光を基軸とした多キュビット量子制御
【研究分野】物理学一般
【研究キーワード】
量子インターフェース / 波長変換 / 量子もつれ / デコヒーレンスフリー部分空間 / W状態 / 2光子干渉 / Dicke状態 / 量子テレポーテーション / 差周波発生 / W状態 / 単一光子 / クラスター状態 / 量子プロセストモグラフィ / 量子メモリ / 量子中継
【研究成果の概要】
様々な物理系の中で、光は、遠く離れた二地点間で量子情報をやりとりするための通信媒体として使える唯一の物理系である、という独特の役割を担っている。我々は、光の量子的な特性や、その光に載せた量子情報を保存したまま光子の波長を変える量子インターフェースを開発し、変換時の忠実度90%以上を達成した。これは、様々な物質系の量子情報を、通信用光ファイバーを用いて遠くへ伝送する際に重要となる技術である。また、我々は、通信路における雑音から量子情報を保護する高効率な方法を開発した。実証実験により、この方式は、従来の方式に比べて効率が2桁向上することが明らかになった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
山本 俊 | 大阪大学 | 基礎工学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
生田 力三 | 大阪大学 | 基礎工学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
東 浩司 | 日本電信電話株式会社NTT物性科学基礎研究所 | 量子光物性研究部 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】新学術領域研究(研究領域提案型)
【研究期間】2009-07-23 - 2014-03-31
【配分額】106,470千円 (直接経費: 81,900千円、間接経費: 24,570千円)