強磁性トポロジカル結晶絶縁体の開発とその空間反転対称性からみた特性の解明
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
トポロジカル絶縁体 / トポロジカル結晶絶縁体 / スピン軌道相互作用 / 2次元伝導 / メゾスコピック / 光電子分光 / 磁性 / MBE / 角度分解光電子分光 / 磁性半導体 / 狭ギャップ半導体 / ワイル半金属 / 時間反転対称性 / スピントロニクス / 半導体 / 弱反局在効果 / ディラックコーン / 強磁性
【研究成果の概要】
本研究ではトポロジカル結晶絶縁体(TCI)において、その鏡映対称性がもたらすトポロジカル表面状態(TSS)について、磁性元素の添加による影響を探ることを目指した。まずは高品質単結晶薄膜SnTeにおいて2次元弱反局在効果を観測し、それがTSS由来であることを明らかにした。また補償元素Sb添加を行った所、バルクキャリア低減と、さらにp型・n型両タイプの作製に成功した。その試料において角度分解光電子分光測定を行った結果、TSS由来のディラックコーンの観測に成功した。またSnTeへの磁性元素Mnのドーピングによって強磁性化することにも成功し、低Mn濃度試料では強磁性とTSSが両立しうることを示した。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
黒田 眞司 | |
藤澤 和輝 | |
山口 智也 | |
櫻井 隆太郎 | |
石川 諒 | |
伊藤 寛史 | |
中西 亮介 | |
Fan Di | |
長谷川 修司 | |
木村 昭夫 | |
佐藤 仁 | |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)