高速熱測定によりプローブする、パルス高磁場での磁場誘起秩序相の研究
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
強磁場 / 熱測定 / 比熱測定 / 磁気熱量効果 / 磁性体 / 重い電子化合物 / 比熱 / FPGA / 高磁場 / エントロピー / パルス磁場
【研究成果の概要】
本申請では、パルス強磁場下での熱測定技術を用い、磁場誘起秩序相の研究を行った。
パルス磁場下での熱測定はそもそも難しい技術であり、1. 磁場発生や2. クライオスタットの開発から進めた。1の磁場発生については、60テスラ以上の磁場で超フラットトップ磁場の発生に世界で初めて成功した。2のクライオスタットの開発により、パルス磁場下で3He温度の熱測定が可能になった。このように装置開発にも力点を置きつつ、同時に固体酸素や幾つかの磁性体について磁気熱量効果の研究を完了した。いくつかの重い電子化合物については比熱測定を完了し、論文として発表した。期待通り、多くの研究成果が得られたと考えている。
【研究代表者】