原子コヒーレンスを用いた線幅1Hz級レーザーの開発
【研究分野】原子・分子・量子エレクトロニクス
【研究キーワード】
レーザー / 量子エレクトロニクス / ホローカソード放電 / ストロンチウム / レーザー分光 / 周波数安定化 / ストロンチウム原子 / レーザー冷却 / 放電
【研究成果の概要】
レーザーの周波数を安定化させる手法として、ガラス製の光共振器を用いる従来の手法とは異なり、ストロンチウム原子のコヒーレンスを用いる手法の開発を行った。この手法を実現するためには、十分な密度の(レーザー光の吸収量が50%程度の)原子気体を用意する必要がある。そのために、まず原子オーブンの開発を行ったが、射出口のステンレスハニカムチューブ内の原子間衝突によって10%以上の吸収を得ることが難しいことが判明した。またストロンチウム原子のホローカソードランプ用いた実験では、バッファガスの条件を最適化しても1%程度の吸収しか得ることができないことがわかった。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)