可積分系の手法を用いた1次元無限粒子系の研究
【研究分野】数学一般(含確率論・統計数学)
【研究キーワード】
確率論 / 無限粒子系 / 可積分系 / ランダム行列 / 揺らぎ
【研究成果の概要】
主として1次元確率的界面成長模型の揺らぎの性質について理解を深めた。まず多核成長模型と呼ばれる模型に対し、平坦な初期条件の場合の揺らぎを同定し、その漸近的な振る舞いも調べた。またKPZ方程式と呼ばれる模型に対し、カギ型初期条件の場合の揺らぎを同定し、その振る舞いを調べた。さらに時間依存ランダム行列に関する新たな恒等式を見出した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】3,730千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 630千円)