第一原理計算の多重実行と統計力学に基づいた酸化物固溶体の構造と物性
【研究分野】金属物性
【研究キーワード】
第一原理計算 / セラミックス固溶体 / 平衡状態図 / 熱力学 / 統計力学
【研究成果の概要】
本研究では,高精度第一原理計算と統計力学計算を組み合わせて,酸化物の固溶体構造と物性を評価する新しい計算手法を開発し,具体的にプログラムとして実装,計算を実行した.計算結果の検証と,計算手法の改良を目的として,固溶体試料の合成および評価実験を並行して行い,計算にフィードバックさせた.さらに,開発した手法を様々な酸化物固溶体に適用した.例えばMgO-ZnO系やMgO-NiO系において基底状態構造や磁気構造,平衡状態図を求めた.また,欠陥蛍石型構造をもつBi2O3において有限温度下における酸化物イオンの平均分布を評価した.
【研究代表者】
【研究連携者】 |
大場 史康 | 京都大学 | 大学院工学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
世古 敦人 | 京都大学 | 大学院工学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【配分額】49,530千円 (直接経費: 38,100千円、間接経費: 11,430千円)