走査トンネル顕微鏡高時間分解能測定による超伝導渦糸ダイナミクスの研究
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
超伝導 / 量子渦糸 / 走査トンネル顕微鏡 / 渦糸クリープ / 超伝導量子渦糸 / 超薄膜 / 低温物性 / 渦糸ガラス / 渦糸物質 / 走査プローブ顕微鏡 / 超精密測定
【研究成果の概要】
極低温(0.16K)・高磁場(15T)ではたらく走査トンネル顕微鏡を開発、これを用いて、磁場4Tまで、温度0.4K、4.2Kにおいて第2種超伝導体YNi2B2Cの超伝導渦糸の磁場勾配を駆動力とする渦糸集団運動を可視化し、動画を作ることに成功した。渦糸格子の刃状転位が、渦糸束の大きさを決め、渦糸集団運動に重要な働きをしていることを、走査トンネル顕微鏡による実空間・実時間測定により初めて明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
大熊 哲 | 東京工業大学 | 極低温物性研究センター | 准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究連携者】 |
大熊 哲 | 東京工業大学 | 大学院・理工学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【配分額】19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)