古天気情報データ同化システムの構築
【研究分野】気象・海洋物理・陸水学
【研究キーワード】
古天気 / データ同化 / 大気再解析 / 古気候 / 社会変動 / 気候モデル / 古日記 / 文理融合 / アンサンブル / 大気環境場 / 雲量
【研究成果の概要】
既存の水同位体情報データ同化システムをベースに、古日記に記載された情報の利用を念頭に置いた「古天気情報データ同化システム」を構築した。日本域の18地点で天気情報が観測されたとするデータ同化実験を行い、真値の雲量、表面気圧、気温、風速、水蒸気量、降水量などにどの程度近づくのかを調べた。その結果、ほぼすべての変数に、現実的な観測データ分布を想定した日本のほぼ全域で「良い」観測インパクトが生じていることがわかった。本研究により、古天気情報のデータ同化手法が確立され、現在最長で130年程度の大気再解析データを劇的に過去に延長できる可能性が示された。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)