量子力学の相補性を利用した量子情報処理の研究
【研究分野】原子・分子・量子エレクトロニクス
【研究キーワード】
相補性 / 量子暗号 / 量子鍵配送 / 量子もつれ / DPS-QKD / 6状態量子暗号方式 / BB84方式 / 光子分離攻撃 / 単一光子光源 / 光子統計 / 量子中継器 / DFS
【研究成果の概要】
量子力学の相補性に基づいた量子鍵配送方式のセキュリティ理論を構築した。この方法は、原理的には、あらゆる量子鍵配送方式に適用することができる。現実的な装置を用いたいくつかの量子暗号方式について、セキュリティの証明を行った。また、異なる視点から量子相関の大きさを操作的に定義し、相互の普遍的な関係式を導くことで、量子もつれ、秘匿通信、および相補性という相異なる量子性の発現の定量的な関係を明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)