強磁性ナノ構造を用いた光照射巨大磁気誘電デバイスの創製
【研究キーワード】
スピントロニクス / ナノ構造 / 磁性 / 誘電率 / 光学
【研究成果の概要】
絶縁体中に磁気ナノ微粒子が分散した磁気グラニュラー素子は、磁気抵抗効果、磁気誘電効果、ファラデー効果など、磁性、誘電性、光に関連した興味深い現象を示す。本研究課題では、2次元磁気ナノグラニュラー素子において、光照射磁気誘電現象の発現を目指すととも、そのメカニズムを明らかにすることを目的とした。その結果、本素子において、光抵抗効果、及び光キャパシタンス効果の観測に成功した。また、それぞれの実験結果はQuantum-mechanical tunneling (QMT)模型とDebye-Frohlich(DF)模型による計算結果と良い一致を示した。
【研究の社会的意義】
本研究成果は、光学、磁性、誘電性が互いに融合した新たな学際領域を創出させると同時に、次世代超高感度・低消費電力磁気メモリ素子の実現に向けた新しい設計指針を与えるものと期待できる。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
西井 準治 | 北海道大学 | 電子科学研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
長浜 太郎 | 北海道大学 | 工学研究院 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【配分額】6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)