低下 / 津波初期反転位相 / 気圧波生成 / 大気波動伝播 / 圧力波 / 大気境界波
【研究成果の概要】
2010年チリ地震と2011年東北沖地震による太平洋を横断する津波は、数値津波シミュレーションより、系統的に最大15分遅れ、遠地点では反転した津波初動が観測された。測定された津波の位相速度は逆分散性を示し、1000秒より長い周期帯では遅くなっていた。これらは重力・弾性結合した津波の津波の位相速度と一致しており、海水の疎密、弾性地球の加重変形、津波の伝播時の地球重力場の変動の影響であることが示された。新たな津波シミュレーション法を開発し、その波形は、遠地における初期反転位相を含む津波観測波形を正確に再現した。観測波形とシミュレーション波形の走時差は5分以下に縮小し、波形の差異は驚く程減少した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
今西 祐一 | 東京大学 | 地震研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
村山 貴彦 | |
新井 伸夫 | |
岩国 真紀子 | |
野上 麻美 | |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)