ナトリウムボース・アインシュタイン凝縮体の超精密光操作に関する研究
【研究分野】原子・分子・量子エレクトロニクス
【研究キーワード】
ボース凝縮 / 原子レーザー / 超放射BEC / 量子渦 / 原子干渉計
【研究成果の概要】
多原子数ナトリウムボース・アインシュタイン凝縮体(BEC)を安定に発生できる装置を整備し、かつ、ボース凝縮体を非破壊測定できる位相コントラストイメージング光学系を開発した。発生させたボース凝縮体に2方向から離調周波数を制御した誘導ラマン光を照射することで、30ms間高指向性原子波レーザーを発生できた。また、2つの超放射パルスを照射することで2個の運動量ゼロのボース凝縮体が発生でき、その特性を調べた。BECに非対称磁場を印加し超流動性を示すシザースモードが励起でき、このモードと四重極モードとのカップリング条件を明らかにした。BECの重心運動を利用し、m=0状態のBECに渦度1の渦を発生できた。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
青木 貴稔 | 東京大学 | 総合文化研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
奥岡 真也 | |
原田 美穂 | |
村上 紀之 | |
山﨑 将大 | |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)