火星・月隕石中に含まれる茶色カンラン石の成因とリモートセンシングデータへの応用
【研究分野】岩石・鉱物・鉱床学
【研究キーワード】
火星隕石 / カンラン石 / リモートセンシング / ナノ粒子 / 衝撃変成 / マグネタイト / 金属鉄 / ユレイライト / アングライト / 磁化率 / ナノパーティクル / 鉄ニッケル合金
【研究成果の概要】
火星・月隕石中に含まれる茶色カンラン石を透過型電子顕微鏡で観察し、これらのカンラン石中に金属鉄またはマグネタイトのナノ粒子が普遍的に含まれていることが明らかになった。これらの着色したカンラン石を赤外顕微鏡を用いて分析したところ、カンラン石中の着色した部分と着色していない部分で1050cm^<-1>付近の赤外スペクトルに明確な差が生じることが示され、赤外域のリモートセンシングデータを解釈する上で重要な情報となることが分かった。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)