加速器ニュートリノビームを用いたCP対称性解明に向けた実験的研究
【研究分野】素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
【研究キーワード】
素粒子 / ニュートリノ / 加速器 / ビーム / CP対称性 / ニュートリノ振動 / 素粒子実験 / 光子検出器
【研究成果の概要】
ニュートリノ振動の研究を中心に、反ニュートリノを使った基礎研究、次世代大型ニュートリノ実験に向けた開発研究をおこなった。T2K実験で、ミューオンニュートリノから電子ニュートリノへの振動の信号を観測し、7.3σの信頼度で電子ニュートリノ出現を発見した。電子ニュートリノへの振動の確率を測定し、世界で初めてニュートリノCPの破れに制限を課した(δCP=-0.5πが最適値)。反ニュートリノビームを生成し、反ニュートリノ振動のパラメータを世界最高精度で測定した。
次世代実験ハイパーカミオカンデを使ったCPの破れの測定感度を調べた。また、高性能光センサーの開発に成功した(浜松フォトニクスと共同開発)。
【研究代表者】